手稲山(1023.12m) |
コース別 | 平和の滝 | 平和- ゲレンデ |
ロープウェイ山麓駅 | 山麓線 | 北尾根 | 金山 (滝ノ沢) |
||
TV-TV | TV-ゲレンデ | ゲレンデ | ||||||
ゲレンデ-TV | 純登山 | |||||||
TV・登山道・ゲレンデ |
ポイント 登山、ハイキング、散策、JR登山、純登山など多様な楽しみ方ができる。滝もガレ場もあり、展望の良いケルンからは近くの山々から遠くの山々まで見渡せる。女子大回転コースの横には、急登や直射日光を避けるように登山道が延びている。 国土地理院地図 周辺地図 |
山麓線コース |
アクセス JR手稲駅を基点に、手稲山麓西線(旧登山道)から、手稲山麓線(オリンピア通り)とテレビ山道を串刺しにしている旧登山道やスキーのゲレンデを使い、極力舗装道路を避けて山頂を目指す。 |
7月18日<2014(H26)年 往復20.670km 登り3:53 下り2:39> |
手稲駅の駐輪場に自転車を入れて、手稲駅を出発する。国道5号線を横断して、日産自動車の横に延びる道を上がって行く。やまのは公園を通過して、札樽自動車道のアンダーパスを潜る。東雲高校の道をやり過ごし、旧登山道だった手稲山麓西線を上がって行くと、北尾根コースの登山口がある。 |
手稲駅 | やまのは公園通過 | アンダーパス | 北尾根登山口 |
道端にはクワの実が黒く成りかけていた。左手には浄水場があるが、進入禁止になっている。浄水場の北側から手稲山麓線(オリンピア通り)に延びている防火線があるはずだが見付けられなかった。直ぐに、ゲートがあり、冬期通行止だが、4月1〜10月末までは22:00-4:00まで通行止めのようだ。舗装道路の路面が熱いのかシデムシの幼虫が、一生懸命走っていた。道端には、エゾマンテマも咲いていた。 |
クワの実 | ゲート | シデムシの幼虫 | エゾマンテマ |
モンシロチョウは、舗装道路に流れ出ている水を吸っているようだ。シデムシやハサミムシも、不思議の国アリスに出てくるウサギの様に忙しそうに走っているので、ピンボケ気味になる。道端には、エゾニワトコの実が真っ赤に色付いていた。花や虫を見ると、ずっと昔は登山道だったんだと実感が湧いてくる。 |
モンシロチョウ | シデムシ(ピンボケ大×) | ハサミムシ | エゾニワトコの実 |
山麓線の手稲橋が見えて来ると、手稲山麓西線が終わると、カーブの隅に旧登山道の入口が見えて来る。入口には、よっぽど切羽詰まったのか、下着を破いてトイレットペーパー代わりにした跡があり、こんな所で良く用をたしたなと驚く。そういえば、私も大学時代にレストランで食事をした後に、トイレに入ってやれやれと思ったら、トイレットペーパーが無くて、泣く泣く下着を破いたことを思い出し、一人で苦笑する。旧登山道に入ると、丸太でバリケードしてはいるが、結構利用されているようで、道床の確りした小道が続いているようだ。方向が変わって直ぐに、道幅が広くなり、ゴルフ場のグリーンが覗いていた。 |
山麓線の手稲橋 | 旧道へ | 細い道 | ゴルフ場が |
道が明るくなると、ノコギリソウやエゾゴマナが咲いてくる。旧登山道は、ゴルフ場の作業道として使われているようだ。最後に、ゲートを交わして手稲山麓線(オリンピア通り)に出ると、手稲山の山頂が見えて来る。ここから、舗装道路を辿り、テイネオリンピアを目指す。 |
ノコギリソウ | エゾゴマナ | 手稲山麓線へ | 手稲山を |
