塩谷丸山(629.2m)遠藤山(735.4m)於古発山(708.0m)天狗山(532.5m)縦走 |
コース別 | 塩谷登山口 | JR塩谷駅 | 最上町 | JR塩谷駅→小樽駅縦走 | ||||||
往復 | 純登山 | 時計 | 反時計 | 往復 | 塩谷縦走 | 旭山 | 遠藤・天狗山 |
ポイント JR塩谷駅から出発し、塩谷丸山、遠藤山、於古発山、天狗山と縦走する。天狗山には山頂レストランがあり、飲食しながら景色を楽しめる。天狗山の山頂からは、地蔵コースかロングラインコースを下る。ロープウェイ山麓駅からJR小樽駅まで歩く。天狗山の山頂からは、エスケープルートとして、ロープウェイやバスも使える。小樽運河に下りると、小樽ビールが待っている。 |
JR塩谷駅→丸山→遠藤→天狗→JR小樽駅着の縦走コース |
アクセス 手稲駅で、気動車を待っていたら、小樽から走って来た快速エアポートがほしみ駅を誤って通過して停まったとアナウンスが流れ、5分ほど遅れた。朝一番の列車内は、混み合っていて、小樽駅まで立っていた。 小樽駅を過ぎると、ガラーンとして、朝の混雑が嘘のようだった。小樽駅を過ぎると、気動車は路線バスの様に、乗り降りすることになる。切符を料金箱に入れようと思ったら、運転手を指導していると思われる指導員がいて、手渡しになる。塩谷駅ではSUICA等の電子マネーは使えない。 国土地理院地図 周辺地図 |
10月10日 <1995(H7)年 登り丸山まで1:30 登山口:塩谷駅から徒歩15分> |
今日は娘に車を取り上げられたので、JRを利用し塩谷に着く。どうせなら、塩谷丸山から遠藤山を経由して天狗山まで縦走することにした。塩谷丸山から遠藤山までは見通しの利かない林の中を辿って行く。遠藤山近くになると作業道とクロスし、最後の登りになる。遠藤山の山頂は穴滝と於古発山からの登山道が合流するT字路になっている。丸山から遠藤山へは以外と時間がかかり、丸山へ登った分くらいを費やした。展望はほとんど無いので、次の於古発山へ下って行く。 最後に、天狗山の観光道路に出る。天狗山へは丸山から遠藤山に移動した位の時間がかかった。早速、車の運転をしなくても良いので、天狗山の展望台で小樽市街を見下ろしてビールを飲む。山頂からは、ゴンドラで下ってしまう。 |
塩谷丸山 | 錨の山頂 | 遠藤山 | 於古発山 |
ゴンドラの山麓駅前から小樽駅行きのバスに乗り、小樽運河沿いで小樽ビールを飲む。帰りのJRでは良い心持で揺られる。 |
10月10日<2013(H25)年 縦走21.216km 6:01>GPSトラックは山の地図帳[2012.10.10]へ |
塩谷駅で数人下車したが、登山者は私一人だけだった。駅前の小樽自然歩道案内図を見ると、於古発水源地から於古発川に沿って点線の山道が記載されている。この道は、辿ったことは無いが、廃道ではないかと思う。 塩谷駅から踏切に向かうと塩谷丸山が真正面に見えて来る。道端には、道標もあり登山口へと導かれる。駐車場には一台も停って居なかった。トラバース気味に林道を辿ると、入山届がある。その横に中ノ山へ向かう道があるが、少し入ると藪になっていた。大人しく引き返して登山届を記入する。 |
JR塩谷駅 | 自然歩道案内図 | 塩谷丸山が | 登山口 |
