春香山迷走(906.7m) 710m峰

 ポイント
 銀嶺荘までは砂利道の林道だが、道標もしっかりしていて迷う心配はないと思っていたが、今回、「金ケ沢林道」の看板の下に「銭函峠」の小さな標識があり、「東海大学銀嶺荘」の看板が地面に落ちていて見えなかったので、「銭函峠」の標識にしたがってしまい迷ってしまった。
春香沢コース

 アクセス
 朝里から道道1号線(定山渓レークライン)を走り、札幌国際スキー場を過ぎると、鉄塔脇に奥小樽内川林道のゲートがある。
 国土地理院の地形図 GPSトラックは「2009.6.10」の地図帖へ 周辺地図
 6月10日 <2009(H21)年 登り3:22 下り2:23>
 「春香小屋」にある登山届に記帳して「小樽内川奥林道」のゲートの中に入る。タチカメバソウやニリンソウ等の春先の花がまだ咲く林道を辿ると、奥手稲への分岐に差しかかる。暫し、オオカメノキの白い花の咲く林道を辿って行く。
奥小樽内川林道 タチカメバソウ ニリンソウ オオカメノキ
 白い幹の白樺が綺麗な林道を辿ると、まだ、ヤシオツツジが咲いている。崖が大きく崩れた所を通過すると、小さな残雪があり、エゾリュウキンカが咲き、ようやく春を迎えているようだった。
白樺林の林道 ヤシオツツジ 崖の縁を エゾノリュウキンカ
 オオバナエンレイソウやカタクリの花も咲いていて、春本番というところだった。小樽内川に架かる春香橋を渡ると、左手に「春香山雨量観測所」が現れる。
オオバナエンレイソウ カタクリ 春香橋 雨量観測所
 雨量観測所を左に見て右折すると、「金ケ沢林道2,942m」と「銭函峠」の標識が現れる。地面に落ちていた「東海大学銀嶺荘」の道標を見落とし、「銭函峠」の道標に従い右折してしまう(正解は直進)。次に、ハクサンチドリをのんびり見ながら道標の無い分岐にさしかかるが、直進すると南岳に近づきすぎるので左折して登って行く。途中で、何時もは春香沢川に沿って登って行くが、沢が無くなってしまうので、道を間違えたことに気が付き引返すが、気が変わって「銭函峠」を目指してみることにする。再び、分岐になるが、平らなので見通しが利かず、右は南岳に近づきすぎると思い、左を選択する(右が銭函峠?)。
金ケ沢林道の看板 ハクサンチドリ 左折して登っ 分岐(右が銭函峠?)
 林道の行く手には春香山が見え出し、振り返れば定山渓天狗岳や南岳がみえていた。地図があれば、現在地を特定できる位置にあるのだが、ガーミンのGPSでは広範囲にすると、山の名前が表示されない。以前使っていた、エンベックスのGPSは広範囲にしても表示されるのだがと思いながら、登って行くと710m峰のピークで道が無くなる。右往左往するが、藪漕ぎは選択肢にないので、結局は引返すことにした。下りながら、銭函峠方向へ行けそうな枝道を辿って見るが、何れも道が消えてしまう。仕方が無く、710m峰方向を振り返り下山することにした。
春香山が 定天が 南岳を 710m峰を
 定山渓天狗岳を見ながら下って行くと、また、枝道があったので辿って見るが、途中で道が無くなる。仕方が無く、春香沢川の方に分岐してい行く林道があったので、辿って見ることにした。途中で、まだ残雪の残る朝里岳や白井岳が見え隠れしていくる。辿って行くと、春香沢川の流れる音が聞こえて来て、沢越しに「春香沢作業道」があるはずなのだが、深い沢を渡ることは出来ない。林道は、沢沿いと山側に分岐するが、銀嶺荘前に林道の入口を見たことが無いので、山側を登ることにする。この道も、尾根直前で消えてしまう。辺りを見回すと、倒木地帯の一角なので、直ぐそこに夏道があるはずと思い、藪漕ぎをすると、直ぐに夏道に出ることができた。出た所には関係者以外立入禁止の看板がロープに垂れていた。
