塩谷丸山(629.2m)稲穂町(三角点名:286.4m)旭山(旭展望台190m)縦走 |
コース別 | 塩谷登山口 | JR塩谷駅 | 最上町 | JR塩谷駅→小樽駅縦走 | ||||||
往復 | 純登山 | 時計 | 反時計 | 往復 | 塩谷縦走 | 旭山 | 遠藤・天狗山 |
ポイント JR塩谷駅から登り、最上町登山口に下り、市道松山2号線を辿り、三角点:稲穂町から旭山(古称は三角山、旭展望台)に延びる旭町遊歩道を辿り、船見坂を下り、JR小樽駅へと縦走する。 |
JR塩谷駅→丸山→最上町登山口→旭山→JR小樽駅縦走コース |
アクセス 朝一番に出発する2両編成の列車に乗り小樽に着くと、そこからはワンマンカーに変身し、乗り降りは先頭車両の入口一か所になる。無人役の塩谷駅で下車するが、塩谷駅ではSUICA等の電子マネーは使えない。 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2015.7.17」へ 周辺地図 |
7月17日<2015(H27)年 縦走16.238km 4:26> |
ワンマンカーから塩谷駅に下りようとするが、SUICAの読み取り装置が無い。仕方が無く、運転手兼車掌さんに、事情を説明すると、小さな一枚の証明書を書いてくれた。後で、読み取り装置のある駅で清算しなければならないようだ。この間、1、2分気動車を停めてしまうことになった。今度は、切符を買ってから乗車しようと思いながら下車する。 駅のタタキの所で先行者が準備をしていたので、隣で準備をする。準備を終えて、踏み切りを渡りかけると真正面に丸山が見えていた。町内の要所要所に道標があり、感謝しながら登山口へと向かう。登山口への登りに差し掛かると、行く手が見様に明るく感じた。 |
塩谷駅 | 踏み切りから丸山を | 町内の道標 | 高速道路の現場が |
道端の駐車場が高速道路工事の邪魔になるようで、登山者に工事現場の駐車場を開放していた。登山口への道は高速道路沿いになり、見えなかった海が丸見えになっていた。道端には、珍しい模様のミスジチョウ(marikkaさん同定)が工事に戸惑ったかのように右往左往していた。 |
駐車場 | 高速道路の現場沿いに | 海が | ミスジチョウ |
道の真ん中に柵が現れ奥へは行けないかなと思ったら迂回路だった。登山口に辿り着くと先行者がいたので、辺りを見回しながら順番を待つ。古い道標「塩谷駅1.7km」「丸山2.8km」が真新しい支柱で固定されていた。振り返ると今まで見えなかった赤岩山が見えていた。登山届を出して、先行者の後を追う格好になる。 |
迂回路 | 道標 | 振り返ると赤岩山が | 登山届ポスト |
登山道は夏草に覆われて来ていたが、ウツボグサが目立ち、僅かながら、ヨツバヒヨドリ、オオウバユリ、クモキリソウ、エゾアジサイ、クルマユリ等の花も見られた。 |
ヨツバヒヨドリ | オオウバユリ | クモキリソウ | エゾアジサイ |
ジグを切って岩場を過ぎると、台地に上がる。昔は、ススキの野原だったような気がするが、今は笹原になっている。反射板からは赤岩山が良く見え、積丹の山々も僅かに望める。 |
岩場 | 反射板が | 赤岩山が | 積丹の山々が |
反射板から小高い山頂を目指して登って行くと、カラマツの大木があり振り返って見る。溶岩円頂丘のような山頂へと登って行くと、余市湾が良く見えだす。山頂直下で大山大明神の碑に立ち寄るが、夏草に覆われていた。 |
山頂が | カラマツの大木 | 余市湾 | 大山大明神の碑 |
三角点の山頂に上がり、三角点にタッチする。傍には、方位盤が新たに設置されていて、側面には小樽山岳会2012年の文字も見られる。2012年10月10日に登った時には無かったはずだが、見落とす筈もないと思いながら眺める。傍にエゾノキリンソウが咲いていたが、誰か種でも撒いたのだろうかと思う。 |
三角点の山頂 | 三角点 | 方位盤 | エゾノキリンソウ |
海側には余市市街、その奥に積丹の山々、シリパ岬、海岸線には忍路湾、竜ケ崎、桃岩、蘭島の立岩が見えていた。 |
