ニトヌプリ(1080m)
コース別 五色温泉 西口 大谷地⇒西口 大谷地(未踏)

 ポイント
 沼巡りの通過地点のピークで、ニトヌプリだけを登る人は少ないかもしれないが、山頂からの景色は良い。残念ながら、羊蹄山がアンヌプリの陰に隠れて見えない。南峰へ行けば、アンヌプリの後ろに羊蹄山が見えるはずだ。
 五色温泉コース:一番ポピュラーなコース(イワオヌプリの登山口は3か所ある)
 西口:単調なコースで、岩が多くて歩き難いが最短で登れる。大谷地から登った場合、エスケープルートとしての機能がある。
 大谷地コース:湿原、大沼、、硫黄鉱山跡、お花畑と一番変化に富んでいる。
大谷地⇒西口コース

 アクセス
 ニセコパノラマライン(道道66号線)の大谷地駐車場に停める。
 国土地理院の地形図  周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 7月23日 <2013(H25)年 登り3:01 下り1:16> GPSトラックは山の地図帖「2013.7.23」へ
 「大谷地/フサスギナ群生地」の看板が立つ駐車場から、大谷地を眺めると、双頭の1000m峰はニトヌプリよりも山らしく見える。駐車場の奥にある標識「大沼45分/五色温泉135分⇒」から、大谷地に下って行くと、所々に修理した跡が残る木道が続いていた。ニトヌプリを遠望しながら木道を辿って行く。綺麗な清流に架かる橋を渡りながら、フサスギナの群生地を探すが、背の高い笹薮が続くだけだった。地味なフサスギナは目に入らないまま大谷地が終わろうとする頃、笹薮が途切れ湿原らしい所に、ヒオウギアヤメが咲いていた。
大谷地 入口 ニトヌプリ ヒオウギアヤメ
 湿原を見渡すと、シナノキンバイソウ、コバイケイソウが咲き、コノシメトンボやジョウザンシジミが飛んでいた。湿原が終わると、林の中の道になる。
シナノキンバイソウ コバイケイソウ コノシメトンボ 湿原の終わり
 標識「大沼30分/五色温泉120分⇒」が出て来ると、何時の間にか木道がなくなり岩の登山道となる。丘を越えると、大沼とイワオヌプリが覗ける。標識「大沼/五色温泉90分⇒」が出て来るが、湖畔ではない。
大沼30分 木道から岩へ 大沼とイワオ 大沼
 標識から少し歩くと、湖畔に下りる空間があるが、今回は、水が多くて、湖畔に下りることが出来ない。
                     ←大
大沼
 大沼を離れて、丘を越えると硫黄川から登って来る廃道が現れる。下がって行くと目の前が開け、湿原に出る。湿原にはニッコウキスゲが咲いていた。イワオヌプリが目の前に見ながら湿原を通過すると、ワタスゲの白いぼんぼりが風に揺れていた。ヒオウギアヤメの花の時期は終わっているようだった。
廃道 湿原 イワオヌプリに ワタスゲ
 ニッコウキスゲを見ながら、下って行くと硫黄鉱山跡に下りる。裸地からはイワオヌプリやニトヌプリが見える。硫黄川の手前には、硫黄川を見下ろせるポイントがある。
ニッコウキスゲ イワオヌプリに ニトヌプリを 硫黄鉱山跡
 そのポイントから、蛇行する硫黄川を見下ろすと、石垣や散乱したレンガが見える。硫黄鉱山は昭和12年に閉山したと言うが、確りと残っているのに驚く。再び、道標に従い硫黄川の川原に下って行く。
硫黄川 石垣 レンガ 道標
 硫黄川の渡渉は飛び石伝いで、石の無いところは板が渡されていて、登山靴が水に浸かることは無くほっとする。鉱山遺構を見るには、硫黄川を下らなけれならないようだが、登山靴では無理なようだ。硫黄川を渡ると、道標が地べたに置かれていた。登山道はすっかり抉れてしまっていた。登り切ると、錆びた鉄パイプの昔の道標が曲がっていて、新しい板の道標が立っていた。
硫黄川渡渉 硫黄川の下流 道標 抉れた登山道
 笹の枯れ葉にはシデムシがじっとしていた。シロバナニガナも咲いていた。岩場の尾根を登って行くと、ニトヌプリに背を背を向けて、イワオヌプリにどんどん近づくので、愛棒が遠くなったと嘆く。岩場には、迷い防止の赤いペンキで書かれた岩「↑五色」がある。
シデムシ シロバナニガナ ニトヌプリ 岩場
 岩場からの展望が良いので、一息入れながら景色を楽しむ。西側にはコブニトヌプリとその手前の1000mのコブが、まだまだ、遠くに見えていた。眼下には地図では窪みになっている硫黄鉱山跡が白く見えていた。
                     ←大
              1000mコブ  ニトヌプリ     硫黄鉱山跡
 北側を見ると、硫黄鉱山跡、1000m峰、984m峰、ワイスホルンが連なっていた。
                     ←大
  硫黄鉱山跡     1000m峰      984m峰       ワイスホルン
 岩場にはウラシマツツジの白い花が咲いていた。岩場を過ぎると赤い土の斜面をトラバースして行く。火山灰地になるとマルバシモツケが咲いていた。イワオヌプリが間近に見えて来るので、ニトヌプリを目指しているとは思えなくなる。
ウラシマツツジ 赤い土 マルバシモツケ イワオヌプリ
