手稲山(1023.12m) |
コース別 | 平和の滝 | 平和- ゲレンデ |
ロープウェイ山麓駅 | 山麓線 | 北尾根 | 金山 (滝ノ沢) |
||
TV-TV | TV-ゲレンデ | ゲレンデ | ||||||
ゲレンデ-TV | 純登山 | |||||||
TV・登山道・ゲレンデ |
ポイント 登山、ハイキング、散策など多様な楽しみ方ができる。滝もガレ場もあり、展望の良いケルンからは近くの山々から遠くの山々まで見渡せる。女子大回転コースの横には、急登や直射日光を避けるように登山道が延びている。 国土地理院地図 周辺地図 |
平和の滝コース |
アクセス 西野二股から右股橋を渡り、平和の滝を目指すと大平和寺に着く。平和の滝の駐車場に駐車させていただく(土日祝日は満杯になることが多い)。 |
時期 | 6/4 | 6/26 | 9/16 |
6月4日<2008(H20)年 往復11835km 登り2:32 下り2:16> |
林道入口に進むと作業車がゲートを開けて入るところだった。作業車の傍をすり抜け、林道を進むとホウチャクソウが咲いていた。ベンチのある広場には「平和の滝1km/手稲山山頂4km/布敷の滝1.5km」の道標が立っている。 |
林道入口 | ホウチャクソウ(大×) | ベンチ | 標識 |
広場の所から砂防ダムに下りる道があったので見に行く。何時も右目が赤錆色で、左目が普通の水で不思議だと思っていた砂防ダムだが、今日は綺麗な水が上から溢れ出ていた。足元にはヌメリスギタケモドキと思われるキノコが顔を出していた。どうも食べる気がしないので、写真だけにする。 しばし、琴似発寒川の清流と流れる音を聞きながら林道を辿る。タチツボスミレの別嬪さんを探していたら、その中にオオダイコンソウと思われる黄色い花を見つける。 |
砂防ダム | ヌメリスギタケモドキ(大×) | 琴似発寒川の清流 | オオダイコンソウ(大×) |
ようやくタチツボスミレの別嬪さんを探して撮す。その中に、ワサビとクルマバソウの白い花も混じっていた。林道は何時の間にか登山道の雰囲気を醸し出し、小さな沢を越えたりしながらアップダウンを繰り返すようになる。 |
タチツボスミレ(大×) | ワサビ?(大×) | クルマバソウ(大×) | 沢を越える |
小沢に沿って登山道を辿り、丸木橋を渡って左岸から右岸、右岸から左岸と渡り歩いて行くと、布敷の滝が現れる。 |
小沢に沿って | 丸木橋を渡って | 再び左岸へ | 布敷の滝 |
布敷の滝で休憩かたがた記念写真を写す。登山道にはオオカメノキが咲いていたりするが、岩が多くなるので歩き難くなる。岩の間からは小さな白いスダヤクシュの花が咲いていた。 |
布敷の滝(大×) | オオカメノキ(大×) | 岩が多くなる | スダヤクシュ(大×) |
岩の上を辿って行くと、岩の下を流れる伏流水の音がしだす。岩の間から水が流れているがエキノコックスに感染する恐れがあることから飲料禁止の看板が立っている。立木には熊の爪跡と思われる跡もある。林の中にはヤシオツツジが咲いていた。 林の中が苔生して来て、足元にゴゼンタチバナが見えるようになると、林が切れいよいよガレ場が待っている。 |
飲料禁止 | 熊の爪跡? | ヤシオツツジ(大×) | ガレ場の始まり |
ガレ場からは手稲山の西峰やアンテナ群を見上げながら辿る。足元にはエゾキケマンが咲いていたり、捕獲石が取れた跡がある岩が見られるようになる。 |
ガレ場から西峰を | アンテナ群を | エゾキケマン(大×) | 捕獲石が取れた跡 |
ロープの垂れた急登で、一息入れながら振り返ると無意根山が見えていた。登りきり平らになると展望が開け、ガスってはいるが札幌市街地や三角山、藻岩山も見える。一息入れて、ケルン風の歌碑「雲わきぬ/雲かがやきぬ/雲消えぬ/高根もつひよ/さひしき/ところ/すみ」への道を辿る。ケルンからの展望も良いが、まず、山頂へ行くことにする。道端にはサンカヨウも咲いていた。 |
ロープの垂れた急登 | 無意根山 | ケルン | サンカヨウ(大×) |
遊歩道から林道へ出て、山頂への道を辿る。山頂では三角点にあいさつし、柵越しに無意根山、定山渓天狗山、ヒクタ峰、余市岳などの山座同定を楽しむ。 |
遊歩道から林道へ | 山頂直下 | 三角点 | 無意根 定天 ヒクタ |
