美利河丸山(674.1m)
=ピリカ地区生活環境保全林=

 ポイント
 奥美利河温泉までの道路は全線舗装なのだが、幅が狭いので十分注意。ピリカ地区生活環境保全林には温泉の他、山の家、バンガローや散策路が整備されている。保全林は水辺、化石、保全、展望の森に分かれ、散策路はその中を回るように付けられている。ピリカベツ川には親水広場もあり水遊びができる。道道999号線は現在通行止なので、自転車が楽?
奥美利河温泉散策路プラスコース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 国道5号線の国縫から国道230号線(今金国道)に入り「ピリカダム」を目指す。ダム近くになると、美利河温泉の道標があり道道999号線へ右折する。ピリカ遺跡を過ぎると、直ぐ右に看板があり右折する。奥美利河温泉までピリカベツ川沿いの道で全線舗装しているが、府県の林道のように幅が狭いところがある。退避場所を頭に入れながら徐行しよう。途中に「熊滑りの岩」があり看板も立っている。
 国土地理院地図 GPSトラックは「2007.4.30」の地図帖へ Google Map
ピリカ遺跡を過ぎて右 熊滑りの岩の看板 熊滑りの岩 大きな案内板
 4月30日<2007(H19) 登り1:43 下り1:50> 
 駐車場の傍で真っ白なエゾエングサクを見たり、ベンチのようになった木を見たりしながら奥へ進むと登山口になる。登山道を進むと丸山橋の看板があり、小さな沢に橋が架かっている。登山道は始めから少し急な傾斜で、落ち枝が多いので、下山時に引っかからないように掃除しながら登って行く。
温泉と山の家 山の家 散策路の看板とダム 遊歩道・登山道の看板
 駐車場の傍で真っ白なエゾエングサクを見たり、ベンチのようになった木を見たりしながら奥へ進むと登山口になる。登山道を進むと丸山橋の看板があり、小さな沢に橋が架かっている。登山道は始めから少し急な傾斜で、落ち枝が多いので、下山時に引っかからないように掃除しながら登って行く。
白いエゾエングサク(大×) ベンチの木 丸山橋 少し急な登山道
 尾根に上がり振り返ると真っ白な遊楽部岳が空中に浮いているように見える。谷から尾根に上がったので、暖かな陽射しが降り注ぎぽかぽか陽気の中を登って行くと。登山道は右側が谷となり展望が開けてくる。道端にはカタクリも咲き出していた。
遊楽部岳が 春に成り立ての 右側が谷に カタクリ(大×)
 登って行くと残雪が斑に残る斜面が見えてきた。傾斜を増しながら真っ青な空に繋がっているような登山道になる。登り切ると今度は残雪の上を辿ることになる。高度が上がって来たのか残雪の斜面越しに真っ白なニセコ連峰と羊蹄山がパノラマとなっていた。
斑の残雪が 急登 残雪の道へ ニセコと羊蹄山
 羊蹄山は幌内山や昆布岳を従えて、悠々と姿を現す。残雪は黄砂で汚れているが締まっていて歩き易い。羊蹄山は刻々と高さを増し頭を持ち上げて来る。登る角度が変わるとまだ真っ白なカニカン岳が姿を現す。
幌内・羊蹄・昆布 残雪の上を 羊蹄山 カニカン岳
 山頂かと思うコブが見えたが行ってみると山頂は更に奥にあった。山頂への稜線は雪庇が緩んでいるので、用心のため少し歩き難いが笹の出かかった雪の上を時折埋まりながら辿る。山頂の斜面越しに不恰好な長万部岳が見え出すと、最後の登りになる。山頂直下は吹き溜まった雪の上を辿る。
山頂手前 雪庇の緩み 長万部岳 山頂直下
 山頂はカニカン岳方向が木立越しになるが大展望が広がっていた。振り返るとルコツ岳と坊主山がその右に遊楽部岳が美利河ダム方向に見えていた。羊蹄山は一際目を引き、幌内山と昆布岳山並みを越えて姿を見せてくれた。
山頂 ルコツ岳・坊主山 遊楽部岳 羊蹄山
 改めて、山頂標識を探すが、厚い残雪の下のようだ。その分高さを増した山頂からのパノラマが楽しめる。奥に少し不恰好に見える長万部岳、日本海、日本海の奥に積丹の山々、手前に幌別岳、その奥に雷電山、目国内岳、シャクナゲ岳、チセヌプリ、イワオヌプリ、アンヌプリと連なっている。
                     ←大
長万部岳               日本海  積丹の山々
 目立たないが幌別山と独特な形の昆布岳の上に羊蹄山、手前に二股山、その奥に写満部山が見える。イコリ岬の幌扶斯山は見えるが、噴火湾の奥は霞んでしまっていた。
                     ←大
ニセコ連峰              幌内山   羊蹄山   昆布岳
 目立たないが幌別山と独特な形の昆布岳の上に羊蹄山、手前に二股山、その奥に写満部山が見える。イコリ岬の幌扶斯山は見えるが、噴火湾の奥は霞んでしまっていた。
                               ←大
二股山 写満部山       幌扶斯山                  噴火
 昼食にはまだ早いので、ココアを飲みながら山座同定を楽しむ。改めて、アンヌプリ、長万部岳、カニカン岳を写し、ルコツ岳と坊主山を見ながら下山する。
アンヌプリ 長万部岳 カニカン岳 下山
 登山口人戻って、「大岩橋」を渡り散策を開始しする。最初は春に成り立ての「水辺の森」でキクサキイチゲを見る。「化石の森」に入るとカタクリが目立つようになる。
大岩橋 水辺の森 キクサキイチゲ カタクリ
 道端にはタチツボスミレも顔を出す。ブナの林を辿ると小さな沢に「化石2号橋」が架かっている。化石1号橋」を渡るころには残雪を踏みしめながら辿るようになる。
タチツボスミレ ブナの林を 化石2号橋 化石1号橋
 保全の森に入ると雪の重みでアーチ状に曲がった木があり、その中を通り、「保展望の森」へと辿って行く。「出口まで後300m」の看板が現われると屋根が潰れた東屋が見えてくる。展望の森の中心には「ブナの郷ピリカの森を守りましょう」と書かれた看板がブナの木の前に立っている。柵を回した一角には「展望の森」の看板も見られる。柵からは温泉施設が一望出来た。柵に座って廻りの景色を見ながら昼食をする。
雪でアーチ状に 展望の森へ ブナの里ピリカ 展望の森
 出口へは急な丸太で土留めをした階段を下る。眼下には「親水広場」見える。清流のピリカベツ川の流れも良く見え、川に架かる「三角橋」も見え出す。
階段を下る 親水広場 ピリカベツ川 三角橋が
 親水広場にはバーベキューの施設もあり、その奥に温泉の小屋があるが、その前にアーチ状の橋がある。駐車場の法面には白いエゾエングサクが咲いていた。駐車場の片隅に鐵の階段があり、上って行くと岩抱きの木や鍾乳洞がある。気の性か鍾乳洞の中に光るものがあり、ヒカリゴケではないかと思う。
アーチ状の橋 白いエゾエンゴサク 岩抱きの木 鍾乳洞

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2007(H19)年4月30日(月) 晴れ 丸山往復4233km+公園遊歩道0.882km(5.115km) 登り1:43 下り1:50
 8:05駐車場→8:08登山口→9:49頂上10:19→11:19登山口→11:21大岩橋→11:26化石の森→11:47保全の森→11:51展望の森12:09→12:16駐車場