道端に、朝露にぬれながらエゾノコンギクが咲いていた。廃棄物処理場の作業音は聞こえてくるが、以前の様に悪臭が漂ってはいなかった。夏草の生い茂った所を通過する度に、ズボンが濡れてしまう。首筋が痒くなり、触れて見ると蚊に刺されていた。まだ、蚊がいるのかと驚く。 真っ直ぐ台地に向かっていた登山道が、ジグを切って登りだし岩場になる。台地に上がると、笹とススキの野原になる。気のせいか、ススキが減って、笹が多くなったように感じる。台地の中に建つ反射板に立ち寄り、小樽方向を覗くと、赤岩山が見えていた。反射板の櫓は攀じ登り禁止だが、登ると、小樽が良く見えるのかもしれない。再び、登山道に戻って、塩谷丸山を目指すと、台地の上にこんもりとした山頂が見え出す。 |
エゾノコンギク | 反射板 | 赤岩山を | 塩谷丸山を |
岩場の山頂直下から振り返ると、桃岩や忍路の竜ケ崎が見えて来る。山頂、間近の岩場の陰には、ひっそりと大山大明神の碑が鎮座しているので寄ってみる。以前は、石垣も良く見える位に手入れがなされていたが、今は、手入れをする人が居なくなったのか草生している。 |
桃岩 | 忍路竜ケ崎 | 岩場 | 大山大明神の碑 |
最初に、三角点の山頂に上がる。早速、三角点を撮し、立岩を望む。西側のテーブルの様な岩も見て回る。 |
三角点の山頂 | 三角点 | 立岩が | テーブル岩 |
再び、小樽方向を見ると、対岸の増毛の山々、樺戸の山々は霞んでいたが、赤岩山、高島、小樽は見えていた。 |
赤岩 高島 小樽 |
余市方向も、余市市街、積丹、シリパ岬、忍路、竜ケ崎、桃岩、立岩と余市湾が一望できた。 |
余市市街 積丹 シリパ岬 忍路 竜ケ崎 桃岩 立岩 |
三角点の山頂から、突き出たテーブル岩の方へと移動する。テーブル岩とその前の岩の間に隙間があり、覗くと怖いので一気に飛び越える。テーブル岩の上からは、羊蹄山、毛無山、ニセコ連峰、大黒山、湯内岳、余市市街、積丹岳が望めた。 |
羊蹄山 毛無山 ニセコ連峰 大黒山 湯内岳 余市 積丹岳 |
北側には、シリパ岬、忍路、竜ケ崎、桃岩、立岩と余市湾が一望できるが、三角点よりも立岩が良く見える。再び、テーブル岩から前の岩に飛び移るが、怖さが先に出てしまい転びそうになる。 |
余市市街 積丹 シリパ岬 忍路 竜ケ崎 桃岩 立岩 |
山頂には「天狗山8.3km」「遠藤山3.4km」の距離標識が立ち、山頂には祠と錨が祀られている。誰もいないピークに上がると、北には桃岩、南には羊蹄山が見えていた。 |
距離標識 | 山頂 | 桃岩 | 羊蹄山 |
余市側には湯内岳、余市市街、その奥に積丹岳、海岸線にはシリパ岬、忍路湾、竜ケ崎、桃岩が見えていた。 |
湯内岳 余市 積丹岳 忍路 竜ケ崎 桃岩 |
南側には、左から、天狗山の背後に石倉山、吹上(マサリヌプリ)、第二吹上、毛無山、アンテナの建つ上二股峰山、於古発山の背後に余市岳、遠藤山と毛無山の間に羊蹄山、毛無山の右にニセコ連峰、大黒山と見える。丸山山頂から見る、遠藤山と天狗山は、結構遠くに感じてしまう。 |
石倉 天狗 吹上 毛無 上二股峰 於古発 遠藤山 羊蹄 毛無 ニセコ連峰 大黒山 |
柱状節理の岩場、欠けてしまった「塩谷駅4.5km」の標識を見て、山頂を振り返り、遠藤山へと下って行く。 |
柱状節理 | 駅4.5km | 山頂を振り返り | 遠藤山を |
必要最小限に笹刈りがなされている登山道を下って行くが、見る見る露に濡れてしまう。おまけに、笹が刈りっぱなしなので、ズルズルと滑る。コルに下ると、「天狗山/遠藤山→」「最上登山口」の道標が木に括りつけられている最上登山口の分岐になる。コルから塩谷丸山を見上げ、遠藤山へと歩き出すと、「丸山0.8km」「遠藤山2.6km」の標識も立っていた。道端には、マイヅルソウの赤い実がなっていた。 |
道標 | 塩谷丸山を | 距離標識 | マイヅルソウの実 |
