無意根山(1464m)
三角点:無意根(1460.2m)大沼展望所(1259m)千尺高地(1159.1m)
コース名 薄別(宝来沢林道) 元山(豊羽鉱山)

 ポイント
 薄別と元山からの2つの登山道がある。頂上には小さな祠がある。三角点の山頂からは羊蹄山を始め主な山々を見渡すことができる。特に、三角点の奥にあるケルンからの見晴らしは良い。薄別コースには大蛇ケ原湿原がある。無意根尻小屋からテラスへの道は、以前と大きく変わっている。元山コースは、大沼が覗け、途中の岩場は休憩ポイントになり、景色も良い。
元山コース

 アクセス
 定山渓から朝里に抜ける道道1号線(定山渓レークライン)を行くと、右に豊羽鉱山へ曲がる道道95号線がある。そこを右折し、豊羽鉱山(元山)まで行くと、分岐に道標がある。道はゲートで閉鎖されるが、その手前で右に曲がる。元グラウンドだった広く平らな駐車場の奥に登山口ある。
  国土地理院地図  周辺地図 
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 7月7日<1996(H8)年 登り3:30>
 豊羽鉱山(元山)まで行くと、大きな看板「豊羽鉱山本山案内図」(現在無し)に突き当たる。案内図に従って車を走らせると、スキー場の前に駐車場があったが、駐車場から車が溢れていた。どうにか車を停めて、無意根山山荘で登山届を出す。
 登山口から急登だったが、左手にアパートが見える辺りから緩やかになる。千尺高地に上がる登山道は、湿っていてかなり滑り易く何ども転んでしまう。愛棒は転んで左腕の付根を痛めてしまう。直ぐに、エアーサロンパスを吹きかける。途中で、道が二股になるが、直ぐに合流する。千尺高地に上がると、ペーペナイ川方向へ下る道がある。休憩広場に辿り着いたので、ノンアルコールビールを飲むと、蚊が一斉に寄って来る。
 休憩広場から頂上を望みながら登山道を辿って行くと、右手に大沼が覗ける。振り返ると、定山渓天狗岳が見えていた。岩場を過ぎると薄別からの登山道が合流して来る。
 主稜線を辿っていると祠やケルンがある。三角点の頂上に辿り着くと、大勢の人が憩っていた。おまけに、キャンプをしている人までいる。休む場所が見当たらないので、ケルン側に下り昼食とする。中岳方向には沢登りの踏み跡が見られた。
案内図(現在無し) 山頂 ケルン下
 主稜線で、キバナシャクナゲ、ウコンウツギ、フレップ、イソツツジ、ゴゼンタチバナ等を見て下る。愛棒が木の根につまづき、危なく転げ落ちそうになったので、後ろから引っ張り、事無きを得た。
 7月16日<2021(R3)年 往復14.550km 登り4:11 下り2:59> 
 昔グラウンドだった広い駐車場に一番乗りだった。登山口には看板「不法投棄禁止」や道標「無意根山↑」があり、奥にも道標「無意根山/登山口」がある。登山道に入ると登山届ポストがある。初めから傾斜がきつく、ロープが垂れている。登り切ったら、豊羽鉱山の高見台住宅跡がコル越しに見えだすはずだがと探すが、今はピンクテープが垂れているのみだった。登りきると「標識ポイント2」が木立に打ち付けられていた。クルマユリの咲く道を辿って行くと、「標識ポイント4」がある。
登山口 標識ポイント2 クルマユリ 標識ポイント4
 標高750m付近には分岐標識があるが、分岐する道は藪の中だった。直ぐに、二股の標識があるが道は一本だった。三股の標識(ポイント11)が大木に打ち付けられ、その上に、道標{ムイネ頂上へ」が見えた。実際は、一本道だった。小さくアップダウンをしながら、地図の844地点を下り、再び登って行くと烏帽子岳や神威岳が背後に見え出す。
分岐標識 二股の標識 三股の標識 烏帽子・神威
 円い残雪の残る余市岳や白井岳も見え出す。道端にはタカネシオガマやハイオトギリが咲いていた。方向が変わると急登になって来る。登るスピードが落ちて来ると、ブヨと蚊が近づいて来る。その都度、殺虫スプレーを噴射するが、スプレーも底をつく。
余市・白井 タカネシオガマ ハイオトギリ 急登