定天が 朝里岳 白井岳 夏道に出る
 直ぐに、銀嶺荘が現れ、愛棒の顔が晴れてくる。後は、春香沢川を渡り、登山口に着く。登山口の標識は新しくなっていた。オオカメノキやシラネアオイの咲く登山道を登って行く。
銀嶺荘が 春香沢川を 登山口 シラネアオイ
 ぬかるんだ沢を過ぎると、登山道の変更された地点があり、親切に道標まで設置されている。ジグを切りながら登って行くと、愛棒が頭が痛くなったと立ち止る。どうやら迷走の気疲れが出たようだった。特製ドリンクを飲んで休憩するが、登れないかもしれないので、先に行けと言うが心配なので、エゾイチゲやサンカヨウを撮しならがペースダウンをする。
登山道の変更地点 南岳越しに手稲山 エゾイチゲ サンカヨウ
 ようやく、岩場を越えて主稜線にでると、後は緑のトンネルの中を辿って行き、山頂に着く。愛棒は直ぐに、切り株の椅子に座ってしまう。石狩湾を見ながら、直ぐに、昼食とする。銭函の前浜は細っていると聞いていたが、砂が多くなった気がした。山頂標識も真新くなっていた。
岩場 山頂の椅子 石狩湾を 真新しい山頂標識(大×)
 暫し、展望が得られるように、刈り払われた山頂から春風に吹かれながら石狩湾を見る。風が止むと、蚊やブヨが寄ってくるので、団扇で扇ぐが首筋を数か所刺された。
           ←大
山頂から石狩湾を
 愛棒を山頂に残して、三角点に向かうが倒木はそのままで、藪が進行しているようだ。三角点から帰って直ぐに下山を開始する。主稜線からの端からは白井岳、朝里岳、頭だけの余市岳、つげ山、烏帽子岳、小天狗岳、札幌岳が見えていたが、定山渓天狗岳は木立越しで見難い。足元には、まだ、エゾエンゴサクが咲いていた。
三角点 白井・朝里・余市 烏帽子・小天狗・札幌 エゾエンゴサク
 見上げると、ミネザクラも咲いていた。山頂で、撮しわすれたオタナイの沼を見ながら下って行く。ミヤマカタバミは、まだ、寝ぼけた顔をしていた。登山口の新しくなった道標を撮して、林道を下る。
ミネザクラ オタナイの沼 ミヤマカタバミ 林道から登山道へ
 林道にはオオバナエンレイソウが咲いていた。疲れた足には硬い砂利道は堪えた。一つ目の分岐を過ぎて、下って行くとバイクが上がって来て、東海大学の銀嶺荘はこの道かと聞かれる。やはり、分岐にあるべき標識が無いと不安になるんだと思いながら、間違ってしまった「金ケ沢林道」の分岐に差し掛かると、東海大学銀嶺荘の看板が地べたに置かれていた。
 後は、敗残兵の様な格好で、林道を辿って行くと、クジャクチョウと思われる蝶が舞っていた。蝶の写真を撮そうとするが、あちらにひらリ、こちらにひらりと中々撮させてくれない。
オオバナエンレイソウ 分岐 金ケ沢林道分岐 クジャクチョウ
 ようやく、長かった林道歩きが終わり駐車場に着く。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2009年6月10日(水) 曇り 登り3:22 下り2:23
 7:57駐車場→8:02奥手稲分岐→9:05雨量観測所→9:11金ケ沢分岐(右)→9:16分岐(左)→途中まで一度引返す→10:09P710m→10:31林道へ復帰→10:52夏道へ出る→10:58登山口→11:35 山頂(三角点往復3分)12:00→12:22登山口→13:10分岐→13:20分岐→13:25雨量観測所→14:15奥手稲分岐→14:23駐車場