余市岳(1488.0m)
コース名 常盤登山口
(林道閉鎖前)
常盤林道 キロロゴンドラ 白井川右股林道
(廃道)
往復 〜キロロスキー場
 常盤登山口(常盤林道閉鎖前)コース
時期 7/27 8/8 8/9 8/11 8/14 9/23

 ポイント
 小樽・札幌近郊で一番高い山なので、展望は最高だ。お花畑も隠れた所にあり、折角登ってもお花畑を見ないで帰る人が多い(貴重なお花畑なので、踏み跡から外れないよう注意)。
 2006(H17)年6月から常盤林道のゲートが閉鎖され、徒歩で登山口まで行かなければならなくなっている。
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 赤井川村のキロロリゾートを目指す。一番奥のマウンテンホテルの駐車場を左に見て進むと、急に狭くなった簡易舗装道路がある。その道路を入って行くとホテルの裏にパークゴルフ場(2008.7.1現在なし)が見えてくる。奥に進むとあまり良い道とは言えない砂利道となる。終点のリフト乗り場が駐車場となっている。駐車場には立派なトイレ(2008.7.1現在閉鎖中)がある。登山口は奥にある。
マウンテンホテル 水洗トイレ(閉鎖中)

 国土地理院地図  周辺地図
 7月27日<1997(H9)年 登り2:21 下り2:11>
頂上
 今日は暑い日で、尾根に上がってもガスがかかり視界が悪かった。おまけに風が強かったが、登山者は多かった。
 山頂へ行く道にはコケモモやイソツツジ、ゴゼンタチバナが咲いていた。頂上は混んでいたが、なんとか頂上標識と記念写真を撮せた。前の山頂に戻って昼食とする。
 8月8日<1999(H11)年 登り2:21 下り1:49>
新しい頂上標識 頂上標識
 登山口まで、林道が荒れていて車をゆっくりと走らせる。登山道も沢を渡るまで荒れていた。沢の水量も多くかったので、大雨でも降ったかと考える。
 頂上には、真新しい頂上標識と以前からの標識があった。頂上からは広範囲で山々が望めた。花はほとんど無かったので、お花畑には行かず、前の山頂に戻って昼食をして昼寝をしてしまう。
 8月9日<1998(H10)年 登り2:00 下り1:46>
頂上
 頂上に上がるまで、霧でほとんど見えなかったが、頂上に着くと羊蹄山が見えていた。昼食は戻って、観音さんのある前の山頂のところで、定山渓天狗岳を見ながら食べた。
 昼食を食べ終わって、イソツツジやコケモモを見ながらお花畑を見に行くと、チングルマが満開だった。リンドウやトリカブトも咲いていた。帰りに沼をバックに記念写真を撮す。
羊蹄山 前の山頂 お花畑
 8月11日<2000(H12)年 登り2:11 下り1:52> 北の山遊詩:山々の山
 登山口から林に中を登って行くが、まもなく、右に川を見て上るようになる。この川を渡るところは標識がなく、わかりにくい。真っ直ぐ踏み跡もあるが、良く対岸を見ると、川を挟んで右側に登山道が続いている。ここを過ぎると迷う所はない。後は、尾根に向かって登るだけ。ゴンドラからの尾根道とぶつかるT字路までは少しの間藪が深くなっている。突き当たったら右に行くと、まもなく、下りになる。コルを過ぎると、定山渓からの道が左に見えてくる。
 後は、頂上目がけて登るだけ。登りになると展望が良くなる。ジグザグを切って登る道と直登する道がある。枯れ沢の石原の道が出てきたら、頂上は近い。ケルンが出てきて頂上かと思うが、頂上はさらにはい松の奥にある。途中、高山植物を見ながら頂上に行くと、羊蹄山やニセコ連峰が見えていた。新しい山頂標識が地べたに置いてあったので、手に持って記念写真をうつす。頂上は狭く座るとハイマツが邪魔して展望がきかないので、戻ってケルンの傍で休憩する。ケルンのある前の山頂からは定山渓天狗岳はもちろん、八剣山も見ることができた。
