アポイ岳(810.23m) 山頂 ![]() |
コース | 冬 島 | 幌 満 |
ポイント 登りやすく、シャクナゲや真っ赤な広尾つつじなど花が多く人気の山だ。H18年から幌満コースは閉鎖されている(幌満コースは2006年11月18日現在閉鎖中です)。 |
幌満コース |
アクセス 札幌から様似を過ぎて、冬島コースをやり過ごすと、トンネルがある。このトンネルを抜けると幌満橋があり、橋のたもとの手押し信号を左折する。すると、幌満川に沿って道があり、真っ直ぐ進むと「ほろすい橋」があり、そこを右折し、カーブになる前の左手に登山口がある。 駐車場はないので、川原に下りる道に2台、カーブを曲がると5、6台の路駐できるスペースがある。われわれは採石場があまり大きいので、びっくりして奥の採石場まで行ってしまい戻ってきた。 |
6月17日 <2001(H13)年 登り2:12 下り1:32)> 北の山游詩:赤のワルツ |
登山口はうっそうとしていたが、すぐに良い登山道となった。頭の上には、青い空に小さな千切れ雲が浮いていた。良い天気に恵まれたことを感謝しながら、送電線下の道を登って行く。最初は電柱と一緒の道で山らしくないが、ハイマツの赤い花やが咲いていた。道端には、エゾタカネニガナの花も顔を出す。 |
登山口(見落とし易い) | 青い空と白い雲 | ハイマツの赤い花(大×) | エゾタカネニガナ(大×) |
頂上が望めるようになる頃、送電線下に標識が現れる。更に、登って行くと、海の上に雲海が広がっていた。登山道は、白いシャクナゲと赤いつつじの花に覆われて来る。この光景は頂上まで続いた。こんなにツツジが咲いている山は初めてだった。 |
頂上を望む | 送電線下の標識 | 海の上が雲海 | シャクナゲとつつじ |
幌満コースは、花が多いと言われているが、エゾノシロバナシモツケ、アポイアズマギク、チシマキンレイカ、キンロバイなどが登山道を彩っていた。 |
エゾノシロバナシモツケ | アポイアズマギク(大×) | チシマキンレイカ(大×) | キンロバイ(大×) |
登山道には、ノビネエチドリ、アポイヤマブキショウマ、チングルマと花が途切れることは無かった。チングルマは花と種が同居していた。 |
ノビネエチドリ(大×) | アポイヤマブキショウマ | チングルマ(大×) | チングルマの種(大×) |
ミヤマオダマキ、コガネギク、アポイアズマギク、ヒロバヘビノボラス等の花ばかりを見ていたので、途中の景色や登山道の状況が疎かになってしまう。 |
ミヤマオダマキ(大×) | コガネギク(大×) | アポイアズマギク(大×) | ヒロバヘビノボラス(大×) |
チシマフロウ、アヤメ、キジムシロ等を見ながら登って行き、頂上手前のコブにスズランがあったことが驚きだった。だれかが植えたのか、自生なのかを考えていて、デジカメで撮るのを忘れてしまった。 頂上は木が繁茂していて全く眺望がなかったが、人でにぎわっていた。隣の吉田岳に行っても、こんな状態かなと思いやめて、木陰の頂上でくつろいだ。 |
チシマフロウ(大×) | アヤメ(大×) | キジムシロ(大×) | 頂上(大×) |
襟裳岬の山々を見ながら下山を開始すると、ホツツジ、シラネニンジンが咲いていた。残念ながら、海の上は霧で覆われ、襟裳岬を見ることができなかった。 |
襟裳岬の山々 | ホツツジ(大×) | シラネニンジン | 海 |
頂上から降りたコブの方が展望が良く、ここで昼食をとった方が良かったと、暫し、佇み三座同定をしてみる。顕著なピークは、左から袴腰山 、豊似岳、その傍の三枚岳、ルシチ山なのだろうかと自身は無い。襟裳岬は霞んでいた。 |
袴腰山 豊似 三枚 ルシチ山 襟裳岬 |
再び、ツリフネソウ、エゾコウゾリナ、広尾つつじ、オオフスマ等の花を見ながら下って行く。 |
ツリフネソウ(大×) | エゾコウゾリナ(大×) | 広尾つつじ | オオフスマ(大×) |
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花ばかり見ていたら、朝は無かったと思われる黒光りしている熊の糞を発見する。熊の糞を見て、疲れが吹き飛んでしまう。 熊さんに出会わないことを祈って、足早に登山口を目指す。その心は「フタリシズカニ」・・・ 登山口に着いて、ほっとする。ハチと熊には出会いたくないとつくづく思う。 |
コース | 冬 島 | 幌 満 |
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二人の山行記録(遊びの時間も含む) 2001(H13)年6月17日(日) 晴れ 8:57登山口→9:22送電線下→10:16冬島分岐→11:09頂上11:49→12:34送電線下→13:21登山口 |