銭函天狗山(536.7m)
コース別 銭天山荘 桂岡 金山
純登山 往復 桂岡→採石跡
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 ポイント
 頂上からの展望は最高、石狩湾と暑寒別岳が綺麗に見える。頂上付近では、子供を崖側ではなく、林側を歩かせると安全だ。頂上は見晴らしの良い岩場だ。
 金山と桂岡コースは林道主体、銭天山荘コースは登山道主体だ。
 国土地理院地図   周辺地図
2002.4.28金山コース
桂岡→採石跡コース

 アクセス
 札幌から国道5号線を走り銭函の桂岡に至り、角にセブンイレブンとラルズマートのある交差点を左折し、そのまま真っ直ぐ進む。左に桂岡公園があり、ゴミステーションの横に停める(誤って崖に落ちないように注意)。以前は砂防ダムまでは入れたが、採石場が閉鎖された後は、手前のゲートが閉まった(ゲート手前に数台の駐車スペースはある)
 6月12日 <2020(R2)年 単独 往復10.402km 登り2:07 下り1:22>
 滑り止めの付いたコンクリート舗装の道路を下って行く。道の真ん中にバリゲートがあり、看板「北海道新幹線、/小樽地区/地質調査R1」が立っていた。その奥に閉まっているゲートがあり、多数の看板が警告を発していた。ゲートの横から作業道に入り、採石場跡と砂防ダムの分岐に差し掛かる。以前は、ここまで車で入れ、駐車場もあったが、不法投棄が凄く入れなくなった経緯がある。ここを右折して、林道に入ると解放されたゲートがある。
舗装道路を バリゲート・ゲート 採石跡・ダム分岐→ ゲート
 林道は、以前は車が通行できる状態だったが、今は荒れてしまって小沢に埋められていた土管が露出し、役に立たなくなっていた。春香山分岐には、以前あった銭天の道標が無くなっていた。何かの小屋が現れると、道の真ん中にバリゲートが現れる。横から交わして奥へと進んで行くと、再び小沢が2か所崩壊していた。
小沢 春香山分岐↑ バリゲート 小沢
 銭函川の川底は滑床で、滑滝もある。道端には、ユキザサやタニウツギが咲いていた。
銭函川 滑滝 ユキザサ タニウツギ
 砂防ダムも連続して現れる。広場の分岐からは左に大きくカーブして上がって行く。銭函川の右岸沿いに分岐している道は何処まで続いているのだろうか。山へと登って行くと、道が整備された造林地帯になる。造林地帯の中に、奥手稲山の分岐がある。この分岐は真っすぐ進む。以前には、この分岐を右に曲がってしまったことを思い出す。ウドの頭を採りながら歩いていると、後続の男性に追い越される。今日ただ一人の濃厚接触者候補になる。北上を続けると、十字路になる。ここは、左に辿って行くが、先行した男性は迷っているようだった。
砂防ダム ←広場の分岐 ↑奥手稲山分岐 ←十字路
 以前は立派な林道も、草ぼうぼうになっていた。道端にはハクサンチドリが咲いていた。目の前に広場が現れると、藪に、小さなピンクテープがぶら下がっただけの登山口がある。中に入ると、普通の登山道だが、入口だけ地味でわかり難い。小さなコブを一つ越えると岩場になり、道端にカマズミの小さな白い花がが咲いていた。
ハクサンチドリ 登山口 岩場に カマズミ
 切り立った岩壁が見え出し、そこをクリアすると、山頂に到着する。岩場から、山頂標識と三角点のある山頂へと進み、岩越しに石狩湾を望む。
崖が 山頂 山頂標識 石狩湾を
 もう少し、海側に行って石狩湾を眺めようと思ったが、特等席に先行者が憩っていたので、引き返す。足元にはカラフトイバラ(ヤマハマナス)が咲いていた。南側の岩場に戻ると、エゾノキリンソウが咲いていた。手稲山も見えるがすっきりとはしていない。愛棒に電話をかけて下山を開始する。下って行くと、先ほどの男性に出会う。その男性は広場の登山口を見失い、林道を真っすぐ下ってしまったようだった。以前は、少し藪な所もあったが、今はすっきりした登山道になっていた。ササの頭が無い所を見るとシカが食べたのだろうか。
石狩湾 カラフトイバラ エゾノキリンソウ 登山道
 広場から採石場跡に出ようと、林道を北上して終点まで行く。終点には右と左に踏み跡がある。右に行くと山頂だが、少し入ってみると踏み跡が続いていた。冬はここから登ったが、夏も登れるのかなと思いながら引き返す。
 再び、林道終点から左斜め方向に入る。中は、登山道の様な雰囲気でジモティーさんは登っているようだった。道の真ん中に看板「王子小樽山林/自然景観保護地区/昭和四十七年三月一日指定/北海道/自然を大切に」が立っていた。この看板を過ぎると、砕石場跡になり、小樽が見えて来る。
\林道終点 尾根道 景観保護看板 小樽が
 採石場の上は、遮るものが無いので、南岳、コルの銭函峠、奥の春香山、その手前の和宇尻山、すぐ目の前に三角点:十万坪、その奥に三角点:第二吹上、吹上(マサリヌプリ)、石倉山が連なり、海側に赤岩山、高島岬、ホテルノイシュロス小樽、日和山灯台と続いていた。
                     ←大
南岳 銭函峠 春香山 和宇尻山 十万坪 石倉山 赤岩山 高島岬
 採石場の上からは、桂岡が眼下に広がって見える。採石跡は、思い思いに歩いているのか道らしい道は無ない。一番海側の石の山を越えると、見晴町からの林道が合流するが、行く気が起きず、作業道を下って行く。この作業道の右側は切り立った崖になっている。作業道を下って行くと、ボーリングの現場に出っくわす。どうやら新幹線地質調査をしているようだった。邪魔にならないように早々に通過する。法面を見ると、安山岩の露頭が見られる。見事な柱状節理だった。
桂岡を 採石跡 新幹線地質調査 柱状節理
 下に下りて、再び、安山岩の露頭を見上げる。帰りがけ、道端に、山の神の石碑を見付ける。碑文は彫っていなかったが、碑の前に平らな石が置かれていた。砕石場のゲートを通過し、林道のゲートを交わそうとしたら、サイハイランが咲いていた。
安山岩の露頭 山の神 ゲート サイハイラン
 
コース別 銭天山荘 桂岡 金山
純登山 往復 桂岡→採石跡

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 山行記録
 2020(R2)年6月12日(金) 晴れ 往復10.402km 登り2:07 下り1:22
 7:27公園→7:32ゲート→7:36砂防ダムゲート→7:41春香山分岐→7:46バリゲート→8:28分岐:沢から尾根へ大曲→8:53奥手稲分岐→9:08十字路→9:16広場→9;34頂上9:40→9:54広場→10:10林道終点10:02(斜め左へ)→10:15看板→10:20採石跡→10:34柱状節理→10:45山の神→10:55ゲート→10:56砂防ダム分岐→10:59ゲート→11:04公園