アンヌプリ(1308.0m)南峰(1290m) ![]() ![]() |
コース | 五色温泉 | 鏡沼 | アンヌプリゴンドラ | ゴンドラ→見返坂 | ヒラフ温泉 |
ポイント ニセコアンヌプリゴンドラ(国際スキー場)が利用でき、景色が素晴らしいので、家族や高齢者に超人気のあるコースだ。南峰はH15に植生回復のため閉鎖され、H22時点で登山道からの取り付きは藪の中。 |
アンヌプリゴンドラ→見返り坂周遊コース |
アクセス(カーナビ入力:ゴンドラ0136-58-2080) 一路、ニセコアンヌプリゴンドラを目指す。ゴンドラの夏季運行は6月中旬から10月中旬で、時期によって営業日が異なる。営業時間は9時から16時30分となっている。 国土地理院地図 GPSは山の地図帳「2010.8.26」へ 周辺地図 |
8月26日 <2010(H22)年 一周4:24> |
早速、片道キップ720円を買って、ゴンドラに乗る。ゴンドラは最初、ゆっくりスタートし、駅舎から出るときにはスピードが上がるが、どんな構造になっているのかと思案する。見る見る間に駅舎が遠のき、バックに鉤鼻の昆布岳が見えて来る。羊蹄山は雲の中から頭を出していた。山頂駅を見上げると雲がかかっている。 |
山麓駅を | 昆布岳をバックに(大×) | 羊蹄山が | 山頂駅を |
10分足らずで、1000m地点まで到着するのだからゴンドラの威力は凄い。登山者姿なので、登山届はここですよと駅員から声がかかる。届け出に記入してポストに投函し、「ニセコアンヌプリ登頂ルートマップ」なるA5の地図を手に入れ、駅舎の外にでる。 まず、1000m台地展望台に寄って見るが、目の前に雲があり景色は楽しめなかった。それでも、家族連れは目の前に広がっているであろう景色を、備え付けられた看板で楽しんでいた。われわれは、看板前で記念写真を撮し、展望台を後にする。 |
山頂駅を後に | 1000m台地展望台へ | 1000m台地展望台 | 展望台を後に |
登山口の「山頂まで1300m」の道標を横目で見て、登山道に入る。直ぐに、先行者に追いついてしまうので、一息入れ出発するが、また、直ぐに追いついてしまう。仕方が無く、先に行かせていただく。先行者の男性はスキーでは二度ほど登ったが、夏山は初めてで結構きついと言っていた。顔を見ると、われわれよりも先輩で、足元がおぼつかないので心配になる。登山道脇の笹には、笹の子が伸びていた。笹の道から岩場になると、少し見晴らしが良くなって来た。 |
登山口 | 登山道 | 笹の子の芽 | 岩場に |
登山道と平行するリフトの山頂駅も見え出す。標高1152mのリフトの山頂駅で一息入れながら振返ると、樺山や台地上の沼が見えていた。再び、登山道を登って行くと、ようやく、羊蹄山が頭を出してきていた。 |
リフト山頂駅 | 樺山と沼 | 登山道を | 羊蹄山を |
「山頂まで700m」の道標が出てきて、まだ、半分来ていないことを知らされる。振返ると、倶知安市街が緑の平野の中に丸く見えていた。羊蹄山も辛うじて見えていた。間もなく、「グラン・ヒラフサマーゴンドラコース」の分岐に差し掛かる。看板にはアンヌプリゴンドラの運航日も記入されていた。 |
山頂まで700m | 倶知安市街を | 羊蹄山を | ヒラフ分岐 |
「山頂まで500m」の道標が出てきて、ハイオトギリも咲いていた。道はダケカンバの幹が横たわっていて登りながら辿って行く。「頂上まで300m」の看板が出てきて、コルに到着する。 |
山頂まで500m | ハイオトギリ | ダケカンバが | 山頂まで300m |
コルから、私一人で藪漕ぎをして南峰を目指す。取り付きには道床が確認は出来るが藪になっている。中に入ると稜線には登山道が健在だが、ハイマツが覆い隠して来ていた。5分も登らない内に南峰のピークに辿り着く。山頂は真中に小さなケルンがあり何時もと変らない雰囲気だった。足元には真っ白なシラタマノキがあった。目の前に羊蹄山が見えるが、まだ、すっきりしない。 |
南峰 | 山頂を | シラタマノキ | 羊蹄山を |
アンヌプリの山頂方向は良く見え、肩越しにチセヌプリやニトヌプリ、真っ白なイワオヌプリが見えていた。コルからは心配そうに愛棒が手を振っていて、その下には鏡沼が半分姿を見せていた。 |
チセ ニト イワオ アンヌプリ コル 鏡沼 |
右下には、鏡沼も見えていた。ハイマツに引っかかりながら下って行き、愛棒と合流する。南峰を振り返りながら、山頂を目指す。足元にはツルリンドウの小さな花が咲いていた。 |
鏡沼を | 南峰を | 山頂を | ツルリンドウ |
なだらかな尾根道を、クロマメノキの黒い実、フレップの赤い実を見ながら山頂に着く。山頂には新しい山頂標識があり、早速、記念写真を撮し、奥の観測所跡の石碑の方へと辿って行く。 |