頂上 羊蹄山 ニセコ連峰 定天
 8月14日<2004(H16)年 往復8.538km 登り2:21 下り1:38>
 登山口にあるトイレットペーパー付きでホテル並の水洗トイレを借りる。トイレはスキー客用だが、夏も開放されていてありがたい。登山口からは余市岳とその手前にカムイミンタラ(プリン:1159m)と呼ばれている台形の山が見える。準備を終え、広い駐車場の奥にある登山口に向う。登山口の看板は以前は上下2枚あったが、下の営林署の看板外れ、今は1枚となっていた。
 登山届ポストに記帳して、林の中を登って行くが、まもなく、右に余市川を見て登るようになる。この余市川を渡るところは標識がなくわかりにくい。真っ直ぐ踏み跡もあるが、良く対岸を見ると、川を挟んで右側に登山道が続いている。
余市岳とプリン 登山口へ 綺麗な余市川の流れ 渡渉地点
 ここを過ぎると迷う所はない。後は、500m置きに丸い距離標識が出てくる道を尾根に向かって登るだけ。尾根に上がるとT字路となり、ゴンドラからの尾根道とぶつかる。夏山ガイドには見晴台となっているが、展望できるのは首の長いキリンくらいだと思う。突き当たったら右に行くと、まもなく、下りになる。
 コル近くには道端には熊の掘り返しと思われる穴が数か所あった。コルを過ぎると、白井からの道が左に見えてる。昨年は綺麗に笹狩りされていたが、1年で結構藪になっていた。コルからは急な傾斜を登って行く。
距離標識 ゴンドラT分岐 白井分岐 急な登りに
 一息入れて振り返ると白井コースの下に小沼(1089m)が見えていた。展望も一段と良くなり、定天が間じかに、その左に烏帽子、神威、右に八剣山が見えて来る。ジグザグを切って登るところには藪だが直登する道もある。ジグザグに切られた登山道はやがて枯れた沢の中に変わる。枯れ沢の大きな石の道が出てきたら、頂上は近い。枯れ沢から出るとハイマツ帯となり、手前の山頂に着く。ケルンが出てきて頂上かと思うが、頂上はさらにハイマツの奥にある。手前の山頂から後300mの標識に導かれハイマツのトンネルに入る。
沼(1089m) 沢沿いの石原を 手前の山頂 ハイマツのトンネルを
 ハイマツのトンネルを抜けると、枯れた白いハイマツの野原となり、羊蹄山を正面に見て頂上を目指す。途中高山植物もある。山頂標識は羊蹄山と記念写真が撮れるよう立っている。山頂からは手前の頂上が少し邪魔をするが、360°のパノラマが広がる。写真を撮っていると、ツバメが鋭い音を残して頭上を飛び去る。
 この大展望も座るとハイマツが邪魔して展望がきかなくなるので、手前の山頂に戻ってブランチとする。手前の山頂からもケルンと羊蹄山が何とも言えない山の雰囲気を醸し出す。ケルンのプレートには「山川 松己 1940-1463 学芸大学 山岳部」と記されている。学芸大学は愛棒が住んでいた藻岩山の下にあり、電車通りに面していた。今の教育大学の前身なのだが、もう忘れられたかもしれない。愛棒はケルンが墓標のようで好きでないらしい。
羊蹄山が正面に 頂上標識(大×) 頂上と羊蹄山 羊蹄山とケルン
                     ←大
羊蹄山  本倶登山 ニセコ連峰  阿女鱒岳    赤井川 シリパ岬
                     ←大
シリパ岬 遠藤山   小樽 毛無山        朝里岳  手前の山頂
                     ←大
手前の山頂 烏帽子 神威 定山渓天狗岳            無意根山
 前の山頂では何時もの場所に座り、ブランチと洒落る。食事後、愛棒を置いてお花畑を見に行く。今年は昨年と比べて暖かいので、残雪は無く、花も残り少なかった。斜面から羊蹄山や定山渓天狗を見て帰る。下山は石狩湾新港と春香山を見ながら下る。