余市市街 積丹 シリパ岬 忍路 竜ケ崎 桃岩 立岩 |
テーブル岩へは飛び移らず、手前で眺めるだけにする。ここからは、大黒山、湯内岳、余市市街、その奥に積丹の山々、海岸線にはシリパ岬、忍路湾、竜ケ崎、桃岩が見えていた。 |
大黒山 湯内岳 余市市街 積丹 シリパ岬 忍路 竜ケ崎 桃岩 |
祠と錨が祭られた奥の山頂に上がると、石倉山、天狗山、和宇尻山、毛無山、上二股峰山、於古発山、朝里岳、余市岳、遠藤山が見回せる。 |
石倉 天狗 和宇尻 春香 手稲 毛無山 上二股峰山 於古発 余市岳 遠藤山 |
遠藤山の右には羊蹄山、その奥に三角山、毛無山、ニセコ連峰、大黒山、湯内岳、余市市街、その奥に積丹の山々が見えていた。 |
羊蹄 三角 毛無山 ニセコ連峰 大黒山 湯内 余市 積丹岳 |
海側には、余市湾を囲むシリパ岬、海岸線に突き出た忍路湾、竜ケ崎、桃岩が見えていた。 |
大黒山 湯内岳 余市市街 積丹 シリパ岬 忍路 竜ケ崎 桃岩 |
岩場の座りやすい岩を見つけて座り、羊蹄山の影法師を見ながら、野菜ジュースを飲む。羊蹄山の右に見える三角の山影は、やはり赤井川村の三角山なのだろうかと思いながら一休みする。 先行者は祠に向かって拍手を打っていたので、改めて祠と錨を見て山頂を後にする。先行者は遠藤山へ行くと言うが、私の方が早くに下りだす。 |
羊蹄山の山影 | 三角山? | 祠と錨 | 山頂 |
遠藤山方向へ下りようとすると、銀鱗荘の建っている平磯岬や小樽築港が覗ける。岩場の足元には、エゾタンポポが咲いていた。遠藤山方向へ下りだすと、石狩湾が一望できる所もある。 |
小樽築港が | エゾタンポポ | 遠藤山方向の下り | 石狩湾が |
コルの遠藤山分岐に下り、山頂を振り返る。分岐から最上町方向へ下って行くと、林が喪失したような荒れた所がある。ここから、登山道が不明瞭になり、道をロストしたかと思うが、山勘で進んで行くと登山道が見えて来てやれやれと思う。枯れ木の幹にはキツツキの空けた穴があるが、穴を空けた主の姿はなかった。 |
遠藤山分岐 | 山頂を振り返る | 不明瞭な所 | キツツキの空けた穴 |
塩谷川の流れる音が大きくなると登山口は近いが、足元が夏草で覆われているので慎重に下って行くと、登山届ポストがあり、下山の記帳をする。林道を下って行くが、見様に平に整地されていた。後ろからダンプの音がして来るので、道端に退避して通過を待つ。普段は締まっている林道のゲートも開いていた。何時の間にか塩谷川の右岸の道になり塩谷と最上の分岐になる。木の幹には道標が括り付けられていた。ここから最終処分場の方へ行くが、ダンプカーが土煙を上げながら次から次へ走って来るので、その都度道端に避難する。舗装道路になってもダンプカーの土煙は治まらず、天狗山の分岐に出てようやく土煙から開放された。 |
最上町登山口 | 開放されたゲート | 分岐(右) | 天狗山の分岐 |
天狗山の分岐に鎮座している石仏に立ち寄り、小樽環状線(道道956号線)を横切り市道松山2号線に入ると、車が一台も居なくなり綺麗な白樺並木の道となる。ようやく、土煙から開放されて深呼吸しながら辿って行くと、グラウンド越しに塩谷丸山が見えていた。旭町遊歩道は荒れていて看板の文字は全く無くなり、ただの板になっていた。 |
石仏 | 市道松山二号線 | 塩谷丸山が | 荒れた遊歩道 |
商大のグラウンドを覗き、昔、進駐軍の射撃場で、土に埋まった弾丸を掘り起こして遊んだことを思い出す。思い返せば、不発弾に出っくわさず、事故も起こらなかったことをラッキーに思う。商大から上がって来る遊歩道も夏草に覆われているようだった。小田観蛍の歌碑への道に右折し、振り返れば塩谷丸山が見えていた。広場に辿り着いても誰も居なかった。 |
商大のグラウンド | 遊歩道の入口 | 振り返れば塩谷丸山 | 広場 |
広場の縁にある三角点:稲穂町286.32 mを探すと、標石の傍にバッテリーが不法投棄されていた。憤慨するが、どうにもならないのでそのままにしておく。広場には小田観螢の銀河碑の左側に桃色がかった飛梅碑が鎮座していた。 |
