日向山hinatayama(404m)

 ポイント
 日向薬師の裏山で、駐車場は日向薬師を挟んで、上と下にある。関東平野が見渡せる。山頂は伊勢原市と厚木市の境界となり、1788年に建てられた石の祠(弁天様)がある。
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
日向薬師コース

 アクセス
 伊勢原市にある日向(ひなた)薬師を目指す。始め下の駐車場に停めて参道に入ろうとしたが、看板を見ると、まだ、上に駐車場があるので、上まで行くことにした。上の駐車場は日向薬師の入口でもあり、登山口でもある広い駐車場がある。
 国土地理院地図 登山道地図 Google Map
案内板
 2月1日<2003(H15)年 往復2.5km 登り37 下り36>   北の山游詩:落ち葉遊び
 上の駐車場から、桜の並木に沿って階段が付けられている。孫は刀を背負って出発だ。
下の駐車場 日向薬師の入口 上の駐車場の登山口 桜の並木と登山道
 階段を登りきると、間もなく、相模湾が見渡せ、左には江ノ島が見えていた。孫は枯葉を手で持っては木の葉隠れの術の修行をしたり、枯葉漕ぎをやっては足が埋もれて見えなくなるのを楽しんでる。小石を見れば、小石を手に取り手裏剣の様に投げたり、そうかと思うと、小石の上に上がったり、中々進まない。何せ、忍風戦隊ハリケンジャーの「ハリケンレッド」になりきっているのでしょうがない。登山道は少し荒れて、抉れた所もある。「日向山20分/広沢寺温泉1時間15分/日向薬師5分」の標識が出てきたところを見ると、まだ5分程度しか登っていない勘定になる。
相模湾を望む 登山道で枯葉遊び 抉れた登山道 分岐
 道端に窪んでいる所があり、炭焼きの跡だと言う。階段が急になっても、孫は独りで登って行く。
炭焼きの跡 階段を登る 結構急になる
 階段が荒れてきて、右側が切れ落ちてくる。落ちると大変なので、おんぶ紐をだしておんぶる。山頂はまだ見上げるほど上に感じたので、一気に山頂へ向かう。途中に洞窟があり、中を見ようとしたら、思いきり木に頭をぶつける。これは中を見るなと言うことだと思い、山頂へ急ぐと、あっけなく、山頂へ着いてしまった。山頂で記念写真を撮す。頂上にはベンチがあり、真ん中に、1788年に建てられた石の祠がある。弁天さまが祀られていたようだが、今は祠だけだ。流石に、歴史があるようだった。山頂には「日向薬師20分/広沢寺温泉50分」の標識も立っていた。
右が切れ落ちてくる 頂上
 山頂からは東京の都心や横浜、江ノ島が見渡せるが、何せ、空気が悪いので真っ黒くガスって写真映りが良くない。
           ←大
関東平野
 さすがに、裏手にある大山は綺麗に見えた。頂上の裏手には、「弁天の森0.5km/梅の木尾根0.7km」の標識がある。帰りは孫がおんぶさらないので、仕方が無く抱っこして下る。私のサングラスが虹色なので、綺麗だと盛んに見るので、足元が見えなくなり、何度も立ち止まる。登って来たときに見た洞穴はどうやら、日向薬師の奥の院のようだ。中には何もなくガラーンとしていて、ビールの空き缶が捨てられている。何所にも、マナーの悪いのがいるようだ。
大山を望む 山頂の奥にも散策路 奥の院 由緒書き
 分岐の左手に気になる丸太小屋があったので、見に行くと、防火用水の小屋だった。日向薬師の入口に戻って境内を散歩すると、露天が店を出していて、果物や野菜を売ってる。こんな所でも商いになるようだ。時間があったので日向薬師を見に行く。水洗の立派なトイレがあったので、用をたさせていただく。
分岐 日向薬師の入口(大×) 日向薬師の境内
 境内には宝物殿と、本殿がある。本殿の庇には大きな蜂の巣がぶら下がっていた。ハチが居なくて良かったと胸をなでおろす。太い大きな一本杉の洞の中に祠を発見して近づくと、菩薩さんは奥の院に祀られていたもののようだ。
日向薬師の境内 茅葺屋根と蜂の巣 空洞の木の中に祠 由緒書き
 その奥に進むと、と鐘突堂やなかよしと書かれ子供が二人で戯れているレリーフの付いた池があり、孫はその中を覗いていた。
 本殿は茅葺屋根の葺き替え中で、その前には桜が咲いていたので、本殿をバックに写真を撮る。
なかよし 本殿の茅葺作業 本殿と桜の花

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2003(H15)年2月1日(土) 晴れ往復2.5km 登り37 下り36
 9:44日向薬師上駐車場→9:56分岐→10:21頂上10:30→10:47分岐→10:54駐車場