砥石山(826.3m)三角山(705m)八垂別の山(434.0m)
コース別 砥石沢
(源八沢)
小林峠→
砥石沢
小林峠 中の沢
=小林峠コース=
時期 7/26 8/27 9/9
10/1

 ポイント
 札幌市街から砥石山を見ると、右の頂上が少し凹んでいるのがワレ山、左が三角山、真ん中が砥石山になる。小林峠コースは人気のコースだが、八垂別の山434.0m、435m峰、T4分岐の山495m、三角山705mとアップダウンのある尾根を辿るので、獲得標高は結構ある(詳細は札幌市のHP/自然歩道)。

 アクセス
 西野から真駒内へ抜ける道道82号(西野真駒内清田)線の旧道部分に小林峠の駐車場があり、そこが登山口となる。
 国土地理院地図 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 7月26日<2011(H23)年 往復10.622km 登り2:29 下り1:58>
 小林峠の駐車場には、既に2台が駐車していた。準備を終え、早速、登山口へ向かう。最初から急な登山道に取り付いて、まず、八垂別の山を目指す。途中で、スキー場からの道が上がって来る。急登が終わる頃、山火事注意の看板が現れ、そこから踏み跡が延びていた。
登山口へ 急な取り付き スキー場分岐 八垂別の山
 踏み跡を辿ると、無事、三角点:八垂別(434.0m)のあるピークに立てた。次に、T分岐を目指すが、八垂別の山と同じような標高の435m峰が途中にあるので、下ったり登ったりで疲れる。暑くてばて気味になった頃、後ろから、若者二人が追い越して行く。途中、下草を刈った林が現れ、その傍の木を何気なく見ると、熊の爪痕の様な引っ掻き傷の跡がある。林の手入れ中に付けたとも考えられると思いながら奥へと進むと、道標が立っていた。
藪に三角点が 三角点:八垂別 爪痕? 道標が
 道標は「札幌周辺自然遊歩道」の表示だった。T分岐に到着すると、木製の道標があり「札幌周辺自然遊歩道」の文字が見える。T4分岐に下ると、「札幌周辺自然遊歩道/(現在地)T4分岐点/←1.2km三角山(通称)/2.2km砥石山山頂/5.3km砥石山登山道入口/6.8km常次沢林道入口/3.0km小林峠入口→」の道標が立っていた。文字は、登山者が指で触れて確認するためか、少し掠れている。
札幌周辺自然遊歩道 札幌周辺自然遊歩道 T4分岐へ下る T4分岐
 次に、平らな尾根道を辿り、三角山を目指すと、犬や狐では掘れそうに無い掘り返しを見つける。道端には、エンレイソウが赤黒い実を付け、その傍にカタツムリが寝ていたり、クルマユリが咲いていた。
平らな尾根道 掘り返し エンレイソウの実 クルマユリ
 茎に赤みのあるイチヤクソウや赤みの無いコバノイチヤクソウが咲いて来るが、結構な急登になる。三角山の道標が出てきたので、三角山へと登って行く。途中で振り返ると、硬石山や藤野の市街地が望まれる。
イチヤクソウ 三角山へ 三角山への道標 藤野市街
 三角山の山頂で休もうかと思ったが、アブが煩くて、直ぐに下って行く。 コルへ下りると、笹原になり見上げるとノリウツギ(サビタ)の白い花が咲いていた。
三角山の山頂 下る コル サビタ
 足元には、キツリフネが揺られて咲いていた。コルから最後の急な斜面を登っていたら、再び、アブが飛んで来る。慌てて、登って行くが、息が切れそうになる。
 アブが居なくなり、開けた所に出ると登って来た三角山とその奥にクレーンが立っている藻岩山が見えていた。愛棒はアブから逃げるように山頂に上がり、腰を下ろしていたが、直ぐに、立ち上がりアブだと下山してしまう。
キツリフネ 最後の急登 三角山と藻岩山 山頂(大×)
 私は、アブを避けながら、山頂標識、三角点、神威岳、藤野市街地を撮し、直ぐに下山する。
山頂標識 三角点 神威岳 藤野市街
 再三に渡るアブの飛来に怯えながら下山するが、登山者も上がって来る。皆さんは大丈夫だろうかと心配しながら下って行く。三角山のトラバース道に辿り着くと、イチヤクソウ、ベニバナイチヤクソウが咲いていた。疲れきって下山して行くが、時折、アブに追われ、その度に、ダッシュを繰り返す。ようやく、T4分岐を通過し、八垂別の山に辿り着くと、再び、アブが飛んで来る。脱兎のごとくと言いたいが、疲れきっているので速さが足りない。
イチヤクソウ ベニバナイチヤクソウ T4分岐へ 八垂別の山へ
 道路に下りて、事故が無かったことを感謝する。実は、アブをスズメバチと勘違いして、怯えていた。
 8月27<2000(H12) 登り1:47 下り1:23>      北の山遊詩:山と犬と棒
三角山 山頂
小林峠からいきなり登りなので、息が切れる。アップダウンを繰り返しながら尾根道を辿って行くと、御一行さんと擦れ違う。その中のリーダと思われる老人は、熊も居ない山で熊鈴の音がうるさいと言う。愛棒と顔を見合わせて、鈴を鳴らさないようにして別れる(砥石山にも熊は居る)。
