アンヌプリ(1308.0m)南峰(1290m) ![]() |
コース | 五色温泉 | 鏡沼 | アンヌプリゴンドラ | ゴンドラ→見返坂 | ヒラフ温泉 |
ポイント 景色が素晴らしいく登りやすいので、家族や高齢者に超人気のある山だ。登山道は4ルートで、ゴンドラ(アンヌプリスキー場)も利用できる。紅葉シーズンは最高で、特に鏡沼コースがお勧め。南峰はH15.7.26時点で植生回復のため閉鎖中だったが、H18.9.23時点で開放されていた。 |
五色温泉コース![]() |
時期 | 7/25 | 8/16 | 8/17 | 8/29 | 9/28 |
アクセス 倶知安ニセコ線(道道58号線)を走り、アンヌプリのキャンプ場前にある駐車場に着く。シーズン中は満杯になることが多く、山の家は駐車禁止なので、イワオヌプリ登山口かお花畑にも駐車できる。帰りに温泉に入る人は道路向いの五色温泉の駐車場に車を停めさせてもらうのも良いと思う。 国土地理院地図 山の地図帳「2007.8.29」へ 周辺地図 |
7月25日 <1999(H11)年 登り1:20 下り56> |
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今日は、雨が降っていていたが、目国内岳に登ろうと登山口を目指すが、ガスがかかっていてとても登る気にはなれなかった。 仕方がなく、五色温泉を経由して帰ろうと思ったが、愛棒がアンヌプリなら登っても良いと言い出す。 早速、引き返して、霧の中を登って行くが、下っても霧は晴れず終いだった。 |
8月16日 <1995(H7)年 登り1:30> |
4人揃っての家族登山だった。途中で、休憩をかねて記念写真を撮す。頂上に上がると、霧雨の上、風も強かった。愛棒と私は風に飛ばされる格好をしておどけた。 |
途中で | 山頂で |
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頂上で記念写真を撮し、コンクリートの台座の所で立ったり座ったりしながらおにぎりを頬張る。 頂上には、避難小屋や北大のゼロ戦の実験跡があり、高校時代に登った時と変わらない感じだった。昔は、鏡沼からの登山道はなかったような気がする。 愛棒にとっては、忘れられない大変楽しい一日だったようだ。 |
8月17日 <1998(H10)年 登り1:21 下り55> |
岩内岳の登山口まで行ったが、霧雨が降っていたので、急遽、登山道が確りしているアンヌプリに登ることにした。 |
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登って行くと、黒いヘビに出会う。登っていり間には頭上だけが青空で、周囲は何も見えなかった。 山頂に着いても頂上だけが青空だった。南峰も見えなかったが、羊蹄山の頂上が少しの間見えていた。雲が下から湧いてくる様子が良く分かった。 アンヌプリから携帯電話が通じるかどうかと、東京に行った息子に電話をかけてみる。 シラタマの白い花を見ながら下って行く。 |
8月29日 <2007(H19)年 登り1:37、下り1:16 南峰往復28> |
シーズンオフとなったのかキャンプ場の駐車場はがら空きだった。愛棒が登山届ポストで記帳している間、暇なのでイワオヌプリを見ていた。記帳が終って、石が多い登山道を登る。 |
キャンプ場から頂上 | 登山届ポスト | 向かいのイワオヌプリ | 登山道 |
道端にはハイオトギリ、コガネギク、ヤマハハコが咲いていた。コガネギクには花よりも大きなグースベリ状の実が付いていた。振り返ると双頭のニトヌプリが見えていた。 |
ハイオトギリ | コガネギクの花と実 | ヤマハハコ | 双頭のニトヌプリ |
アンヌプリを見上げるとニトヌプリと同じ双頭で、山頂までは急な斜面を登らなければならないと感じる。トンボが舞い、ゴゼンタチバナの実が真っ赤になり、もう秋かなと思う。イワオヌプリも東側の岩塔を伴って真っ白な岩肌を見せてくれる。行く手に山頂直下のコブが現れる。 |
双頭のアンヌプリを | ゴゼンタチバナの実 | イワオヌプリ | 山頂手前のコブ |
ツルリンドウは淋しげに葉の下で咲いていた。登山道のアクセントになっている「ケルン:斉藤克久君遭難碑昭和35年12月2日北海道大学ワンダーフォーゲル部」に着くと、4か月北海道に毎年来ていると言う大阪の男性と奈良の男性が休んでいた。エーデルワイスの様な白い花の名前は何だと言うので、ヤマハハコだと言うと、覚えてられないと言う。熊の一家「山(親父)・母・子」と覚えて下さいと、先を行く。尾根筋からは鉤鼻の昆布岳が望まれる。 |
ツルリンドウ | ケルン(↑大) | カマズミの赤い実 | 昆布岳を |
道端には白いシラタマの実、季節外れのアカモノの花が咲いていた。やがて、イワオヌプリが良く見えるポイントに辿り着き、暫し見惚れる。再び、歩き出すと道端にハイオトギリの赤い三角形をした小さな実が目に付いた。漫画のオトギ話しに出てきそうなキャラクタだと思う。 |
シラタマの実 | アカモノの花 | イワオヌプリが良く見え | ハイオトギリの実 |
アカモノの実は名に恥じない真っ赤な実だ。見落としそうな小さな白い花のエゾシオガマも草むらに咲いていた。クロマメノキの実は、まだ、黒くなってはいなかった。ガレ場の急な傾斜はジグを切って登って行く。 |
