ベベツ岳(1860m) 石垣山(1822m) |
ポイント 上級登山者がオプタテシケ山に行く途中に通過する山で、道標はあるが山頂標識はない。石垣山はナキウサギの生息地だ。このページは古くなりましたので、参考までに見てください。現在も、美瑛富士避難小屋にはトイレがありませんが、携帯トイレブースがあります。 |
避難小屋コース |
アクセス 白金温泉から奥へ、山の方へ向かう舗装道路があり、しばらく行くと右に美瑛富士登山口の看板があるが見難かった。道標に導かれ舗装道路を右に曲がると、右にゲートのある舗装道路を見付ける。このゲートには4桁のダイヤル式の鍵(ニイタカ山)がかかっていた。ゲートを開け、舗装道路を走ると、舗装した駐車場(10台程度)があった。 国土地理院地図 周辺地図 |
8月5日<2001(H13)年 登り4:06 下り3:40> |
我々は朝寝坊して、更に、白金温泉近辺の道を勘違いして30分うろうろ、結局、7時46分に登山口へ着き、時間的にもオプタテシケ山に12時到着は無理(本当は体力的に無理)ということで、ベベツ岳を目指すことにする。 登り始めは石垣山からオプタテシケ山方面だけが雲がかかっていた。コガネギクの咲く登山道はぬかるんでいて、滑って何回も転んだ。自然庭園が近づくに従い岩場になり、岩の上に伸びた木の根に足を引っ掛け、目の前の岩をタックルしてしまい、膝と肩を打ってしまった。この辺りからエゾコザクラが咲き出して来る。 |
コガネギク | 自然庭園手前 | 自然庭園(↑大) | エゾコザクラ |
チングルマ、ハイオトギリを見ながら、美瑛富士の山裾をに出ると、雪渓が広がって来る。美瑛富士を回り込むように辿って行く。 |
チングルマ | ハイオトギリ | 雪渓(↑大) | 美瑛富士の裾野(↑大) |
美瑛富士の山麓には花々が沢山さいていた。ミヤマホツツジ、イワギキョウ、ウサギギク、タカネシオガマを見ながら登って行く。 |
ミヤマホツツジ | イワギキョウ | ウサギギク | タカネシオガマ |
避難小屋が近づくと、エゾツツジ、イワヒゲ、エゾツガザクラ、アオノツガザクラなどの高山植物が咲き出す。 |
エゾツツジ(↑大) | イワヒゲ(↑大) | エゾツガザクラ(↑大) | アオノツガザクラ |
小屋が近くになると、愛棒がHYMLの角田さんを発見!何か煮ているけれど、似ているだけではと思いながら登って行く(^_^);すると、ウンチが道端に現れた、ワーこっちは3連糞だとか言って、小屋の前に着くと、やはり角田さんだった。 私の頭は大混乱、ウンチ、各田さん、ウンチとサンドウンチ(3連糞)になってしまっていた。 ところが、そこにいたのは、角田さんご夫婦だけではなく、長谷川さんご夫婦、菅原さんご夫婦、小山さん、一番後から、アラレチャンかと思ったら山女さんだった。 またまた、頭のなかではサンドウンチ状態になってしまい、ただ呆然とあらぬことを考えながら、立ち尽くしていたのでした。ごめんなさい(~_~);みなさんはウンチ持ち帰り隊でしたね! HYML仲間と別れて、取りあえず石垣山を目指す。皆さんと記念写真を撮すのを忘れてしまったと、後ろを向きながら避難小屋を見る。石垣山からは美瑛富士が見え、山腹に一直線に登山道が延びていた。石垣山からは道端のコガネギクを見ながらベベツ岳の前峰を登って行く。 |
避難小屋を(↑大) | 美瑛富士を(↑大) | コガネギク | ベベツ岳の前峰を(↑大) |
ベベツ岳には、白いイワギキョウ、ミヤマリンドウ、チシマツガザクラが咲いていた。山頂に行くと、オプタテシケ山の通過地点に過ぎないためか、排尿の臭いが立ち込めていてとても休む気がしなかったので、標識と伴に記念写真を撮し、登山道脇で昼食を食べながら休むことにした。 |
白いイワギキョウ(↑大) | ミヤマリンドウ | チシマツガザクラ | 頂上 |
帰りは、コマクサ、エゾイワツメクサ、コイワカガミ等を見ながら下って行く。 |
コマクサ(↑大) | エゾイワツメクサ | コイワカガミ | タチカメバソウ |
避難小屋は人でごった返していて、小屋の前にもテントを張っていた。また、ウンチが増えるのかなと考えていると、花道に迷い込んでしまう。花道の方が登山道よりも広いのだ。 雪渓の所まで下って行くと、リス位の大きさでイタチのようなエゾオコジョが現われた。とにかくすばやく石と石の間を行ったり来たりしていた。しばらく遊んでもらっていたのですが、先を急ぐので、その場を離れたが、きょとんとして見送っていてくれていた。道端にはギンリョウソウが咲いていた。 |
キソチドリ | ジムカデ | エゾオコジョ | ギンリョウソウ |
エゾオコジョは、仲俣さんとyamazoeさんが教えてくれました。 |
=山名考= 「ベベツ岳の名前」以前は辺別岳と漢字が当てられていた。元来アイヌ語には濁音はないのでペペツというらしい、意味は水量豊富で流れが速い川とのことです。 |
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二人の山行記録 2001(H13)年8月5日(日) 晴れ後曇り 登り4:06 下り3:40 7:46登山口→7:59林道終点→8:29小屋まで4km→8:53小屋まで3km→9:06自然庭園→10:08小屋まで1km→10:28小屋まで0.5km→10:45小屋→10:52石垣山分岐→11:21石垣山→11:38ベベツ前峰→11:52ベベツ岳12:36→12:52ベベツ前峰→13:03石垣山→13:26分岐→13:30小屋→13:48小屋まで0.5 km→14:02小屋まで1km→14:57自然庭園→15:09小屋まで3km→16:01林道終点→16:16登山口 |