聖火台(471.2m)
純登山:旧手稲山山麓線コース

 ポイント
 純登山をするために、JR手稲駅を起点とし、海抜0mの新川河口を目指す。新川河口から、手稲山麓西線を目指しスタートする。

 アクセス
 JR手稲駅を起点とした。
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 10月19日<2014(H26)年 往復21.839km 4:53>
JR手稲駅→新川河口→手稲駅→旧道→聖火台→旧道→JR手稲駅
 手稲駅から手稲駅西通り沿いに延びる手稲緑道を辿って行くと、地下から前田川が現れる。昔は、JRの線路近くのメムから前田川が流れ出ていたと言われている。前田川に架かる曙1号橋、樽川3号橋、曙3号橋、曙中央号橋、国土3号橋、国土2号橋、国土1号橋、樽川2号橋、曙2・3号中通橋、樽川1号橋のに看板を眺めながら歩く。下手稲通りで樽川橋を渡ると、前田川は土功川に合流する。合流地点の広場には「土功川モニュメント」が設置されているが、薮に覆われている。樽添大排水のプレートも橋の欄干に見える。樽川の左岸には遊歩道は無いが草原を掻き分けて進んで行くと歩道に出る。樽川の歩道沿いにはツルバラが植えられていて、花が疎らに咲いていた。
手稲緑道 下手稲通り 土功川モニュメント ツルバラ
 さわらび橋、曙6号橋を通り過ぎて行くと、親柱が綺麗な岩瀬橋がある。曙橋で稲山通りが横切り、かるがも橋、緑橋を通り過ぎると、岩松橋には岩の中から上半身と尻尾をだした狐が出迎える。円い金属製のモニュメントも現れる
岩瀬橋 土功川モニュメント 岩松橋 モニュメント
 久木橋、手稲山口橋、山口団地橋を過ぎると、新川南通りを挟んで水門が見えて来る。新川南通りを左に折れると新川左岸沿いに、山口公園が続いている。国道337号線を渡り、新川左岸沿いの道を辿るとゲートが現れる。この道には入らないで、西部スラッジセンター横の濁川沿いの道に入る。新川と濁川の合流地点を見ながら河口を目指す。
山口公園 新川左岸× 濁川沿い 新川と濁川
 途中に、バッタ塚があり寄り道をする。広い駐車場には車が一台停まっていて、犬を放して遊んでいた。バッタ塚の石碑は柵の中にあり見難くく、何時も不思議に思っている。石碑の横には解説板もある。
バッタ塚へ 駐車場 バッタ塚 解説板
 東屋のある広場を一周して、薮の薄い所を探すが無いので、元来た道を引き返す。排水施設が現れ、近づくと、左手に清川(すみかわ)が合流して来ていた。清川(すみかわ)は星置川のショートカットや新川が出来るまではもっと大きな流れで、オタナイの沼が河口だったと思われる。この流れこそが、オタ・ル・ナイ(砂の・中の・川)の原点だったと思われる。新川の河口が近づくと新川河口橋が見えて来る。
広場と東屋 排水施設 清川(すみかわ) 新川河口橋が
 新川河口橋は、以前は車も通れたが、今は人の通行もままならない。左岸沿いの道の水溜りが深くて通れないので、川岸の護岸沿いを辿る。河口に到着すると、砂洲の上にカモメが群れていた。
新川河口橋 左岸を 護岸沿いを カモメの群れ
 暫し、新川河口を眺めると、石狩湾新港も見えていた。
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新川河口
 振り向いて、手稲山方向を見ると、手稲峰、ネオパラ山、手稲山、奥手稲山、銭函天狗山が連なっていた。
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新川河口                 手稲峰 ネオパラ 手稲 奥手稲山     銭天
 更に、小樽方向には、銭函天狗山に続いて和宇尻山、鹿山、第二吹上、吹上(マサリヌプリ)、石倉山、赤岩山、下赤岩山、高島岬が一望できた。オーンズのスキー場には人口雪と思われる白い点が出来ていた。
                     ←大
ネオパラ 手稲 奥手稲山    銭函天狗山  春香 和宇尻 鹿山 吹上  石倉山  赤岩山
 聖火台が同定できないまま、再び、手稲駅に引き返す。新川河口橋、国道337号線と通り過ぎ、新川緑地帯を辿って行く。再び、土功川沿いに入ると、最初に親水広場があるが草ぼうぼうだった。今度は、土功川の右岸(樽川通り)を辿って行く。
新川河口橋 新川 新川緑地帯 水親広場
