外山(北八剣山578.1m)八剣山(観音岩山498m)
コース 西口 南口

 ポイント
 八剣山は眺望が良く、豊平川の流れに沿って広がる田園風景が箱庭のよう。札幌文庫によれば、観音岩山、八剣山の他に五剣山、七剣山、天巌山、砥石山、定鉄マナスルとも呼ばれていたと記されている。
 八剣山の北側に延びる尾根に三角点:外山(北八剣山)があり、外山まで登山道化した道が続いている。道標は一切ない。
南口コース

 アクセス
 八剣山トンネルの東口の付け根に「八剣山南登山口」の看板があり、豊平川沿いの道に入る。途中にも「八剣山登山口」の看板があり、舗装道路から右に分岐する砂利道を辿ると南口がある。
 国土地理院地図  周辺地図
 9月21日<2020(R2)年 往復4.513km 登り1:45 下り1:08> 
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 南口に着くと、既に、男性が下りて来ていた。馬頭観世音を眺め、御瀧不動明王のお堂を見ると、「熊害保全/登山安全」と書かれた板がお堂の中と扉に見えた。私の後ろから、若者が先に登っていった。私は、登山口を通り越して、廃道を覗いてみようと、柵を越えて豊平川沿いの道を辿ると、大きな岩が落ちていた。最後は、崖崩れで傾斜もあり、どの程度安定しているのかも分からないので、適当な所で止める。
南口 不動明王 登山口 廃道
 豊平川の対岸に定山渓鉄道の跡を探すと開けた鉄路跡と思われる場所が見えた。背後には豊平(焼)山、盤の沢山、札幌岳、山田峰、夕日岳等が一望出来た。
                               ←大
豊平(焼)山   盤の沢山     札幌 山田峰         夕日岳 
 崖崩れの跡を振り返り、登山口に向かう。登山口から、急登が始まる。以前、間違って真っ直ぐ沢地形を登ってしまい、5合目辺りに出たが、今は、テープが張られていた。中央口の分岐には、3合目の表示があた。直ぐに、4合目になる。
崖崩れ 中央口分岐 3合目 4合目
 5合目を過ぎると、少し沢状になり、岩場が始まり、6合目になる。鎖場も出て来る。見上げると、サルノコシカケがあう。サルノコシカケを見ていると、先行していた若者がもう下って来ていた。マスクを付ける間もなく、すれ違ってしまう。
5合目 6合目 鎖場 サルノコシカケ
 カーブを過ぎて、主稜線に上がると、7合目の標識があり、藤野や豊滝が見えて来る。紅葉も始まったようだ。
7合目 藤野 豊滝 紅葉
 岩稜の近道には、立入禁止になっていた。登山道は、北側に移り、岸壁の下を通って行く。9合目から振り返ると、藤野三山が見えていた。
立入禁止 岩壁 9合目 豊栄・富士・豊平
 9合目を過ぎると、再び、主稜線に上がる。女性のご一行さんが下りて来たので、岩稜の済に避難する。そこから振り返ると、豊栄山、藤野富士、豊平山や藤野が見えていた。ご一行さんが通り過ぎたので、目の前の岩稜を見ながら、細い道を辿って行くと、山頂に到着する。
豊栄・富士・豊平 藤野 岩稜 山頂
 山頂からは、南側に、豊栄山、藤野富士、豊平山、盤ノ沢山、札幌岳、山田峰が見えていた。
                     ←大
豊栄 藤野富士 豊平     盤ノ沢山 札幌岳      山田峰
 西側から北側には余市岳、定山渓天狗岳、烏帽子岳、神威岳、百松沢山、外山が見える。
                     ←大
余市岳 定天     烏帽子・神威  百松沢     外山
 北側から東側には、砥石山、青山、硬石山、藤野、豊平山が見える。
                     ←大
砥石山       青山        硬石山 藤野           豊平山
 岩稜の億には、定山渓天狗岳が聳えていた。眼下の砥山は箱庭の様に見える。山頂から、西口へ下って行くと。西口は稜線から外れて下って行くが、稜線伝いに真っ直ぐ辿って行く。顕著なコブを一つ越えて、コルへと下って行く。痩せ尾根に付いる道は小さくアップダウンを繰り返す。
定山渓天狗岳 砥山 西口分岐 外山へ
 再び、登りだし山頂に辿り着く。山頂には三角点や山頂標識がある。この山頂は、南北に緩やかな尾根になっているので、急な南西から山頂に登って来たことを忘れて、南に下りかねないので、確り、登って来た方向を確認する。良く見ると、ピンテが登山道を挟んで左右に付いていた。
 山頂は、見晴が良くないので、水を補給して、愛棒に電話して下りだす。途中で、サラシナショウマが風に揺られていた。
山頂直下 三角点 山頂標識 サラシナショウマ
 タヌキの溜め糞があるので、踏まないように跨ぐ。トリカブトも咲いていた。紅葉を見ながら北斜面を登り返して、八剣山の西口分岐に上がる。分岐には、二人の男性が話し合っていたので、マスクをする。山頂は、混んでいそうなのでパスして下って行く。
 下って行くと、大きなスズメバチが岩に生えた小さな木に止まっていた。逃げ場所が無いので、飛んで行くまで待つことに。岩壁には、小さな紅葉した木が奇麗だった。再び、岩壁の下を通って下って行く。下山途中、次から次へと登山者に出会う。八剣山は、人気の山のようだ。
トリカブト 紅葉 紅葉 岩壁

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 山行記録 (遊びの時間含む)
 2021年9月21日(火) 晴れ往復4.513km 登り1:40 下り1:08
 7:06駐車場→廃道往復→7:16南口(記帳)→7:24中央口分岐・三合目→7:26四合目→7:31五合目→7:35六合目→7:43七合目→7:55九合目→8:00西口分岐→8:01八剣山頂上8:06→8:07西口分岐→812砥山へ→8:18コブ→8:23コル→8:51外山頂上8:59→9:18コル→9:25コブ→9:28八剣山へ→9:35南口へ→9:38九合目→9:48七合目→9:53六合目→9:55五合目→9:58四合目→9:59中央口分岐・三合目→10:05登山口(記帳)→10:07駐車場