豊滝市民の森
最高地点(D番495m)コブ(F番459m 444m)
=森の樹木=
コース 全周 西口 東口

 ポイント
 豊滝市民の森は盤の沢山の北側の山裾に展開している。コブはFの459mと444mの2つ、最高地点はDの495m、C〜Dの間に宮標石もある。入口は東と西に2つあり、広い駐車場も完備している。良く整備された散策路が延びていて、分岐地点には番号の付いた分かりやすい案内板がある。@〜B番は盤龍山信行院への砂利道になる(現在、@は西口駐車場)。盤龍山信行院は良質な水が出るようで水汲みの車で賑わっている。
西口から全周コース

 アクセス
 札幌から豊滝に入り、道路情報館の信号を左折する。舗装道路は、左カーブするところがあるが道なりに行く。突き当たりを右に行くと、左手に「豊滝市民の森入口」「駐車場」の看板がある。更に奥に進むと白樺林の入口があり「市民の森P」の看板がある。現在、東口の看板は無くなり、盤龍山信行院の駐車場は登山者駐車禁止になっている。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2023.9.8」へ Google Map
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 9月8日<2023(R5)年 一周9.794km 3:50>
 道標に従い、西口の駐車場に入る。駐車場は奥まっていて、手前の基礎遺構前にも駐車出来そうだ。この場所は、白樺の並木や、建物跡、用水路沿いには実験展示圃のようなコンクリート枠があるところを見ると、研究施設だったのではと思う。一番奥には案内図があり、コンクリート枠への道は閉鎖され、最近閉鎖し行き場を失った@番の看板が立っている。
西口 基礎遺構 案内図 @番
 盤龍山信行院への砂利道の角には道標「豊滝市民の森/入口」「豊滝市民の森/駐車場」が立っている。砂利道には小川と化した用水路が見えてくる。これを越えると、左側にA番の看板が見えてくる。砂利道を更に登って行くと、B番になり駐車場があるが、盤龍山信行院専用だ。
砂利道と道標 用水路 A番 B番
 登山者は歓迎されていない雰囲気なので、盤龍山信行院を素通りする。B番から小沢に架かる板橋を渡りG番に着く。G場番から土留めの階段を登りH番を目指す。
盤龍山信行院 板橋 G番 土留めの階段
 カラマツの樹名板が出てきて、階段を上がるとH番の分岐点になる。H番の付近には樹名板「エゾヤマザクラ」がある。右に行くとF番になり、459mのコブになる。F番からK番を往復する。
カラマツ H番 F番459m K番
 F番に戻り、尾根上をE番に向かう。E番からL番を往復しようと下って行くと、ハリキリの大木があった。更に下って行くと、一瞬黒い塊にギョッとする。良く見たら大木の朽木だった。その近くに誰が住んでいるのか穴が開いていた。
E番 ハリキリ クマの様な朽木
 L番から登り返していると、下りでは気が付かなかったヒグマの生息調査の注意書きを目にする。木立の間から神威岳が見え出すと、再びE番に着く。E番から尾根上をD番に向かって登って行く。
L番 ヒグマ調査 神威岳 尾根上を
 土留めの階段を登ったり、カツラの木を見たりしながら尾根を行くと遊歩道の最高地点D番495mに到着する。D番の尾根上には古い道の痕跡はなく、薄い踏み跡が見える程度だった。上の林道まで直線で110mはあるようだ。F番に引き返しの途中で、イタヤカエデ、E番を過ぎるとアズジナシ、ドロノキを眺めて、三度、F番に到着する。
D番 踏み跡? ドロノキ F番
 F番からH番を経由してI番に下って行くと、送電線の下から烏帽子岳と神威岳、札幌岳の稜線が見えた。タヌキの溜め糞を踏まないように、ハルニレを見上げたりしながら下って行くと、I番に到着する。
烏帽子・神威 札幌岳の稜線 タヌキの溜め糞 I番
