青山(530.2m)
=札幌白川市民の森=
コ ー ス 白     川 東  白  川 東白川・南沢

 ポイント
 白川の登山口には札幌市民の森ガイドブック(現在なし)があり、案内標識も親切に完備している。ルートは遠回りか近道か、林道か山道かを選べ、要所要所に屋根付きの休憩舎がある(枝道は不鮮明な所もある)。夏休み前には、夏草を刈るようだ。秋には、近くに果樹園があることから熊騒動が起きるので、花の咲く春先がお奨め。雪が降ってからでも道がしっかりしているので初冬でも楽しめる。
 以前発刊された「札幌・小樽ゆったりハイキング」の地図とはかなり違うので、看板やパンフレットを良くみる(案内標識にあるルートでも廃道になっている所もある)
 国土地理院地図 周辺地図
白川コース
時期 5/11 5/17 7/29 9/4 11/24

 アクセス
 定山渓と南の沢を結ぶバイパス道路沿いに「札幌市北方自然教育園」がある。そこから、狭い舗装道路を真っ直ぐ行くと駐車場がある(駐車場手前の下り坂は雪が降るとアイスバーンになり滑るので注意)
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 5月11日 <1997(H9)年 登り2:00 下り2:00>
 P→@→A→B→C→D→E→F→G→21→S→頂上R→Q→P→O→22→24→K→J→I→25→26→@→P
山頂
 最初、春香山に登ろうと、春香沢の入り口に入るが、登山口から直ぐに残雪があり、途中で引き返す。今度は小天狗岳に登ろうと定山渓ダムを目指すが、開門は15日からだった。
 次に、青山を目指すことにする。天気が悪く展望はなかったが、ヒトリシズカ、クルマバソウ、タチツボスミレ、エンレイソウなどの春の花を見ながら登って行く。
 小雨なので、早々に下山を開始する。シラネアオイ1株とコブシの花を見ながら下って行く。
 5月17日<2011(H23)年 一周6.092km 登り1:33 下り1:08>
 P→@→A→B→C→D→21→S→頂上R→Q→P→S→21→G→F→E→26→P
 駐車場の前にパンフレットの箱はあるが、中は空っぽだったので、案内板を良く見て@番から辿ることにする。ゲートの半開きになった散策路の入り口から入る。入り口の桜は満開だった。道端には白い花のミヤマエンレイソウ、ヒトリシズカが顔を出すので、花を期待しながら看板@を通過し辿って行く。
案内板 散策路入り口 ミヤマエンレイソウ ヒトリシズカ
 エゾエンゴサクも咲いて来るが、その中に白花を見つける。A番から27番にも行けるが、B番方向を目指すと東屋が現れる。B番からは29番へ矢印があるが、C番からは29番へは×になっていた。高度が上がってきたので、木立越しに藤野の山々が見えて来ると、D番から尾根道を行き21番を目指す。
白花エゾエンゴサク 東屋が 東屋が 尾根道へ
 尾根道にはフッキソウが咲き、木立越しに札幌ドームとアイスアリーナ、隣の藻岩山が見える。377mのコブを超えると、目の前に370mのコブが現れる。尾根道にはナニワズの黄色い花が目立ってくる。
フッキソウ 2つのドーム 370mのコブ ナニワズ
 370mのコブの階段を登りきると、目の前に山頂が見えてくる(本当は手前のコブ)。下って行くと21番の看板の立つ林道にでる。分岐を振り返り林道を辿って行き、S番からは、再び尾根を選択する。
370mのコブを 山頂が 21番 再び尾根へ
 尾根道には、タチツボスミレ、エゾイチゲ、花弁が7枚のニリンソウ、花弁が円いニリンソウが咲いていた。
タチツボスミレ エゾイチゲ 7枚のニリンソウ 円いニリンソウ
 山頂直下のコブの階段を登って行くと、山頂が現れる。山頂の階段を登り終えると、三角点とベンチのある山頂に辿り着く。山頂からは藤野三山は良く見えるが、支笏湖の山々は煙っていた。
山頂直下のコブ 山頂が 山頂 藤野三山を
 木立越しに、隣の藻岩山や札幌ドーム、真駒内のジャネットリンが踊ったアイスアリーナが見える。ベンチに座り藤野の山々を眺める。昼食には早すぎたので、三角点と記念写真を撮し、下ることにする。
 下りは、砥石山が良く見えていた。尾根道にはシラネアオイも咲いていた。
2つのドーム 三角点(大×) 砥石山 シラネアオイ
 Q番P番と下って行くと東屋が見えて来る。黄色い花のエゾキケマンの咲く林道を下って行くとS番の分岐になり、21番の分岐まで林道を下って行き、21番からも引き続き林道を下って行く。G番を通過し、F番に着くとF番から25番へ行く道は廃道になっていた(案内板に表示なし)。F番からE番へ下り、次の26番までは急な階段が続く。26番に下りて、駐車場に辿り着く。
東屋が エゾキケマン 急な階段 駐車場が
 7月29日<2015(H27)年 一周6.016km 登り1:24 下り1:01>
 P→26→25→I(J×)→H(M?)→G→21→S→P→Q→頂上R→21→D→C→ベンチ→B→A→@→P
