マサリヌプリ(三角点:吹上673.3m 小樽内山) |
ルート | 朝里新光パークタウン | 張碓川沿い林道 |
ポイント 新光パークタウンルート:基本的には送電線の下だが、砕石場の上を経由すれば、小樽の展望が広がっている。 張碓川沿い林道ルート:前半は沢沿いの道なので展望が無い。 |
朝里新光パークタウンルート |
時期 | 2/16 | 4/1 |
アクセス 札幌から国道5号線を走り、朝里の手前にある「柾里の交差点」を左に曲がる。そのまま、カーブを曲がらず、坂を登ると、「新光パークタウン」が左に見えて来る。お目当ての送電線を越えて、新光パークタウン(分譲地)のまだ家が建っていないところに車を止める。 国土地理院地図 GPSトラックは地図帖の「2013.4.1」へ 周辺地図 |
2月16日<2002(H14)年 往復スキー登り2:43 下り1:17> 北の山游詩:過去と現在 |
住宅の裏手から、家のまだ建っていない分譲地を通って、送電線下を目指す。送電線の下は沢があり、川が流れていたので、渡渉地点を探す。あとは、送電線の下を登って行く。登って行く途中で小樽市街が一望できる。 |
毛無山 天狗山 小樽市街 赤岩山 |
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登るに連れて、天狗山の陰から塩谷丸山が頭を出し、さらにその奥に真っ白な積丹岳と海が見える(残念ながら写真には写らなかった)。 送電線下があまりにも日差しが強かったので、途中から採石場(海側)に寄る。採石場は操業をしていなかった。採石場の上からは遮るものがないので、小樽港が一望できる。 |
採石場の上から小樽市街と港を望む |
ちょうど、大きなフェリーが小樽港から出て行くところだった。一眼レフで防波堤に串刺しになったフェリーを写す。デジカメはその前後の写真となった。 林の中を尾根伝いに登ると、また、送電線が現れる。しばらく、送電線の下を進むと、送電線は尾根を越えて石倉山と吹上のコルに下りて、また、登って行く。我々はこの尾根を頂上方向(右)に進む。やがて、石狩湾が見えてくる。振り返ると小樽湾も見える。頂上近くなって、左の急斜面からカンジキで上がってきた跡があった。そのカンジキの跡を辿ると、いきなり平になり、見晴の良い場所に着いた。GPSの高度は654mだった。ここで、もう満足して、頂上へ行かず。ベンチを作って、小樽や札幌方向を見ながら食事をする。カンジキの人もここで、帰ったようだ。 |
フェリーが出航 | 送電線と分かれ尾根へ | 石狩湾が | 主稜線の肩(大×) |
頂上からは山メールのsacwaさんが登った林道もくっきり見えた。397mPを南に巻いて石倉山とのコル方向へ進んで、崖で見えなくなる。カンジキの人が辿った道だろうか。その海の向こうに増毛の山々があった。銭函天狗山、手稲山、和宇尻山、春香山も良く見えた。 |
石狩湾 銭天 手稲 和宇尻山 |
目の前には全山落葉松林の石倉山が金色に見えている。帰りは、我々には丁度よい傾斜だったので、スキーを滑って楽しむことが出来た。送電線下は真っ直ぐ滑り降りる。団地に着くと、小さな二人の子供がお母さんとソリ滑りをしていた。スキーで下りて行くと、ワー!スキーだと羨ましがられた。 |
茶色の石倉山 | 397mPと林道 | 頂上直下の尾根 | 送電線下のゲレンデ |
4月1日<2013(H25)年 ラッセル5cm 往復スノーシュー5.843km 登り2:24 下り1:08> |
団地の斜面を見渡し、緩やかな所を見付けて送電線下に上がる。広く開けた送電線下を朝里の市街地をバックに登って行く。振り返ると小樽市街が見えていた。 |
団地 | 送電線下を | 朝里の市街地 | 小樽が |
行く手には柾里川があり真新しい柾里川2号砂防ダムが造られていた。柾里川は国土地理院の地形図には載っていないが、水が流れている結構な沢になっている。川に架かるスノーブリッジを見付けて渡り、再び、送電線下に戻る。広かった送電線下は狭い作業道と思われる所を登って行く。GPSを取り出して、現在地を確認しようとしたら、トラックログが表示されていない。ただでも小さくて見えにくい液晶の画面をあーでもないこーでもないと、いじくり回してもログが記録されない。ようやく、ログを消す画面で、ログの記録がオフになっていることに気がついた。 |
2号砂防ダム | 天狗山 | 積丹の山々 | 作業道を |
