四十三山(明治新山 251.5m)
コース別 小有珠右の川登山口(洞爺湖温泉側口) 四十三川登山口(壮瞥温泉側口)

 ポイント
 洞爺湖側と壮瞥側にそれそれ遊歩道の入口がある。登山口が分かり易いのは洞爺湖側で、登山口に駐車出来るのは壮瞥側だ。
四十三川登山口(壮瞥温泉側口)コース

 アクセス
 洞爺湖の南湖畔に延びる道道2号線(洞爺湖登別線)から四十三川沿いの舗装道を登り、突き当たると遊歩道の入口(壮瞥温泉側口)がある(数台駐車可)。登山口の直ぐ下の作業道からも登れる。
 4月16日 <2017(H29)年>
入口 ゲート 閉鎖
 登山口に着くと、平成28年8月30日の台風による倒木被害で閉鎖されていた。
 四十三川に架かる山手3号橋から行けるかどうか確認しないまま帰る。
 4月21日 <2018(H30)年 8の字一周 総歩行距離3.936km 1:10> 
 小有珠右の川登山口(洞爺湖温泉側口)も四十三川登山口(壮瞥温泉側口)も閉鎖されていたので、四十三川に架かる山手3号橋の袂に駐車して、作業道を登って行く。道端にはナニワズやエンレイソウが咲いていた。
山手3号橋 作業道へ ナニワズ エンレイソウ
 閉鎖されている四十三川登山口(壮瞥温泉側口)からの道を横目で見ながら登って行くと、遊歩道の入口に到着する。4列に整然と並べられた自然石の石段を登って行くと、タヌキの溜め糞が石段を覆っていた。石段は上へ上へと続いている。
入口の道 作業道から遊歩道 タヌキの溜め糞 石段が続く
 枯れ木はキツツキの開けた穴だらけだった。まだ、細尾根に石段が続いている。コブを超えると噴気口分岐になり「↑・四十三山山頂120m/←・噴火口をめぐる道ここから/・噴気口25m」の道標が現れる。最初に四十三山の山頂にある展望台に向かう。
キツツキの開けた穴 石段が続く 噴気口分岐 展望台
 展望台に上がり、記念写真を写し、洞爺湖を眺めるが、冬木立越しの割には展望が悪い。以前よりも立木が大きくなって来ているようだ。帰りがけに展望台の裏側にある三角点を確認する。
記念写真を 洞爺湖 三角点
 展望台の前に設置されている道標「・四十三山展望台/・→壮瞥温泉側入口790m/・←洞爺湖温泉側入口1,670m」を確認して、一旦、洞爺湖温泉側に下って行く。台風の倒木がまだ道を塞いでいるが、通過するには邪魔にならない。道端から火口を覗きながら歩く。
道標 洞爺湖温泉側へ 倒木 火口
 広い遊歩道を下って行くと、道標「←・四十三山山頂250m/→・洞爺湖温泉側入口1,400m」「→・噴火口をめぐる道ここから」があり 噴火口をめぐる道に入る。平坦な所に分岐の標識「→・洞爺湖温泉側入口1,640m」「→洞爺湖温泉側入口1,560m/→・噴気口170m/・壮瞥温泉側入口880m」があり、一旦、洞爺湖温泉側に進む。大小の火口に挟まれて小高い所に火山と植物のいう看板があり、以前の写真も貼り付けられていた。
遊歩道 噴火口をめぐる道 分岐標識 火山と植物
 次に、火口壁に延びる道を登って行くと火口壁の最高地点に到着する。最高地点(254m?)には道標「→・洞爺湖温泉側入口1,430m/←・噴気口380m/・四十三山山頂530m」がある。左右の火口を眺めるが、木立が邪魔で写真には良く写らない。
最高地点へ 振り返る 最高地点の道標 火口の中
 広い遊歩道に出る所に、噴火直後の四十三山の解説板が設置させている。その横に道標「↑・洞爺湖温泉側入口1,270m/・←噴火口をめぐる道」がある。再び、山頂側に向かい、噴火口をめぐる道に入る。平坦な所にある分岐標識「→・洞爺湖温泉側入口1,640m」「→洞爺湖温泉側入口1,560m/→・噴気口170m/・壮瞥温泉側入口880m」があり、噴気孔へ向かう。
噴火直後の四十三山 道標 道標
 噴気口が近づくと、大きな岩が見えて来る。手摺の付いた階段を登ると噴気口に到着する。噴気口からは僅かに水蒸気が出ていた。
大岩 噴気口へ 噴気口
 噴気口から壮瞥温泉側入口に向かう。作業道に出る所に道標「→・四十三山560m/・壮瞥温泉側入口230m」がある。作業道の奥に看板があるので、見に行くと「壮瞥温泉川・源太川」「壮瞥町出口」の看板があり、立入禁止になっていた。この道は源太穴に通じているのだが、仕方が無く作業道を下って行く。四十三川に近づくと洞爺湖が見えていた。
入口の道標 作業道を下る 四十三川沿いから
 9月9日 <2009(H21)年 登り35分 下り33分>  GPSトラックは「2009.9.9」の山の地図帖へ
 国土地理院の地図では四十三川に架かる山手3号橋を渡るようになっていたので、橋の袂に駐車して出発する。林道を辿って行くと、「火山回道 壮瞥温泉側口50m」の標識がでてくる。そこから下に石畳が延びていた。更に、進むと「火山回道 壮瞥温泉側口230m 四十三山560m」の標識が現れほっとする。
未舗装の車道 壮瞥温泉側口の標識 林道から遊歩道へ 遊歩道入口の標識
 石畳は規則正しく4個づつ敷かれていた。それでも、木の間とかどうしても4個置けない所は3個になっている。アイヌワサビと思われる白い小さな花が咲いていた。一山越えると噴気口の分岐になる。
4個づつ敷かれ 3個も アイヌワサビ? 噴気分岐
 山頂直下は少し荒れ気味になり、「火山回道 壮瞥温泉側口790m 洞爺湖温泉側口1670m」の標識が現れると、山頂だった。山頂には立派な展望台があり、ウッドチップが敷かれていた。その上をクロカタビロオサムアシが忙しく這いずり回っていた。
山頂直下 山頂の道標 展望台 クロカタビロオサムシ
 山頂には説明板が設置されていた。どうも、昨年のサミットの残党のようでもあるが、内容は参考になるので目を通す。その中で、昭和30年代は、四十三山の眺望の良さ、いや、禿山状態に驚く。展望台に上がっても、半世紀前の眺望は何処にも無く、僅かに洞爺湖が覗ける位だ。展望台から下を見ると、三角点が見えていた。振り返ると、緑濃き有珠山が見えるのみだった。
説明板 洞爺湖を 三角点を 有珠山を
           
