盤渓山(604m)
コース 妙福寺 北尾根 砥石尾根

 ポイント
  盤渓山の山頂には妙福寺の奥の院跡があり、その台座には石が積まれケルン状になっている。地図には記載されていない立派な登山道が北尾根にも延びている。砥石山の登山道からは、残雪期に限る。

 アクセス
   西野真駒内清田(道道82号)線にある盤渓北ノ沢トンネルの北側から、小林峠に向かう旧道に入ると、「盤渓山妙福寺」の看板と「盤渓市民の森」の標柱に導かれて右折する。盤渓市民の森の駐車場に駐車する。
  国土地理院地図 周辺地図
妙福寺コース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 5月1日<2012(H24)年 往復4.437km 登り1:07 下り47> 
 妙福寺のゲートから舗装道路を登って行くと、直角に曲がる付け根に登山口がある。入口には「火の用心」と彫られた石柱がある。上が円く穴が空いているが、何に使うためのものか分からない。車止めをした入口には「午後4時までに下山して下さい」と注意書きがある。
妙福寺ゲート 登山道の入口 火の用心石柱1 入口の注意書き
 林道跡の様な登山道を盤渓川に向かって下って行く。飛び石一つで盤渓川を越えて尾根に取り付く。ヒメイチゲの小さな白い花が目立つが、花時期はまだのようだ。引き続き細い天然木と細い笹原に延びる登山道を登って行く。
盤渓川を 尾根道に ヒメイチゲ 尾根道を
 傾斜が緩くなると妙福寺が細い木立の中に見えて来る。木が茂って来たら見えないだろうと思いながら尾根道を辿って行くと、ようやく、エゾエンゴサクやナニワズの春の花が顔を出す。
妙福寺 尾根道を エゾエンゴサク ナニワズ
 登山道が平らになり出すと火の用心石柱が連続して現れる。方向が北側に変わって山頂を目指して登って行くと火の用心石柱4の所で男性が休んでいた。この男性は、山頂に行かずに帰ると言い、われわれを見送ってくれた。
火の用心石柱2 火の用心石柱3 山頂へ 火の用心石柱4
 エンレイソウを見ながら登って行くと、奥の院跡の台座に辿り着く。山頂の奥には手稲山が見えていた。戻って、奥の院跡の台座の所で記念写真を撮す。
エンレイソウ 奥の院跡の台座 山頂 記念写真(大×)
 山頂は、以前よりも木立が大きくなり、以前の展望が得られないので、山頂を右往左往しながら、一番良さそうなポイントを探す。手稲山方向からは手稲山、ネオパラ山、手稲峰、五天山、三角山、三菱山が望まれた。
                     ←大
手稲山 ネオパラ山 手稲峰 五天山          三角 三菱山
 三菱山の右側には小さな西高山、藻岩山が望まれる。
                     ←大
西高山    藻岩山
 南側は、一段と木立が大きくなって、三角山、奥盤渓山、砥石山、ワレ山、神威岳、烏帽子岳、百松沢山がすっきりと見えない。
                     ←大
三角  奥盤渓  砥石山          ワレ山      神威 烏帽子 百松沢
 東側は札幌ドーム、白旗山、硬石山、野牛山が望まれるが、支笏の山々は霞んでいた。
           ←大
札幌ドーム        白旗山            硬石山     野牛山
 最後に、山頂の北側の崖を覗いて、下山を開始する。山頂直下を下っていると、登りでは見つけられなかった火の用心石柱4を発見する。途中の尾根道からは三菱山と妙福寺が見えてくる。無事、登山口に着いて、舗装道路を下って行く。
北側の崖 火の用心石柱5 三菱山 舗装道路を
 8月27日<2020(R2)年 往復4.040km 単独 登り1:11 下り40>
 妙福寺のゲートから舗装された参道を登って行くと、直角に曲がる付け根に登山道の入口がある。入口を入ると、一直線に道が見えたので、オオバンコンソウの咲く刈り分け道を辿って行くが、何時まで経っても盤渓川が出てこない。遂に、行き止まりになる。盤渓川を渡って登山道に出られるかと、川側の方に下って見るが、ちょっと無理だった。仕方がなく、参道に出て登山口から入り直すと、直ぐ左に曲がる登山道があった。気を取り直して盤渓川に架かる丸木を渡る。
妙福寺のゲート 登山口 作業道 盤渓川
 今日は、真夏日の予報通りに暑くて堪らなかったので、団扇で扇いで登って行く。展望も花も無いので、境界石や火の用心石柱だけが目に付く。一つ目の境界石1を超えると、440mのコブに上がる。440mのコブを越えると境界石2が現れる。次の460mのコブを越えると火の用心石柱2が現れる。登山道が平らになりカーブしだすと、火の用心石柱3が現れる。
境界石1 境界石2 火の用心石柱2 火の用心石柱3
 火の用心石柱4の近くには、境界石3も見える。道が北向きに変わって登って行くと、主稜線に上がる。山頂に上がると、最初に奥の宮跡の台座の上にケルンが見える。山頂はこの奥で、東側の見晴らしは良い。
火の用心石柱4 境界石3 ケルン 山頂
 山頂は、以前よりも木立が大きくなり、西南側の展望は全く無くなってしまったが、北東側は、手稲山、ネオパラ山、手稲峰、石狩湾、手前の五天山、札幌市街の目前に三角山、目の前に三菱山、藻岩山と眺められた。
                     ←大
手稲山 ネオパラ山 手稲峰 五天山     三角 三菱山       藻岩山
 一本の木が邪魔なので、ケルン方向に立ち位置を変えると、少し変わった風景になる。
                     ←大
手稲 ネオパラ 五天山          三角 三菱山         藻岩山
 
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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2020(R2)年8月27日(木) PM2.5多い晴れ 往復4.428km(迷い1.045km含まず) 単独 登り1:11(迷い含まず) 下り40
 7:47駐車場7:52登山口→作業道を真っすぐ→8:12登山口→8:15盤渓川→8:36境界石1→8:40P440→8:45境界石2→8:46P460→8:57火の用心石柱2→9:01カーブ→9:03火の用心石柱3→9:06火の用心石柱4・境界石3→9:10主稜線へ→9:18頂上9:21→9:29カーブ→9:37P460→9:41P440→9:52盤渓川→9:57登山口→10:01駐車場
 2012(H24)年5月1日(火) 花曇り 往復4.435km 登り1:07 下り47
 9:09駐車場→9:15登山口→9:19盤渓川→9:58火の用心石柱2→10:16頂上10:39→11:17盤渓川→11:20登山口→11:26駐車場