カニカン岳(980.6m) ![]() |
ポイント 日本海と太平洋が同時に望め、展望は最高だ。登山道は良く手入れがなされていた。 |
美利河ダムコース |
アクセス 国道230号線の美利河ダム近くに美利河温泉の道標がある。道標に従いダムの上を通り、カニカン岳の道標2枚に導かれ、真新しい道道836号線(島牧美利河線)を行く。すぐに、道半分にバリケードをして、来年の5月まで通行禁止と標識があった。 標識では8kmとなっていたが5kmくらいで舗装道路が切れ、その後、砂利道となり、工事中の橋(平成15年に完成)があるが、橋にはまだ道路が取り付いていなかった。川原を探すが渡れるような道はなく、ガッカリして元来た道を引き返す。これから丸山か長万部岳かどちらかにしようと考えながら舗装道路まで来ると、来たときには気が付かなかったが、黄色い矢印の看板に手書きで細くカニカン岳と書いていた(現在矢印反対)。気を取り直して、荒れた林道を走ると5kmくらいの所にゲートがあり、その左手に大きな看板があった。登山届は林道入り口と登山口にもあるが、どうやら、登山口が正規らしい。 |
看板 | カニカンの林道登山口 | 林道ゲート前の看板 | 登山口 |
国土地理院地図 周辺地図 |
11月10日<2001(H13)年 登り1:55 下り1:36> 北の山游詩:カニとカレイの遊び |
始めから結構急な傾斜を登る。一合目までは展望の利かない登りで22分かかった。この調子で行くと結構時間がかかるかなと思った。二合目はコブの上で、三合目までは一旦下ってまた登る。また、四合目まで下ったり登ったりで、頂上までの時間の計算ができないので少しあせる。五合目からは合目間の間隔が同じような時間になり、順調に登る。 七合目には江戸時代(寛永)の穴が半分埋まった金鉱跡があった。そういえば、四合目あたりだったか、左の沢方向へ綺麗に刈られた道があったが、金鉱遺跡へ行くのだろうか。それにしても、どうして昔の人はこんな山の中で金鉱を見つけたのだろう。盛んに愛棒と二人で感心する。どうやら、金鉱のある場所の植生が独特らしいが、全くわからない。 七合目からは展望の開け、もうすぐ頂上に見えるのだが、ロープの付いた急な登りを過ぎると八合目だった。八合目からは頂上が見え、気は焦るがロープの付いた急な登りもあり、登山道も凍っていて思うように早く歩くことができない。九合目からは頂上が間近に見える。 |
六合目手前(大×) | 七合目の金鉱跡 | 八合目から頂上を | 九合目から頂上を |
頂上直下に着くと、盆栽のような松が迎えてくれた。頂上は細長く、山頂標識が南と中央にそれぞれあった。いずれも記念写真は逆光になり残念だった。山頂には、キバナシャクナゲがあり驚く。 |
頂上直下の盆栽 | 頂上の様子 | 南の山頂標識(大×) | 中央の山頂標識(大×) |
南の山頂標識のところからは、丁度、大平山が隠れるが一番景色が良く、日本海も太平洋(噴火湾)も眺められ、長万部岳、羊蹄山、昆布岳、写万部山、幌扶斯山、美利河丸山などが一望され展望は最高だった。 |
長万部岳 羊蹄山 写万部 美利河丸山 |
南側には、噴火湾に浮く駒ヶ岳の影、隣の坊主山、遠くに霞んだ遊楽部岳が望まれる。 |
噴火湾 駒ヶ岳 坊主山 遊楽部岳 |
南の山頂標識のところからは、霞んだ遊楽部岳、メップ岳、真っ白な狩場山などが一望された。 |
メップ岳 狩場山 |
北側には大平山長万部岳などが一望され展望は最高だった。 |
大平山 長万部岳 |
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最後に、真っ白な狩場山を見て下山を開始する。 |
=お礼= 今金町役場の総務課、情報サービス係にメールを送るとすぐに返事がきて、林道も登山道も状態は良いとのことでした。 平成14年7月になって道路の矢印だけのところに、大きな看板を設置したので、写真も使っても良いとメールがきました。ご好意に甘えて、最初の写真を張り替えました。 平成15年6月には工事中の道路が完成し、案内板の矢印は左から右になったと、今金町からメールを頂き、新しい写真を挿入してみました。つまり、道は真っ直ぐ進むということです。山開きは7月始めに日曜日のようです。 |
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二人の山行記録(遊びの時間を含む) 2001(H13)年11月10日(土) 晴れ 美利河ダムコース 登り1:55 下り1:36 8:38林道登山口→8:32登山口→8:54一合目→9:08二合目→9:31三合目→9:50四合目→9:57五合目→10:03六合目→10:09七合目(金鉱跡)→10:21八合目→10:28九合目→10:33頂上11:27→11:34九合目→11:38八合目→11:45七合目→11:50六合目→11:54五合目→11:59四合目→12:15三合目→12:42二合目→12:51一合目→12:59登山口→13:03林道登山口 |