 I番からハルニレ、ミズキ、エゾヤマザクラ、イタヤカエデの樹名板を見ながらA番に向かう。板の橋を渡ると、砂利道の入口A番になる。再びI番に戻り、今度はJ番に向かう。少し下り気味の道を辿って行くと、エゾリスが現れる。カメラが良ければ鮮明に撮れたと思うが、影絵状態だが満足する。ササの少ない道が続き、何処へでも入り込めそうな雰囲気になる。
板の橋 エゾリス ササの少ない
 そのためか、散策路の看板が立っていた。用水路の傍を辿って行くと、少し荒れた沢になり、渡りきるとJ番になる。
散策路 用水路 荒れた沢 J番
 私有地に付き立入禁止の看板を過ぎると、林道になり山側にゲートが見える。目の前に駐車場があり、案内板やトイレもある。取り付き道路は、真ん中に草が生えていて車高の低い車は擦るかもしれない。道路の先には烏帽子岳と神威岳が見えていた。
ゲート 案内図 取り付き道路 烏帽子・神威
 再び、J番まで引き返し、K番を目指して登り始めると、ヤマグワ、カラマツの樹名板が目に入ってきた。途中で、送電線下に出る。送電線下からは青山辺りの山並みが覗けた。カツラの大木が過ぎると、K番に着く。K番を過ぎると、少し荒れ気味の沢地形になり、L番に着く。
ヤマグワ 青山辺り K番 L番
 次にL番の荒れ気味の沢を振り返って、444mのコブを目指す。しばらく道標がなかったが、ようやく散策路の看板が出てくる。ノリウツギの樹名板が出てくると、444mの取り付きになる。薄い踏み跡があるが、刈込ハサミだけではどうにもなりそうも無いので通過する。
荒れ気味の沢 散策路 ノリウツギ 444mへ
 尾根道になると藻岩山が見えてくる。尾根道には、相変わらずタヌキの溜め糞が多い。エゾヤマザクラの樹名板を通過して、境界見出し標150近くにも、また、タヌキの溜め糞がある。最高地点が近づくとピンクテープが括りつけられている所もある。この辺りから上の林道を目掛けて藪漕ぎするのかと感心していたら、足元に見たくもないクマの糞が落ちていた。新しい黒光りしているクマの糞が大、中、小、小と点々と落ちていた。これから辿る方向なので、くまの後ろを追うことになり緊張する。最高地点D番も素通りすして先を急ぐ。宮標石は取り合えず撮る。途中、ハルニレの樹名板がある。盤ノ沢山分岐に下りて、少し安心するが、足元にはタヌキの溜め糞があった。
藻岩山 クマの糞 宮標石 盤ノ沢山分岐
 神社やエゾヤマザクラの樹名板を素通りする。次のC番からG番に行く途中にある妙見堂、馬頭観世音、菩薩像には立ち寄る。沢に下りると、板橋、丸太の橋とあるが最後は橋が無く渡渉だった。G番に着いて、引き返す。
神社 C番 次の妙見堂 G番
 C番からは砂利道を下って行く。閉鎖された@番のあった所は、テープが張られていた。用水路を過ぎた辺りから行けないかと、少し藪に入ってみたら、軍手にダニが付いてくるので、逃げ戻る。ダニを払い落して、無事全周を回り終える。駐車場に着くと、もう12時を回っていた。昼には余裕で帰れると思っていたので、おにぎりは無い。仕方がなく、小さな羊羹を二つ食べる。

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 山行記録
 2023(R5)年9月8日(金) 晴れ 全周9.794km 3:50
 8:14西口駐車場1@→8:22入口看板→8:34B→8:40G→8:52H→8:54F459m→8:57K→9:01F→9:04E→9:11L→9:22E→9:30D→9:36E→9:39F→9:40H→9:50I→9:53A→955I→10:02J→10:07東口10:12→10:18J→10:34K→10:45L→10:59P444m取り付き→11:22D→11:31盤ノ沢山分岐→11:36C→1143G→11:49B→11:52A→11:58入口看板→12:04西口駐車場@