当別丸山(482.3m)

 ポイント
 駐車場にある観光案内図では登山道がルルドの洞窟に下に描かれているが、実際はルルドの洞窟に向かって右側にある。ルルドの洞窟までは舗装された道が続く。標識は山頂標識以外一切ない。
ルルドの洞窟横コース

 アクセス(カーナビ入力:トラピスト修道院または0138-75-2139)
 函館から国道228号線で南下し当別のトラピスト修道院に行く。修道院の駐車場に駐車して、修道院に向かって左側の道を登る。
 国土地理院地図 Google Map
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 5月17日<2003(H15)年 登り1:34 下り41>
 当別のトラピスト修道院は修学旅行でも来ているが、その時よりも立派になったようだった。駐車場に着き、観光案内板を見るとルルドの洞窟の前を登山道があることになっている。これを頭に入れて出発する(後に間違いの基になる)
 まず、目指すはルルドの洞窟だ。トラピスト修道院に向かって左側にある桜並木を登る。道は二股になっているので、修道院の事務所のようなところで道を尋ねる。
駐車場 観光案内板 トラピスト修道院 向かって左へ
 すると、親切に「建物の壁なりに進め」という。ありがたくお礼を言って建物沿いに進む。建物は昔ながらの木の横張りで情緒がある。左には放牧地の餌場がある。建物の壁は何時の間にか石張りに変わっていた。間もなく道は二股になるが、建物の壁なりに右折する。右には牛舎も見えてくる。見ていると、トラピスト修道院のバター飴が頭に浮かぶ。
木の横張りの壁 放牧地の餌場 何時の間にか石壁に 牛舎
 更に奥くへ進むと、右に事務所が見えてくる。地元の登山者はこの駐車場に駐車しているようだ。ゲートのある道を登って行くと、タチツボスミレや黄色い花が咲いていた。
更に奥に進む 事務所の駐車場 タチツボスミレ(大×)
 真正面には牧草地、杉林、丸山と三層になった景色になる。右にカーブをすると墓場があった。綺麗に手入のされた墓場だった。墓場を後にして進むと一段と丸みを帯びた丸山となっていた。
牧草地、杉と丸山 墓へ向かう 丸山を望む
 桜の花も風に揉まれながら咲いていた。振り返れば、綺麗な牧草地と建物があった。やがて、北海道では珍しい杉の林へと導かれ、階段が現れるが通り過ぎる。良く見るとルルドの洞窟らしきものが、木立の隙間から見えたので、戻って階段を登る。登りきるとルルドの洞窟だった。傍には詩も添えていた。
(大×) 牧草地と建物 杉林の中を
 ルルドの洞窟の壁にはマリア像が嵌め込まれていた。洞窟の上に上がると海が見えていた。ここで、膝の故障している愛棒と別れ、私が独りで登ることにする。
ルルドの洞窟 マリア像 ルルドから海を望む 恵山ツツジ(大×)
 道端のイワカガミを眺め、ルルドの洞窟をコヨウラクツツジの咲く舗装道路から下りる。下りているうちに愛棒が登山道はルルドの横ではないかと言う。良く聞くと、先ほどルルドの洞窟前で一緒だった男性が洞窟の横から下りてきたと言う。地図ではルルドの洞窟の下に登山道が描かれていたので、まさかと思うが、私独りで引き返し、洞窟の横の林道を進む。
イワカガミ ルルドの洞窟を後に コヨウラクツツジ(大×) 洞窟の横の林道を
 林道を進むと水の溜まった洞窟がありルルドの洞窟と比べると異様な雰囲気だった。道は更に奥へと進むが荒れてきたので、登山道ではないと思い、愛棒と別れた道まで戻り、更に奥へ進むが道が下りになり、ゲートに突き当たってしまう。ゲートを越えて進むと、また、ゲートがあり、ゲート越しに水源地が見えた。登山道はここではないと思い、またルルドの傍にある林道に引き返す。良く見ると、看板のある左が登山道のようだった。
 気を取り直して、登って行くと分岐になる。ここでも標識はないが、尾根へ上がる道のようなので、右に折れる。登りきると、朽ちたベンチが置いてあり、僅かに景色が見える程度だった。ここが展望台と呼ばれているところのようだ。
水の溜まった洞窟 水源地 林道を左に 展望台?
 ヒトリシズカの咲く道は更に尾根伝いに伸びていた。大きなカタツムリが枯草の上で動いていた。シラネアオイが咲き乱れている所がある。
ヒトリシズカ(大×) 尾根の道 大きなカタツムリ(大×) シラネアオイ(大×)
 色の変わったシラネアオイも見られ、キクサイイチゲが貴重品のように1株咲いていた。頂上に着くと二人の男性がいた。二人の男性に挨拶をして、山頂標識と天測点を撮す。
シラネアオイ(大×) キクサキイチゲ(大×) 山頂 山頂標識
 山頂からは、木立越しになるが、北側に尖った山、北東側も少し展望があり、東側には函館山が霞んで見えていた。男性が私のリュックに付けていたHYMLのフラッグを見て、私はROMしているが、会員だと言ってきた。それから、坂口さんや道南オフミの話しをする。
 私は、これから三森山へ行こうと計画していたので、様子を聞いた。すると、林道が荒れていて乗用車では無理だという。庄司山はどうかと聞くと、庄司山なら大丈夫と言ってくれた。新道も出来てぐるっと回れるようになったとも付け加えてくれた。 
天測点第一号 北側に尖った山 北東側 函館山
 話しの最中に、愛棒から電話があり、これからルルドまでまた登ってくるという。私はリュックを下ろす暇もなく、登山道を駆け下りていった。道端にはエンレイソウが咲いていた。ルルドの階段で愛棒と出会う。二人で、のんびり白い花を見ながら散歩気分で駐車場に向かう。
登山道を エンレイソウ(大×) 愛棒と出会う 白い花
 帰りはトラピストの桜を見ながら下りる。愛棒は見飽きたので、舗装道路から下りて行く。駐車場で帰り支度をしていると、山頂で出合った男性が、庄司山の入口まで案内しても良いと言ってくれた。私はまだ、愛棒と話しをしていなかったので、折角のご好意だったが、断ってしまう。
トラピストと枝垂れ桜 トラピストの中 トラピストの正面 階段を下る

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2003(H15).5.17(土) 晴れ 登り1:34 下り41
 9:30駐車場→9:40奥の駐車場→9:58ルルドの洞窟10:03→10:10奥の洞窟→10:17水源地→10:21再びルルドの洞窟→10:34見晴台→11:04頂上11:15→11:34ルルドの洞窟→11:56駐車場