 若松橋近くになると、綺麗な花壇が続いていて、思わず振り返る。若松橋にはヒツジの銅像風の置物がある。親柱の綺麗な岩瀬橋を通り過ぎ、下手稲線を横切り、前田川沿いの手稲緑道を辿る。樽川人道橋から手稲駅を眺めてようやく、手稲駅まで往復したことになる。時計を見ると、既に、12時を回っていたので焦る。
振り返る 若松橋 岩瀬橋 樽川人道橋から
 国道5号縁を横切り、札樽道を潜り、軽川沿いに延びる手稲山麓西線を登って行くと、手稲山北尾根の登山口が出てくる。ゲートを過ぎると綺麗な紅葉が続いていた。手稲山麓西線の終わりに手稲山麓線に架かる手稲橋を潜る。
札樽道を潜る 手稲山登山口 紅葉 手稲橋
 手稲橋を潜ると、旧道の入口があり、登山道風の道を辿って行く。道が広くなるとゴルフ場も覗ける。暫し、ゴルフ場の喧騒を聞きながら登って行くと、手稲山麓線に出る。
旧道へ ゴルフ場 紅葉 旧道出口
 車に気をつけながら手稲山麓線を登って行くと、聖火台が見えて来る。恐竜の傍から、ゲレンデを登って行く。
手稲山麓線を 聖火台が 恐竜 恐竜
 時折、横切る排水の窪みをさけながらゲレンデを登って行く。一息付こうと振り返ると、石狩湾が広がっていたが、増毛の山々は霞んでいた。近年、抜けるような青い空にはお目にかかっていないなと思いながら見回す。お隣の国が、早く公害大国から普通の国になって欲しいと願いながら登って行く。舗装道路が横切るが、ゴーカートのコース跡だった。私も、子供と何度か乗ったので、懐かしく感じた。
           ←大
ゲレンデから
 尾根に上がると園地跡が現れる。錆び付いて荒れた状況では再開はありえないと思いながら聖火台へ向かう。聖火台を造ったときに配置されたと思われる大きな岩や植木を回り込むと聖火台が見えて来る。
遊園地跡 聖火台へ 聖火台が 聖火台
 聖火台の回りは、札幌の市街地方向の木立が繁茂して来ているので展望は北側に限られるが、それでも石狩湾を一望できるのは素晴らしいと思う。折角のオリンピック遺構なので、表彰された選手が再訪してがっかりさせないためにも、公園化して大事にして欲しいと願う。
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聖火台から
 振り返ると、手稲山をバックに聖火台の台座が見える。その前に石碑があり、「XI/手稲山聖火台/1972」の文字が浮き彫りされている。碑陰のプレートは剥がれ落ちているが、ジグソーパスルの様に破片を集めた方がいるようだ。階段は途中まで外されていた。
聖火台と手稲山 石碑 碑陰? 階段
 聖火台を回り込み、下から見上げると穴が開いていた。側面には表彰者のプレートがある。左にリュージュ、右にボブスレー表彰者のプレートが嵌め込まれていた。
穴が リュージュ 入賞者 ボブスレ
 草むらに座り、サツマイモを食べながら、麦芽風味の炭酸飲料を飲む。今日は、行動を起こす時刻が遅く、おにぎりを作る暇がなかったので、サツマイモだった。リフトの山頂駅横からは札幌市街が少し広目に見えていた。
           ←大
山頂リフト側から
 新川河口を確認し、手稲山を振り返りゲレンデを下りだす。再び、恐竜を眺める。
新川河口 手稲山を ゲレンデを 恐竜
 順光なので、恐竜がリアルに見えていた。テイネオリンプアのゴルフ場から景色を見ようと近づくと、当たり前ながら関係者以外立入禁止になっていた。以前は、何回もゴルフをしたところだったので、残念に思いながら引き返す。手稲山麓線から旧道へ下り、途中で道が無くなるように見える所は直進する。
恐竜 テイネオリンピアGC 旧道へ 真っ直ぐに
 再び、紅葉の綺麗な手稲山麓西線を下る。手稲山麓西線は軽川沿いに延びているので、川の解説板が立っていた。国道5号線を渡り、手稲駅近くになると、マンションの一角に「防火の樹」があり、由緒書きも添えられていた。
紅葉 川の解説 防火の樹 由緒書き
 駐輪場から、再び、自転車で自宅に帰る。

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 山行記録
 2014(H26)年10月19日(日)
 晴れ 往復21.839km 4:53
 9:38JR手稲駅→10:15土功川から新川→10:38バッタ塚10:45→10:57新川河口→11:13新川から土功川→12:04手稲駅→12:22手稲山北尾根登山口→12:46山麓西線から旧道へ→13:02山麓線へ→13:10ゲレンデへ→13:29聖火台1:50→14:03山麓線へ→14:10旧道→13:20山麓西線へ→14:59JR手稲駅