佐幌岳(1059.6m)

 ポイント
 狩勝峠コース:笹の丈が低く、尾根道を行くので、初めから見晴が良い。桜山にも立ち寄る。
 スキー場コース:山頂に向かって一番左側(ゲレンデ名:サウスストリート)に位置する尾根の傾斜が緩やかなので登りに使い、一番右側(ゲレンデ名:ノースアベニュー)を下りに使うと良いと思う。遮るものが無いので、展望は良いが夏向きではないようだ。馬糞を踏んでスリップしないように注意。
サホロスキー場コース

 アクセス
 狩勝峠の十勝側にあるサホロリゾートスキー場のゲレンデが登山道になる。サホロリゾートホテルで登山届けを受付しているようだ。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2005.11.6」へ Google Map
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 11月6日<2005(H17)年 往復6.052km 登り1:39 下り59> 北の山游詩:金色の草原
 スキー場の駐車場に着き、登山届けを出そうと相棒が事務所に向かった。。相棒は事務所から係りの人と二人で出てきて、スキー場の看板のあるところに来いという。今は登山届けは受け付けていないが、登っても良いと言ってくれた。わざわざ、登山のルートを地図上に示してくれた。お礼を言って、言われたとおり一番南側(ゲレンデ名:サウスストリート)の尾根を目指す。尾根に上がると一段と展望が良くなり、スキー場の施設がどんどん小さくなる替わりに、サホロリゾートホテルが現れる。
駐車場からゲレンデへ 南側の尾根を目指す スキー場の施設 振り返るとホテル
 ゴルフ場のラフと間違うくらいに草原化したサウスストリートのゲレンデを登って行くと、スキー場の施設、ホテル、ゴルフ場が並んでみえるようになる。880mの奥には目指す山頂が見えてくる。ゲレンデには草に埋もれた古い馬糞が多く、登山中は熊の糞だと勘違いしてしまっていた。どうやら10年位前から馬を放牧し、草の管理をしているらしいのだ。880mのコブからは平坦なゲレンデとなる。
ホテルとゴルフ場 880mのコブと山頂 古い馬糞 880mのコブのリフト
 第4リフトの山頂駅へのゲレンデはうっすらと踏み跡があったので、直登してみる。結構急な傾斜を登りきると第4リフトの山頂駅だけがあり、登山道がない。山頂方向を良く見ると棒杭があり、それに向かって踏み跡が続いてたので、踏み跡を辿ってみる。踏み跡は山頂の岩に向かって真っ直ぐ登って行き、無事、山頂の岩に着く。
第4リフト山頂駅へ直登 棒杭を目掛けて藪漕ぎ 山頂へ 山頂の岩で
 5年前には無かった山頂標識と記念写真を写し、今度は、岩の上に上がって記念写真と思って岩に上がろうとしたら、二人の女性が峠方向から到着したので、岩に上がるのを止める。風を避けて岩陰に座りながら天気の回復を待ったが、山々の頭がようやく見える程度で、中々回復しそうにもない。辛うじて、桜山方向が良く見えるようになったので写真を写す。反対側にはニペソツやウペペサンケと思われる山々が頭を出すが雲が直ぐに隠してしまう。
 下山は正規の登山道を下ると、ゴンドラ駅舎の横にでた。案内ポールのところから登山道を振り返る。ここで、時間が早いが昼食にする。座り易そうな岩を見つけ、テーブルになりそうな石を据えてランチタイムとする。食事中に、相棒が獣臭いと言い出す。私はどうも家畜の糞尿の臭いだと思うが、落ち着かないので早々に下山する。
山頂標識(大×) 桜山(峠)方向 正規の登山道で下山 駅舎横から下山道を
 帰りは一番北側にあるゲレンデのノースアベニューを下る。ゲレンデの草はたまに射す日の光で金色に輝き風に揺れる。その中を十勝平野に滑り込むように相棒が下って行く。映画のシーンを見ているような錯覚を覚える。良く見るとスノーガン用の給水パイプもゲレンデの脇に配備されている。このゲレンデを滑り下りるのは初心者には無理だと思いながら下って行くと、サホロ湖が見え出す。やがて、平らになり駐車場へと辿りつく。
ノースアベニューを下る 金色に靡く草原 サホロ湖 駐車場へ

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 二人の山行記録
 2005(H17)年11月6日(日)
 往復6.052km 登り:サウスストリート 下り:ノースアベニュー) 曇り
 8:45駐車場→9:48P880m→10:17山頂駅裏→10:24頂上10:4310:47昼食:ゴンドラ脇11:13→11:22第8リフト→12:10駐車場