途中の聖火台スナックハウスから、オーシャンダイブコースの上に聖火台が見えていた。ゴルフ場の前を通り、舗装道路を登って行くが、照り返しも加わって暑くてバテバテになる。団扇で扇ぎながら登って行くと、ボブスレーのゴールハウスが以前にも増して倒壊が進んでいた。遂に、オリンピックの五輪も半分地上に落ちていた。オリンピックの開催費用も、撤去費用を見込んでいないと自然破壊になるのではと悲しくなる。道端には、ボブスレーがゴールして、減速するためのアップヒルの鉄骨や照明が見える。車では通り過ぎるだけのオリンピック遺構も歩いていれば目に付く。 |
聖火台を | ゴールハウス | アップヒルの鉄骨 | 照明 |
手稲山麓線がカーブして上って行くと、手稲山の山頂が見え出し、白樺平の到着する。白樺平からは聖火台を望むことが出来る。ゲレンデの中に道がある筈だが、見つけられないので、そのまま舗装道路を登って行き、駐車場の反対側からレインボーコースに入る。 |
手稲山を | 白樺平 | 聖火台を | レインボーコースを |
レインボーコースのゲレンデは初心者用なので、平らで歩きやすい。タンポポモドキの咲く草原に延びた踏み跡を辿って行くと、山頂も見えて来る。手稲山麓線に架かる陸橋(無名)も見えて来る。陸橋の上には、砂浜に咲くウンランが咲いていた。端を造る時に、海砂と一緒に持ち込まれたのだろうかと想像する。 |
タンポポモドキ | 山頂を | 陸橋が | ウンラン |
クサフジの咲く草原の踏み跡を辿って行くと、エイトゴンドラの下を潜る。暫し、草原を上って行くと、研修せんたーからの道が合流し、二つ目の陸橋が見えて来る。陸橋に近づくと、良い道が三樽別川の方に分岐して行く。三樽別川をカッコウの森キャンプ場跡や千尺スキー場の駐車場跡から遡行すると、この道に辿り着けそうだと思いながら陸橋に向かう。三樽別川の源頭部にあったと思われる金冷水を見たくなった。金冷水はスキーセンターが造られた時に無くなってしまったのかも知れないと思いながら、スキーセンターの舗装道路にでる。舗装道路から、陸橋の上に登りロープウェイ山麓駅を目指す。 |
クサフジ | エイトゴンドラの下 | 陸橋と山頂を | 良い道が分岐 |
レインボーコースは、TV山道の分岐の所に出て終わる。目の前には、オリンピック運営本部棟(オリンピックハウス)が見えて来る。この建物はまだ倒壊していないようだ。もう動くことは無いと思われるロープウェイ山麓駅から山頂を見上げて、パラダイスゲレンデを登って行く。途中に、オリンピック女子大回転のゴールハウスが見えて来る。 |
TV山道分岐 | 運営本部棟 | ロープウェイ山麓駅 | ゴールハウス |
パラダイスゲレンデを登り切り、テレビ山道に上がり一息つきながら振り返ると、銭函天狗山が見えていた。テレビ山道からは、女子大回転コースを直登して行く。急なゲレンデには、コウリンタンポポやヤナギランが咲き、ヒメシジミ(marikkaさん同定)やハチが舞っていた。 |
銭函天狗山 | ヒメシジミ | コウリンタンポポ | ヤナギラン |
ジョウザンシジミは、活発に飛び回っているので、中々シャッターチャンスがない。暑さでバテバテになりながら一息付くと、石狩湾が煙って見えていた。今日は、気温が高い上に、PM2.5が多いとの予報なので、景色は期待できないと思いながら登りを開始する。フランスギクにもヒメシジミが止まっているが、真正面からなので綺麗な羽が撮せない。急な斜面を登り切ると、山頂方向に積雲が湧いてきていた。 |
ヒメシジミ | 石狩湾 | フランスギク | 積雲 |
傾斜が緩むと、花や蝶を見る余裕が出てくる。何時も名前が分からないままの黄色い花やヤマブキショウマ、ヒメシジミを見ながらアンテナ群のある山頂を目指す。テレビ山道にでる前に、振り返ると迷彩服のご一行さんが見えていた。 |