クロマメノキ | フレップ | 山頂(大×) | 観測所跡 |
山頂からは雷電山、目国内岳、シャクナゲ岳、ニトヌプリ、イワオヌプリ、ワイスホルン、岩内湾が見えていた。ワイスホルンの夏道は、まだ、山頂まで延びてはいなかった。 |
雷電 目国 シャク チセ ニト イワオヌプリ ワイスホルン 岩内 |
奥の観測所跡の石碑の前に、陣取りビール風味の炭酸飲料を飲む。眼下には鏡沼が見え、遠くには余市岳、定山渓天狗岳、無意根山が連なって見える。羊蹄山からはすっかり雲が取れていた。山頂にはキアゲハが舞っていて、大きなキアゲハもいたが、遊んでくれたのは小さなキアゲハだった。 |
鏡沼を | 余市・定天・無意根 | 羊蹄山 | キアゲハ(大×) |
下山しがけに、愛棒が犬を連れたご婦人と、犬の話しをし出す。私は時間つぶしに、ウメバチソウを撮しながら待っていた。帰りは、ニトヌプリを真正面に見ながら、五色温泉コースを下って行く。五色温泉も眼下み見えて来る。五色温泉の上には廃道もまだ見えていた。登山道はジグを切りながら下って行くので、ワイスホルンも真正面に見えだす。 |
ウメバチソウ | ニトヌプリに向って | 五色温泉 | ワイスホルンが |
一息入れながら、山頂を振返ると手前のピークが見えるのみだった。ノリウツギやエゾオヤマリンドウを見ながら下って行くと、ギャル、高校生、外人、夫婦連れ、単独と雑多な人々とすれ違う。流石に、正面玄関だと思う。丁度、昼にケルンに到着したので、昼食にする。ケルンには「斎藤克久君遭難碑 昭和35年12月27日・・・北海道大学ワンダーフォーゲル部」の金属プレートが嵌め込まれている。 |
山頂を | ノリウツギ | エゾオヤマリンドウ | ケルン |
ケルンからは雷電山、目国内岳、、シャクナゲ岳、チセヌプリが遠くに、山腹にジグを切った登山道のあるニトヌプリやイワオヌプリが間近に見える。 |
雷電 目国内 シャクナゲ チセ ニトヌプリ イワオヌプリ |
帰りがけ、ケルンの横から昆布岳をバックにしたニセコの平野と平野に下って行く見返り坂のある尾根、その上のモイワ山を眺める。ふと、横を見たら一盛りあり、ハエがたかっていた。昼食中、随分ハエが多いと思っていたが、こんな所にと思うと吐き気がする。 |
昆布岳 見返り坂 モイワ山 |
ハエから逃げるように、ケルンを後にして下って行くと、分岐になる。分岐の標識は地べたに落ちてしまって判別出来ないが、私が先頭に立ち、少し荒れ気味の道へ真っ直ぐ入って行く。道は、最近、最小限の手入れをしたようだったが、笹の回廊を思わせるところもある。 |
ゴゼンタチバナ | 分岐 | 分岐からの道 | 笹の回廊 |
荒れ気味の道がモイワ山への林道に突き当たり、広い林道に出て一息付く。林道歩きも、直ぐに終わり、分岐からは、再び、荒れ気味の道へと下って行く。最初は、凄く狭くニセコの道とは思えないが、少し下るとそれなりの登山道となる。モイワ山の谷は結構深いので、草が無ければ転落が怖そうだ。見返り坂と名付けられているが、見返る対象が無くがっかりする。結構急な登山道を下って行き。ようやく登山口に辿り着く。登山口には登山届けポストも設置されていた。今度は、林道になり、やれやれと思いながら下って行く。 |
林道へ | 分岐 | 登山口 | 林道を |
途中で、ようやく昆布岳が望めるところがあり、一息つけた。道端には、ツリガネニンジンの花がぶら下り、衣類のタグを思わせる蛾が草の葉に止っていたりした。林道が終わると、一般道の舗装道路に出て、「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」の前を下って、駐車場に到着する。 |
昆布岳を | ツリガネニンジン | 蛾(大×) | 駐車場へ |
コース | 五色温泉 | 鏡沼 | アンヌプリゴンドラ | ゴンドラ→見返坂 | ヒラフ温泉 |
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二人の山行記録(遊びの時間含む) 2010年8月26日(金) 晴れ 一周4:24 9:11ゴンドラ山麓→9:21山頂駅→9:28千m台地展望台→9:44山頂1300m→9:53リフト山頂駅(H1152m)→10:01山頂700m→10:07山頂800m(ヒラフ分岐)→10:12山頂500m→10:20山頂300m(南峰往復)10:30→10:40頂上11:13→12:02ケルン12:20→12:31分岐→12:41分岐(林道へ)→12:45分岐→13:05登山口→13:18林道へ→13:35ゴンドラ山麓駅 |