ピリカ地区生活環境保全林 

 ポイント
 奥美利河温泉までの道路は全線舗装なのだが、幅が狭いので十分注意する必要がある。ピリカ地区生活環境保全林には温泉の他、山の家、バンガローや散策路が整備されている。保全林は水辺、化石、保全、展望の森に分かれ、散策路はその中を回るように付けられている。ピリカベツ川には親水広場もあり遊べる。
奥美利河温泉散策路
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 国道5号線の国縫から国道230号線(今金国道)に入り「ピリカダム」を目指す。ダム近くになると、美利河温泉の道標があり道道999号線へ右折する。ピリカ遺跡を過ぎると、直ぐ右に看板があり右折する。奥美利河温泉までピリカベツ川沿いの道で全線舗装しているが、府県の林道のように幅が狭いところがある。退避場所を頭に入れながら徐行しよう。途中に「熊滑りの岩」があり看板も立っている。
 国土地理院地図 GPSトラックは「2007.4.30」の地図帖へ 周辺地図
ピリカ遺跡を過ぎて右 熊滑りの岩の看板 熊滑りの岩 大きな案内板
温泉と山の家 山の家 散策路の看板とダム 遊歩道・登山道の看板
 4月30日 <2007(H19)年 一周37分>
 まず、山の家に向かって歩き出すと、右に炉辺があり焼肉が出来そうな施設がある。左は温泉小屋があり、小屋に貼り付けている掲示板が目に止まった。入湯料は300円、山の家に申し込みと書いている。遊歩道の看板に導かれ奥へ入ると、出口まで900mの看板が現れ、その先に看板の架かった「大岩橋」があり渡る。最初は春に成り立ての「水辺の森」でキクサキイチゲ咲いている。
 「化石の森」に入るとカタクリが目立つようになる。
大岩橋 水辺の森 キクサキイチゲ カタクリ(大×)
 道端にはタチツボスミレも顔を出す。ブナの林を辿ると小さな沢に「化石2号橋」が架かっている。化石1号橋」を渡るころには残雪を踏みしめながら辿るようになる。
タチツボスミレ(大×) ブナの林を 化石2号橋 化石1号橋
 保全の森に入ると雪の重みでアーチ状に曲がった木があり、その中を通り、「保展望の森」へと辿って行く。「出口まで後300m」の看板が現われると屋根が潰れた東屋が見えてくる。展望の森の中心には「ブナの郷ピリカの森を守りましょう」と書かれた看板がブナの木の前に立っている。柵を回した一角には「展望の森」の看板も見られる。柵からは温泉施設が一望出来た。柵に座って廻りの景色を見ながら昼食をする。
雪でアーチ状に 展望の森へ ブナの里ピリカ 展望の森
 出口へは急な丸太で土留めをした階段を下る。眼下には「親水広場」見える。清流のピリカベツ川の流れも良く見え、川に架かる「三角橋」も見え出す。
階段を下る 親水広場 ピリカベツ川 三角橋が
 親水広場にはバーベキューの施設もあり、その奥に温泉の小屋があるが、その前にアーチ状の橋がある。駐車場の法面には白いエゾエングサクが咲いていた。
 駐車場の片隅に気になっていた立派な階段があり、登っていた女性が下りてきたので聞いてみたら、洞穴だという。私も早速、見に行ったら、岩抱きの木がありその下が、なるほど、洞穴になっていた。中を覗くが奥が見えなかった。どうやら鍾乳洞のようだ。
アーチ状の橋 白いエゾエンゴサク(大×) 岩抱きの木 鍾乳洞

二人の山行記録もくじ4へ   次カニカン岳へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2007(H19).4.30 晴れ 
 11:21大岩橋→11:26化石の森→11:47保全の森→11:51展望の森12:09→12:16駐車場