ウメバチソウ 沼を 羊蹄山を 定山渓天狗岳を
 チングルマは終わり、ダイセツトリカブト、エゾオヤマリンドウが咲いていた。斜面から羊蹄山や定山渓天狗を見て帰る。下山は石狩湾新港と春香山を見ながら下る。
チングルマ ダイセツトリカブト エゾオヤマリンドウ 石狩湾新港と春香山
 下山中に、手稲山、小樽港、定山渓天狗岳と次々に望まれるようになる。平坦な朝里岳とその山腹に白井からのコースがくっきりと見えてもくる。
手稲山を望む 小樽港を望む 定山渓天狗岳を望む 朝里岳と白井コース
 T分岐を過ぎると、今度は余市、キロロが望まれる。余市岳も仰ぎ見ることができるようになる。このコース中の一番大きな木を通過し、下って行くと道は平坦になる。川の音がすると余市川の渡渉地点は近い。
余市港 キロロと余市 余市岳を望む 一番大きな木を
 9月23日<1995(H7)年 登り2:30>
 キロロのホテルの右側から林道に入る。林道には分岐があり間違えるかと不安になる。リフトの乗り場が現れ駐車場があり、その奥に登山口が見えていた。登山口には立派なゲートがあった。右側に余市岳を見て登って行くと、紅葉が綺麗な所があり、休憩する。尾根に上がると、朝里岳方向からの道が合流し、直ぐに定山渓からの道も合流してくる。
 頂上は眺望も良く、ハイマツや高山植物で一杯だった。ハイマツの中を進むと、三角点のある山頂だった。頂上は登山者で溢れていたので、前の山頂に戻って、昼食とする。
登山口 紅葉 休憩 頂上
コース名 常盤登山口
(林道閉鎖前)
常盤林道 キロロゴンドラ 白井川右股林道
(廃道)
往復 〜キロロスキー場

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2004(H16)年8月14日(土) 晴れ 往復8.538km 登り2:21 下り1:38
 7:24登山口→7:36・4km→渡渉点7:38→7:46・3.5km→8:19・2.5km→8:32・2.0km→8:47ゴンドラT分岐(1.7km)→8:57白井分岐→9:26・0.5km→9:39ケルン→9:45頂上9:54→9:58ケルン10:18→10:48白井分岐→10:57ゴンドラT分岐→11:05・2km→11:16・2.5km→11:35・3.5km→11:41渡渉点→11:43・4km→11:52登山口
 2000(H12)年8月11日(日) 晴れ 登り2:11 下り1:52
 登山口7:26→渡渉点7:39→3.5km7:46→2.5km8:14→2.0km8:29→ゴンドラT分岐8:40→白井分岐8:50→1.3km8:52→750m9:12→ケルン9:30→9:37頂上9:46→9:53ケルン10:38→750m10:51→白井分岐11:09→ゴンドラT分岐11:21→2.0km11:33→2.5km11:43→渡渉点12:13→登山口12:23
 1999(H11)年8月8日(日) 晴れ 登り2:21 下り1:49
 
9:32登山口→10:53ゴンドラT分岐→11:03白井分岐→11:47ケルン→11:53頂上→12:59ケルン13:12→13:44白井分岐→13:55ゴンドラT分岐→14:55登山口
 1998(H10)年8月9日(日) 曇り時々晴れ 登り2:00 下り1:46
 登山口=1:08=ゴンドラT分岐=52=頂上=51=ゴンドラT分岐=55=登山口
 1997(H9)年7月27日(日) 晴れ 登り2:21 下り2:11
 登山口=1:22=ゴンドラT分岐=59頂上=1:01ゴンドラT分岐=1:10登山口
 1995(H7)年9月23日(土) 晴れ 登り:2:30