斜里岳(1547m)

 ポイント
 旧道は沢、新道は尾根道。沢は増水時には注意が必要。新道の尾根は景色が綺麗。山頂に上がったら、最初に登って来た道を振り返って、位置を把握しておこう。アイヌ語でオンネプリ。
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
清里(旧道→新道)コース

 アクセス
 斜里岳へは、美幌から334号線で、東藻琴、小清水町を経て、平野になり清里が近くなったら、道標があり、それを右に曲がる。斜里岳を左に見て、このまま真っ直ぐすすむと清里市街地に着く。裏摩周に行く道路が右に分かれる交差点をまだ直進(江南清里停車場線857)する。すると、左手に大きな看板があり、そこを左折する。
 三代目の清岳荘は2004年に新築され劇的に変わった。
清岳荘(斜里岳山小屋)|観光情報|北海道清里町 (town.kiyosato.hokkaido.jp)
旧登山口

 国土地理院地図  登山道地図 Google Map
 10月7日<2001(H13)年 一周7.8km 5:27 登り旧道2:42 下り新道2:42>
北の山游詩:花の帆船
 斜里岳の登山口につくと、清岳荘の管理人さんが、出迎えてくれた。すごく知的で良い人だった。愛棒は盛んに、昔、登った時の話しをしながら、指導を受けていた。
 登山口には黒板があり、今日の山状況を細かく記述していた。古い夏山ガイドに載っている木造の清岳荘はもう無く、2階建てのプレハブになっていた。黒板の情報を頭に入れ、出発する。登りは旧道、下りは新道と決めた。紅葉と大岩をすり抜けながら進むと、川が行く手を塞ぎ、渡渉を楽しめという。
 今回で3回目だったが、前回の2回目とは少し状況が変わっていた。昔は子供と来ても、もっと簡単に登れたはずだった。
清岳荘と管理人さん 登山口から大岩が すぐに川が 紅葉
 まもなく、新道分岐(下二股)があり、躊躇なく、旧道を登る。このコースは川の両岸を行ったり来たりして、沢の中を登るのだが、沢の水が多く、登山靴では川の中にある踏み石を歩くのが大変だった。手を取って愛棒を渡らせるが、まるで、ダンスを教えているかのようだった。、右足はここ、次はここと自分で渉ってみて、手を差し出す。気分はルンバか。滝が連続して現われるが、標識は古く後○kmと書いてあるのだがまったく見えなかった。岸壁にしがみ付いて通過するところもあった。
この渡渉どうしよう 川に落ちたら 道が川の中 登山道はどこだ
 滝も、白糸、水簾、羽衣と連続して出てくる。その度に、足を止め来て良かったと思う。
白糸の滝? 登山道 水簾の滝 羽衣の滝
 羽衣の滝を見上げながら登って行くと、鎖場があり息を切らして登る。また、滝がありカメラマンがしっかり陣取っていたので、カメラマンごと万丈の滝を写す。万丈の滝を後にして、鎖の付いた滝の縁を滑り落ちないように進む。
羽衣の滝の上 鎖場(大×) 万丈の滝とカメラマン 万丈の滝の左上を
 まだまだ、滝のような清流や続いていた。見晴、九重、竜神と連続して滝が現れる。
滝のような清流 見晴の滝 九重の滝 竜神の滝
 沢に水が少なくなりその中を登ると分岐になる。この分岐は熊見峠と道標がある。そこを過ぎると、胸突き八丁といわれているガレ場が待っている。ここをジグをきって登ると、そこは馬の背だった。馬の背には、関西からのツアーのご一行さんがいたのて、記念写真を断念し、頂上に向かうが、ガスがかかっていて景色は楽しむことができなかった。斜里神社の祠があるコブを過ぎると間もなく頂上だ。
 頂上はガスってなにも見えず。ただ、ニュウナイスズメのような小鳥がかなりの近距離で見ることができた。それと、関西のツアーのご一行が付いていた。残念?
最後の沢、この中が道 馬の背からコブへ ニュウナイスズメ? 頂上
 下りは斜里岳のプレートを背に下る。管理人さんの言われたことがなるほどと理解できた瞬間だった。登ってきた道が判別できないのだった。はっきりした道は稜線づたいに南斜里岳に行く道だった。
「今日は頂上は晴れず、ガスってますので、帰りは斜里岳のプレートを背にして、下山して下さい」と管理人さんは言っていた。
 上二股から新道へ入るが、新道分岐とは表示されていおらず、熊見峠となっている。途中で竜神池の分岐が2つあったが、行く気力はなかった。
 新道の熊見峠手前の稜線は景色が良く、隣の標津岳?、屈斜路湖も見えた。一瞬晴れ間があり、頂上も見ることができた。頂上の数人は運が良かったナーと羨ましい気分になった。
                         ←大
頂上    馬の背          新道尾根道からの展望
 全山紅葉で、綺麗だった!新道も結構きつい傾斜だった。
                     ←大
                  清里市街地方向を
 清里の平野もすっきり見えだす。仙人洞もあるが、覗く気力はなく素通りする。帰りの登山口は林道まで車があふれていた。
熊見峠(大×) 途中の紅葉 仙人洞 登山道の状況

 =道中記=
 10月7日0時家を出て、高速道路でまず、旭川へ、途中、高速道路料金所で使ったカードが無いことに気づき、車の中を30分かけて大捜索をするが、見つからず。仕方なく、斜里岳の林道から紛失届をだす。やれやれ、ミステリーだ!(その後、コンソールボックスの下から発見)
 帰りはつるつる温泉に入浴(500円)、シャンプー、石鹸、寝湯、打たせ湯、ジャグジー、露天風呂付きでこの値段 安い!幸せー!ヨカッタヨカッタ!!と平和ボケ?
 =思い出の一枚=

 斜里の田舎に就職して間もない昭和40年後半、職場の仲間と、関係先の二人の先生を案内して登山した時の写真。赤い帽子に黄色のジャンバーを着ているのが私。

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 清里コース
 2001(H13)年10月7日(日)
 曇り 一周7.8km 5:27 登り新道2:45 下り旧道2:42
 7:27旧登山口→8:06下二股分岐→9:29上二股分岐→9:58馬の背→10:12頂上10:41→11:20上二股分岐→11:59熊見峠→12:46下二股分岐→13:23旧登山口