 急登が緩むと、余市岳や白井岳が見え出す。ひと登りすると平らな千尺高地となる。展望の無い、背の高い笹薮に「休憩広場まで300m」の標識が無造作に置かれていることから、始めて千尺高地であることを知る。正面に無意根山が見えてきて、下って行くと、休憩広場になる。休憩広場には倒木のベンチがあり、「無意根山3.7km」の道標がある。
余市岳 後300m 山頂方向 休憩広場
 休憩広場から下り気味な登山道を辿ると、小沢がある。この小沢はペーペナイ川の源流ではと思う。長尾山のコル近くと思われる辺りからだらだらと登るが、石ころの上で登り難くい。石ころは何時の間にか粘土質となり、乾いていなければ滑る所だった。尾根道になると展望がいっきに開け、振り返ると余市岳や定山渓天狗岳が見えていた。この辺りで、男性に追い越される。
小川の渡渉 台形地形を 振り返ると余市岳 振り返ると定天
 P1269mを過ぎると広場になり、道標「頂上」が木立に打ち付けられている。ここから、木立越しに大沼が青く見える。木立に登って何とか大沼の全景を見ようと思うがダメだった。岩場になると小さ目のハイオトギリが咲いていた。
道標「頂上」 木立越しに大沼を ハイオトギリ
 岩場では展望が開け、烏帽子岳、神威岳、砥石山、豊平山、盤ノ沢山、札幌岳、空沼岳、狭薄山が見えるようになる。
                     ←大
烏帽子 神威岳 砥石山 豊平 盤ノ沢 札幌 空沼 狭薄山
 岩場を過ぎても大沼が木立越しに見えてきた。何か青い目で見られているようにも見える。薄別分岐が現れ、分岐には「元山コース登山口(豊羽鉱山)/山頂方向/定山渓・薄別コース・宝来沢林道・北大尻小屋方向」の看板が立っていた。ここから、遮るものが無い笹原を強い日差しを背に受けて登って行く。今日は特に暑く30℃越えなので、バテバテで足が上がらなくなる。山頂方向を望みながら休み休み登って行く。熱中症と言えば熱中症の様な状況で、水を飲みながら登って行く。
青い目 薄別分岐が 分岐の道標 山頂方向を
 何とか平坦な主稜線に上がると、道端にゴゼンタチバナが咲いていた。主稜線では、展望の無いダケカンバの林が続き、何時の間にかハイマツの林となる。ハイマツの中にケルンへの小路があり、入って見ると札幌岳が望め、眼下にテラスが望め、斜面にはシナノキンバイソウや時期が過ぎたチシマフウロが咲いていた。ケルンには「1974年3月25日 美しくも厳しい春雪の無意根山で散った 多田隆君 木村廷文君 のために 北海道大学エレガントスキー部 1976年10月」と彫られたレリーフの嵌められていたが、草生していた。
ゴゼンタチバナ ケルン テラス シナノキンバイソウ
 直ぐに、小さな祠のある山頂に辿り着くが山頂という雰囲気はない。それでも、最高地点には違いない。鈴の音が近づいて来たので、ここで待機して下山する先行者をやり過ごす。木立には、三角点へ誘うように道標「三角点/250m」が打ち付けられていた。
 三角点の山頂からは、羊蹄山が望めるが、雲の帽子をかぶっていた。
山頂 三角点へ250m 三角点の山頂 三角点
 三角点からの展望は良く、山頂方向から南側を見ると、定山渓天狗岳、手稲山、烏帽子岳、神威岳、砥石山、札幌岳、狭薄山、空沼岳、漁岳、ホロホロ山、徳舜瞥岳と連なって見える。
                     ←大
定天 手稲 烏帽子 神威 砥石山   札幌 狭薄 空沼 漁岳     ホロホロ・徳舜瞥
 ケルン方向から北側を見ると、隣の中岳、その後ろに尻別岳、雲の帽子の羊蹄山、ニセコ連峰、本倶登山、余市岳が一望される。
                     ←大
尻別 中岳     羊蹄山        本倶登山               余市岳
 三角点からケルンへ下って行くと、ケルン越しに喜茂別岳、並河岳、尻別岳、中岳、羊蹄山、ニセコ連峰が見えていた。
 ケルンには「夢・・愛・・・ そして語らい 水谷 寛 先生 1913.8.23〜1994.6.23 ここに眠る 1996.10.12 北大山スキー部 山とスキーの会」「昭和三十三年五月十七日 北大山岳スキー部員 倉稔君の霊こヽに安らかに眠る 北大山岳スキー部員一同」の2つのレリーフが嵌められている。以前は、中岳方向から小径が延びていたが、薄い踏み跡になっていた。白水沢からの沢登りが少なくなったのだろうか。