 駐車場の案内板を見ると、通行止め区間の表示が無かったが、その横の掲示板に、「K〜24〜22〜23〜Nの区間は通行できません。」と掲載されていた(この区間は、結構ワイルドな登山道)。@番方向の遊歩道は、夏草が生い茂っていたので、26番方向から登ることにする。愛棒は、スパッツを付けると言う。トイレの前からまず26番を目指すが、こちらも遊歩道にしては結構夏草が生い茂っていた。沢沿いなので、ブヨが纏わり着くので、防虫ネットを被る。25番は沢沿いになる。
案内板 駐車場 26番 25番
 沢を渡りI番に出ると、広い林道になるが、J番への道は通行止めのようだった。H番へ向かって登って行き、H番からM番へ辿ろうとしたが、道が不明瞭なので途中で引き返す。とにかく、蒸し暑いので、引き返すことになれば、一気にテンションが低下してしまう。
I番 H番 M番へは不明瞭
 H番からG番へと登って行き、21番を目指すと、道端にキツリフネやヤブハギが咲いていた。21番はD番の分岐でもある。
G番 キツリフネ ヤブハギ 21
 S番からは山頂に向かう登山道が分岐するが、西側から登ることにする。道端にイチヤクソウの咲く広い林道を辿って行くと東屋が現れる。
S番 イチヤクソウ 広い林道を 東屋
 P番の分岐では、O番に下る道は通行止めにはなっていないようだった。主稜線を山頂に向かって登って行くと、アブが回りを飛び出す。飛ぶのが早いので、中々団扇ではヒットしない。途中のQ番を通過すると、山頂直下になる。
P番 Q番へ登る Q番 山頂直下
 R番の山頂に上がってもアブが煩いが、ベンチに座って麦芽風味の炭酸飲料を飲む。山頂には、三角点:青山が設置されている。山頂は、木立が茂ってしまい年々展望が無くなるようだ。木立越しに藤野富士や豊栄山、空沼岳が見えるが、藤野の市街地は全く見えなくなってしまった。
R番 三角点:青山 藤野富士 豊栄山と空沼岳
 山頂で、記念写真を撮し主稜線を下って行くと、大きなビルが木立の隙間から見えていた。登山道は、S番の林道に出る。
山頂 主稜線を下って ビルが 林道S番に出る
 林道の21番からD番を辿って行くと、登山道がアップダウンを繰り返し、汗が吹き出る。愛棒は、顔から汗が滴り落ちていたが、私はほんのり湿った程度になる。私は汗をかかない分、暑さには滅法弱い。バテバテで東屋のあるDに出る。
21番 登山道 東屋 D番
 東屋からはC番を目指し、最初は登り気味に林道を辿るが、最終的にB番に下って行く。B番からは外回りの29番には行かず、A番を目指す。途中の東屋にはゴザが敷かれ、ビニールの風除けも付いていた。以前に、出会ったご夫婦はここで楽しんでいるのだろうかと思いながら東屋を後にする。
C番 林道を B番 東屋
 A番に出ると、27に向かって夏草が刈られていた。@番に着く頃、家族連れが虫捕り網を持って歩いて来ていた。われわれの重装備を見てびっくりしているようだった。子供はティシャツに短パンだったので、ブヨの餌食になるのではと心配になる。山頂で、一匹のトンボに出会っただけで、ほとんど昆虫はいなかったので、虫は居ないかもしれないよ、と言ってすれ違う。駐車場に着いて、改めて草刈された入口を振り返る。
A @ 駐車場 入口を振り返る
 9月4日<2019(R1)年 一周6.991km 登り2:18 下り48>
 P→26→25→I→J→K→24→22→23→N→O→P→Q→頂上R→S→21→G→F→E→26→@→P
 駐車場には誰も居なかった。スパッツを付けるか迷ったが、沢沿いの道を辿るので付けることにした。トイレ横から時計周りに辿ることにする。直ぐに26番(25E@分岐)25番(I26分岐)を通過すると沢へと木段を下って行く。沢にはトチバニンジンの放射状の赤い実が見られた。あちらの人には旭日旗を連想させてしまうのかとふと思う。次に、I番(H25J分岐)に辿り着く。沢沿いを下りきると、J番(KI分岐)になり、沢には橋が架かっていた。沢沿いには、まだブヨがいて、付きまとわれるので、防虫網を被る。
駐車場 沢へ下る トチバニンジン
 今度は方向を変えて登りだす。ササの葉にはカタツムリが付いていた。サラシナショウマの白い花も咲いていた。K番(J24L分岐)になり道は二股になる。24番(K22×23分岐)から地点22を目指す。
カタツムリ サラシナショウマ K番の分岐 24番
 登って行くと、橋が架かっていた。小沢を眺めながら橋を渡ると尾根道になる。尾根は、結構急で木段が設置されているところもある。道端には、タマゴダケが顔を出していた。
小沢 急登 タマゴダケ
 途中に、古い掘り起しが見られた。22番(24×P23分岐)に到着し林道に出られると思ったら、P番に行く道は廃道になっていた。仕方がなく、下りながら23番を目指す。途中で、岩肌が露出していた。23番(×24×Q22N分岐)に辿り着くと、ようやく登りだす。登ったと思ったら今度は下りだしN番(MO23分岐)に下りる。O番(NPQ分岐)からは、広い道になる。