 中の沢コースが沢から上がってくるT4分岐点から、また、アップダウンを繰り返し、三角山に着く。
 再び、急な登山道を下って、最後の登りをクリアすると、山頂に到着する。
 9月9日<2007(H19) 往復8.682km 登り2:15 下り1:46>
 小林峠の駐車場に車を停めて、路側帯を登山口まで歩いて行くと、登山口近くに小林峠の石碑がある。小林峠の歴史を紐解いた碑文を読み終え、登山口に向かう。登り始めから急な階段登りが始まる。最初のコブは「三角点:八垂別434.3m(現在434.0m)」で、「コバランド」側からも小道が上がって来る。登り切るとピーク近くに「ノブドウ」が実付いていた。ピークにはピンクテープが2本あり、どうやら三角点の取り付きのようだが、濡れた藪なので、下山時に乾いていたら、行ってみようと先を急ぐ。下って行くと高低はあるものの平らな道が続く。平らな道を辿って行くと道標も現れる。
小林峠の登山口 登り始め ノブドウ 途中の道標
 サラシナショウマの白い花も風に揺れている。ようやく、中の沢コースが左から上がってくるT4分岐に着くと、一人の女性が登って来てベンチ状に並べた石の上に腰掛けた。あいさつを交わし、通過するが、T4分岐から合流したご夫婦と思われる二人連れが先行する。道端には、オオカメノキの実が赤く色付き始めている。サラシナショウマも既に山ブドウと見間違うような真っ黒な実が付いているのもある。トリカブトは真っ青な花を揺らして咲いている。
サラシナショウマ T4分岐点 オオカメノキの実 サラシナショウマの実
 T4分岐点を過ぎたあたりで、盤渓妙福寺のリンの音が風に乗って途切れ途切れに聞こえてくる。前には、盤渓妙福寺の読経が聞こえて来たこともある。
 T4分岐点から、また、アップダウンを繰り返し、三角山の分岐に着く。三角山の山頂に着くが、今日は雲っていて展望が得られない。この山は結構見晴しが良いので残念だ。以前来たときには、山頂標識は健在だったが、地べたに置かれていた。
盤渓山 トリカブト 三角山分岐 三角山山頂
 三角山の急な道を注意しながら下って行くと、笹原のコルになる。何度か、山頂かと期待を抱かせる小さなコブを越えながら登ると、急に晴れ間が広がり山頂に到着する。山頂には、先行していたご夫婦が休んでいて、軽くあいさつを交わし、晴れている内に白川方向の市街地を写す。ご主人は私の「HYMLフラッグ」を見て、私もHYMLに入っていると言う。暫し、山の話しになり、砥石山の冬のルートを教えてもらう。ご夫婦は先に下山して行く。山頂からは神威岳が木立越しに見えていた。
笹原のコル 山頂 山頂の展望 山頂から神威岳を望む
 ワレ山方向から一人の女性が上がって来るところだった。女性から、砥石沢の登山道の状況を聞くと、快適な道だと言う。ただし、入口の自然遊歩道の状況が少し悪いらしい。ココアを飲んでいると、再び、雨が降ってきたので、三角点を撮し早々に引き揚げる。三角山は登らずにトラバースする。小林峠に戻ると駐車場は満杯で、路肩にも停めている車があった。
ワレ山方向 三角点 三角山分岐 小林峠の登山口に
 10月1日<1995(H7) 登り3:10>
三角山の分岐 山頂
 小林峠の駐車場からコブを超えながら尾根道を辿って行くと、読経の声が聞こえて来た。アップダウンを繰り返し、ようやく中の沢からの登山道が合流するT4分岐点に到着する。分岐点には平らな石が椅子の様に並べられていた。
 三角山の分岐に差し掛かると、ユニークな標識があり、登って見ると山頂からの展望は限られているが、藤野方向がよく見えていた。
 狭い山頂を後にして、急な登山道を下って行く。最後の登りをクリアすると山頂だった。山頂から砥石沢に向かう登山道が延びていたので、少し辿って見る。
コース別 砥石沢
(源八沢)
小林峠→
砥石沢
小林峠 中の沢

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2011(H23)年7月26日(火) 曇り時々晴れ 往復10.622km 登り2:29 下り1:58
 8:47駐車場→9:07八垂別の山→9:57T4分岐→10:39三角山→11:16頂上→11:41三角山分岐→12:17T4分岐→12:59八垂別の山→13:14駐車場
 2007(H19)年9月9日(日) 曇り時々雨 往復8.682km 登り2:15 下り1:46
 8:22駐車場→9:24T4分岐→10:05三角山→10:37頂上10:56→11:15三角山分岐→11:47T4分岐→12:42駐車場
 2000(H12)年8月27日(日) 曇り、晴れ 登り1:47 下り1:23
 駐車場→45T4分岐→34三角山→28頂上→20三角山→19T4分岐→44駐車場
 1995(H7)年10月1日(月) 晴れ 登り3時間10分