野牛山yagyuzan(539.0m)
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 ポイント
 札幌市街が辛うじて一望できる(以前は、支笏湖や定山渓の山々も木立越しに見えた)。一般道から林道へ入る場所には標識は無く、林道内に登山口の道標が立っているのみ。登山口は、北口(清水沢林道)と南口(野牛山林道)があったが、南口は廃道になっている。山頂には三角点:野中山539.0mがある。
 国土地理院地図 周辺地図
林道から野牛山を
清水沢林道コース

 アクセス
 道道341号線(真駒内御料札幌線)からアシリベツの滝、滝野神社、ピンク色の家のある三叉路から山側の滝野国有林線に入る。行き止まり(最終人家)手前の路肩に路駐させていただく。
北口往復
 10月19日<2016(H28)年 往復4.829km 登り46 下り33>
 滝野国有林線の最終人家の近くに、立派なゲート付きとゲートの無い林道が並行してある。その下の方のゲートの無い林道に入る。この林道は手入れがされていないようで、笹被りや水溜まりがあり車での通行は無理なようだ。林道は土手に突き当り、おまけに「立入禁止」の看板も立っている。泥濘を避けながら土手の切れ目から中に入ると、「野牛山登山道」の看板がある。直ぐに、林道ゲートがあり、その傍に「清水沢作業道」の円い看板がある。
林道の入口 立入禁止の土手 土手の中に 清水沢作業道ゲート
 作業道は直ぐ分岐し、右に行けば野牛山林道の登山口(藪)なので、直進する。途中、青少年山の家からの登山道の分岐がある。本来なら、山の家からの登山道が本家だが、滝のすすらん公園は熊柵で囲まれている。このため、研修の時だけゲートが開くようだ。間もなく、登山口になり登山道を登って行く。途中、渡渉地点があり、小沢に丸太が並べられていた。
清水沢作業道分岐 青少年山の家分岐 登山口 渡渉地点
 小沢を越えると、尾根道になり紅葉を見ながら登って行く。傾斜が急な所は、真新しいロープが設置されている。一旦、傾斜が緩むと山頂は近い。最後に、ロープの垂れた鎖場と迂回路が選択できるが、直登する。雷で真っ黒に焼け焦げたオンコの傍を通って山頂に上がる。山頂からの展望は木立が邪魔ですっきりしない。久しぶりに見る三角点は歯槽膿漏気味で、土台が露出して来ていた。
紅葉 山頂へ 山頂を 三角点
 山頂から、下の広場に下ると、山頂より展望が開け札幌方向が見えていた。帰りは迂回路を辿って見ようと野牛山林道の下り口へと下って行くと、廃道状態になっていた。迂回路はそこから回り込み、山頂直下の道に合流する。
札幌方向 迂回路の標識 野牛山林道の登山口へ 迂回路
 下って行くと広場もある。帰りは、紅葉を眺めながら下って行く。
広場 紅葉
北口→南口
 4月27日<1997(H9)年 登り1:05 下り1:15 >
山頂
 最終人家から左に入る林道は車で行ける状態出ないので、戻って最終人家付近の路上に空きスペースを見付けて駐車する。林道から細い道を右に折れすが、雪があり不明瞭な所もあるので木に巻かれたテープを目印にして登る。
 小川を渡り、ロープが張られた意外と急な所を登り、コブを一つ超えると頂上に辿り着く。頂上には落雷で焼け焦げたオンコの大木があり、その木に山頂標識が打ち付けられていた。山頂からは近くに白旗山や藻岩山、遠くに恵庭岳が見える。山頂にはタバコの吸殻が散乱していた。
 帰りは、反対側の林道を下るが荒れていた。林道に下りると雪解けで悪路になっていた。途中に、櫓があったが登らずに素通りする。登山口近くになるとコブシの花が咲いていた。
 11月15日<2008(H20)年 一周6.355km 登り48 下り1:18>
 最終人家前から左折し「清水沢林道」に入り、8分くらい辿るとゲートがある。ゲートは冬支度のため開放されていた。ゲートを通過すると、直ぐY分岐になる。この分岐を真っ直ぐ辿り「清水沢林道登山口(北口)」を目指す(右に行くと「野牛山林道登山口(南口)」)。
 ゲートから、林道を13分辿ると(北口)に着く。登山口付近から青少年の家への道があったと思うが見当らない。以前あった立派な看板は冬支度で取り外されたのか支柱だけになっていた。大きな砂利を敷き詰た歩き難い林道からようやく登山道に入ると小沢(「野牛沢川」の源流)がある。この流の水は、やがて「不老の滝」に落ちて行くことになると思いながら渡る。そこから平坦な林の中を行く。
清水沢林道へ 清水沢林道ゲート 清水沢林道登山口 小沢を
 登山道は傾斜を増してきて、鎖場(ロープ)になり、一汗かきながら登って行く。尾根に上がると、また、平らな道になる。再び、鎖場になり、登って行くと雷で焼け焦げた山頂のオンコが出迎えしてくれる。
鎖場 平らな道に 鎖場 山頂のオンコ
 以前は、このオンコに山頂標識が付いていたが、今は三角点のある山頂に傾きかけた山頂標識がある。以前の山頂標識を移設して、その上に新しい板を張ったようだ。山頂からは眼下に「青少年山の家」があり、少し離れて円筒形のすずらんの丘展望台や子供の谷に聳えるあり塚の塔が見えていた。モアイ像の並ぶ滝野霊園や清掃工場の奥に少し霞んで藻岩山も見える。
山頂(大×) 三角点 すずらんの丘展望台 藻岩山
 帰りは「野牛林道」の南口に下ることにする。山頂下の広場から直ぐに、登山道は笹が被っていた。ブル道なので、その内良くなると思いながら下るが、林道に着くまで同じだった。「野牛山林道登山口(南口)」に着いて登山道を振り返ると、あの広かったブル道が藪にしか見えない。「野牛山登山口」の標識は笹薮の中にあることはあるのだが、初めての登山者は戸惑うだろう。
 林道を辿って行くと、霞んだ支笏湖の山々が見えたり、藤野富士、豊見山(牧場の山)、豊栄山(フッズスキー場の山)の山々が見えて来る。
笹の被った道 野牛山林道登山口(南口) 登山口の道標 藤野富士・豊見山
 ゲート近くを辿っていたら、ご夫婦が登って来た。あいさつを交わし別れるが、ゲートに駐車している車のナンバーは函館だった。
南口→北口
 5月3日<2000(H12)年 登り1:30 下り1:42 >
 
