砥石山(826.3m)八垂別の山((434.0m)
コース別 砥石沢
(源八沢)
小林峠→
砥石沢
小林峠 中の沢
=小林峠→砥石沢コース=
時期 7/5

 ポイント
 札幌市街から砥石山を見ると、右の頂上が少し凹んでいるのがワレ山、左が三角山、真ん中が砥石山になる。中の沢と小林峠は人気のコースだが、砥石沢は静かなコースだ。小林峠コースは、八垂別の山434.0m、435m峰、T4分岐の山495m、三角山705mとアップダウンのある尾根を辿るので、獲得標高は結構ある(詳細は札幌市のHP/自然歩道)。

 アクセス
 小林峠の登山口は、西野から真駒内へ抜ける道道82号(西野真駒内清田)線の旧道部分に小林峠の駐車場があり、そこが登山口となる。
 砥石沢の登山口は、西野から手稲左叉通りを真駒内方向へ行き、五天山公園を過ぎたカーブのところに「Wonderland Sapporo」の看板がある。そこを右に曲がると、「関係者以外立ち入り禁止」の看板の立つ採石場のゲートがある(駐車スペースは少ないので、五天山駐車を利用)。ゲートの中に入り、真っ直ぐ砥石山林道を辿ると、採石場の分岐に自然歩道の看板がある。この歩道は採石場の中を潜り抜けて造られていて、迷路のようだ(採石場の道路は通行禁止)
 国土地理院地図 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 7月5日<2020(R2)年 縦走12.674km 登り2:35 下り2:28>  
 小林峠登山口にある駐車場から登山口に向かう。道端には、カタツムリが伸び伸びとゆっくり動いていた。最初のピークの三角点:八垂別434.0mに上がる。
小林峠登山口 カタツムリ 八垂別へ
 三角点には道が延びていて、ピークの標識もある。ここから下って次のピーク434mを目指す。ピーク434mから下って登り切ると、T4分岐点になり、中の沢からの登山道が合流して来る。分岐には看板「←札幌周辺自然歩道/(現在地)T4分岐点/1.2km三角山(通称)/2.2km砥石山山頂/5.3km砥石山登山道入口/6.8km常次沢林道入口・3.0km小林峠入口→」が立っている。
三角点 T4(中の沢)分岐点 道標
 三角山に向かって、急な登山道を登って行き、傾斜が緩んでくると、エンレイソウの実、エゾタツナミソウ、オオダイコンソウ、サンカヨウの実が目に付きだす。
エンレイソウの実 エゾタツナミソウ オオダイコンソウ サンカヨウの実
 アワフキムシやエゾノレイジンソウも見られた。札幌ドームや藻岩山も見えて来る。
アワフキムシ エゾノレイジンソウ 札幌ドーム 藻岩山
 三角山やJRタワーも見えて来る。三角山が近くなってくると分岐の標識が現れる。登りきると、三角山の山頂に到着する。
三角山 JRタワー 三角山分岐 三角山
 山頂からは硬石山が見える。三角山の山頂から下って行くと、先ほどの分岐から延びているトラバース道が合流する。笹原のコルから登って行くと、クルマバツクバネソウやオクルマムグラが咲いていた。
硬石山 分岐 クルマバツクバネソウ オクルマムグラ
 スダヤクシュの道を登って行くと、山頂に到着する。スノーボードのベンチに座って菓子パンを頬張る。山頂で、木立越しに空沼岳が見て、砥石沢方向へ少し下って行くと、神威岳とその後ろに定山渓天狗岳が見えていた。
スダヤクシュ 山頂 空沼岳 神威岳
 喜茂別岳から中岳、無意根山の連なり、札幌岳の手前に盤ノ沢山も見える。小さくアップダウンを繰り返しながら、夏草の生えている登山道を辿って行く。顕著なコブを過ぎると、藻岩山が見える。コルに近づくと、目の前にワレ山が見えて来る。
中岳・無意根山 盤ノ沢山・札幌岳 藻岩山 ワレ山
