盤渓山(604m)
コース 妙福寺 北尾根 砥石尾根

 ポイント
 盤渓山の山頂には妙福寺の奥の院跡があり、その台座には石が積まれケルン状になっている。地図には記載されていない立派な登山道が北尾根にも延びている。砥石山の登山道からは、残雪期に限る。

 アクセス
 西野真駒内清田線(道道82号)のばんけいスキー場とコバワールドスキー場の間に、妙福寺と盤渓市民の森の看板があり山側に入る。市民の森前に駐車場があり駐車する。
  国土地理院地図 周辺地図
北尾根コース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 8月6日<2021(R3)年 往復5.129km 単独 登り1:25 下り52>
 駐車場から直ぐに、盤渓川を渡り、案内板14番、13番、12番と辿って行く。12番からは、左に入り盤渓山に向かう。小沢では板の橋を渡って行く。今日から、カセットプレーヤーで、懐メロを流し熊対策とする。この頃、熊騒動が多いので、時代遅れだが、カセットプレーヤを新調した。一人の時には、リズムがつかめて歩き易い。
渡渉 13番 12番分岐左 小沢
 道端には壊れたベンチがあり、夏草も生えて遊歩道らしくない。白川市民の森のように可成りの遊歩道を閉鎖されないだけ有難い。札幌市の財政を考えたら仕方がないことだろう。などと思いながら方向を変えながら斜面を歩いていると、盤渓山の北尾根の取り付きに登山道があった。道標は無いが、遊歩道よりも整備された登山道がある。登って行くと、境界石のある小さなコブに上がる。ここから、北尾根を小さなアップダウンはあるが、一直線に登って行く。アブが煩く付きまとうので、アブハチ専用のスプレーを噴射すると居なくなった。風も無く30℃を越えていると思われる中、凍らせたペットボトルを首に押し付けたり、わき腹に入れたりしながら体温を下げる。山頂が現れると、岩場に躍り出る。
壊れたベンチ 登山口 境界石 山頂直下
 山頂の岩場は、熱気でムッとする。景色を眺めながら特性ドリンクを飲む。気が付けばペットボトル3本目が空になった。北東側は、手稲山、ネオパラ山、手稲峰、石狩湾、手前の五天山、札幌市街の目前に三角山、目の前に三菱山、藻岩山と眺められた。
                     ←大
手稲山 ネオパラ山 手稲峰 五天山  三角 三菱山                藻岩山
 藻岩山の裾野に銀色に輝く札幌ドームを見付ける。奥の院跡のケルンを眺め、山頂を振り返り、登って来た道を下って行く。帰りは、つま先に引っ掛かるササの根のループを切ながら下って行く。
札幌ドーム 奥の院跡 山頂 登山道を
砥石尾根経由コース
 4月22日<2001(H13)年 登り1:32 下り1:09>      北の山游詩:お寺の犬
 妙福寺へ行って住職に会い、登山の許可を求めるが却下される。どうやら、うさん臭く見られたようだ。すごすごと帰る後姿が哀れっぽかったのか、住職から小林峠からも行けるよと声がかかった。山頂には行っても良いということなのだろう。
 再び、駐車場に戻り、盤渓青少年キャンプ場(現在廃場)の入り口に向かって左側に延びる林道を目指す。エゾエンゴサクの咲く林道を辿りだすと、なぜか、お寺の犬が先導してくれていた。色々の名前で呼んでみたが、太郎だけが反応した。雪の上を歩くと30分足らずで砥石山の登山道に合流でき、そこから30分位で中ノ沢からの登山道が合流するT4分岐に着ついた。T4分岐に上がると真正面に見える山が盤渓山だった。ここから数分尾根筋の登山道を辿り、入りやすいところから登山道を外れる。途中で札幌ドームを見ながら盤渓山を目指す。
 雪の上を歩いたり、軽い藪漕ぎをしながら辿って行くと、手入れの行き届いた登山道に出る。登山道を登って行くと、岩場の頂上に辿り着いた。山頂に上がると、藤野方向にはイチャンコッペ山、紋別岳、恵庭岳が、その手前に藤野の焼山、藤野富士が見えた。
エゾエンゴサク(大×) T4分岐から 札幌ドームが 支笏湖の山々
 山頂からは展望が良く360°ぐるりと見渡せる。間近に、三角山、奥盤渓山、砥石山、ワレ山、神威岳、烏帽子岳、百松沢山が見えていた。
                     ←大
三角山   奥盤渓山    砥石山         ワレ山     神威 烏帽子 百松沢
 札幌市街を望むと、左手に手稲山、右手に藻岩山、真ん中に三菱山、その後ろに札幌連山がが見える。
                     ←大
手稲山                   三菱山 札幌連山           藻岩山
 山頂は、北側が崖になっていて、東側や西側を覗くと、結構な崖だった。四角い基礎の上に座り昼食にすと、太郎ちゃんが寄って来て、おにぎり、ゆで卵、カップヌードルの大半を食べられてしまった。
東側 西側 山頂(大×) お寺の太郎ちゃん
 帰りは、頂上から登山道を下り、また来た道を帰る。途中、雪の上はタチグリで滑って遊ぶ。犬も喜んで駆けていた。20分足らずでまた砥石山の登山道へ復帰し、まもなくT分岐を越える。このあたりもエゾエンゴサク、福寿草が咲いていた。
 タチグリで滑って遊んでいると早く下りすぎて、着いたところがダムだった。そこから小川を越えキャンプ場の奥に下りた。この結果、キャンプ場の奥からの方がわかりやすくて良いのではと思った。
 途中で、出会ったカラスは犬を見て「ワウー、ワウー」と鳴いていた。カラスにも変わったのがいるものだ。駐車場に着き、帰るときに犬が見送ってくれた。家へ帰ってから昼食を食べ直す。やれやれ!

 =登山道考=
 立派な登山道があるのだが、妙福寺の持ち物なので、以前は一般の登山者は利用できなかったが、今回、11年ぶりに行ってみたら、登山口に「午後4時登り口/ゲート閉門時間迄に/下山して下さい」と注意書きがあり、開放されていた。一般開放が続くよう、ゴミの回収、ちょっとした登山道の手入れを登山者各自で行って行きましょう。
コース 妙福寺 北尾根 砥石尾根

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2021(R3)年8月6日(金) PM2.5多い晴れ 往復5.129km 単独 登り1:25 下り52
 7:36駐車場→渡渉→7:42M→7:44L→7:51K→7:54壊れたベンチ→8:13橋→8:13登山口→8:21境界石→北尾根→9:01頂上9:06→9:26境界石→9:31登山口→渡渉→9:58駐車場
 2001(H13)年4月22日(日) 曇り 登り1:32 下り1:09
 9:22駐車場→9:48砥石山の登山道着→10:19T4分岐→10:23盤渓山を目指して右へ入る→10:56頂上11:17→11:36登山道へ復帰→11:44T4分岐→12:09左へ入る。着いたところがダムで、そこからキャンプ場に下りた→12:26駐車場