ヒクタ峰は山頂が長く、奥に岩塔のある様子が良く分かる。北側からは奥手稲山、春香山が見え石倉山越しに小樽が見えていた。新川河口にはオタナイの沼が煙って見えていた。 |
ヒクタ峰 | 奥手稲 春香山 | 石倉山越しに小樽を | オタナイの沼 |
再び、ケルンに戻って、ケルンの南側に座りながら、ココアを飲む見ながら、目の前に広がる山々に見入る。 |
百松沢 烏帽子岳 無意根 定天 迷沢 ヒクタ峰 余市 朝里 |
一休みして、ケルンを後に、藻岩山を見ながら下って行く。ガレ場はステップする所を探しながら下る。岩の間からフデリンドウ、エゾキケマンも顔を出す。林の中に入ると、苔生して来て、足元にゴゼンタチバナが見えるようになる。再び、林の中の岩場が待っている。 |
藻岩山を見ながら | ガレ場を下る | フデリンドウ(大×) | エゾキケマン(大×) |
岩場を過ぎるとヘビイチゴが咲き、布敷の滝を通り過ぎる。小沢を渡るときには、亀のような岩を見つける。登りには気が付かなかったミヤマオダマキも咲いていた。林道を歩いていたら、一匹の蝶が路上に止まっていた。土に止まるところを見るとエルタデハのようだ。 |
ヘビイチゴ(大×) | 亀のような岩 | ミヤマオダマキ(大×) | エルタデハ(大×) |
6月26日<2015(H27)年 往復11.940km 登り2:51下り2:23> |
愛棒に、車で登山口まで送ってもらい、折りたたみの自転車を下ろす。林道入口に立っている案内板を見ると、隣には擦れてしまった道標がある。道標には「手稲山山頂5km/平和の滝1km/布敷の滝2.5kmバス停1.5km」と書かれているようだった。閉ざされたゲートを交わし林道の中に入って行くと、ヤマブキショウマが揺れていた。 |
案内板 | 道標 | 林道入口 | ヤマブキショウマ |
柔らかな感じのするオニシモツケの花も咲いていた。ベンチのある広場には「平和の滝1km/手稲山山頂4km/布敷の滝1.5km」の道標が立っている。水の落ちる音がするので、広場の所から砂防ダムを見に行く。砂防ダムは水の簾のようで、清清しかった。 |
オニシモツケ | ベンチのある広場 | 琴似発寒川の清流 | 砂防ダム |
琴似発寒川の清流沿いの道端にはエゾタツナミソウ、サイハイラン、オオダイコンソウ、スダヤクシュが咲いていた。 |
琴似発寒川の清流 | エゾタツナミソウ | サイハイラン | オオダイコンソウ |
小沢に沿って登山道を辿り、丸木橋を渡って左岸から右岸、右岸から左岸と渡り歩いて行くと、布敷の滝が現れる。 |
小沢に沿って | 丸木橋を渡って | 再び左岸へ | 布敷の滝 |
布敷の滝の前には「平和の滝入口2.5km」の道標が立っていた。沢筋の道にはオオレイジンソウが咲いていた。布敷の滝の上にも、小さな滑滝が音を出していた。登山道は何時の間にか岩が多くなってきて、歩き難くなる。 |
布敷の滝の道標 | オオレイジンソウ | 布敷の滝の上に | 岩が多くなる |
岩の上を辿って行くと、岩の下を流れる伏流水の音がしてくる。岩の間から水が流れている「手稲山御神水」が現れるが、前に立っていた飲料禁止の看板がなかった。林を抜けガレ場になると山頂が見え出し、ヤシオツツジが咲いていた。 |
ミヤマオダマキ | 手稲山御神水 | 山頂が | ヤシオツツジ |
ガレ場では、先行者が難儀をしていた。ゆっくり登って行っても追いついてしまい道を譲られるが、相手の足元にはエゾキケマンが咲いていた。写真を撮したかったが、先を急がされる。ガレ場には捕獲石が取れた跡がある岩が至る所に見られた。ロープの垂れた急登のガレ場を登り切ると、平らな笹原になる。道端にはホツツジやミヤマオダマキが咲いていた。オダマキが顔を上げていないので、首の所を良く見ると朝露が光っていた。きっと朝露が重たいんだろうと思う。笹原では、愛棒のお土産にと、伸びきったタケノコを採りながら登って行くと、次から次と登山者に追い抜かれる。 |
ガレ場の先行者 | 捕獲石が取れた跡 | ホツツジ | オダマキの裏 |
ケルンへに辿り着いてもガスは消えず、僅かに無意根山と定山渓天狗岳が見える程度だった。一息入れてケルン風の歌碑「雲わきぬ/雲かがやきぬ/雲消えぬ/高根もつひよ/さひしき/ところ/すみ」から山頂に向かうと、道端にはタニウツギ、ハクサンチドリが咲いていた。 |