三角点 | 標石 | 飛梅碑 | 銀河碑 |
銀河碑は副碑があるので、刻まれている歌が分かる。遊歩道傍にあったベンチも見当たらず、木立によって展望も全く無くなっていたので、東屋前のベンチに座って、平地用に敷き皮をソフトな物に変え、靴紐を縛り直す。 気持ちを新たにして、広場から旭町遊歩道に入ると、ノリウツギの咲いている東屋跡の広場は薮に変わっていた。遊歩道も夏草に覆われている所が多く、小樽の財政難を肌で感じる。計画では、尾根筋の遊歩道を辿るはずだったが、東屋跡辺りから市道松山線に出る分岐を通り越してしまい、旭展望台の駐車場には出れなかった。ようやく、市道松山線に出て、旭展望台の駐車場まで登り返すことになる。 |
副碑 | ノリウツギ | 夏草に覆われ | 市道松山線から振り返る |
登り返していると、12号看板の立っている遊歩道の入口が出てくるが、そのまま市道松山線を登って行き、駐車場に回る。駐車場の一角には樺太方向を向いて建っている樺太記念碑を見て、旭展望台(旭山、古称:三角山)へと登って行く。 |
12号看板 | 駐車場 | 樺太記念碑 | 旭展望台が |
茅柴(かやしま)岬から平磯岬に広がる小樽港、水平線には増毛の山々がっていた。展望台で景色を見ながら昼食にする。今日の昼食は、時間がなかったので、チョコレートのペーストを塗った食パンと、リンゴジュースだった。 |
下赤岩山 手宮公園 茅柴岬 北(赤)防波堤 南(白)防波堤 平磯岬 |
高島 色内埠頭 第3 第2 第1埠頭 中央埠頭 勝内埠頭 |
国道5号線の右側に新しい潮陵高校の校舎を見付けるが、古い校舎の面影は浮かんでこなかった。赤と白の灯台の間には石狩湾新港のタンク群が見えていた。サラリーマン風の男性は、青空の下に広がる景色に感動していた。旭展望台の標識を撮し、小樽駅に向けて下って行くと、10号看板はあるが地図が擦れているので、ただの板に近い。取り合えず、右の道を辿って見るが、市道松山線に出そうになるので、引き返す。 |
潮陵高校 | 石狩湾新港 | 標識 | 10号看板 |
遊歩道にはクルマユリが咲いていた。最後は、住宅地の一角に出るが、看板も無く、ここが入口だとは分からないだろうと振り返る。船見坂を下り船見橋を渡って行く。残念ながら海は見えるが、船は見えなかった。 |
クルマユリ | 遊歩道の入口を | 船見坂 | 船見橋 |
右に曲がると小樽駅が見えて来る。芭蕉の歌碑の横を通り駅前に着くと、むかい鐘があった。駅舎は、電車が到着したようで、混雑していた。SUICAの清算をしようと、並んで待つ。結局は、SUICAを使わなかったことにして、現金で料金を払う。 やれやれと思いながら、今度は、SUICAを使って入場する。プラットフォームからは旭山(旭展望台)が良く見えていた。旭山の古称は三角山だが、形からすると三角山ではなく、円山ではと思いながら帰路に着く。 |
小樽駅が | 芭蕉の歌碑 | むかい鐘 | 旭展望台を |
コース別 | 塩谷登山口 | JR塩谷駅 | 最上町 | JR塩谷駅→小樽駅縦走 | ||||||
往復 | 純登山 | 時計 | 反時計 | 往復 | 塩谷縦走 | 旭山 | 遠藤・天狗山 |
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山行記録 2015(H27)年7月17日(木) 晴れ 縦走16.238km 4:26 7:23JR塩谷駅→7:44登山口→8:33反射板→8:58山頂9:15→9:30遠藤山分岐→9:52最上町登山口→10:07ゲート→10:08分岐→10:37天狗山分岐→10:38市道松山2号線へ→11:06小田観蛍の碑11:21→遊歩道へ→11:24松山腺分岐→11:40松山腺へ→11:47樺太記念碑駐車場→11:50旭展望台12:08→12:10分岐(間違って往復)12:23→12:25分岐→12:28分岐→12:32遊歩道入口→12:39JR小樽駅 |