作業道の中には、セッケイムシが動いていたり、シマリスの小さな足跡が付いていた。作業道を過ぎると再び、広くなり小樽市街が一望出来る。ゲレンデの様な斜面にはスキーのシュプールが描かれていた。その跡はわれわれよりもはるかに上手な跡だった。登っている時に、後ろから強風が吹き付けて地吹雪に見舞われる。高度を上げると、小樽湾が口を開ける。 |
シマリスの足跡 | 作業道を | 小樽市街 | 小樽湾 |
港から出てゆく船も見えていた。天狗山の上には真っ白な積丹の山々が大きく見えて来る。送電線から尾根に取り付かなければならないので、小樽湾や増毛の山々を一望して、林の中へと入って行く。 |
出航する船 | 積丹の山々 | 小樽湾 | 増毛の山々 |
尾根に取り付くと、林の中は小さな吹き溜まりになっている所が多く、少し苦労する。木立が切れると石倉山越しに増毛の山々や石狩湾が見えていた。 |
尾根へ | 増毛の山々 | 石倉山 | 石狩湾 |
石倉山はカラマツが多いのか陽が注すと黄金色になって来る。木立越しだが石狩湾が見えるところもある。主稜線の肩に上がると石倉山から登って来た、昨日のものと思われるスノーシューズの跡が多数あった。御一行さんは山頂には興味がないらしく、再び、石倉山方向に帰っていたようだ。暫し、石狩湾や手稲の山々を眺める。 |
石倉山 | 石狩湾 | 石狩湾 | 手稲の山々 |
平らな主稜線を辿って行くと、少し小高い所に頂上はあった。木立に、「石倉山」の掠れた看板がネジ止めされていた。誰が付けたのか迷惑な看板だと思う。山頂には、三角点があるが雪の下になっていて、わずかにピンクテープの切れ端が枝に見える程度だった。展望が無いので、主稜線の肩まで下って昼食をすることにする。途中、青空を見上げると白樺が青空が綺麗だった。 |
主稜線 | 間違った標識? | 山頂 | 白樺と青空 |
綺麗な白樺並木の主稜線を下って行く。主稜線の肩に到着して、景色の良い所に陣取る。目の前には石狩湾、恵比寿島、熊の巣岩のある三角点:和宇尻、その上に平らな張碓平を見ながら昼食にする。 |
主稜線 | 石狩湾 | 恵比寿島 | 和宇尻 |
昼食後、下りだすとわれわれと同じ方向から登って来た、スノーシューズの跡が付いていた。昼食をしている時に、後ろを通り過ぎていったのだろうか。登り方を見ると、われわれよりも元気な人だった。途中、石倉山越しに石狩湾を一望する。 |
石倉山 石狩湾 |
石倉山の沖には船が小樽方向を向いていた。再び、送電線下に戻ると、小樽湾、おタス市街地を見ながら下って行く。愛棒は久しぶりに膝が痛いと遅れ気味になってしまう。 |
沖行く船 | 小樽湾 | 小樽市街 | 広い送電線下 |
狭い作業道を下って行く時も愛棒は遅れ気味になってしまう。砂防ダムの看板を見ながら愛棒を待つことにする。看板には柾里川1号砂防ダム、平成18年11月14日と書かれていた。1号と2号砂防ダムの間から渡渉し、左岸に渡ると目の前に赤岩山が見えていた。 |
作業道を | 砂防ダムの地図 | 1号砂防ダム | 赤岩山 |
=山名考= 柾里川の源頭になる山なので、「マサリヌプリ」と勝手に呼ぶことにした。この山は小樽運河からも良く見える無名峰なので、小樽に相応しい山の名前を付けて欲しいと思っている。マサリは山麓に柾里の地名もあり、アイヌ語で浜の草地、ヌプリは山の意で、北海道らしいと思う。 地元の小樽・朝里のまちづくりの会では2009年3月31日のプログで小樽内山と呼び出したようだ。一般的には川の名前、山麓の地名から山名を付けることが多い。小樽内川はさっぽろ湖に注いでいるし、オタルナイ湖はあるはあるが、間にエゾ松沢川が流れている。昔の石狩の浜の名前オタ・ル(オル)・ナイが、転化して小樽になったので、地名は地名だが山の名前の付け方としては異色だと思う。 |
ルート | 朝里新光パークタウン | 張碓川沿い林道 |
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二人の山行記録 (遊びの時間含む) 2013(H25)年4月1日(月) 晴れ後曇り ラッセル5cm 往復スノーシュー5.843km 登り2:24 下り1:08 9:15団地→9:30砂防ダム→10:38尾根上鉄塔→11:19主稜線の肩→11:39頂上11:44→12:04主稜線の肩(昼食)12:23→12:40尾根上鉄塔→13:03砂防ダム→1316団地 2002(H14)年2月16日(土) 晴れ スキー 登り2:43 下り1:17 9:27団地→10:15砕石場上10:25→11:14尾根上鉄塔→12:10主稜線の肩12:58→13:28尾根上鉄塔12:55→14:15団地 |