チセヌプリ(1135.4m)シャクナゲ岳(1075.2m) 神仙沼(764.3m1.19ha)長沼(780.1m5.9ha)チセ沼(1125m 10uと290u)シャクナゲ沼(975.8m7750u)大湯沼(556.3m2180u) |
コース | 神仙沼 | 湯本 (廃道) |
湯本コース(廃道) |
ポイント 湯本からは単調な林道歩きだが、下山後、直ぐに大湯沼には足湯(2011年現在流亡)があり、温泉も楽しめる。雪や雨の降った後は水浸しになる登山道なので注意。湯元からの登山道は、荒廃していて廃道になった。チセヌプリには二等三角点袴腰1134.22mが設置されている。山頂は、これから東側の岩の上になる。昔は山頂標識もあった。 |
アクセス 道道66号線の湯本温泉に大湯沼公衆トイレ(綺麗なトイレ)があり、その横に大きな舗装された駐車場がある。登山届はトイレの裏側にある。大湯沼に行く道と同じ道を辿ると、直ぐに左に分岐する。ここが実質的な登山口となる。 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2004.9.26」へ Google Map |
9月26日<2004(H16)年往復9.340km 5:30> 北の山游詩:錆びた空き缶の青春 |
湯本温泉公衆トイレ脇の舗装された広い駐車場に入り、車のルーフにGPSを置き電波を拾わせながら登山の準備をする。準備をしている最中、芝生で犬の糞を踏んだことに気が付き、靴底の掃除をする。愛棒はトイレの裏側にある登山届ポストで入山の記帳をしていたので急いで合流する。 馬場川に架かる橋からはニトヌプリと大湯沼が見える。橋を渡ると、「大湯沼」と「チセヌプリ登山口」の標識があり左折する。始めは登山道らしい道だが、すぐに作業道になる。GPSが動いているかと確認しようと、右の胸に付けていたケースに手を伸ばすが無い。慌てて、駐車場まで駆け下りる。分岐でカーブ出来ず転びながら、駐車場に戻ったら車のルーフにあった。やれやれと思い、半分走りながら半分歩きながら戻る。右にリフトの鉄塔を見て進むと、また、登山道に入る。 |
登山届ポスト | 登山口へ | ニトヌプリと大湯沼 | 登山口 |
頭を優に超える笹の道を進むと、また、作業道になり最後はリフトと別れて、ぬかるんだ所が多い緩傾斜の登山道となる。チセヌプリが見え出すと、間もなくチセヌプリへの入り口が現れる。新らしい標識が設置されていたが、懐かしい古い標識もある。小休止していると、ご夫婦が長沼から登って来た。われわれを湯本の駐車場で見かけたと言って、元気良く登って行った。チセヌプリへの登りは結構急で、岩があり登り難く、岩が無ければ雨後なので滑りやすい火山灰地だ。登って直ぐに振り返るとシャクナゲ岳が見ていた。 |
笹の道 | チセヌプリ | チセヌプリ入り口 | シャクナゲ岳(左) |
途中大きな岩があるがここが中間地点だ。以前来た時には大きな蛇が岩の上にいて、登山者がしばらく足止めを喰らったところだ。展望が開け、噴火湾の奥には昆布岳越しに駒ケ岳、振り返ればシャクナゲ岳や目国内岳が見える。 |
ツルリンドウの赤い実 | 駒ケ岳 | 大きな岩 | シャクナゲと目国内 |
ハイマツ帯をぬけ笹原になると、頂上は目前だ。羊蹄山もチセヌプリの陰から顔を出す。ホロホロ山と徳瞬瞥岳も羊蹄山の右に双頭の山の様に見えてくる。ようやく、頂上へ着くと先程のご夫婦が声をかけてくれた。 |
ハイマツ帯 | 笹原を登ると(大×) | 羊蹄とホロホロ | 頂上へ |
われわれは沼側に陣取り少し遅い朝食をとる。目の前の沼に下がろうと思ったが、2つの道とも笹が生い茂っていて下ることができない。以前は沼の辺まで行けたのだが残念だった。食べ終わって、ニトヌプリ側に気になる岩が見ていたので、愛棒を置いて行くことにする。ハイ松のトンネルを通り、ニトヌプリ側に着くと、岩場がある。頂上よりも景色も綺麗だったので、愛棒を呼ぶ。愛棒は手前の岩塔に座って待っていると言う。どうも昔の頂上のようだったので、へそ下(現在は頭)の藪漕ぎをして岩に上がる。岩の割れ目には捨てられた空き缶が積み重なっていた。昔の登山者のマナーが悪いと思いながら旧山頂を後にする。 |
2つの小沼 | 手前の岩塔 | 昔の頂上の岩か | 捨てられた缶 |