? | ヤマブキショウマ | ヒメシジミ | アンテナ群が |
テレビ山道からは砂利道を辿って行く。途中にロープウェイ山頂駅が見えて来るが、ウサギが一目散に近づいて来る。途中で、気がついたのか、慌てて薮に逃げ込んでいった。ウサギが居ないこと、薮を覗くと咲き始めのベニバナイチヤクソウがあった。NHKの所はコウリンタンポポで真っ赤だった。ベニバナイチヤクソウは大丈夫だろうかと心配になる。 |
テレビ山道に | ロープウェイ山頂駅 | ベニバナイチヤクソウ | コウリンタンポポ |
アンテナ群の中に、HBCテレビ開局記念碑があり、立ち寄る。北大雲物理観測所跡の門柱を横目で見ながら山頂に上がる。何時もながら、手稲神社の奥の宮と三角点に目が行く。 |
、HBCテレビ | 記念碑 | 観測所跡 | 山頂 |
山頂にはカップルが憩っていたので、先に景色を眺める。山頂付近の木を切ってくれたので、石狩湾を一望出来るようになった。やはり、今日はPM2.5が多いので、霞んで見える。お隣の国からの贈り物だが、何時まで贈ってくるのだろうと不安になる。一刻も早く、環境にも優しい普通の国になってくれることを祈るのみ。本当に、昔のような澄み切った青空にお目にかからなくなったと実感する。 |
石狩湾を望む |
山頂の奥からは百松沢山、烏帽子岳、無意根山、定山渓天狗山、ヒクタ峰、白井岳、余市岳、朝里岳と連なっている。鳥瞰図にある札幌岳や羊蹄山は、霞んで見えなかった。 |
百松沢 烏帽子岳 無意根 定天 ヒクタ峰 白井 余市 朝里岳 |
朝里岳から奥手稲山、春香山、和宇尻山と見舞わせるが、小樽はスッキリとは見えなかった。 |
ヒクタ峰 白井 余市 朝里岳 奥手稲山 春香 和宇尻山 |
山頂では、ハマナスの花、鳥瞰図、ロータリクラブの記念碑、手稲山の奥の院を眺める。 |
ハマナス | 鳥瞰図 | 記念碑 | 奥の院 |
三角点を撮そうとしたら、カップルの荷物を除けてくれた。今日は、山頂では休まずに、リフトの山頂駅の板の上にしようと、山頂を後にする。途中、ロープウェイ山頂駅に立ち寄るが付近はトイレと化しているので、踏み後を外さずに市街地を眺める。 |
解説 | 三角点 | ロープウェイ山頂駅 | 市街地を |
途中、自衛隊のご一行さんに出会う。互いにあいさつを交わし終わって、街角では体験できないこと思う。平和の滝コースの遊歩道入口からケルンを目指す。ケルンが近づくと、手前の木立が無くなったので、ケルンの全景が見えるようになった。ケルン風の歌碑「雲わきぬ/雲かがやきぬ/雲消えぬ/高根もつひよ/さひしき/ところ/すみ」を眺めると、メノコのレリーフが欠けてきているように感じた。 |
自衛隊のご一行さん | 遊歩道入口 | ケルンが | ケルン |
ケルンからは砥石山、烏帽子岳、阿部山、無意根山、定山渓天狗山、迷沢山、白井岳、朝里岳と連なっている。 |
砥石 烏帽子 阿部山 無意根 定天 迷沢 白井 朝里 西峰 |
平和の滝コースの岩場からは、ネオパラ山、三角山、円山、藻岩山、砥石山、烏帽子岳、阿部山が望まれた。ケルンから隣のパノラマ1号リフトの山頂駅を目指す。 |
ネオパラ山 三角 円山 藻岩山 砥石 烏帽子 阿部 |
パノラマ1号リフトのプラットフォムに上がり、登山靴を脱ぎ、中で捩れてしまった指を開放する。少し早すぎたが、市街地を眺めて昼食とする。麦芽風味の炭酸飲料を飲み終え、プラットフォームの上にひっくり返ると、心地よい風が吹き抜けて行く。元気が出たので、下山を開始する。女子大回転のゲレンデに向かうと、自衛隊のご一行さんが下山を開始するところだった。 何か、大勢で下るのが煩わしいので、テレビ山道を下ることにする。ネオパラの分岐が見えた所から、登山道に入る。登山道は直射日光を回避できるので、順調に下って行けた。 最後に、女子大回転コースに戻る。登山道を見上げると、自衛隊のご一行さんが遥か上に見えていた。テレビ山道を下って行き、今日一番色の濃かったヤナギランを撮す。 |