山頂
 今日は小雨が降っていたので、林道を歩いて南口から登ることにする。林道には、まだ残雪があり、ズボズボと足が沈み歩きにくい。
 途中、残雪の上を歩いて、野中山(524.8m)に登ってみよと思って、適当な所で尾根に取り付くが、藪が立ちはだかり諦め、大人しく林道を辿って南口に着く。
 山頂は、展望もなかったので、早々に引き上げる。帰りは北口から下りる。
南口往復
 5月8日<1999(H11)年 登り2:06 下り43 >
 
山頂
 山頂からは恵庭岳や紋別岳が見えていたが、風が強く雨も降って来たので、焼け焦げたオンコの下で昼食をする。
 帰りも南口に下りる。 
野牛山林道コース

 アクセス
 道道453号を常盤から支笏湖へ向かうと札幌市と恵庭市の境にゲートがあり、大きく右カーブするところがある。その左側に「野牛山林道(管理者:石狩森林管理局011-563-6111)」の入り口があり、ゲートはあるが開放されていた。林道は途中で分岐し、直進すると「作業道13:滝の沢連絡線」になるので、左折すると真正面に「野牛山」が見えてくる。これを辿ると登山口まで車で入ることができた。先行車の跡が登山口を過ぎても続いていたので、辿って見るが、「滝のカントリー」をかすめ「滝のすずらん丘陵公園」の敷地の縁まで来て札幌の市街が見えてしまう。戻って、「野牛山林道登山口(南口)」を目指す。
野牛山林道入り口 札幌方向を振り返る この道には入らない 登山口にある看板
南口→南口
 12月6日<2003(H15)年  登り25 下り15>
 ようやく引き返して、「野牛山林道登山口(南口)」に着く。以前あった道標(2008.11.15現在藪に埋もれている)が無くなっていたが、登山口だと確信して登る。登山道は笹が被りで、ブル道だったとは思えない。それでも、広場に出てUターンするような格好になり頂上に着く。
林道登山口(南口) 笹被りの登山道 Uターンして頂上へ 山頂標識
 頂上で藻岩山や滝野すずらん丘陵公園の奥に広がる札幌市街を見ながら朝ご飯を食べる。帰りは支笏湖の山々を見ながら下って行く。
山頂(大×) 藻岩山 滝野すずらん丘陵公園 支笏湖の山々を見て

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2016(H28)年10月19日(水) 単独 北口往復コース 曇り 往復4.829km 登り46 下り33
 12:16駐車場所→12:27Y分岐(ゲート)左→12:40北口→13:02頂上13:03→13:18北口→13:39Y分岐(ゲート)→13:36駐車場所
 2008(H20)年11月15日(土) 北口〜南口コース 曇り 一周6.355km 登り48 下り1:18
 9:28駐車場所→9:36Y分岐(ゲート)左→9:49北口→10:16頂上10:22→10:40南口→11:33Y分岐(ゲート)→11:40駐車場所
 2003(H15)年12月6日(土) 南口コース 曇り 雪道 登り25 下り15
 8:30南口→8:55頂上9:15→9:30南口
 2000(H12)年5月3日(水) 南口〜北口コース 雨 雪道 登り2:06 下り43
 10:41駐車場所→12:07Y分岐(ゲート)右→コブ頂上→12:38南口→12:47頂上12:57→13:22北口→13:40駐車場所
 1999(H11)年5月8日(土) 南口コース 曇り一時雨  登り1:30 下り1:42
 駐車場所→10Y分岐(ゲート)右→1:01南口→19頂上→17南口→45分岐→40人家のゲート
 1997(H9)年4月27日(日) 北口〜南口コース 晴れ 登り1:05 下り1:15
 駐車場所→北口→19頂上→南口→駐車場所