緩やかな、カラマツ林の中を辿って行くと、展望が開けている所があり、忍路が僅かに覗けた。再び、カラマツにイワガラミが巻き付いている林の中を辿って行く。突然、目の前が明るくなり、作業道にでてしまう。作業道を横切って、登って行くと、遠藤山の山頂に辿り着く。 |
忍路 | カラマツとイワガラミ | 作業道に | 遠藤山 |
山頂には「遠藤山735m」「穴滝2.4km」「天狗山4.9km」の山頂標識を兼ねた道標が立っている。広場の真ん中には三角点がある。展望は無いが、少し休み、於古発山へと下って行く。登山道は、作業道と並行するところがあり、錆びた案内板が作業道の傍に置かれていた。もう、何が書かれているのか解らないくらいにさびてしまっていた。 |
距離標識 | 三角点 | 於古発山 | 錆びた案内板 |
作業道を覗き、再び、登山道を辿って行き、登りきると、「於古発山708m」の山頂標識が立っていた。於古発山から下って行くと、一部が欠けた「遠藤山1.0km」「おこばち分岐0.9km」「丸山4.4km」の道標が現れる。 |
作業道 | 遊歩道 | 於古発山 | 距離標識 |
紅葉した木々を見ながら辿って行くと、自然の村(おこばち)分岐に辿り着く。分岐には「天狗山3.0km」「自然の村1.7km」の道標と、古い「遠藤山1.9km」の道標がある。分岐は、広場になっている。 |
紅葉 | 自然の村分岐 | 遠藤山1.9km | 広場 |
突然、目の前が開けると送電線下になり、遠くに余市岳が、その手前に松倉岩が見えていた。気がついたら、三角点:大曲を通過してしまって、大曲展望所の標識が現れてしまう。展望所からは、木立が大きくなり過ぎていて、展望は無い。 |
送電線下 | 余市岳と松倉岩 | 大曲展望所 | 木立が |
いこいの森分岐には「大曲へ400m/天狗山へ1,700m」「いこいの森へ500m」、「遠藤山3.2km」「天狗山1.7km」の道標が立っていた。558m峰には、「大曲へ1,300m/天狗山へ800m」の道標も立っていた。天狗山近くになると、道が交差していて、右に曲がるところを真っ直ぐ観光道路にでる道を進んでしまう。仕方がなく、リフトの山頂駅を迂回して、遊歩道に出る。 |
いこいの森分岐 | 天狗山1.7km | 天狗山800m | リフト山頂駅 |
遊歩道には「第3展望台まで15分900/山頂駅舎まで7分400m」の標識に従い、大展展望台方向に辿ると、天狗山の山頂に辿り着く。三角点を見て、第3展望台を目指す。途中、「第3展望台まで7分400/天狗山山頂まで8分500m」の標識が現れる。 |
第3展望台まで900m | 天狗山山頂 | 三角点 | 第3展望台まで400m |
見晴台に到着すると、毛無山とアンテナのある上二股峰山が見えていた。第3展望台に辿り着き、奥沢水源地を覗く。 |
見晴台 | 上二股峰山 | 第3展望台 | 奥沢水源地 |
第3展望台には柵からチエーンに変わっていて、立ち入り禁止の看板も無くなったので、子供の頃、上がった岩に登って見ると、小樽湾が一望できた。赤岩山、高島岬、小樽市街、小樽港、石倉山、吹上(マサリヌプリ)と見回していたら、スズメバチの威嚇を受ける。慌てて、岩の上から転げ落ちそうになりながら第展望台に戻る。 |
赤岩山 高島岬 小樽市街 石倉山 吹上 |
柵の中まではスズメバチが追ってこないので、毛無山、上二股峰山、奥沢水源地、松倉岩を見ながら第2展望台へ向かう。岩の上からなら、別な景色が見れたのにと思いながら歩く。 |
毛無山 上二股峰山 奥沢水源地 松倉岩 |
第2展望台からは、眼下に高島岬から平磯岬まで、小樽市街が一望出来た。 |
高島岬 小樽市街 平磯岬 |