アカモノの実 | 小さなエゾシオガマ | クロマメノキの実 | ガレ場を登る |
ジグを切ると、方向が変わるので、雷電山から目国内岳、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリと一直線に見えてくる。眼下には五色温泉も見えてくる。岩場越しに南峰も見え出す。 |
岩場はジグを切る | 雷電〜ニト | 五色温泉を | 南峰を |
最後はなだらかになり山頂が見えてくる。山頂には昔からの鉄パイプに矢印の着いた標柱が立っている。先に南峰へ行くことにして、ゴンドラの標識の立つ道を下る。道すがら羊蹄山が良く見えていた。 |
山頂が | 山頂に到着 | 南峰へ | 羊蹄山が |
「山頂まで300m」の道標傍に付いている踏み跡から暫し藪漕ぎする。頂上から振り返ると、不恰好なアンヌプリの山頂が見える。山頂には石が積まれケルン状になっていて、コインまで載せてある。人間の習性で石を積む行為はどこから来たのかと、何時も不思議に思う。 山頂は狭いが、その分360°見渡せる。雷電山から目国内岳、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリ、イワオヌプリ、羊蹄山が一直線に連なっている様が良く実感できる。 |
アンヌプリ | 南峰 | 雷電〜イワオ | 羊蹄山が |
山頂からパノラマが広がり、改めて、雷電山、目国内岳、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリ、イワオヌプリ、アンヌプリを写す。アンヌプリの頂上では大阪と奈良のおっちゃんが手を振っていたので、手を振り返す。 |
雷電 目国内 シャクナゲ チセ ニト イワオ アンヌプリ |
倶知安の市街の奥に、余市岳、定山渓天狗岳、無意根山が連なり、羊蹄山が大きく見える。 |
余市岳 定天 無意根山 羊蹄山 |
蘭越側の平野の奥には昆布岳、幌内岳、幌別岳が連なり、少し途切れて、雷電山、雷電山、目国内岳、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリ、イワオヌプリと続く様が良く見える。 |
昆布岳 幌内岳 幌別岳 雷電 目国 シャク チセ ニト イワオ |
アンヌプリ山頂に戻って、山頂のパノラマを写そうと思ったら、羊蹄山方向が既に雲に隠れていた。アンヌプリからはワイスホルンが良く見える。 |
山頂標識 鉄パイプの矢印 雷電 目国 シャク チセ ニト イワオ ワイス |
山頂には、「北大中谷宇吉郎教授の航空機(0戦)の氷着防止の研究」の記念碑が建てられている。がっちりガードされた三角点、立派な避難小屋もある。相棒は、丸い台座に座ってアメリカの女性と話しをしていた。昼食には早いので、下山することにしてケルンに無造作に積まれた山頂標識と記念写真を写す。 |
ニセコ観測の碑 | 三角点 | 避難小屋 | 山頂標識(大×) |
下山途中にウメバチソウが咲き出していた。ガレ場を下って行くとノリウツギの白い花も咲いていた。途中から小樽の高校生のご一行さんと出会う。総勢270名ということで、すれ違うのに大変だった。一寸古いが、三波春雄の歌のようで、こんにちは!を連発しながら下る。若いって羨ましいと思いながら、若さに圧倒されながら下って行く。ケルンの所で一家で写した写真の残影でも見ようと思っていたが、それど頃ではない混みようだった。登山口近くでは、札幌の高校生のご一行さん数百名と遭遇する。 帰りにお花畑を散策しながら見たアンヌプリの登山道は高校生の長い列で良く見えた。 |
ウメバチソウ | ガレ場を下る | ノリウツギ(サビタ) | ご一行さん |
9月28日 <1997(H9)年 登り1:22 下り48> |
綺麗な紅葉の中を登って行くと、シャクナゲ岳、ニトヌプリ、イワオヌプリ、ワイスホルンが見えて来た。 |
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主稜線に上がると、羊蹄山と昆布岳が見えていた。山頂に上がると羊蹄山は霧に包まれていた。 山頂の登山者は、軽い藪漕ぎをして南峰に登っていたが、愛棒が嫌がるので、途中で引き返す。 |
コース | 五色温泉 | 鏡沼 | アンヌプリゴンドラ | ゴンドラ→見返坂 | ヒラフ温泉 |
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二人の山行記録(遊びの時間含む) 2007(H19)年8月29日(水) 晴れ 登り1:37 下り1:16 南峰往復28 8:10駐車場→8:48ケルン→9:47頂上→10:02南峰10:23→10:36山頂10:44→12:00駐車場 1999(H11)年7月25日(日) 曇り、霧 登り1:20 下り56 駐車場=14=分岐=13=ケルン=1:03=頂上=34=ケルン=13=分岐=9=駐車場 1998(H10)年8月17日(月) 曇り、晴れ、小雨、霧 登り1:21 下り55 駐車場=13=分岐=13=ケルン=1:03=頂上=35=ケルン=10=分岐=10=駐車場 1997(H9)年9月28日(日) 晴れ時々小雨 登り1:22 下り48 駐車場=14=分岐=20=ケルン=48=頂上 1995(H7)年8月16日(水) 晴れ時々雨 登り1:30 |