                     ←大
喜茂別岳 並河岳  尻別岳 中岳     羊蹄山  ニセコ連峰
 三角点に戻り、岩の上に腰かけて、菓子パンを1個食べる。食べながら愛棒に電話をするが繋がらない。帰りは、剪定鋏を取り出して、顔の位置に被る枝を切ながら下って行く。暑さでバテバテになり休みながら、岩場の岩に座って菓子パンを一つ食べる。大沼のVP手前で、男性とすれ違う。
 再び、登って来た尾根道をひたすら下る。水が流れて掘れてしまった登山道は歩き難い。粘土質の土は滑ると分かってはいるが、一度、転んでしまう。
 駐車場に着いて、豊羽鉱山山神社の山ノ神碑を見ようと思ったが、道路から立入禁止になっていた。下山して愛棒に電話するが圏外だった。定山渓に入ってようやく繋がった。
 8月13日<2005(H17)年 登り3:38 下り2:43> GPSトラックは山の地図帳「2005.8.13」へ
 以前は、無意根山荘で登山届をしたり、山荘前の自動販売機でジュースが買えたが、今は半分壊れかけた廃屋になってしまった。山荘に隣接していた集会場は全壊していて、昔の面影がない。グランドだったところにも建築廃材と思われる石が堆積され登山口が見えない。一番驚いたのは以前、車が駐車場から溢れていたのが、今回はわれわれの車がただ1台だったことだ。
 車を元診療所と元集会所の間にある空き地に停めて準備をしていると、元診療所の方から男性が近づいてきて、登山口は何処かと聞いてきた。われわれも、以前と様相がすっかり変わっている状況で、これから登山口を探そうと思っていた矢先で、分からないがとにかく石の山の奥だと伝える。安心したのかわれわれと反対側のプール跡に駐車し準備を始める。和泉ナンバーの車だった。
 登山口はスキー場に向かって右奥なので、廃屋の無意根山荘に一旦寄り、玄関先の「ようこそ無意根山へ」の看板を見る。振り返り、玄関から石の山を越えて登山口に向う。石原の奥に廃坑が見えたので、向って行くと登山口が下に見えてきた。無意根山荘を振り返り、登山道へと向かう。
廃屋の無意根山荘 看板 石原から登山口へ 無意根山荘を
 石原を下り、排水溝を跨ぎ登山道へ出る。登山口には「無意根山6.7km」の道標があり、山の方向に登山道が伸びていた。初めから傾斜がきつく、ロープが垂れている。しばらく登ると、尾根筋になり、豊羽鉱山の高見台住宅跡がコル越しに見えだす。「標識ポイント2」の看板が地べたに置かれていた。途中で、円形脱毛症のように丸く白い残雪が残る余市岳が僅かに望まれるが、展望の無い林の中を登って行くことになる。
無意根山6.7km 取り付きの登山道 標識ポイント2 余市岳を望む
 「千尺高地約1.6km/ポイント8」の道標が木立に括りつけられていたり、道が分岐する所には「標識ポイント11」が設置されている。荒れ気味の登山道を登って行くと、大木の間を通過する。
千尺高地約1.6km 標識ポイント11 荒れ気味の登山道 大木の間を
 また、余市岳や豊羽鉱山の施設が見え出すと、千尺高地は近い。やがて急登が終り、平らな千尺高地となる。展望の無い、背の高い笹薮に「休憩広場まで300m」の標識が無造作に置かれていることから、始めて千尺高地であることを知る。正面に無意根山が見えてきて、下り気味になる登山道を辿ると、直に休憩広場になる。休憩広場には倒木のベンチがあり、「無意根山3.7km」の道標がある。無意根山の山頂を見ると残念ながら霧がかかっていた。休憩広場は距離的には後半分強だが、時間的には今まで登りに費やしてきた時間以内で山頂に着く中間地点だ。
余市岳と豊羽鉱山 千尺高地を後に 休憩広場
 休憩広場から下り気味な登山道を辿ると、小川があり小川の流れの中を少し登る。この小川はペーペナイ川の源流ではと思う。ここを過ぎると、右に大沼に行くと思われる道が倒木に塞がれていた。オニシモツケの白い花に励まされ、長尾山のコル近くと思われる辺りからだらだらと登るが、石ころの上で登り難くい。石ころは何時の間にか粘土質となり、乾いていなければ滑る所だった。
