八剣山(498m)
コース別 南口 中央口 西口
往復 南→西 往復 中央→西 往復 西→中央

 ポイント
 眺望が良く、豊平川の流れに沿って広がる田園風景が箱庭のよう。札幌文庫によれば、観音岩山、八剣山の他に五剣山、七剣山、天巌山、砥石山、定鉄マナスルとも呼ばれていたと記されている。
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
西口コース
 6月15日<2010(H22)年 登山口までも到達出来ず>

 アクセス
 八剣山の駐車場に車を入れて、道路を渡り西口登山口の案内板を見る。この看板にはトンネルが載っていないのでかなり前のものに違いない。これから登る八剣山を見上げて舗装道路を辿って行く。右側に「さとやま八剣山」のゲートがあり、てっきり西口へ行くものだと思ってしまう。現在は、八剣山ワイナリーの遊歩道に変わっている。
 国土地理院地図 Google Map
西口登山口案内 八剣山を見上げ 舗装道路を 八剣山のゲート
 林道に入ると、岩塔が見えて来るが、以前見た時と尖り具合が違うのが気になった。林道はやがて藪に消えてしまう。林の中を右往左往するがやはり道は無い。藪が薄いので尾根に上がれば登山道に合流出来そうだが、諦めて下山する。帰りに木を輪切りにしたベンチや茅葺のチセが目に留まる。
林道を 岩塔を 丸太のベンチ チセ
 しばらく来ていなかったので、登山口までも到達することが出来なかった。西口が閉鎖されているとの情報もあり、確認のために立ち寄ったのだが、また、次回に考えることにする。
 =以前登った時の状況=
 登山口の林道にゲートがあり、少し登ると右に標識があり登山道となった。しばらく笹薮となり、小さな沢を渡ると見通しが利くようになった。頂上近くなると急になってきて、ロープが張られていた。
 子供が小さい頃、家族で登ったときには、太い長いロープがあり、このロープでかなり喜んで遊んでいたものだったが今は無い。
西口→中央口コース
 8月8日<2012(H24)年 一周3.748km 1:50>  GPSトラックは山の地図帳「2012.8.8」へ
 八剣山トンネルを抜けて、水洗トイレの完備した駐車場の一角に車を停める。道の反対側には八剣山果樹園のログハウス風の看板があり、その背後に八剣山が見えていた。舗装道路を登って行くと、右側に上砥山神社があり、八剣山果樹園に方に曲がると中央口になづが、通り過ぎる。八剣山ワイナリーの赤い建物が見え、その前にSTVラジオの派手な車が停まっていた。思わず、シャッタを切ると、レポータが施錠の確認のためか近づいてきていた。何故か、悪いことをしたようで慌てて歩き出すと、後ろからおはようございますとレポータが声を掛けてくれた。前回間違った「さとやま八剣山」の道を通り過ぎると、角に地蔵さんが鎮座している。右折しながら地蔵さんの前を通る。突き当たりに西口登山口が見え出す。
八剣山 ワイナリ 地蔵さん右折 登山口
 鉄の橋がありゲートが閉まっていたが、横の歩道は開放されていた。工事中なのか塩ビ管が剥き出しになっている林道を登って行くと、八剣山が一剣山に見える所がある。林道には「八剣山」の道標があり右折する。国土地理院の新しい地図では、ここから一気に山頂を目指して登山道が付いているがどう見ても有り得ないと思う。
ムカシトンボ 林道 八剣山 林道から右折
 登山道は薮になり、私が露払いをしながら登って行く。薮が切れて山腹の道になると「八剣山登山口(西側登山口より)歩道延長0.6km」の円い標識が木に打ち付けられていた。キツリフネも咲いていたが、林の中で暗いので撮すのに苦労する。ヤチダモの大木も現れる。
薮に 歩道標識 キツリフネ ヤチダモ
 登山道は何度か鎖場になりロープが垂れていた。ミミコウモリの咲く急登を登り切ると、外山との稜線に出る。外山への踏み跡も無かった。尾根道からは主稜線に向って真っ直ぐ登って行く。途中にタカネナデシコが咲いていたが、暗いので仕方が無くフラッシュを焚く。
