209 雪の五線譜 小白山に登ったとこのことです。斜面の雪の層にツララが下がりまるで五線譜と音符のようでした。 |
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暖かな陽射しに 雪の雫が キラキラと光り輝き ツララになって落ちる 凍り損ねた雪の雫は 静かな山の中でも 聞えないほど小さな 音の無い 音を出す ツララはまるで音符のように 冬の間 積もった雪の層に 春の妖精が来て 書き込まれるかのようだ 暖かな日和に 春を慕うセレナーデか 去り行く冬を愛おしみ 凍てつく夜に 奏でるノクターンか 冬が奏でるのか 春が奏でるのか 山は まだ 冬 もう過ぐ 春が来る 2010年4月12日 小白山にて |
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