小川の渡渉 オニシモツケ(大×) 石ころの登山道 滑る粘土質の登山道
 無意根山山頂へ/あと1.9km」の標識が地べたに置かれていた。尾根道になると展望がいっきに開け、振り返ると定山渓天狗岳が見えていた。右側には大沼がその全景は見せないものの木立越しに青い水面に青空を写していた。大沼や小沼は噴気口に水が溜まって出来たと言うことは、大沼山、長尾山、無意根山は外輪山と言うことだろうか。振り返ると烏帽子岳や神威岳が見えていた。
無意根山山頂へ1.9km 振り返ると定天 木立越しに大沼を 烏帽子・神威
 岩の傍には、「無意根山山頂へ/あと1.9km」の標識が置かれていた。岩場のP1269mを通過する辺から、左側には札幌岳、空沼岳、狭薄山が良く見えるようになる。1296mのコブは岩場で山らしく、定山渓天狗岳、藤野市街、空沼岳、狭薄山が良く見える。
無意根山山頂へ1.5km 岩場のP1269m 札幌 空沼 狭薄 定山渓天狗岳
 無意根山の尾根になると一時展望が遮られる。再び笹原となり、無意根山の東斜面を辿り、山頂方向を見上げることが出来るようになる。休憩広場から1時間位で薄別分岐に着く。薄別分岐には「無意根山1.2km」の道標が設置されていた。
無意根山の尾根に 山頂方向を見上げる 薄別分岐 無意根山1.2km
 薄別分岐から振り返ると藤野市街が見渡せた。尾根道になると、展望の無いダケカンバの林となり、何時の間にかハイマツの林となる。札幌市では珍しい、キバナシャクナゲがはい松の下に細々と生えている。ハイマツの回廊を破るように「ケルン」の小路があり、入って見る
藤野市街 ダケカンバの林 ハイマツの林 ケルンの小路
 ケルンの広場には「1974年3月25日 美しくも厳しい春雪の無意根山で散った 多田隆君 木村廷文君 のために 北海道大学エレガントスキー部 1976年10月」と彫られたレリーフの嵌められたケルンが佇んでいた。また、少し進むと祠への小路がある。祠の広場からは札幌岳が望める。
ケルンのプレート 祠の小路 札幌岳
 山頂直下になると羊蹄山が雲から頭を出していた。ハイマツの回廊を抜け、下り気味にリンドウの咲く平坦な路を辿ると、山頂標識のある頂上に辿り着く。頂上には、臼別から登ってきた男性がくつろいでいた。
羊蹄山の頭が 山頂直下 リンドウ(大×) 山頂(大×)
 山頂からは360°の展望があり、隣の中岳、羊蹄山、本倶登山、余市岳。定山渓天狗岳、手稲山、烏帽子岳、神威岳、砥石山、藤野三山、札幌岳、空沼岳、漁岳、ホロホロ山、徳舜瞥山が一望される。
                     ←大
中岳          羊蹄山                本倶登山
                     ←大
余市岳       定天   手稲山  烏帽子 神威
砥石山  藤野三山  札幌  狭薄 空沼 漁岳     ホロホロ・徳舜瞥
 今日は、三角点に陣取り札幌岳方向を見ながら昼食をする。最高点方向を振り返ると岩場の東斜面の奥に定山渓天狗岳が見えていた。昼食を終えたので、ウメバチソウを見ながらケルンへ下ってみることにする。
 ケルンには「夢・・愛・・・ そして語らい 水谷 寛 先生 1913.8.23〜1994.6.23 ここに眠る 1996.10.12 北大山スキー部 山とスキーの会」「昭和三十三年五月十七日 北大山岳スキー部員 倉稔君の霊こヽに安らかに眠る 北大山岳スキー部員一同」の2つのレリーフが嵌められていた。
東斜面と定天 ウメバチソウ ケルンのレリーフ
 ケルンからは喜茂別岳、並河岳、中岳、羊蹄山が揃って見えた。ケルンから中岳方向に小径が延びているが、以前よりは茂ってしまったようだ。白水沢からの沢登りが少なくなったのだろうか。ケルンの下を少し辿ってみたがフミ跡はしっかりしていた。
                     ←大
喜茂別 並河岳    中岳     羊蹄山