パノラマ1号リフト | ネオパラ山を | 登山道 | ヤナギラン |
ローウウェイの山麓駅に戻り、階段に座って、水分補給をする。スキーセンターの取り付け道路に架かる陸橋にもウンランが咲いていた。スキーセンターを眺め、再び、草原のレインボーコースを下って行く。レインボコースの終わりから、白樺平に下る舗装した小道を下って行く。 白樺平の柵に腰掛けて、水分補給をしていたら、自衛隊のご一行さんが、軍用車2台と乗用車1台に分譲して下って行った。1台目に団扇を振って見送るが、誰も見ては居なかったので、2台目からは止めておとなしく見送る。 稲山麓線を下って行く途中でオリンピック遺構を振り返る。更に、オーシャンダイブコースの上の聖火台を振り返って、下って行くき旧道に入る。 |
ウンラン | スキーセンター | オリンピック遺構 | 旧道へ |
ゴルフ場の保守道路として使われている旧道を下って行くと、道が急に細くなり踏み跡状態になるが、中に入ると少し荒れ気味の登山道となる。最後に、丸太のバリケードを跨いで、ウンチを踏まないように注意して、手稲山麓西線(旧登山道)に出る。再び、手稲山麓西線を下って行くと、チョウセンゴミシの蕾と思われるものがぶら下がっていた。 札樽道のアンダーパスを抜けて、舗装道路を下って行き、やまのは公園で水分補給をして、少しひっくり返って休む。再び、元気を取り戻し手稲駅を目指して下って行く。途中、手稲神社の前を通ると、「神社からねがい石を持って、山頂の奥の院に参拝すれば、願いが叶う」と言われていることを思い出す。手稲駅では日本海経由で大阪に行く、Twilight Expressの車両が停まっていた。JR西日本の車両にしては、屋根の錆びが気になる。 |
少し薮道へ | 旧道の出口 | チョウセンゴミシの蕾 | Twilight Express |
駐輪場から自転車で自宅まで帰り、火照った体を水シャワーで沈める。 |
コース別 | 平和の滝 | 平和- ゲレンデ |
ロープウェイ山麓駅 | 山麓線 | 北尾根 | 金山 (滝ノ沢) |
||
TV-TV | TV-ゲレンデ | ゲレンデ | ||||||
ゲレンデ-TV | 純登山 | |||||||
TV・登山道・ゲレンデ |
二人の山行記録もくじ1へ 次手稲山北尾根・金山コースへ アソビホロケール山へ |
山行記録 2014(H26)年7月18日(金) 晴れ PM2.5多い 往復20.670km 登り3:53 下り2:39 手稲駅駐輪場6:32→6:48札樽道アンダーパス→6:59手稲山麓西線ゲート(時間開放)→7:21手稲山麓線アンダーパス→7:22旧道7:39→手稲山麓線を→8:07テイネオリンピア→8:14レインボーコース→8:25橋を渡る→8:36林道分岐→8:49ロープウェイ山麓駅→9:11TV山道横断→女子大回転コースを登る→10:13TV山道へ→10:25山頂10:30→10:43ケルン→10:46パノラマ1号リフト山頂駅11:06→TV山道を下る→11:18登山道へ→11:27TV山道に出る→11:35ロープウェイ山麓駅→11:39レインボーコースへ→11:54橋を渡る→12:06テイネオリンピア→12:27旧道へ→12:40山麓線アンダーパス→13:04札樽道アンダーパス→13:08公園で小休止13:15→13:22国道5号線を渡る→13:36手稲駅駐輪場 |