 北海道自然歩道
火山回道
kazan kaido

洞爺湖湖畔を巡る道U
Lakeside Observation Trial U
■四十三山からの眺望
■View from Mt. Yosomiyama
 四十三山は噴火後、洞爺湖温泉の発達とともに中島や羊蹄山を望む景勝地として親しまれてきました。昭和30年頃は洞爺湖を一望することが出来まし
たが、近年では植生の回復とともに樹木が生育し周辺は森林に覆われてしまいました。
Mount Yosomiyama is known for its magnificent view Nakajima and Mount Youtei from the summit.Without tree to obstruct the view, the entire
Lake Toya used to be seen from the mountaintop, However, regeneration of vegetation progressed, which now blocks the view.
■洞爺湖
■Lake Toya
 洞爺湖は、ほぼ円形で面積70.7ku、日本第9位の湖です。約11万年前の巨大な噴火により生まれた
直径8〜11kmのカルデラ湖で、噴火のときに発生した火砕流は太平洋と日本海に流れ込み、周辺に広い
大地を作りました。湖の中央にある中島は、洞爺湖カルデラができたあと、約5万年前に始まった火山活動
で生まれ、密集した7個の熔岩ドームからできています。背後にそびえる有珠山は、さらにその後、約2万
年前に活動が始まったものです。
Lake Toya is the ninth largest lake in Japan with a surface of 70.7 square kilometera. It is a caldera
lake of 8-11 km in diameter, formed after an snormouus eruption about 11,000 years ago. The pyrociastic
flow subsequently flowed into the Pacific Ocean and the Sea of Japan and created a plateau in the area.
The islands in the center, comprised of seven lava doumes, are called Nakajima, which were formed by
volcanic activity about 50,000 years ago, afuter the formation of the Toya caldera. Mount Usu behind
Yosomiyama became active about 20,000 years ago.