第2展望台は小樽市の重要眺望地点だけあって景色が綺麗だった。天狗桜とハート型の展望台には、園児やカップルが多かったので、遠目に見て通過する。山側には天狗山神社があり、由緒書きも設置されている。天狗の面の前にも、中国人の観光客がいるので邪魔にならないように通過する。 |
重要眺望地点 | 天狗桜とハート | 天狗山神社 | 由緒書き |
第一展望台のベンチに座り、小樽市街を通過するコンドラを見ながら、食パン2枚と菓子パン1つを食べる。食べ終えて、レストランでビールを飲もうと注文するが、しばらくして、サーバーの調子が悪く駄目だと言う。仕方がなく、赤ワインを注文すると、ちょっと渋みのある美味しい小樽ワインだった。飲むたびに、グラスのワインは減るが、眼下の景色は増えて行く。当たり前のことが、何故か新鮮に思えた。すっかり、良い心地になり山頂駅を後にする。ゲレンデには「天狗山登山道/山麓まで1.9km」の標識がある。 |
第一展望台 | 赤ワインと小樽 | 山頂駅を | 山麓まで1.9km |
小樽市街を見ながらゲレンデを辿ると、目の前に塩谷丸山が見えて来る。朝にはあの山頂にいたと思いながらゲレンデを下って行く。危なく、ロングラインコースを下りすぎ、地蔵コースの入口に戻る。ロングラインコースの方が展望は良いが、地蔵さんを見ながらくだることにする。最初に、四十七番の地蔵に出会うが、四十八番は見落としたのかと下って行く。とりあえす、一体づつ写真に収める。 |
小樽市街を | 塩谷丸山を | 分岐 | 地蔵 |
最後に、四国 八十八箇所の標柱で終わる。再び、ゲレンデに出ると、小樽市街が望まれた。入口を振り返り、ゲレンデを下って行くと、ロープウェイ山麓駅が見えてくる。 |
標柱 | ゲレンデに | 地蔵コースを | 山麓駅へ |
水溜りには、くたびれたエルタテハ(marikkaさん同定)が水を吸っていた。駅舎の前から天狗山を見上げると、ススキが綺麗に見えていた。バス亭には大勢の人が待っていて、バスが直ぐ来るようだったが、歩いて小樽駅に向かう。極力、車の来ない路地を下って行く。市街に入っると、遠藤又兵衛亭の傍を通る。小樽駅前の壁には小樽市の姉妹都市ナホトカの壁画が描かれていた。 |
エルタテハ | 天狗山を | 遠藤又兵衛亭 | 小樽駅 |
小樽駅から、小樽ビールを飲みに、運河まで下ろうかと思っていたが、元気なく、JRに乗る。 |
コース別 | 塩谷登山口 | JR塩谷駅 | 最上町 | JR塩谷駅→小樽駅縦走 | ||||||
往復 | 純登山 | 時計 | 反時計 | 往復 | 塩谷縦走 | 旭山 | 遠藤・天狗山 |
二人の山行記録もくじ1へ 次塩谷樺山へ アソビホロケール山へ |
二人の山行記録(遊びの時間を含む) 2013(H25)年10月10日(木) 晴れ 縦走21.216km 6:01 7:22JR塩谷駅→7:42登山口→8:35反射板→8:58山頂9:12→9:27最上登山口分岐→10:19作業道→10:24遠藤山10:31→10:44作業道横(錆びた看板)→10:52於古発山→11:07小樽自然の村分岐(P521m)→11:19大曲展望所→11:24憩いの森分岐→11:40観光道路分岐(薮)天狗平→11:53天狗山(三角点)→11:57見晴台→12:04第三展望台→12:12レストラン12:49→12:57ロングラインコース分岐→13:22ロングラインコースへ→13:44ロープウェイ山麓駅→14:21JR小樽駅 1995(H7)年10月10日(火) 晴れ 塩谷駅から登山口まで徒歩15分 丸山山頂まで登り1:10 天狗山山頂からはロープウェーとバスで小樽駅へ(他は記録なし) |