 イワオヌプリと小イワオヌプリのコルを目指して登って行くと、小イワオヌプリの山腹の岩塔が見えて来る。コルへと向かうと道標が地べたに置かれていた。
コルへ 岩塔 コルへ 道標
 赤い地層の山を振り返り、再び、岩塔を見上げる。小イワオヌプリには岩塔が多いが、登れそうな感じがする。岩塔を見上げながらコルに上がる。
赤い地層が 岩塔 小イワオヌプリ コル
 コルから下って行くと、分岐になり、ニトヌプリへと向かう。林を抜けるとニトヌプリが目の前に見えて来る。登山道はジグを切って付いているのがはっきりと見える。ザレ場にはロープが張られているので、ロープを伝って下って行く。
分岐 ニトへ ニトヌプリ サレ場
 愛棒が下りる間、小イワオヌプリを見ながら待つ。鎖場を下りると、ちょっと色の変わったヒョウモンチョウがとまっていた。火山灰地にはイソツツジが咲いていたが、イタドリの繁茂もあり、イソツツジが消えるのではと心配になる。
小イワオヌプリを 鎖場 ヒョウモンチョウ イソツツジ
 平らな火山灰地を歩いていると、道端にはアカモノが咲いて来る。突然、スズメバチが周囲を回りだすので、先を急ぐ。道端には、迷い込まないように道標「ノトヌプリ」があり、沢へと下りて行く。
平らな砂地 アカモノ 道標
 沢を渡ると、昔の道標が横たわっていた。イソツツジの咲く平らな火山灰地からはニトヌプリが目の前に、奇岩が間近に見えて来る。再び、スズメバチが辺りを回りだすので、急いで登って行く。気温が高かったので、バテバテになりながらピッチを上げる。ジグを切りながら登って行く途中で、スズメバチが居なくなったので、一息入れる。振り返るとアンヌプリが見えていた。
昔の道標 ニトヌプリへ 奇岩 アンヌプリ
 頂上の手前にある1000m峰を過ぎると、下りだす。山頂直下からは、岩塔を見ながら最後の登りをに入る。再び、スズメバチが飛んで来る。岩塔の縁を通りながら、ピッチをあげながら登って行く。山頂に上がると、スズメバチは居なくなった。山頂には2パーティが憩っていた。スズメバチがいなくなって、ほっとしながら岩に座って、水だけを飲む。
1000m峰を下る 最後の登り 岩塔の縁を 岩塔を見上げる
 山頂から東側に、余市岳、定山渓天狗岳、、烏帽子岳、イワオプリ、アンヌプリ、倶知安市街が見渡せた。
                     ←大
         余市岳 定天 烏帽子 イワオプリ           アンヌプリ         倶知安市街
 南側には、倶知安市街、モイワ山、昆布岳、崩れた目の前の岩塔、南峰が連なっていた。
                     ←大
   倶知安市街 モイワ山    昆布岳 崩れた岩塔      南峰
 西側には、母衣月山、チセヌプリ、岩内岳、岩内湾、積丹が見えていた。
                     ←大
母衣月山               チセヌプリ   岩内岳    岩内湾     積丹
 山頂からは、スズメバチが嫌なので、西口に降りようと相談する。ワイスホルンとアンヌプリと岩塔を眺め、下で記念写真を撮し、チセヌプリに向かって下りだす。
ワイスホルン アンヌプリと岩塔 記念写真(大×) チセに向かって
 山頂近くの草原ではハイオトギリを見ながら下って行くが、直ぐに、展望がなくなり、林の中になる。登山道はゴロゴロした岩になり、滑ったり、嵌ったりしながら下って行く。時には、大きな朽木の傍を通り、湿った岩場を下って行くと、カエルが飛び跳ねて来る。小便をして逃げるカエルに愛棒は驚いていた。下って行くと、チセヌプリの駐車場が見えて来る。この駐車場は除雪車旋回場だが、夏だけ開放されているのでありがたい。夏でも侵入禁止の看板の立つ国道393号線と大違いだと思いながら下って行く。
ハイオトギリ 朽ちた大木 カエル チセの駐車場が
 西口に出ると、丁度、昼時だったので路肩に座り、オニギリを頬張る。ここにも、蜂が飛んで来たので、早々に引き上げる。ニトヌプリの看板を見て、ニセコパノラマラインを下って行く。青空には、一筋のほそまひ雲が流れていた。
西口に出る 道標 パノラマラインを ほそまひ雲
 駐車場に辿り着いて、帰り支度をしながら大谷地を見回すと、853m峰、919m峰、双頭の1000m峰、なだらかなニトヌプリ、チセヌプリが見えていた。
                                         ←大
853m峰                    919m峰   1000m峰         ニトヌプリ      チセヌプリ
大谷地
コース別 五色温泉 西口 大谷地⇒西口 大谷地(未踏)

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2013(H25)年7月23日(火) 晴れ  登り3:01 下り1:16
 8:02大谷地畑駐車場→8:47大沼→9:20イオウ川→10:09イワオヌプリ分岐→10:26沢→10:04コブ→11:03頂上11:18→10:31コブ→
12:02西口(昼食)12:1612:48大谷地駐車場