アンヌプリ(1308.0m)   
コース 五色温泉 鏡沼 アンヌプリゴンドラ ゴンドラ→見返坂 ヒラフ温泉

 ポイント
 ニセコアンヌプリゴンドラ(国際スキー場)が利用でき、景色が素晴らしいので、家族や高齢者に超人気のあるコースだ。
ゴンドラ往復コース

 アクセス(カーナビ入力:ゴンドラ0136-58-2080)
 ニセコアンヌプリ国際スキー場を目指し、夏季運行のゴンドラに乗り1000m台地の登山口に行く。
 国土地理院地図 Google Map
 7月26日<2003(H15)年 登り1:10 下り1:08>
 最初、東山のゴンドラに行ってしまう。どうも、動いている気配がないので、心配になった。そこで、少し遠くで丁度乗馬用の馬を世話していた男性に聞きに行く。その途中に事務所があり、その中で女性が忙しそうに開店準備をしてた。
 私はその女性にゴンドラは今日動くんですかと聞いたら、ここのゴンドラではなく、アンヌプリゴンドラだと教えてくれた。ちょっと関西訛りがある女性だったが、親切に外まで出てきて、道を教えてくれた。お礼を言って、アンヌプリゴンドラを目指す。
 アンヌプリゴンドラ山麓駅では開店準備が忙しそうにしていた。時折、駅舎から空のゴンドラが出て行く。間もなく、9時になりシャッターが開いた。窓口で1200円の往復切符を買い、ゴンドラに乗り込む。ゴンドラからは羊蹄山、昆布岳、アンヌプリが見え結構展望が良い。物珍しそうにきょろきょろしていると、山頂駅に着いてしまう。
ゴンドラの山麓駅 ゴンドラから山頂を 山頂駅を出発 1000m台地展望台を
 山頂駅で登山届けを書き、外に出る。今日は、愛棒が腰を痛めていたので、何処まで行けるか不安だった。山頂駅を出ると直ぐ上に立派な1000m台地展望台がある。展望台からは羊蹄山が良く見える。その横に、「登頂ルート入口山頂まで1300m」の標識がある。ここから、笹を刈った登山道を登って行く。
展望台から羊蹄山を 1000m台地の出発点 羊蹄山を望む ゴンドラから300m
 羊蹄山は終始後に見えて楽しみだった。登山道は道標も多く良く整備されていた。登山道には岩が出だすと、ジャンボ第4リフトの山頂駅が見えてくる。
岩が出だす 秋の稔り(大×) ジャンボ第4リフト山頂 ヤマハハコ(大×)
 この山頂駅の周辺には花が多い。山頂駅の裏側には「連絡路入口アンヌプリ頂上まで800m」の看板が架かっていた。
ヨツバヒヨドリ(大×) コガネギク(大×) ハイオトギリ(大×) 山頂まで800m
 岩が多いが花も多い登山道を登って行くと、「山頂まで700m」の道標が出て来る。
? ? 岩の多い登山道 山頂まで700m
 羊蹄山も望むことが出来る。「山頂まで500m」「山頂まで300m」の道標が出てくると、南峰の直下になっていた。南峰への道は植生回復ということで、閉鎖されていた。もう登ることができないようで、残念だった。
羊蹄山を望む 山頂まで500m 南峰直下 頂上がすぐそこに
 平坦な尾根道を進むと、直ぐそこに頂上が見え、後を振り返ると南峰が見えていた。尾根筋からは五色温泉やモイワ山が見え、高山植物も多くなる。間もなく、山頂に踊り出てしまう。
南峰を振り返る 五色温泉を望む エゾシオガマ(大×) 登山道の終点
 改めて、羊蹄山を見るが、南から雲が押し寄せて来ているようだった。山頂のニセコ観測の碑、避難小屋、鏡沼からの登山道を見て回る。鏡沼側の斜面にはカンゾウの黄色い花が咲いていた。
頂上から羊蹄山を チシマフロウ(大×) ニセコ観測の碑 避難小屋
 岩内側には真っ白なイワオヌプリ、登山道が出来たワイスホルンが間じかに見える。
                     ←大
