函館山(臥牛山gagyuzan)334m =石仏群=
 御殿山(334m) つつじ山(306m) 八幡山(295m) 入江山(291m) 牛の背山(288m) 地蔵山(286m) 水元山(280m) 観音山(265m) 薬師山(252m) 千畳敷(250m) 汐見山(206m) エゾダテ山(129m) 鞍掛山(113m) 
コース別 A-B-C-D
七曲り
B-C-D
つつじ山P
F
旧山道
車道 F=I
薬師山
J
観音
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 ポイント
 函館山は大雪山と同じように、13ピークを総称して呼ばれている。山頂標識が無い山や閉鎖されている山もある。案内図や道標の呼称が統一されていないので分かり難い。
 ピークが多いのでその分、登山ルートも多く、家族の好みや持ち時間に合わせて楽しめる。低山なのに花が豊富で、要塞遺構など歴史の実感も味わえる。 ハイキングコースマップ(ロープウェイHP)
旧山道コース
(F:旧山道登り〜ロープウェイ下り)

 アクセス
 函館駅から徒歩で電車道を辿り「二十間坂」を上り、ロープェイの山麓駅の傍を通り、「函館山管理事務所」近くの登山道入口を見つける。電車で行く場合は「谷地頭」の終点からが近そうだ。
 国土地理院地図  Google Map
二十間坂から函館山
 8月1日<2008(H20)年 登り2.772km 42分> GPSトラックは「2008.8.1」の地図帖へ
 当日は花火大会だったので、浴衣の若い女性がやたらと多かった。市街地の電車道を辿り二十間坂を登る。ロープェイの山麓駅の傍を通り、函館山管理事務所近くの登山道入口を見つける。
 登山口の道標を見付け、奥へ進むと散策コース案内板がたっていた。それを見て、旧登山道コースに入る。登山道は間もなく「宮の森コース」の分岐にさしかかる。旧道は石段となり、円筒の構築物の傍を通る。
登山口 宮の森分岐 石段を 円筒の構築物
 「緑の山 紺青の海 美しきかな 函館 無音」と彫られた歌碑が佇んでいる。裏を見ると、昭和五十年十一月に市長宗藤大陸氏の功績を称えて建てられたようだ。穏やかな登山道は二合目、三合目と過ぎて行く。道端には「クサフジ」が咲いている。荒々しい崖には説明板が立っていた。この岩は「御殿山熔岩」通称「天狗岩」と呼ばれていて、黒い「各閃石」や白い「斜長石」が見えると書かれていたが、薄暗いので良く分からなかった。
歌碑 穏やかな登山道 クサフジ 御殿山熔岩(天狗岩)
 薄暗い杉林の中を辿って行くと「ツルアジサイ」や「ノリウツギ」「オオウバユリ」が暗闇の中に浮き出ている。案内板や道標が立っているところがあり、案内板を見ると「千畳敷」分岐だった。「ツリガネニンジン」も咲いていた。
杉林の中を ツルアジサイ 千畳敷分岐 ツリガネニンジン
 道はジグを切って登って行くので、振り返ると山頂が霞んで見えた。南側の稜線は霞んでよく見えないが「大鼻岬」方向に見える山が「鞍掛山112.6m」だろうか。今度は、正面に山頂を見ながら登って行くと、舗装道路に出る。どうやら「つつじ山」の駐車場のようだ。「見晴台」への道標に従い、階段を登って行く。
山頂が霞んで 尾根へ 大鼻岬方向 見晴台へ
 石段は傾斜が緩んで間隔が長くなると、石仏群が現われる。赤い実を付けた木々も風に揺られている。登山道はロープウェイ広場に出る。
石段を 石仏群 赤い実 ロープウェイ広場
 展望台へは、上の駐車場経由ではなく、建物の中を通って行く。山頂には、平日なのに大勢の人々がいて不思議だと思って、ベンチに腰掛けていたご夫婦に聞いたら、「今日は花火大会」だと言う。暫く、われわれもベンチに腰掛けて待っていたら、霧が濃くなってきたので、諦めて下で見ることにする。登山道の夜道は足元が見えず、危ないので、夜景を見ながらロープウェイで下る。西波止場の片隅のベンチに座り花火大会を見た。
山頂広場から 夜景 打ち上げ花火
自動車道コース
 7月4日<2007(H19)年>
 立待岬から山麓に伸びる道道立待岬函館停車場線を走り函館山へ向う途中に七曲コース入口、碧血碑入口、汐見山コース入口がある。碧血碑は新撰組800人の霊が祀られていると言うのでキャンセルし先を急ぐ。
七曲コース入口 碧血碑 看板 汐見山コース入口
 函館山管理事務所や青函連絡船の慰霊碑を過ぎると、旧登山道が道を横ぎる。旧登山道は大勢の人が登って行った。函館山管理事務所まで700mの標識があり、少し下って見ると円筒形の構築物があった。戻って、一路函館山に向うと、観音コース、観音の森の標識もでてくる。
汐見山分岐 管理事務所へ 円筒の構築物 観音コース
 山頂に着いたら、先に車で上がって来ていた愛棒と妹が待っていた、早速、山頂で記念写真を撮す。残念ながら山頂はガスっていたが、展望台の中をうろうろしていたら、晴れてきて下界が見えるようになった。ロープウェイの山頂駅傍からは函館の夜景で有名なアングルがあり、函館市街がくびれて良く見えるようになった。山頂広場に戻って、三角点や日時計を見学する。
山頂(大×) ロープウェイ傍 三角点 日時計
 ブラキストンの石碑を見て、山頂を後にする。函館市街に下がって、高田屋通りを下るが、道端の植木が庭園のように綺麗に手入れがされていたので、高田屋嘉兵衛の銅像の裏から函館山を振り返る。
ブラキストン 由緒書き 由緒書き 高田屋通りから函館山
コース別 A-B-C-D
七曲り
B-C-D
つつじ山P
F
旧山道
車道 F=I
薬師山
J
観音

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 二人の山行記録
 2008(H20)年8月1日(金) 曇り F:旧山道登り2.772km 42分
 17:46登山口→17:47宮の森分岐→17:56二合目→18:00三合目→18:05薬師山分岐→18:09千畳敷分岐→18:13六合目→18:19舗装道路へ出る→18:28山頂18:50=ロープェイ=19:00山麓駅
 2007(H19)年7月5日(水) 自動車道 曇り