夕張三角山(769.6m)

 ポイント
 道道38号線が冬期通行止めの期間に限られる。頂上からの展望は良い。三角点名は夕張炭山
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
メロン城ルート

 アクセス
 夕張メロン城(廃業)を目指し夕張岩見沢(道道38号)線を走る。夕張市街を通り過ぎ、メロン城が近くなると、冬期通行止めのゲートがある。ゲート前に駐車し、除雪していない舗装道路を登る。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2005.2.19」へ 周辺地図
道道38号線のゲート
 2月19日<2005(H17)年 往復スキー7.578km 登り1:58 下り46>
 ゲートの傍を通り抜けヘアピンカーブを登って行き、一汗かいて振り返ると夕張メロン城の全景が見えた。ひたすら、スノーモビル跡を辿ると、冷水山が見えていた。車道なので、ヘアピンカーブが多く、時間が過ぎる割には高度が上がらない。ようやく、丁未風致公園近くなると、正面に三角山の前峰が現れる。
夕張メロン城 スノーモビル跡を 冷水山を臨む 三角山の前峰
 前峰は三角山の本峰に見えるが、丁未風致公園に近すぎ、道路がその後を通るので違うことに気が付く。公園からは三角山が見えるが前峰のように三角ではく台形に見える。公園の山はスノーモビルの遊び場だったが、三角山へは誰も辿った跡がない新雪の道だった。道路から三角山の斜面に取り付き、登って行くと夕張岳が斜面の雪の中から現れる。木の無い斜面は雪崩が怖いので、極力、藪側寄りに登る。
公園から三角山 新雪の道 夕張岳が望まれ 山頂へ登る
 振り返ると丁未風致公園が小高い山の上に広がっているのが見えた。クラストしかかった斜面をジグを切って登って行く。相棒はキックターンでひっくり返ったことがるので、山側に向って扇子を広げるようにパタパタとスキーを運んで方向転換をする。高度が上がると真っ白な夕張岳が浮き上がる。振り返ると冷水山が低くなっていた。山頂に上がると馬追丘陵が真っ白な平野に一直線に見えていた。
丁未風致公園を 夕張岳を 冷水山を 馬追丘陵を
 山頂は長い稜線で、最高地点に進むと木にピンクテープが括りつけられていた。展望は木が少し邪魔はするものの素晴らしく、長い稜線の左側には左から雨霧山、丁未風致公園、鳩ノ巣山、馬追丘陵、石狩平野が望まれる。
                     ←大
          雨霧山 丁未風致公園 鳩ノ巣山 馬追丘陵 石狩平野        長い稜線
 長い稜線の右側には、樺戸山塊が望まれる。
                     ←大
長い稜線                      樺戸山塊
 樺戸山塊の右側には、幾春別岳、芦別岳、鉢盛山、滝ノ沢山、夕張岳が望まれる。
                     ←大
             幾春別岳  芦別岳  鉢盛山  滝ノ沢山  夕張岳
 頂上は時折、地吹雪模様になるので、早々に下山を開始する。
山頂(大×) 長い稜線 芦別岳 夕張岳
 頂上は時折、地吹雪模様になるので、早々に下山を開始する。モナカ状の急傾斜は慎重にジグを切って下る。良く見ると山々の向うに真っ白な峰が連なっている。ハッタオマナイ岳がある峰々だろうと思うが私にはわからない。
 道路に出たが傾斜が緩くて滑らないので、歩くスキー状態で下る。また、冷水山が見え出し、向い側の小松の山肌は春が近いのか雪がずり落ちて口が開いていた。ヘアピン道路に差し掛かるが、だらだらと下る道から逸れて道路を串刺しにして法面を滑る。ワイン城への法面は結構入り組んでいて、崖もあるので慎重にルートを取る。無事ゲートに到着すかに思えたが、最後の道に戻る際、雪の壁からずり落ちる。
急傾斜を滑る ハッタオマナイ岳? 山頂を振り返る 冷水山を望む

 =メロン城=
 メロン城(廃業)で、メロンブランデーの工場を見た後、売店に寄ると、試食でメロンゼリー1人1個を食させてくれた。感激しながら食べていると、好物のナイアガラワインが目に入った。愛棒が試飲し、私は良い匂いだけと思っても、ゴクリと変な音がする。夕張スイートを1本買って帰る。
メロン城 メロン城と売店

 =道中記=
 高速道路が手稲から江別西まで300円のテスト期間だったので手稲から乗る。乗ったまでは良かったが、札幌南で何時ものようにチケットが出てこない。今日はテスト期間だから出ないんだと思い通過する。江別東で料金清算をしようとしたら、チケットを求められるが当たり前ながら無い。
 ETCのゲートをくぐったのではと疑われ、暫し待たされる。暫くして、係員がノロノロと歩いて近づいてきた。住所・氏名を書類に書かされる。札幌西のレシートがあるのに分かりそうなものだと思うが、随分お役所的だと呆れかえる。カードを出すと料金場まで行かなければならないので、現金で払えという。千円札を出すと、料金場にノロノロと歩いて行った。何を考えているのか分からない。JRだって、乗り越ししたら乗り越し分を払うだけで、釣り銭だって対応しているのに、と思いながら待っていた。取り調べに近く、客商売とは思えない。

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2005(H17)年2月19日 晴れ 往復スキー7.578km 登り1:58 下り46
 9:27ゲート前→10:36丁未風致公園→11:21山頂11:59→12:45ゲート前