■中島
■Nakajima
 中島は四つの島からなる群島です。もっとも大きな大島は周囲10kmあり、かつて洞爺湖周辺の山々
を覆っていた巨木の森林が今も残されています。エゾマツ、トドマツなどの針葉樹と、ミズナラ、イタヤ
カエデ、ホオノキなどの広葉樹が交じりあった針広混交林の森が全島に広がっています。島中央部の大
平原と呼ばれている草原まで遊歩道が整備されており、森林散歩を楽しむことができます。
Nakajima is collective name for the fore islands in Lake Toya. The largest island, Oshima, has a
circumferece of abut ten killometers. The islands are now covered by mixed forests with broadleaf
tree and conifers, where Oaks, Painted Maple, Japanese Cucumber and other broadleaf trees are
mixed with conifers such as Ezo Spruce and Sakhalin Firs. In the forests, giant trees from the ancient
time still remain. From the cruise ship pier, a trail leads to the field in the center of the island.

■羊蹄山
■Mt. Youtei
 標高1,893mの独立峰として整った姿をしており、別名蝦夷富士とも呼ばれています。山麓から山頂まで
の植物の変化がわかりやすく、標高があがるに伴い広葉樹林、針広混交林、ダケカンバ林、ハイマツ・高山
植物と移り変わる様子が楽しめます。山頂付近は260種以上の多くの高山植物が見ることができます。
 羊蹄山の北西方にはニセコ連峰があり、その北方の小樽周辺の海岸を合わせて国定公園に指定されています。
ニセコアンヌプリを主峰として東西に延びる標高1,000〜1,300mほどの山群で、北海道でも積雪量が多く
雪質の良いことから、スキー場として高い評価を得ています。
As Mout Youtei is an isolated mountain, it is easy to recognize the vertical distribution of plants.
As you climb up from the base. you can observe the broadleaf forests turn into mixed forests with
broadleaf and conifers. In upper level, Erman's Birch and Creeping Pine appear. Near the
Niseko Mountain Range located in the northwest of Mount Youtei and the coast around Otaru in the
north, together, have been designated as a quasi-national Park. It is chain of mountains of
1,000-1,300m in elevation extending east-west, with Mount Niseko Annupuri being the Highest peak.
It is highly valued as a ski resort for its abundant snowfalls and a high snow quality.
                       
環境庁
 帰りは、噴気口に寄ってみようと、分岐から少し下って行くが、25mの実感が無いので、どんどん下ってしまう。この道は奥に延びていて、噴火口を一回りできるようだった。間違いに気付き、上り返して上を見上げると大きな岩がごろごろと見えていた。
 改めて、ヤカンの蒸気のような噴気を見て、傍に立っていた説明板を見ると、昔は凄かったようだ。写真を見て、ここからも有珠山の立岩が見えていたと言う。有珠山のロープウェイで上がって最初に見える岩塔のようだと思う。
噴気口の場所 大きな岩が 噴気口 説明板
           
 北海道自然歩道
火山回道
kazan kaido

噴火口を巡る道
Crater Observation Trial
■噴気口
■Fumaroies
 四十三山は1910(明治43)年夏から秋にかけて160mも高くなりました。その
際に高くなった部分と旧地盤との間に大きな断層ができました。
 このあたりの斜面はその断層の一部です。当時は、断層から激しく噴気がもう
っもうと出ていた記録がありますが、現在もそのなごりをわずかにとどめています。
約100年を経過してもこの噴気口周辺の温度は40℃前後あります。
1977(昭和52)年の噴火以降、定期的に温度測定したデータをみると、低減して
いた傾向が、1995(平成7)年以降、わずかですが上昇傾向にあったことも報告
されています。
In the summer of 1910, Mount Yosomiyama grew in height by 160 meters, and this
upheaval created a large-scale fault between the base and the raised ground. The
siopes in this area actually parts of this fault. Some historic records show that
fumes were vigorously emitting from the fault in the past, and the temperture of
the area's ground still remains around 40 degrees in Celsius today.