五色温泉コース                イワオヌプリ ワイスホルン
 山頂標識で記念写真を撮り、岩の上に腰掛けて、風に吹かれる。下りは鏡沼や台地の2つの小沼を見ながら下る。下り終えて、山頂を振り返るとすっかり雲に覆われてしまっていた。
山頂と羊蹄山(大×) 鏡沼を望む ゴゼンタチバナ(大×) 台地の小沼を望む
 8月5日<2019(R1)年 往復2.6km 登り1:33 下り1:13> 
 60数年ぶりの暑さが続く中で山登りを控えていたが、9時の運行に間に合うように家を出る。山麓駅に着くと、すでに蒸し暑かった。1000mからなら涼しいだろうと思ってゴンドラに乗り込む。天気予報は晴れだったが、薄曇りと言ったところだった。ゴンドラの行く手にも薄い雲が棚引いていた。それでも、羊蹄山や昆布岳のシルエットは見える。今日もPM2.5 が多いようだ。
ゴンドラの山麓駅 ゴンドラから 羊蹄山 昆布岳
 山頂駅で登山届けを書き、外に出る。 1000m台地に上がっても蒸し暑さは変わらなかった。展望台には観光客がいたので素通りし登山口に向かう。登山口には「登頂ルート入口/山頂まで1,300m」の道標がある。道中、風が無く蒸し暑いのに加え、後ろから容赦なく日差しが照 り付ける。汗が噴き出て、足が重たくなりペースが落ちる。先行していたご夫婦は、間もなく下りて来た。どうやら、山頂へ行くのをあきらめたようだ。途中に、「山頂まで/1,000m→/ゴンドラ山頂駅まで/←300m」」の道標がある。まだ、300mしか来ていないことに驚く。かなりのローペースを認識する。
 バテバテで、ジャンボ第四ペアリフトの山頂駅に辿り着き、日陰で休む。 ここで、諦めるかどうか考えている内に汗が引いて元気が出たので、引き続き登ることにする。この10分の休みで息を吹き返すことが出来た。山頂駅の裏には「連絡通路入口/アンヌプリ山頂まで/To "Mt'Annupuri mountaintop"/←800m」の道標がある。羊蹄山も望める。
登山口 山頂まで1,000m リフト山頂駅裏 羊蹄山と道標
 ニセコにしては余り整備されていない登山道を登って行く。以前は、もう少し登山道が整備されていたと記憶していたが、ササの高刈りの部分や、ササの根がループになっていて足が引っかかる所、ササが登山道にはみ出している所が多く見られた。今日はハサミを持ってこなかったのでササの処理が出来ず残念だった。
 途中に、「山頂まで/700m→/ゴンドラ山頂駅まで/←600m」」の道標がある。まだ、半分も来ていないが、暑さで足が進まない。羊蹄山は終始後に見え、登山道にヤマハハコ、コガネギク、ハイオトギリ等が咲いていて励みになる。しかし、アブが威嚇して来るので、団扇やアースジエットで数匹をおとなしくする。
 本倶登山のシルエットや霞んだ倶知安の街並みを眺めながら登って行と、ヒラフからの登山道が合流してくる。看板は、ヒラフ関連の方が多いようだ。分岐には「ニセコアンヌプリゴンドラNIseko Annupuri gondola station/ニセコアンヌプリ頂上方向Mt.Niseko Annupuri peak/グラン・ヒラフ サマーゴンドラGrand-Hirafu summer gondola」の看板が設置されている。
山頂まで700m 羊蹄山 ハイオトギリ ヒラフ分岐
 東から海上保安庁のヘリコプタが飛んで来た。見上げると、頭の上はまだ青空だった。すぐに、暑さに負けて足取りが重たくなる。それでも頑張って登って行くと、小さな木陰があり涼をとる。「To Mountaintop/山頂まで/←500m/To "Gondola mounteintop/アンヌプリゴンドラ山頂駅まで/800m→」が現れる。