 尾根伝いに、ワレ山への踏み跡を探すが藪も濃く諦める。ツルアジサイを眺めながら、ワレ山から離れて行く。諦めきれず、沢沿いの藪の薄い所から登ってみるが、山頂までは結構ありそうなので退散する。沢沿いは開けているので、三角山から奥三角山まで見えた。迂回路の道標が二か所にあるが、元の道は既になく、迂回路が登山道になっている。
ツルアジサイ 札幌連山 迂回路標識
 標高500m地点を過ぎると、山一番と思われる大木が見られる。地図にはない小さな沢をまたぎ下って行くとタヌキの溜糞があった。踏まないように枯れ枝で囲ってあった。サンカヨウも黒ブドウの様な色の実を付けていた。
山一番の大木 小沢を タヌキの溜糞 サンカヨウの実
 小さな沢を二つ渡渉すると、砥石沢登山道入口になり、3種類の案内板が立っていた。札幌周辺自然歩道の看板をよく見ると、常次沢と源八沢に挟まれて西野つつじケ丘の表示がある。今は、採石場跡で立入禁止だが、昔は、つつじが咲いていたのだろう。もう一つの看板は「札幌周辺自然歩道/(現在地)砥石山登山道入口/砥石山山頂3.1km/三角山(通称)4.1km/T4分岐点5.3km/八垂別の滝7.5km/バス停北の沢会館前9.3km」と記されている。3つ目の看板には「札幌周辺自然歩道/(現在地)砥石山登山道入口/常次沢林道入口1.5km/バス停福井えん堤前3.0km」と記されている。砥石山支線作業道を下って行くと、途中に、看板「砥石山支線/作業道/1.1km」が立っている。
登山道入口 道標 道標
 中の沢川沿いの作業道分岐には、看板「砥石山支線林道/0.7km」が立っている。下の看板には「砥石山登山道入口1.0km/砥石山山頂4.1km/八垂別の滝8.5km/中の沢入口9.2km/小林峠入口9.3km/バス停北の沢会館前10.3km」と記されている。下って来た作業道を振り返ると、「路体洗堀著しい為車両通行止めのバリゲートがあった。常次沢林道入口には解放されたゲートがあり、看板「←1.5km砥石山登山道入口」と標柱「砥石山4.7km・中の沢へ9.1km←/福井えん堤(バス停)へ→」がある。泥んこの道を左へ横断し看板「自然歩道/←→/自然歩道以外立入禁止の看板に従い沢へと下りて行く。夏草が生い茂っていて自然歩道とは思えない道を辿って行く。道は中の沢川の左岸沿いを辿るが、左股川に架かる木の橋を渡る。
砥石山林道 道標 歩道入口 木の橋
 今度は、看板の矢印に従い大きく曲がって行くと、木の壁があり、ご夫婦とすれ違う。このご夫婦、この道が本当に遊歩道だろうかという表情を浮かべていた。裸の土がむき出しの道を登って行くと、採石跡に出る。ここが、看板にあった西野つつじヶ丘だったのだろうか。道は、作業道沿いにロープで仕切られていた。作業道からっ看板に従い、再び、沢へと下って行く。
道標 木の壁 砕石跡 道標
 溝を二つばかり気の橋で超えると、採石の選別場になる。土煙と大きな音にせかされて速足になる。溝に架かる木の橋を二つばかり超えると、道標がある。道標の次に、階段が続く。木の橋を渡り、直ぐに、看板「札幌周辺自然歩道/←砥石山山頂へ」が立っていた。
道標 階段 木の橋 道標
 再び、道標があり、作業道を辿って行くと源八沢入口にたどり着く。ダンプカーが通るたびに道端に寄る。ゲートを振り返って、五天山公園の駐車場へと足を運ぶ。
道標 作業道へ 源八沢入口 ゲート
 
コース別 砥石沢
(源八沢)
小林峠→
砥石沢
小林峠 中の沢

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 山行記録
 2020年7月4日(土) 晴れ 縦走12.674km 登り2:35 下り2:28
 6:21小林峠駐車場→6:43八垂別の山→7:05P435m→7:30T4分岐点→8:17三角山→8:56山頂9:06→9:242P820m→10:21砥石沢登山口→10:37分岐→10:49常次沢林道ゲート→分岐を左へ→11:16源八沢口→11:34五天山駐車場