The ground temperature was declining since the eruption in 1977. Houwever, after
1995. the trend reserved, turning to a slight rise. 
環境庁
 下山は、4つ並んだ石をステップしながら下る。この石はステップする所を的確に選ぶと、快適に下りれた。子供の頃の海岸の岩の上や、ケンケン遊びのような感覚になった。林道に出て、帰りは正規の入口に下りて見る。下り口には「火山回道 壮瞥温泉側口50m 四十三山740m」の標識があり、入口は階段で終っていて、傍に看板も立っていた。看板を見て、始めに見ておけば火口を回って帰って来たのにと悔やむ。
道標 入口の看板 案内と解説 駐車場所へ下る
           
 北海道自然歩道
火山回道kazan kaido
洞爺湖湖畔を巡る道U
Lakeside Observation Trial U
(噴火口を巡る道Crater Observation Trial)
四十三山コース 洞爺湖温泉側入口〜旧北海道大学有珠火山観測所 2.45km(約1時間)
 有珠山は20世紀、4回噴火しています。最近では、2000(平成12)年に西山西麓、金毘羅山で噴火しました。
1910(明治43)年の活動では、この自然遊歩道の周辺に45の火口が生じ、熔岩の上昇により四十三山(明治新山)
を形成しました。
Mt. Yosomiyama Nature Trial
During the 20th century, Mount usu erupted four times. The most recent eruption took place in 2000 at Mount Konpirasan, located at the foot of Mount Use's eruption 1910,45 volcanic craters were created in the area around this trial, and the lava dome was formed, which is now called
Vegetation's regeneration process at various phases can observed by comparing Mount Yosomiyama and other recent erupution sites in
the area. 
「火山回道」ルート図        火山との共生の歴史、先人の足跡をたどる
 この1910(明治43)年の噴火では、火山性地震の発生を受け、半径12km
以内の住民約1万5千人が事前に避難を完了し、噴火予知と避難に成功した世界
発の事例となりました。また、活動を続ける現場で、初めて地震計による観測が
なされ「火山性微動」が発見されるなど、有珠山は近代火山学の発祥の地として
世界的に有名です。
Tracing History of Human life with an Active Volcano
The eruption prediction and ovacuation from the eruption at Mount Usu in 1910 is well-known
as the world's first successful case.15,000residents within 12 kilometers around Mount Usu
evacuated in advance, and no casualty was caused.
Mount Usu is also globally known as the birthplace of modorn volcanology. In this area, a
soismometer was used for the first time in the world for observation of volcano, and volcanic
tremors were discovered.
この自然遊歩道沿いには、自然と共生してきた地域住民と火山研究について、解説板を設置しています。
自然探勝と火山学習に出かけましょう!
The explanatory panels on this introduce the history,mechanism, and benefit of volcanoes in the area, as well as the local human
life with the active volcanoes.

交通機関案内・・・・洞爺湖温泉観光協会0142-75-2446
            そうべつ観光協会0142-73-2662
おきづきの点は・・・環境省 洞爺湖自然保護官事務所0142-76-4877
             洞爺湖町観光振興課0142-75-4400
             壮瞥町商工観光室(そうべつ情報館)0142-66-4200
環境庁

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2018(H30)年4月21日(日) 曇り 8の字一周 総歩行距離3.936km 1:10
 8:54駐車地点→作業道を→9:02壮瞥温泉側口50m→9:07遊歩道へ→9:24噴気口分岐→9:27山頂9:32→9:46分岐→9:51分岐→9:54看板→10:02洞爺湖温泉分岐→10:06分岐→10:08分岐→
10:13噴気口10:16→10:20分岐→10:39作業道へ→13:38壮瞥温泉側口50m→10:44壮瞥温泉側口→10:52駐車地点
 2017(H29)年4月16日(日) 曇り 登山道が閉鎖されていた
 2009(H21)年9月9日(日) 曇り 登り35 下り33
 12:38駐車地点→12:44壮瞥温泉側口50m→作業道を→12:49遊歩道へ→13:01噴気口分岐→13:03山頂13:10→13:17噴気口13:22→13:34作業道へ→13:38壮瞥温泉側口50m→13:40壮瞥温泉側口→13:43駐車地点