 山頂へ帰ろうと振り返ると山頂方向にケルンの頭が青空に突き刺さっていた。山頂に帰り山頂標識で記念写真を撮る。山頂標識は何時も向きが違うようだった。写真を撮り終えると、駐車場で会ったご夫婦が到着した。山頂で会ったばかりだが挨拶をして早々に引返す。ハイマツの回廊では鼻に笹の葉を付けた外人と出会い、その後で、男性と出会い、立ち話をする。この二人は薄別から登ってきたようだった。
 再び、東斜面の登山道を定山渓天狗岳を見ながら下って行く。大きなダケカンバを交し、ひたすら下る。
中岳・羊蹄 ケルンから山頂を 東斜面の登山道と定天 大きなダケカンバ
 岩場のP1269mに差し掛かると定山渓天狗岳が顔を出す。コブを越えたところで、不自然に笹刈りされているところがあり1歩上がってむると、木立越しに小沼が見えるビューポイントだった。再び、登って来た尾根道をひたすら下る。水が流れて掘れてしまった登山道は歩き難い。
岩場のP1269mから定天 小沼 尾根道を 掘れた登山道
 千尺高地に着き、振り返ると無意根山が見えていた。千尺高地を下って行くと、定山渓天狗岳が真正面にみえてくる。かなり下りたと感じるが、元山は結構遠くに見える。ようやく、登山口に辿り着き、今度は石の堆積場の回りにある木道を辿り、駐車場に着く。
千尺高地 無意根山を 定天を 廃墟のスキー場へ
 10月5日 <1999(H11)年 登り2:58 下り2:25>
 スキー場(現在無し)の前に無意根山荘(2007年に取り壊された)があり、手前に停める。無意根山荘で登山届を出して、スキー場側の歩道を歩き登山口に辿り着く。
 平日登山だったがので、先行者は1名だった。大雨が降った後なので、登山道には滑る泥が洗い流され無かった。千尺高地までは定山渓天狗岳、余市岳、烏帽子岳を背にして登る。千尺高地からは平らな道を休憩広場まで続いていた。頂上も望め、右に大沼が覗けるようになると、大沼方向に下る割と良い道があった。
 岩尾根からは、一気に展望が開けてくる。先行者が下りて来たが、キノコ採りのようだった。薄別分岐を過ぎて、主稜線のハイマツ帯になると頂上が近づいたと実感する。山頂に辿り着き、早速、山頂標識や羊蹄山をバックに記念写真を写す。ケルンの方に少し下ると、山頂越しに定山渓天狗岳が見えていた。
 山頂で昼食をしていると、薄別から登って来たという男性1名、女性2名のグループが到着する。薄別コースは無意根山小屋まで車で入れたと言う。5月にはツボ足で登って来ると言う。
 ケルンの方に少し下がると、中岳は城壁の様な岩が連なっていた。山頂方向を見ると、定山渓天狗岳が見えていた。
山頂 羊蹄山 定天
 中岳へ道が続いていると思ったが、どうやら雨水の流れたあとのようだった。
コース名 薄別(宝来沢林道) 元山(豊羽鉱山)

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2021(R3)年7月16日(金) 晴れ 単独 往復14.550km 登り4:11 下り2:59
 6:24登山口→8:20千尺高地→8:25休憩広場(後3.7km)→9:15大沼VP→岩場→9:40臼別分岐→10:25ケルン→10:28山頂:祠→10:35三角点=ケルン10:59→11:10山頂:祠→11:37臼別分岐→11:47岩場(休憩)11:56→12:00大沼VP→12:37休憩広場→12:46千尺高地→14:07登山口
 2005(H17)年8月13日(土) 晴れ 登り3:38 下り2:43
 8:37登山口(6.7km)→8:17千尺高地1.6km→10:19千尺高地→10:25休憩広場(後3.7km)→11:00後1.9km→岩場(後1.5km)→11:30臼別分岐(後1.2km)→12:05ケルン→12:06山頂:祠→12:15三角点=ケルン12:58→13:28臼別分岐→13:51後1.9km→14:18休憩広場→15:41登山口
 1999(H11)年10月5日(火) 曇り 登り2:58 下り2:25
 8:28登山口→10:00休憩広場→10:54臼別分岐→11:26三角点:頂上12:27→12:53臼別分岐→13:37休憩広場→14:52登山口
 1996(H8)年7月7日(日) 曇り 登り3:30