 南峰の入口には「To Mountaintop/山頂まで/←300m/To "Gondola mounteintop/アンヌプリゴンドラ山頂駅まで/1,000m→」」の道標がある。南峰への道は普通の登山道に見える。
ヘリコプタ 頂上まで500m 頂上まで300m 南峰入口
 山頂を目指し、緩慢な尾根上を心地よい風に吹かれながら辿って行く。ようやく山頂に着くと誰も居なかった。早速、三角点横の山頂標識と記念写真を写す。山頂で、おにぎりを食べていると、平野部から霧が吹きあがって来て涼しくなる。
山頂を 山頂 三角点 山頂標識
 下りる準備をしていると、外人の女性が、ナ ップザックを背負った軽装で登って来た。間もなく、男性も登ってくる。 最後に、ケルンを眺め鏡沼を見に行く。鏡沼からの登山道にタチギボウシが咲いていた。振り返ると、イワオヌプリが煙っていた。
ケルン 鏡沼 タチギボウシ イワオヌプリ
 測候所跡を振り返り、下山を開始する。尾根筋からは五色温泉が煙って見える。南峰は、登っても霧で何も見えないので止めるというより、暑さで登るのを諦めた。ヒラフ分岐からは、もう羊蹄山は見無くなっていたが、1000m台地の沼は見えていた。
 下って行くと、団扇を片手に「お母さん頑張って」の息子の掛け声と伴に、外人のお母さんのご一行さんが登って来る。2歳児を背負子ザックで担いだご一行さんも登って来た。背負子の二歳児は、揺られて笑っていた。お母さんに連れられた男の子は背負子が羨ましそうに見えた。カメラを片手の男性も登って来る。運動靴を履いた家族もいたが、帰ったら指先が痛いだろうと心配になる。 ジャンボ第四ペアリフトの山頂駅から下って行くと、ゴンドラ駅の赤い屋根が見えて来る。
測候所跡 五色温泉を望む ヒラフ分岐 山頂駅が
 それにしても、白人の人たちは元気で、軽装で良く登ると感心する。道標も英語表記になっていた。山頂標識は古いままなので、英語併記の新しいものにしてはと思う。
コース 五色温泉 鏡沼 アンヌプリゴンドラ ゴンドラ→見返坂 ヒラフ温泉

二人の山行記録もくじへ   次アンヌプリゴンドラ→見返り坂コースへ  アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2019(R1)年8月5日(月) 晴れたり曇ったり 登り1:33 下り1:13
 9:33ゴンドラ山頂駅→千m台地展望台→9:38登山口(山頂1300m)→9:59山頂1000m→10:12山頂800m(ジャンボ第4ペアリフト山頂駅)10:22→10:30山頂700m→10:38ヒラフ分岐→10:49山頂500m→11:06山頂300m(南峰入口)→11:16頂上11:42→ゴンドラ1000m(南峰入口)→ゴンドラ800m→12:08ヒラフ分岐→12:16ゴンドラ600m→12:21山頂800m(ジャンボ第4ペアリフト山頂駅)→12:37ゴンドラ300m→12:55ゴンドラ山頂駅
 2003(H15)年7月26日(土) 晴れ 登り1:10 下り1:08
 9:15ゴンドラ山頂駅→9:18千m台地展望台→9:20登山口(山頂1300m)→9:37山頂1000m→9:49山頂800m(ジャンボ第4ペアリフト山頂駅)→9:54山頂700m→10:05山頂500m→ヒラフ分岐→10:16山頂300m(南峰入口)→10:25頂上10:41→ゴンドラ1000m(南峰入口)→ヒラフ分岐→11:01ゴンドラ800m(ジャンボ第4ペアリフト山頂駅)→11:13ゴンドラ600m→11:29ゴンドラ300m→11:49ゴンドラ山頂駅