そこは、キャンプした跡らしく、妙に平らで草も無いところがあり、空き缶が転がっていた。空き缶を回収しようとすると、岩の隙間に年代順に空き缶が堆積していた。余りにも多いので回収を諦める。景色は山頂標識のある所よりも格段に山らしい景色だ。イワオヌプリ、アンヌプリ、羊蹄山が重なって見えたり、岩塔がありその後ろに昆布岳、更に海を越えて駒ケ岳まで見える。 |
←大 |
頂上 目国内岳 岩内岳 岩内湾 積丹岳 尻場山(岬) ワイスホルン |
←大 |
余市 無意根 イワオ アンヌ 羊蹄 ホロホロ・徳瞬 洞爺湖 有珠 昆布 駒ケ岳 岩塔 |
旧山頂と思われる所を後にして、また、ハイマツのトンネル(現在はすっきり)を抜け山頂にもどる。記念写真を写し山頂を後にして、シャクナゲ岳を見ながら下る。途中で、今朝会ったご夫婦が抜いて行く。 |
イワオ アンヌ 羊蹄山 | 岩塔と昆布岳 | ハイマツのトンネルを | 頂上(大×) |
チセヌプリの分岐に降りて帰ろうとすると、愛棒はシャクナゲ岳へ行くと言いだす。下り気味の道を辿ると、長沼の分岐に着く。分岐からはやや登り気味になり、思ったよりも岩と泥濘が多く時間がかかったが、シャクナゲ岳の分岐に着いた。 |
長沼分岐 | チセを振り返る | シャクナゲ岳(左)が近づく | シャクナゲ岳が目の前 |
ここから、大きな岩に時にはよじ登りながら登って行くと、長沼や小さな沼が見え、眼下にシャクナゲ沼が見える。シャクナゲ沼の辺にある道は水没しているようだった。沼を渡れなかったのかコブの上で休んでいる登山者がいた。最後の岩場を辿ると頂上に着く。 |
シャクナゲ入り口から | 大きな岩を(大×) | シャクナゲ沼と長沼 | 山頂 |
頂上は多くの登山者が憩っていた。われわれは座る場所を物色していたら、一人の女性が腰を上げて下山していった。われわれはありがたく空けていただいたその場所に陣取る。食べ物は既にチセヌプリで食べてしまったので、非常食のソーセージとミルク入りココアを飲んで暫し憩う。狩場山や目国内岳が迫って見える。相変わらず噴火湾の向こうには駒ケ岳が霞んではいるが、それでも輪郭ははっきりと見えていた。暖かで風の無い日だったので、眠たくなり転寝をするが、直ぐに次から次と上がってくる登山者の歓声で目覚める。 |
頂上(大×) | 山頂の賑わい | 山頂を後にする | シャクナゲ沼を見て |
暖かで風の無い日だったので、眠たくなり転寝をするが、直ぐに次から次と上がってくる登山者の歓声で目覚める。山頂からチセヌプリ側へやや下りてパノラマを写す。 |
←大 |
目国内 岩内 白樺 シャクナゲ沼 神仙沼 ワイスホルン チセ ニト アンヌ 羊蹄 |
←大 |
ホロ 徳 洞爺湖 有珠 昆布 駒ケ岳 大平 狩場 新見温泉 目国内 |
シャクナゲ沼や真っ青な岩内の海を見ながら下る。シャクナゲ沼の分岐に着くと愛棒がシャクナゲ沼に寄るという。大きな岩を超えながら、沼に着くと水が多く、何時もの道が使えないが、岩を伝って沼の辺に辿りつく。 |
シャクナゲ沼と神仙沼 | 岩内湾 | 沼へ下る | シャクナゲ沼へ下りる |
何時ものことながら、沼と沼の向こうに見える目国内岳が魅力的だ。シャクナゲ岳の紅葉も少し進んでいるようだった。帰りは紅葉の中を登り、チセヌプリへ向って下る。 |
沼と目国内岳 | 紅葉の中を帰る | ? | チセヌプリに向って |
大湯沼分岐に差し掛かったら、愛棒が大湯沼に行って見たいというので、綺麗に整地された道を辿ると、大湯沼が全貌を現す。やはり、いつ見ても見ごたえがある。沼の周りを回りながら眺めると、沼の山側に旧道があり、半分壊れかけた橋が架かっていた。その橋を渡り、小湯沼に行くご一行さんがいた。小湯沼は個人の持ち物で町のHPからも外されたと思うが、まだ、行けるのかなと疑問に思う。沼の辺には足湯(現在無し)があり、登山靴で締めつけられた足をお湯に漬けてやる。心地良いひと時も、次の人に譲って帰る。 |
大湯沼の散策路 | 大湯沼とニトヌプリ | 小湯沼へ | 足湯 |
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二人の山行記録 2004(H16)年9月26日(日) 晴れ 往復6.340km 5:30 7:29駐車場→駐車場へ引き返し7:33→8:47チセ登山口→9:35チセヌプリ頂上10:28→11:01チセ登山口→11:13長沼分岐→11:40シャクナゲ登山口→11:57シャクナゲ頂上12:25→12:40シャクナゲ登山口→12:47シャクナゲ沼→12:56シャクナゲ登山口→13:22長沼分岐→13:29チセヌプリ登山口→14:21大湯沼分岐14:51→14:54駐車場 |