白滝天狗岳(1553m)前天狗岳(1468m)小天狗岳(1313m)

 ポイント
 北大雪スキー場の第二駐車場jからゲレンデの道を登る。小天狗岳から高山の雰囲気がでてくる。人がいなくて大変静かだ。
北大雪スキー場コース

 アクセス
 旭川紋別自動車道(国道450号線)の奥白滝IC(道の駅しらたき)から北大雪スキー場を目指す。
 国土地理院地図 登山道 Google Map
 6月24日<2001(H13)年 往復約6km 登り2:45 下り2:15> 北の山游詩:風の絵文字
 北大雪スキー場の駐車場は、鎖がしていて使えないので、その前に停める。登山道の案内は全くない。黒い砂利を敷き詰めた作業道を、派手なコウリンタンポポを見ながら登って行くと、第一リフトの山頂駅に到着する。その傍に、矢印が左を指している標識があったが、そのまま道なりに行くと行き止まりになってしまう。
 しかたなく、第二リフト沿いに延びる股下程度の藪のゲレンデを直登した。ここにはオレンジ色のウツギが咲いていた。登るに連れ、サンカヨウやリンネソウが咲いて来る。
コウリンタンポポ ウコンウツギ サンカヨウ リンネソウ
 第三リフトは使っていないのか、ブッシュが刈られていなかった。その代わり、ウコンウツギがびっしり咲いていて、ウコンウツギの枝に引っかかりながら登って行く。道も段々登山道らしくなって来て、イソツツジも咲いていた。
 北電の反射板につくと、高山の雰囲気に一変した。小天狗岳の標識はなく、棒杭だけがあった。小天狗岳からは、前天狗岳や天狗岳の山頂や平らな山並みが見えるようになる。
ウコンウツギ イソツツジ 小天狗から山頂を
 小天狗岳からの登山道は良く整備されていて、道端にはツバメオモトやミツバオウレンが咲いていた。前天狗岳に行く道はフレップやガンコウランを踏みながら通らなければならず気が引けた。前天狗岳の手前に電光坂という看板があり、結構きつい登りがある。途中で北大雪の山並みも見える。前天狗岳には山頂標識があり、記念写真を撮す。
ツバメオモト ミツバオウレン フレップ 前天狗岳の頂上
 前天狗岳からは山頂も間近に見えて来る。前天狗岳から天狗岳への道はだらだらで、ゆっくり歩いて登ることができる。山頂付近には鎖の梯子がかかっていてる。頂上は岩だらけで、岩の天辺に針金で岩に括られた祠があった。山頂標識は無く、棒杭だけを残していた。山頂は風が強く、三脚が使えないので、棒杭にしがみ付いて一人づつ記念写真を撮す。奥に岩峰が見え、北大雪の山々も望めた。
 隣の有明山の尾根にまだ雪があるので、行けそうだった。とにかく風が強く、ハイマツは獣の毛がなびくように動いていた。ニセイカウシュッペ山方向は霧が出て見ることが出来なかった。昼食は風を避けて、鎖の梯子を下りた所で食べる。
前天狗から山頂を 山頂(大×) 隣の岩峰
 帰りは、ナナカマド、ホソバイソツツジ、二輪のツマトリソウ等の高山植物を見ながら下る。時折、北大雪の山並みが望まれる。
ナナカマド ホソバイソツツジ 二輪のツマトリソウ 北大雪の山?
 道端に、ショウジョウバカマ、キトピロ、ゴゼンタチバナ、イワツツジが咲く登山道を風の音に慄きながら下って行く。
ショウジョウバカマ キトピロ ゴゼンタチバナ イワツツジ
 小天狗岳に戻ると、北大雪の山並みが一望された。
                     ←大
北大雪の山並み
 小天狗岳からの下りでは、風に吹かれた松、ミヤマスミレ、ウワミズザクラ、クサノオウを見ながら下って行く。
風に吹かれた松 ミヤマスミレ  ? ウワミズザクラ
クサノオウ 踏んづけたへび(大×)
 帰りは第2リフトの直登した道を下らず、第2リフトの右側に道を見つけて下る。出たところが、第1リフトの看板(矢印)のあったちょっと左上だった。愛棒は帰り道でへびを踏んでしまい、大慌てだった。
 また、家までダニを1匹つれてきていた。

 =高山植物の名前=
 高山植物が目にするようになったのですが、花の名前が分からず、HYML仲間のサトシンさんに教えて頂きました。

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2001(H13)年6月24日(日) 曇り時々晴れ 往復約6km 登り2:45 下り2:15
 8:21登山口→9:33第3リフト乗り場→10:03小天狗岳→10:44前天狗岳→11:06頂上12:00→12:25前天狗岳→12:35小天狗岳→13:15第3リフト乗り場→14:15登山口