手稲丸山(141m)
コース 富丘 富丘→三樽別→富丘 三樽別(未踏)
春季 秋季 初冬

 ポイント
 手稲市街地に近い誰も目に留めないような小さな山だが、思わぬ光景が広がっている。頂上付近は木立が大きくなって来ていて、展望が悪くなっている。鹿のヌタ場になっていて薮は薄くなっているようだ。山頂には図根点があり、山頂標識もある。

 アクセス
 国道5号線沿いの札幌トヨタとローソンのある交叉点から山側の富丘通を上って行き、札樽自動車道のアンダーパスををくぐるとすぐ右にフェンスが見える。そのフェンス沿いにあるバリケードの隙間から、植林地(以前はミニスキー場)を登る。
国土地理院地図  周辺地図
富丘春季コース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 4月2日 <2015(H27)年 東尾根から南尾根一周0.980km 39分 >
 バリケードに自転車を括り付け、U字溝の延びる斜面の上に山頂を見る。今日は、反時計回りに東尾根を登って、南尾根に下ってみようと思う。札樽自動車道と平行に延びるU字溝に沿って辿って行くと、紙筒のポットに植えた木の苗があったが、根付いているのか分からなかった。東尾根が近づくと笹薮になるので、薮の薄い所から入る。東尾根は鹿が踏み付けているのか歩き易い。
U字溝の延びる斜面 木の苗 東尾根へ 東尾根
 一汗かくと雪の残る山頂に出る。山頂には山頂標識があり、その足元には図根点が設置されている。山頂で、一息入れていると、エルタテハが飛んでいて、春を感じる瞬間だった。
主稜線へ 山頂 図根点 エルタテハ(marikkaさん同定)
 冬木立越しに新川河口、手稲山、ネオパラ山、手稲峰などを眺めて、鹿のヌタ場と化した主稜線を下って行く。
新川河口 手稲山 ネオパラ山 鹿のヌタ場?
 下る途中で、札樽道と藻岩山、札幌市街地、JRタワー、手稲消防署の望楼を見ながら下って行くが、春の花はまだ咲いてはいなかった。
札樽道と藻岩山 札幌市街 JRタワー 手稲消防署の望楼
 岩場の主稜線を振り返り下るが、鹿の踏み跡が歩き易いので西に反れてしまう。方向を正して、フェンスの所に下る。ここは窪地になっていて、融雪池が見られるはずだったが、今年は駄目だった。鹿もこの辺まで下りてきているようで、抜け毛が落ちていた。
岩場の主稜線 フェンス 窪地 鹿の抜け毛
 広場に出ると、展望が開け札幌の中心部が良く見えた。斜面は鹿の糞だらけなので、極力踏まないようにU字溝に沿って下って行く。
                  ←大
札幌市街地            札樽自動車道 藻岩山
 4月4日<2016(H28)年 往復0.8/11km 登り、下りとも14分 >
 入口から丸山を見上げて、U字溝沿いに登って行く。南尾根は地図では分からない窪地を挟んで二股になっているので、東側の尾根を辿って行く。行く手が藪になって来たので、岩場から主稜線に上がろうと斜面を辿っているとフキノトウが顔を出していた。
入口から丸山 登る斜面 主稜線の岩 フキノトウ
 南尾根には腰かけて休める岩があるが、以前よりも木立が大きくなってきていて展望は悪い。山頂も木立の中で、山頂標識と図根点がある。木立越しに手稲山が辛うじて見えた。
山頂 図根点 手稲山
 少し北側に行くと海が見えるがすっきりとはしない。帰りは南側の主稜線を下るが、鹿道につられて丸山林道の方へと下って行くと道路公団の境界石がある・途中から東側へと針路を変え、窪地の傍に出る。フェンスの回ったコブに立ち寄るが、以前よりも展望は無くなっているようだ。
札樽道 境界石 窪み
 U字溝へと下って行くと、手稲消防署の望楼、札幌中心部、円山を一望出来た。
                                   ←大
手稲消防署の望楼                        札幌中心部    円山
 4月4日<2008(H20)年 往復0.703km 登り、下りとも10分弱>
 植林地に入ると、名前の付けられたポットの中に木の苗が植えられている。斜面を上がって行くき、振り返ると札樽道越しに市街地が展開している。下の尾根を辿り、断層のような岩が露出した上の尾根に上がると山頂になる。頂上から小樽方向へ辿ると図根点が埋め込まれていた。
木の苗が 市街地が 上の尾根 図根点
 以前来たときには、ちょうど二人がけできる岩があって、その岩に腰掛け景色を楽しめたが、今は藪になっていて座ったら何も見えない。岩の上に上がると円山が辛うじて見えていた。帰りは下の尾根を藪漕ぎしながら下ると、斜面にU字溝が顔をだしている。こんな所まで開発されたのかと驚く。傍には、春を感じさせるナニワズの黄色い花が咲いていた。
円山を 藻岩山を U字溝が ナニワズ(大×)
 高速道路が延びて行く方向に藻岩山があり、藻岩山の手前に同じような輪郭をした三角山が見える。その左に円山が、円山と三角山の谷間に、白い平和の塔が見える。この組み合わせはここからしか見えないかもしれない。しかし、年々木々が大きくなって見通が利かなくなっている。
                                   ←大
札幌市街地                      円山 藻岩・三角山
 5月1日<2000(H11)年 登り、下りとも10分弱>
 富丘中学校の所の高速道路を抜けるとすぐ右にフェンスが見えた。そのフェンスの切れ目から、ミニスキー場を登って見る。頂上に近づくとガレ場状にななって来る。断層を見ると、礫を含んだ砂岩のようなで脆そうだった。尾根に上がるともう頂上で、頂上を小樽方向へ行くと三角点がある。
頂上(大×) 円山・三角・藻岩
 戻って、ちょうど二人がけできる岩があったので、その岩に腰掛け景色を楽しむ。藻岩山方向はちょうど、高速道路が真っ正面になる。藻岩山の手前に藻岩山にそっくりなシルエットの三角山が見える。その左に円山が見え、円山と三角山の谷間にちょうど、白い平和の塔が見えた。
 この組み合わせはここからしか見えないかもしれない。下りながら尾根を見ると、ちょうど下から突き上げられて、パカット割れたような尾根のように、2列になり、その間が少しくぼんでいた。雪解けにはプール状になるところが見受けられた。

 =丸山林道=
 丸山林道を探しに行くと、住宅の裏手の所に、山に入る踏み板があり、そこを登って行くと、太い丸太が門のように立っていた。ここが、林道の入り口がと思うが、廃道状だった。

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 二人の山行記録 (遊びの時間を含む)
 2016年4月4日(月) 晴れ 反時計回り 南尾根 一周0.811km 登り下りとも14分 11:51入口→12:05山頂12:08→12:22入口
 2015年4月2日(木) 晴れ 反時計回り 東尾根から南尾根 一周0.980km 39分 12:50駐車場所→13:04山頂13:15→13:40駐車場所
 2008年4月4日(日) 晴れ 往復0703km 登り下りとも10分弱
 2000年5月1日(月) 晴れ 往復 登り下りとも10分弱