ケルン | 無意根と定天 | タニウツギ | ハクサンチドリ |
遊歩道から林道へ出て、山頂への道を辿る。北大の物理観測所跡を横目で見ながら山頂へ向かう。山頂では展望が全く無いのでロータリークラブの石碑、ハマナスの花や三角点を見て回る。 |
遊歩道から林道へ | 北大の観測所跡 | 山頂直下 | 三角点 |
山頂には、手稲神社の奥の院があり、夏季例祭に合わせて奥宮祭も30日あるので扉を開けて準備していた。何も見えないので、ケルンに戻ろうとロープウェイ山頂駅跡を見ながらテレビ山道から遊歩道に入る。 |
手稲神社奥の院 | 祭壇 | ロープウェイ山頂駅跡 | テレビ山道から |
ケルンで、麦芽風味の特保飲料を飲みながら、山頂では見えなかった余市岳を見る。その展望も束の間で直ぐにガスってしまう。長居は無用と早々に下山を開始する。笹原では、伸びきったタケノコを探しながら下って行く。 ガレ場では、登りで見つけたエゾキケマンを探しながら下るが、会えず仕舞いだった。 林の中に入ると、苔生蒸した岩場にゴゼンタチバナを見る。 岩場を過ぎ、布敷の滝を通り過ぎ、小沢を渡っていると、透けた翔のクロスジヘビトンボが這い回り、燐粉が落ちて透明になってしまったヒメウスバシロコウ(エバさん同定)が土に止まっていた。 |
ケルン | ゴゼンタチバナ | クロスジヘビトンボ | ヒメウスバシロコウ |
平和の滝を見て、自転車で家に帰る。 |
9月16日<1996(H8)年 登り3:25 下り1:55> |
早めに駐車場に到着したので、まだ空いていた。林道は送電線の下までは広くなだらかな道だった。途中、右側にどろかめ先生の山荘があり、左に発寒川の砂防ダムがあった。砂防ダムの放水口は2つあり、左から赤錆色に水が、右は普通の水が流れ落ちていた。沢を2つくらい越えると布敷の滝がある。あまり滝らしくないが、登山道のアクセントなので立ち止まって見る。外人の家族にも出会う。 しばらく、登るとガレ場の急登になり結構きつくなるが、見晴らしは良くなる。この辺りの岩は、約200万年前に溶岩流から出来た安山岩で、山頂から転げ落ちてきた柱状節理の破片だといわれている。岩石の中には捕獲石が外れた跡と思われる窪みがあるものもある。 登り切ると、緩やかな林の中になり、ケルンに到着する。ケルンからは烏帽子岳、神威岳、砥石山が目の前に見える。本当の山頂はテレビ山道に出て、ロープウェイ(現在休止)で来た観光客に混じって登って行く。山頂からは銭函天狗山、小樽天狗山、余市岳、定山渓天狗山、無意根山、札幌岳が一望された。 昼食は戻って、ケルンの隣にあるスキーリフトのプラットフォームの上で札幌市街や藻岩山を見ながら食べる。 |
布敷の滝 | 山頂 |
=布敷の滝= 布敷の滝の読みは、郷土史ていね第86号平成27年2月11日の会報で「国土地理院が「ぬのしき」、前記福井野に生き るで「ふっぷ」、私見では「ふしき」、(ふレン)で、平和の滝より古い滝の意」と土谷聖史氏が発表しています。 |
コース別 | 平和の滝 | 平和- ゲレンデ |
ロープウェイ山麓駅 | 山麓線 | 北尾根 | 金山 (滝ノ沢) |
||
TV-TV | TV-ゲレンデ | ゲレンデ | ||||||
ゲレンデ-TV | 純登山 | |||||||
TV・登山道・ゲレンデ |
二人の山行記録もくじ1へ 次平和ノ滝→ゲレンデへ アソビホロケール山へ |
二人の山行記録 (遊びの時間含む) 2015(H27)年6月26日(金) 曇り 往復11.940km 登り2:51 下り2:31 単独 タケノコを探しながら 7:20登山口→7:16砂防ダム→7:44送電線下→8:25布敷の滝→9:03ガレ場9:33→9:59ケルン→10:11山頂10:19→10:30ケルン10:38→10:56ガレ場11:15→11:40布敷の滝→12:14送電線下→12:24砂防ダム→12:50登山口 2008(H20)年6月4日(水) 晴れ 往復11.835km 登り2:32 下り2:16 6:53登山口→7:07砂防ダム→7:18送電線下→7:55布敷の滝→8:25ガレ場9:01→9:15ケルン→9:25山頂9:33→9:43ケルン10:07→10:15ガレ場10:46→11:10布敷の滝→11:45送電線下→11:54砂防ダム→12:13登山口 1996(H8)年9月16日(月) 晴れ 登り3:25 下り1:55 |