ロープが ミミコウモリ 尾根へ タカネナデシコ
 いきなり、主稜線に上がると目の前に、豊滝、札幌岳、五明山、無意根山、砥山、余市岳、定山渓天狗岳、神威岳が展開していた。
                               ←大
豊滝 札幌岳               五明山      砥山 余市 定天   神威岳
 眼下に駐車場や中央口をみながら岩稜を登って行き山頂へと向かうと、岩場にシラネニンジンが咲いていた。
中央口 岩稜を 山頂へ シラネニンジン
 山頂に上がると、先行者がくつろいでいた。山頂標識越しには神威岳や百松沢山の南峰が見えていた。目の前の岩塔を見ると踏み跡が2つ目の岩塔まで続いていた。まんざら新しい地図も間違いではないと思うが、かなりマニアックな踏み跡に思える。眼下に見える豊平川の流れを見ながら、麦芽風味の炭酸飲料を飲んでいたら、クロカタビロオサムシを見つける。
山頂 岩搭 豊平川 クロカタビロオサムシ
 山頂からは豊平山(焼山)、兜岩、盤ノ沢山、豊滝市街、札幌岳が見えるが、パゴダの塔方向から雲が真っ直ぐ伸びていた。
                     ←大
豊平山(焼山)     兜岩          盤ノ沢山 豊滝       札幌岳
 五明山、その奥には無意根山、間近に砥山、遠くに余市岳、その手前に定山渓天狗岳、神威岳、百松沢山の南峰が見える。
                     ←大
五明山 無意根山       砥山 余市岳 定天      神威岳 百松沢山
 北側には、目の前に外山、後ろに砥石山、青山が連なって見える。
                     ←大
外山        砥石山              青山
 山頂方向には、硬石山、白旗山、藤野マナスルが見えていたが、藤野三山は木立の陰だった。最高地点に陣取っている先行者がタバコを吸出し、煙たくなったので早々に引き上げる。
                     ←大
硬石山      白旗山 藤野マナスル
 山頂標識側では見えなかった豊栄山、藤野富士、豊平山(焼山)を眺めて、中央口を目指して下山を開始する。
                     ←大
硬石山       豊平川      豊栄山 藤野富士 豊平山(焼山)
 湧き上がる雲を眺め、赤く色付いた潅木のある岩塔に寄り道して突き出た岩塔や藤野三山を眺める。
湧き上がる雲 赤く色付いた 岩塔 藤野三山
 岩塔越しに藤野三山を見て登山道に戻り、谷側が切れ落ちた登山道を下って行く。岩壁や岩塔の傍を通り下って行く。
藤野三山 切れ落ちた 岩壁 岩塔
 登山道は主稜線から離れUターンしだし、岩場が続く。途中で、南口の分岐があ現れる。トチバニンジンも真っ赤な実を付けていた。登り口に近づくと、ご婦人連が登って来て、山頂では風がなかったかと聞いていた。どうやら、山頂の幅が狭いので怖いようだった。中央口にたどり着いて振り返る。
岩場 分岐 トチバニンジン 中央口
 八剣山を見上げながら釣り堀を見たり、八剣山果樹園の山小屋風の売店を眺めながら、駐車場へと引き返す。
八剣山 釣堀 八剣山果樹園 駐車場へ
コース別 南口 中央口 西口
往復 南→西 往復 中央→西 往復 西→中央

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2012年8月8日(水) 晴れ 西口→中央口コース 一周3.748km 1:50
 9:39駐車場→9:52登山口→9:59道標右折→10:38分岐→10:42頂上10:53→10:55西口分岐→11:22南口分岐→11:30中央口→11:38駐車場
 2010年6月15日 西口まで到達できず