筑波山
=男体山(871m)女体山(877m)=

 ポイント
 男体山にはケーブルカー、女体山にはロープウェイがあり容易に山頂に上がれる。男体山と女体山のコルの御幸ケ原には食堂や展望台も完備されている。
 登山道の他に山頂付近に自然研究路等の散策路、駐車場からは筑波梅園の入口もあり時間があれば歩いてみたい。
小田城跡から筑波山を
御幸ケ原(ケーブルカー)コース

 アクセス
 常磐道「土浦北」から国道125号線を道路標識に従い北上する。土浦北インター料金所で地図をゲットできる。
 国土地理院地図 GPSトラックは「山の地図帳2007.5.27」へ Google Map
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 5月27日<2007(H19)年 一周10.286km 3:01>
 駐車場=25=ケーブルカー=18=男体山=13=自然研究路(時計回り)=11=女体山=14=登山道入口=34=出口=50=駐車場(梅園往復22分)
 高速道路を下りて、料金所の係員にケーブルカー乗り場の道順を聞くと、今日は混んでいるよと料金所の係員に言われ地図を渡される。地図を頼りに、ケーブルカーに乗ろうと駐車場を探しながら登って行くと駐車場の看板が見えた。とにかく駐車しようと広い駐車場(料金は終日500円)に停める。トイレを済ませて、道を下って行くと、近道の看板があり、竹笹の揺れる涼しい道を辿る。参道にはお土産屋が軒を並べている。今日は孫も連れているので大変だ。
近道看板 近道 近道出口 参道
 筑波神社の境内に入るとガマの油売りが刀を片手にかざし、リラックスしている観客を前に口上を述べていた。時間があれば聞いてみたいが、先を急ぐ。筑波神社の階段を上がると本殿が目の前に現れる。手を水で清めて、それぞれが賽銭箱に小銭を投げ込んで、それに見合わないような願い事をする。お参りして、見ように清清しい気持ちになりケーブルカーへの階段を辿る。
ガマの油売り 筑波山神社の階段 筑波山神社でお参り ケーブルカー乗り場へ
 ケーブルカー宮脇(山麓)駅に着き、時刻表を見ると、時間があったので、ソフトクリームを食べる。食べていたら、下の孫がポトリとソフトクリームの頭を落として泣いてしまう。すかさず、持っていたソフトクリームと交換すると、どうやら泣き止んだ。食べ終わって乗り場に行くと、もう既に乗車が始まっていた。空いている席に座って動くのを待っていたが、上の孫は待ちきれず相棒と運転席の隣に陣取ってしまう。時間が来て運転手の合図と共に、ケーブルカーが真っ直ぐな線路上をゆっくりと動き出す。途中でケーブルカー同士がすれ違ったり、トンネルに入ったりしながら山頂駅に到着する。
ケーブルカー山麓駅 ケーブルカーから トンネルに入る 山頂駅に着く
 孫と相棒を御幸ケ原の茶店に残して、私だけが男体山の山頂へ向かう。山頂は混み合っていて、登るにも順番だった。山頂にも人が多く、山頂で景色を見ながら頬張るつもりだったおにぎりに手を付けず、お堂を一周して直ぐに下る。下山も順番待ちだったが何とか下って行くと、途中に研究路入口の看板があり、おにぎりを食べながら時計周りで辿ってみる。研究路には展望台があり寄ってみると、南側の展望が開けていた。
男体山御本殿 下山の順番待ち 山頂からの風景 研究路の展望台
 自然研究路と呼ばれるだけあって、看板が多い。筑波山自然研究路案内図を見ると、展望台が3か所と18枚の解説看板が立っているようだが、I植物の博物館、J大石かさねの伝説と迷信、K筑波山の四季の花、真壁・薬王院分岐、17住んでいるほにゅう類と鳥類の看板を横目で見るだけで、先を急ぐ。途中、外人に「岩石の風化」ってなんだと聞かれ、てっきり読み方だとおもったら、漢字の意味を聞いていた。英語は一寸意味が違う「エロージョン」しか浮ばなかったので、「もろく」なることだと言ったら、そうですかありがとうございますと言い、また、看板の字句に見入っていた。流石に研究都市つくば市だけあるなと感心する。また、明るい御幸ケ原に飛び出す。孫が何処にいるかと心配で、相棒に電話すると、目の前の食堂に居た。
 これから女体山に行くと相棒に告げて分かれる。混み合う道を辿って行くと、二股になり人の少ない南側の道に入ると、「横瀬夜雨の碑:男女居てさへ筑波の山に霧がかゝれば寂しいもの」「ガマ岩」があった。山頂直下も順番待ちで登る。
御幸ケ原に飛び出る 横瀬夜雨の碑 ガマ岩 山頂へ順番待ち
 山頂の岩は滑りやすそうで、慎重に上がるが、混み合っていて隙間を探しなら最高地点に立つことができた。360°の展望だが霞がかかり南側が比較的展望が良かった。南側の岩には外人の女性が鎮座していて、立派な女体山にふさわしい。眼下にはロープウェイが望まれ、その奥には、表筑波スカイラインが伸びている。
女体山山頂 山頂から南側を ロープウェイ 表筑波スカイライン
 女体山から男体山を望めるが、やはり女体山よりも数メートル低いが何処か凛々しく感じる。帰りは分岐の北側の道を辿り「セキレイ石」の傍を通り、御幸ケ原に出る。先程の食堂には相棒と孫が居て、丁度、食事が終わったところだった。私は先に登山道を下ることにして、再び分かれる。御幸ケ原コースの暗い森の中を下って行くと祠が現れる。
女体山から男体山 セキレイ石 御幸ケ原
 途中、水のみ場や杉の根が網状になっているところが現れる他は、暗い杉林の中を下る。突然、ケーブルカーの線路傍に出たり、「ツクバネ」の看板、不思議な形をした石碑や「関東ふれあいの道」の石碑を通過しながら良く整備された登山道を下ると、ケーブルカーの分岐に出て、参道に飛び出す。
杉の根網 ケーブルカー傍に 不思議な石碑 良く整備された道
 筑波山神社の門を潜り、参道脇のお土産屋の傍を通り、相棒が何処に居るかと電話すると、ケーブルカーを下りたところだと言う。お土産屋の傍で暫し待ち、ようやく相棒と上の孫と合流する。駐車場に着くと、目の前に「梅園10分」の看板が見えたので、下の孫と娘夫婦が来るまで行ってこようと出かける。山道を辿って行くと梅園があり、その付近は岩がごろごろした所だった。当たり前ながら、花は散っていて、葉桜ならぬ葉梅だった。
筑波山神社の門 参道脇のお土産屋 梅園の入口 梅園
 梅園には東屋や展望台、木道がありそれぞれ辿って見る。木道を下ると誰も居ない無料と思われる駐車場に出る。
東屋 不動峠の山々 展望台から 駐車場

二人の山行記録もくじへ  次小机城址へ  アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2007(H19)年5月27日(日) 晴れ 一周10.286km 3:01
 11:57駐車場→12:00近道12:02→12:14筑波山神社→12:22=12:33ケーブルカー12:51→13:00男体山13:06→13:07自然研究路(時計回り)13:29→御幸ケ原→13:35横瀬夜雨の碑→13:37ガマ岩→13:40女体山13:44→13:51セキレイ石→13:58登山道14:32→14:36筑波山神社=合流待ち10分=14:58駐車場=梅園=15:09梅園駐車場→15:20駐車場