地点22 岩肌 23番 O番
 道端にはエゾトリカブトが咲いていた。P番(OQS分岐)の看板には22番からの道は描かれているが、22番への矢印は無かった。主稜線に上がると、Q番(PR分岐)になり、稜線を辿って山頂へと登って行く。山頂近くになると木が切り払われていて見通しが良くなっていた。
エゾトリカブト 林道から 山頂直下 山頂
 山頂からは石狩湾、藻岩山、市街地が一望できるようになった。後ろには、増毛や樺戸の山々も見える。霞んではいるが、夕張の山々も見えているようだ。
                     ←大
石狩湾       藻岩山  市街地  硬石山
 藤野方向には、藤野富士、豊見山、豊栄山(フッズスキー場)、豊栄山(焼山)、盤ノ沢山が間近に、その後ろに、樽前山、恵庭岳、空沼岳、札幌岳が連なって見える。
                     ←大
藤野富士 豊見 豊栄 豊平 盤ノ沢山
樽前山  恵庭岳  空沼岳       札幌岳
 頂上には、R番(QS分岐)の他に、山頂標識もあり、記念写真を写す。ベンチに座って、石狩湾を眺めながら麦芽風味の炭酸飲料を飲む。休んでいると一匹のトンボが飛んできた。今日は、こんなに時間がかからないと思っておにぎりは持ってこなかった。間近に砥石山もあり、眺めながら下り始める。下りは最短コースを選択する。林道に出るとS番(21RP分岐)になり、地点21(SDG分岐)地点G(21HF分岐)F番(E25G分岐)地点E(F26D@分岐)26番(25E@分岐)と下って行く。26番への下りは階段の急坂だった。
山頂 石狩湾 林道へ 階段の急坂
 
 11月24日 <1996(H8)年 登り1:15>
 P-@-A-B-C-D-E-F-G-21-S-頂上R-Q-P-O-N-23-24-K-J-I-25-26-@-P
山頂
 登山口手前の道路は沢の所で凍結していて車が滑りひやっとさせられる。
 @番から順番に辿って行くと、D番からE番は下りになる。S番からは幅の狭い登山道となり山頂に上がる。
 山頂にはベンチが3つあり、砥石山が間近に見え、モイワ山、白旗山、空沼岳、札幌岳も見えていた。山頂で地元の老夫婦に出会い、愛棒はおしゃべりをしていた。このご夫婦は冬でも登って来ているようだった。
 帰りはQ番から帰るがJ番からI番は登りになり、I番から25番は沢超えだった。 
コ ー ス 白     川 東  白  川 東白川・南沢

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2019(R1)年9月4日(水)
 晴れ 一周6.991km 登り2:18 下り48
 9:25駐車場→9:30/26(25E@分岐)→9:37/25(I26分岐)→9:38沢→9:45I(H25J分岐)→9:48J
(KI分岐)→10:03K(J24L分岐)→10:20/24(K22×23分岐)→10:47/22(24×P23分岐)→11:04/23(×24×Q22N分岐)→11:14N(14O23分岐)→11:24O(NPQ分岐)→11:29P(OQS分岐)→11:37Q(PR分岐)11:43頂上R(QS分岐)12:03→12:16S(21RP分岐)→12:52/21(SDG分岐)→12:30G(21HF分岐)→12:37F(E25G分岐)→12:42E(F26D@分岐)→12:48/26(25E@分岐)12:51駐車場
 2015(H27)年7月29日(水) 曇り 一周6.016km 登り1:24 下り1:01
 8:43駐車場→8:46/26→8:51/25→8:58I(J×)
9:11H(M不明瞭)9:15→9:18G→9:30/21→9:38S→東屋→9:53P→10:01Q→10:08頂上R10:17→10:32/21→10:52D東屋→10:58C→11:00ベンチ→11:02B→11:09A→11:14@→11:18駐車場
 2011(H23)年5月17日(火) 曇り時々小雨 一周6.092km 登り1:33 下り1:08
 9:42駐車場→9:47@→9:59A→10:19B→10:24C→10:31D→10:51・21番→11:00S東屋→11:15頂上R11:22→11:28Q→11:36P→11:56S東屋→12:03・21番→12:09G→12:17F→12:22E→12:27・26番→12:30駐車場
 1997(H9)年5月11日(日)  曇り時々小雨 登り2:00 下り2:00
 @→A→B→C→D→E→F→G→21→S→
頂上R→Q→P→O→22→24→K→J→I→25→26→@
 1996(H8)年11月24日(日) 晴れ 登り1:15
 @→A→B→C→D→E→F→G→21→S→頂上R→Q→P→O→N→23→24→K→J→I→25→26→@