ピンネシリ(1100.4m) 待根山(1002m) |
一番川コース |
ポイント 道民の森に繋がっているため、登山道の整備や標識も完備されている。春から夏にかけては蚊が多い。道民の森一番川(表玄関)からの登山者が多く、砂金沢(裏口)からは少なくなったようだ。 |
7月14日 <2007(H19)年 登山口=2:20=ピンネシリ=29=待根山=1:45=登山口> |
アクセス 当別町の道道28号線沿いにある「道民の森一番川オートキャンプ場」を目指す。キャンプ場の奥にある駐車場の横を通り、砂利道に入る。林道の奥には広い駐車場とトイレがあり、登山届ポストもある。 国土地理院地図 GPSトラックは「山の地図帳2007.7.14」へ 周辺地図 |
登山口にある駐車場に着くと、まだ、誰も居なかった。登山届ポストは記帳方式ではなく、投函方式に変更されていた。どうやら、個人情報保護法のからみよのうだ。ゲートから伸びる林道に入ると直ぐに川を渡る。川にはU字溝を逆さまにしたステップが設けられていた。広く良く手入れのされている林道を進むと、「隈根尻山」との分岐がある。林道沿いには「エゾアジサイ」「ヤグルマソウ」「サラシナショウマ」が咲いていた。 |
登山届ポスト | 直ぐ渡渉@ | 隈根尻山分岐 | エゾアジサイ(大×) |
また、渡渉があり橋は無いが、水量が少ないので飛び石伝いに越える。この辺りの岸辺は真っ黒で、良く見ると石炭(HYML仲間の堺さんによれば「粘板岩」とのこと)のような露頭だった。また、渡渉があるが、難なく越える。 |
渡渉A | 真っ黒な岸の沢 | 石炭の様な露頭 | 渡渉B |
「サンカヨウ」はもう真っ青な実を付けていた。やがて、林道から登山道が右に分岐する。この登山道も長くは続かず、直ぐに先ほどの林道の延長に出る。再び林道を登ることになる。尾根が近づき出すと、名物の木段が現れる。無論、ステップ間隔は合わないが、青竹踏みの心地良さを楽しみながら登って行く。 |
サンカヨウ(大×) | 左:林道、右:登山道 | 再び林道を登る | 天国へ続く木段 |
尾根の直下には、オンコの大木が横たわっている。余りに近くなので、全景を写すことが出来ず、幹だけを写す。木段の上には尾根が見え出し、ホッとする。分岐からは、更に霧が濃くなり、風も強くなってきた。後0.5kmの標識は何故か藪の中に捨てられていた。紫色の「ハクセンナズナ」が霧の水を花に飾り揺れていた。 |
オンコの大木 | 尾根へ | ピンネシリへ | ハクセンナズナ |
標高1000m地点を通過するころ「ハイオトギリ」や「エゾカンゾウ」の花が寒そうに風に揺られていた。ピンネシリの頂上は霧に包まれ、強風が吹いていた。休むことも無く、直ぐに、待根山を目指す。 |
標高1000m地点(大×) | ハイオトギリ(大×) | エゾカンゾウの咲く道 | ピンネシリ山頂 |
間近にあるはずのドームが薄っすらと見えていた。方位盤を見て山座同定もままならなかった。三角点を見ると悪戯書きがあり、唖然とする。霧と強風のなか、歯間ブラシのような「ムカゴトラノオ」を写すが、やはりピンぼけ気味だった。 |
薄っすらとドーム | 方位盤 | 三角点 | ムカゴトラノオ(大×) |
待根山に辿り着くが、やはり、霧と強風で休むことも出来ないので、早々に下山する。道すがら、「ヨツバシオガマ」「ヒヨドリソウ」「ハクサンボウフウ」を写す。砂金沢コースの分岐を覗くと、以前よりも荒れているような気がした。 |
待根山 | ヨツバシオガマ(大×) | ヒヨドリバナ(大×) | ハクサンボウフウ(大×) |
一番川の分岐に着いて、やれやれと思い木段を下って行くが、途中にベンチがあったのでユデタマゴを食べココアを飲みながら休憩する。林道の真ん中には「ヘビイチゴ」の丸く赤い実がなっていた。林道から、登山道が分岐するところで、真っ直ぐ林道を下って見る。林道は粘土状で急なところを過ぎると、一番川沿いの林道に出る。この林道は少々荒れ気味だった。再び、分岐の標識なるところに合流して下って行く。真っ黒な石炭の様な石が散らばっている道端に真っ黒な「ブドウマイマイ」がゆっくりと動いていた。 |
一番川分岐 | ヘビイチゴ(大×) | 左:登山道、右:林道 | ブドウマイマイ(大×) |
やがて、山一番の大木の横を通りながら、写し忘れていた綿飴のようなヤグルマソウやヤマブキショウマ、キツリフネを撮しながら下って行くと、駐車場が見えて来た。 |
山一番の大木 | ヤグルマソウ(大×) | ヤマブキショウマ(大×) | キツリフネ(大×) |
=落し物考= 道の駅に寄り、トイレに入り、出ようとすると、トイレットペーパーホルダーの上に財布が載っていた。しかたが無く、嫌な気持ちで財布をポケットに入れ、愛棒の待つ車へ急ぐ。愛棒が財布の中から持ち主のものと思われる携帯電話番号を見つける。まだ、近くに居るかもしれないと電話をしてみるが、繋がらず留守電になる。しようが無く、警察へ届ける旨のメッセージを入れる。 最寄の交番にと思ったが、何処にあるのか分からず、丁度、道端の草取りをしている男性に聞いたら、浦臼の交番を教えてくれた。戻って、交番に着くと巡回中で留守のようだった。「御用の方は電話を」と書いていたので、受話器を上げるが通じない。すると、愛棒が外にベルがあるというので1回押してみた。更に、もう一回押すと、中からお巡りさんの奥さんが慌てて出てきて対応してくれた。やれやれと思い、山へ急ぐ。 |
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二人の山行記録 2007(H19)7月14日 登り2:52 下り1:45 7:29登山口→7:32隈分岐→7:51/4.2km→8:06/3.4km→11:34道分岐→8:19/2.7km→8:29道分岐→8:54/1.5km→9:26尾根分0.7km→9:49ピンネ頂上9:52→10:08尾根分→10:21待根山→10:34尾根分0.7km→11:01(休10)1.5km→11:15道分岐→11:24道分岐2.7km→11:34/3.4km→11:45/4.2km→12:04隈分岐→12:06登山口 |