羅臼湖(標高730m面積0.43Ku)

 ポイント
 5つの沼と羅臼湖を回るハイキングコースではなく、登山道と考えた方が良い。木道はあるものの、ぬかるみと笹がが被っているところがあり、スニーカでは難儀をする。段々畑に沼が一つ一つある感じだ。
 駐車場はなく、知床峠の駐車場(片道約3km:45分)を使えと書いてあるが、距離的もハイカーには無理難題なので、路肩に駐車の列が並ぶ。
見返り峠コース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 羅臼湖へは、知床横断道路(国道334号線)の見返り峠(知床峠の羅臼寄り)を目指す。道路沿いに大きな看板があり、入口にカウンタ、その奥に登山届ポストがある。
見返り峠付近 入口から羅臼岳を 太陽電池のカウンタ

 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2006.8.28」へ Google Map
 8月28日<2006(H18)年 往復5.302km 登り1:03 下り1:12>
 羅臼湖の入口には車が溢れていた。ハイカーに人気があるようだ。服装も様々で、スニーカで丸腰、から長靴の重装備まで雑多だ。登山届を書き、大きな看板「知床森林生態系保護地域」を読み終えて、足場の濡れた登山道(知床国立公園羅臼湖線歩道)を登って行く。
 最初に一の沼にでる。一の沼には案内板があり、登山道の説明と「注意してね五か条」が書いていた。第一条を見てびっくりする。道路は全線駐車禁止なので、車は3km離れた知床峠へと書いていた。
入口の道 一の沼にある案内板 一の沼 羅臼岳が顔を
 羅臼岳が時々雲間から顔をだす。ニの沼は羅臼岳をバックに写真が撮れた。三の沼は水が綺麗で湧き水のようだった。三の沼だけ沼の周りの木道が左右にあり、天気の良い時には羅臼岳をバックに写真が撮れそうだったが、残念ながら、羅臼岳は雲の中だった。更に、木道を進んで行くと、湿地帯となる。
二の沼 三の沼 木道 湿地帯を
 湿地帯を過ぎると木段があり、登り切ると四の沼が待っていた。
           ←大
四の沼
 沼の水面は枯草がなびいていて綺麗だった。紫色のアヤメの様な花が沼の周りに咲き彩りを添える。水草が魚のように見える四の沼の水面を見ながら辿ると、西知別岳が姿を現す。
四の沼の水面 サワギキョウ(大×) 四の沼 西知別岳
 五の沼は今までの沼の中で一番大きく、水も更に綺麗だった。
           ←大
五の沼
 今まで正面にあった天頂山を右に見ながら木道を進む。天頂山は形が良く、親と子の乳房の様にも見える。最後に木道は真っ直ぐ西知別岳に向かい、徐々に羅臼湖の水面が見えてくる。木道の終点は広場になっていて、案内板の前は観光客で溢れていた。早速、羅臼湖と西知別岳をバックに記念写真を撮す。
天頂山 羅臼湖と西知別岳 知西別岳と羅臼湖(大×) 案内板
 羅臼湖の案内板の内容
 羅臼湖は3000年前の天頂山の噴火により溶岩でせき止められてできた湖です。
 羅臼湖と途中の沼には魚類は生息していません。
 水面標高740m 面積0.43平方キロメートル 最大水深2.1m 湖岸延長線3.7km
 羅臼湖は西知別岳を中心に、左右に広がっているので写真には撮し難い。
           ←大
羅臼湖
                      ←大
羅臼湖と西知別岳
                      ←大
羅臼湖と西知別岳
 もう数少なくなった花を見ながら下る。案内板にあったモウセンゴケが何処にあるのか探して歩いていると五の沼の縁にあった。沼の縁で撮せない場所にあり諦めかけたが、愛棒がなんとか撮せる場所を見つけた。木道からロープに足を伸ばし体重を移動して、手を伸ばして撮してみた。
(大×) リンドウ(大×) モウセンゴケ(大×) 枯れ沢に水が流れ
 =温泉考=
 根北峠の標津寄りにある川北温泉を目指すが既に閉鎖していた。仕方が無く、夜9時まで入浴可能なつるつる温泉を目指す。塩別つるつる温泉入浴料(500円)、シャンプ、ボディーシャンプ、ドライヤ、露天風呂、寝湯、打たせ湯、ジャグジー付き。コインロッカ有り。

二人の山行記録もくじへ  次オロンコ岩へ  アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2004(H16)年8月28日(土) 晴れたり曇ったり 往復5.302km 登り1:03 下り1:12
 9:02登山口→9:12一の沼→9:17二の沼→9:24三の沼→9:48四の沼→10:04五の沼→10:05羅臼湖10:18→10:42四の沼→11:08三の沼→11:14二の沼→11:24一の沼→11:30登山口