庄司山(570.3m)
コース別 蒜沢川 桔梗尾根

 ポイント
 登山口は蒜沢川と桔梗尾根の二つだが、かつては北尾根やタタラ沢川からも道があったようだ。まずは、道標が一つも無いので、登山口探しから始めることになる。山頂からは函館が見える。山頂から北尾根の登山道跡(踏み跡)を辿れば大きな岩と祠がある。
蒜(にんにく)沢川コース

 アクセス
 函館新道のこ線橋5から函館市と七飯町の境を流れる蒜沢川沿いの道路を辿り山へ向かう。蒜沢川沿いの道路に入ると、良く手入の行き届いた長い生垣(大和静観園)が出てくると正解だ。
 国土地理院地図 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 5月17日 <2003(H15)年 登り46 下り29>
 カーナビで林道を探して、最初タタラ沢川沿いの林道を走る。途中で土採場があり、さらに奥に進んだ。山が過ぎても登山道がないので、車の進入禁止のところから山に入ろうと思ったが、止めて北側(大川)の林道に行くことにした。引き返していると、林道に夫婦連れが山菜を車に積んでいた。庄司山の登山口を聞くと、やはり大川側の林道だった。そして、あそこは熊がいると付け加えてくれた。
 新道まで戻って、改めてこ線橋5から蒜沢川沿いの林道を進むと、周りの景色から掛け離れた様に見える良く手入の行き届いた生垣が現れる。それも半端でなく長い生垣だ。それが過ぎて、細い砂利道となる。最後は広い駐車場所があった。そこには第一砂防ダムがあった。
 そこで、登る支度をしていると、山から夫婦連れが下りてきた。愛棒は不安がって情報収集をしていた。その夫婦は山菜採りで、山登りではなかったが、熊がいるので一人では行かない方が良いと言う。この話しを聞いて、思わず履きかけた靴の紐が緩む。直ぐにまた、夫婦連れが下りてきた。また、愛棒は聞いていたが、この夫婦は登山がてら山菜採りだった。この夫婦曰く、熊はいるかもしれないが会ったことはない。山は登山口からは1時間あれば十分だ。行くんだったら、南側の方が道が良くて近いと教えてくれた。
 愛棒もせっせと登る用意をしていた。私が独りで行って熊にであったら困るから、私も行くと言うが、膝が痛いのに無理だと止める。私独りで奥の第二砂防ダムを目指す。第二砂防ダムからは山頂が良く見えた。
第一砂防ダムから (大×) 第二砂防ダム 山頂を望む
 目の前の川には鉄柵と車のアオリ板で作った橋があり、その橋を渡ると登山口だった。登山口にはポストがあり、登山届をする。道は川上と川下にあり、川下の方を選ぶ。最初は下がり気味なので、不安になり引き返そうかとも思った。
砂防ダムと橋 鉄と車のアオリの橋 登山口 函館山を望む
 やがて、登山道は尾根へ登って行き、タチツボスミレも咲いて来てほっとする。シラネオアイの群落が出てくると尾根は近い。
登山道の様子 タチツボスミレ(大×) シラネアオイの群落 尖った花弁の(大×)
 オオカメノキも咲いていた。尾根筋から頂上はまだ、見上げる高さがある。振り返ると函館山が見えた。ハクサンチドリが咲いてくると頂上は直ぐ目の前に見えて来る。
オオカメノキ(大×) 尾根筋から山頂を 函館山 ハクサンチドリ(大×)
 一番初めに目に飛び込んでくるのは鳥居だった。右に新中野ダムを見ながら、山頂へ急ぐと鳥居の奥に祠があった。道端にはイワカガミも顔を出していた。
山頂が見える 新中野ダムを望む 山頂の祠 イワカガミ
 山頂に着いたので、愛棒に電話をかける。山頂からは雁皮山、蝦夷松山、間違って行って来た桔梗石材の土採場、函館山が見えたが、残念ながら霞んでいた。写真を撮して直ぐ下山する。
                     ←大
雁皮山 蝦夷松山 新中野ダム                     桔梗石材採石場 函館山

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2003(H15).5.17(土) 晴れ 登り46 下り29
 13:42駐車場→13:54登山口→14:28頂上14:31→14:53登山口→15:00駐車場