箱根駒ケ岳(1356m)神山(1437.7m)冠ケ岳(1409m)

 ポイント
 駒ケ岳山頂は木々が生い茂っていないので、見晴らしが良く富士山を望むことが出来る。神山、冠ケ岳は藪山だが、神に山は富士山のビューポイントが2か所ある。
駒ケ岳ロープウェイコース

 アクセス
 芦ノ湖駒ケ岳ロープウェイ(箱根園駅)を目指し箱根新道を走っていると何時の間にか国道1号線に入り箱根峠まで来てしまう。おかげで道の駅箱根峠からは駒ケ岳や芦ノ湖が一望出来た。国道1号線を引き返す格好で、県道75号線に入り無事到着する。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2007.11.3」へ Google Map
 11月3日<2007(H19)年 一周10.814(含むRW1.783)km 2:54>
 駒ケ岳ロープウェイ(箱根園駅)からロープウェイに乗り込むと紅葉した山越しに冠雪した富士山が見えだす。上が雲で下が霞の間に冠雪した富士山が見える格好で、運転手兼ガイド曰く、「長年勤務していてこんなに綺麗な富士山を見たことがない」と言うくらい綺麗だった。
箱根峠から 道の駅箱根峠(大×) 駒ケ岳ロープウェイ 窓越しに富士を
 紅葉した山頂に着き、展望台で芦ノ湖を見下ろす。左右が海の伊豆半島も霞んでいるが、見える。大島なのか海に浮かぶ島影も見える。
                                 ←大
駒ケ岳ロープウェイ傍から芦ノ湖と伊豆半島を望む
 愛棒と別れて山頂を反時計回りに回り出し、振り返ると山頂駅越しに富士山が見えていた。営業を停止したケーブルカーの駅は解体工事中だった。数年前に来たときに乗ろうと思っていたが、天気が悪く乗らないで帰ったので残念な気持ちもある。箱根元宮を目指していると「箱根元宮の由緒書」の看板があったり、旧山頂遺跡の標柱がある。斜め読みしたところによると縄が張られた岩は白馬の伝説に残る「馬降石・馬乗石」と言うらしい。石碑には何が彫られているか良く分からない。
富士山を 箱根元宮を 旧山頂跡 旧山頂の石碑
 箱根元宮の階段には愛棒が孫のビデオを写していた。合流した孫と山頂へ向かうと、富士山が見え出した。山頂には四角い石がごろごろしていて、富士山が冠ケ岳越しに見えて感激する。
箱根元宮 山頂 富士山が 神山
 富士山の所だけが雲が無く、青空に冠雪した富士山が綺麗に見える。初めて見る冠雪した富士山に暫し見入る。
                         ←大
冠雪した富士山
 孫と別れて神山を目指し下りだすと、富士山がだんだん見えなくなってしまう。雨で削られた登山道を下って行くと、「ハイカーの皆さんへ」と書かれた看板があり、「コース維持のために一握りでも土を取り除いて欲しい」旨のことが書かれていたが、沢は土砂には埋まっていなかった。橋を渡り更に下って行くと十字路になり、左が「坊ケ沢」右が「早雲山」、だったが早雲山への道(お中道)は閉鎖中だった。
富士山が 神山越しに 橋を振り返る 坊ケ沢分岐(十字路)
 十字路から直ぐ下には広場があり、一寸した休憩場所になっていた。コルからは一段と雨で削られた道になったり、岩がごろごろしたりして、足場が悪くなる。驚いたのはアセビの木の太いことだった。アセビがこんなに太くなる木とは知らなかった。神山山頂に着くと、山頂はハイカーで埋まっていた。
雨で削られた道 岩の多い道 アセビの大木が 神山山頂
 山頂には山頂標識のほかに「天照大御神」の碑、三角点等があったが、展望は良くない。木立越しに駒ケ岳が見えるだけだった。梢に邪魔されない富士山を見ようと山頂をうろうろしてようやくビューポイントを見つけるが、先行者がいて順番を待つ。
天照大御神の碑 三角点 駒ケ岳を 富士山を
 一段と聳えている「冠ケ岳」を見て行って見ようかと思い、ご夫婦連れに聞くと片道10分だと言う。回りの人はそれを聞いてもっとかかると言っているかのようだったが、とにかく行ってみようと神山を後にする。下って行くと、三叉路になり冠ケ岳の標識があり、再び登って行くと直ぐにお堂があった。山頂に着くと藪山で、富士山は梢が邪魔ですっきりしない。奥へ辿って見るが、雉道のようで展望が得られないので、早々に引き上げる。
冠ケ岳 冠ケ岳の三叉路 冠ケ岳から 冠ケ岳山頂
 人が多くて写せなかったお堂を写して、再び、神山に戻る。山頂にあるもう一つの富士山ビューポイントで綺麗な富士山を写し、相棒に電話して下る。コルの広場に着くと多くの人達が憩っていた。
冠ケ岳のお堂 神山から 神山山頂標識 コルの広場
 坊ケ沢分岐(十字路)から坊ケ沢に下ると、紅葉した駒ケ岳が良く見えるようになる。展望があるのはここが最後で、後はハコネササの生い茂る道を下って行く。
                     ←大
紅葉した駒ケ岳を
 展望が無いハコネササの道を僅かに登ったりしながら下って行くと、道標があり奥に踏み跡が伸びているようにも見える。下って行くと芦ノ湖が僅かに見え出す。
ハコネササの道 三叉路? 芦ノ湖が 芦ノ湖が
 最後に暗い杉林になり、通り過ぎるとツルシキミの赤い実が待っていた。やがて、坊ケ沢の登山口に到着する。県道75号線に下りて、愛棒に電話しようと思ったら圏外だった。ここから細い県道75号線を帰るが、歩道がないので、側溝の蓋の上を歩く。途中で、草生し忘れ去られた感のある「県道開拓碑」が建っていた。
杉林 ツルシキミ 坊ケ沢登山口 県道開拓碑
 県道を歩いていると、ピクニックガーデンの上に駒ケ岳が見えてきた。箱根園に下る所が分からず、ロープウェイの作業道を下って行くと、ミヤマリンドウにしては大きい花が咲いていた。無事、ロープウェイ箱根駅に着き芦ノ湖湖畔に向かう。
ピクニックガーデン ミヤマリンドウ? ロープウェイ箱根園駅 芦ノ湖湖畔に
 湖畔から駒ケ岳を振り返ると、青空に下に駒ケ岳、神山が望まれた。無事、愛棒と合流して、プリンスパン工房でパンを買い、遅い昼食をとりながら孫が乗っているスワンボートの帰りを待つ。
                     ←大
芦ノ湖湖畔から神山と駒ケ岳を望む
 帰り道は芦ノ湖スカイラインを走るが、サンセットを見る人達の車が多かった。予想に反して芦ノ湖や富士山が見ることが出来なかった。山伏峠の高みに登って霞んでしまった富士山と芦ノ湖を見て帰る。
                     ←大
芦ノ湖スカイライン山伏峠から芦ノ湖・神山と駒ケ岳を望む

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2007(H19)年11月3日(土) 晴れ 一周10.814(含むRW1.783)km 2:54
 10:45ロープウェイ箱根園駅→10:50山頂駅→駒ケ岳山頂一周→11:12分岐→11:21坊ケ沢分岐→11:47神山頂上11:52→12:01分岐→12:04冠ケ岳12:07→12:18神山頂上→12:37坊ケ沢分岐→13:11坊ケ沢登山口→県道75号線を歩き保守道路を下る→13:39ロープウェイ箱根園駅