隈根尻山(971.4m)

 ポイント
 道民の森一番川地区からは立派な林道と良く整備された登山道がある。現在は廃道。
一番川キャンプ場コース

 アクセス
 道民の森一番川地区にオートキャンプ場がある。その奥に舗装道路が切れ、林道がさらに伸びている。道は林道にしては良い方だ。やがて、ゲートがあり、そこが登山口となる。駐車場は20台位駐車でき、女性用トイレも完備している。
 国土地理院地図 GPSトレックは山の地図帳「2010.7.14」へ Google Map
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 5月27日<2001(H13) 登り2:04 下り2:20>         北の山游詩:大きな蝸牛
 登山届に記入して川を渡って、良く整備された林道を歩く。直ぐに、ピンネシリと隈根尻山の分岐になる。要所要所に後何キロと書いた熊さんの標識がある。道端にはエゾリュウキンカ、ニリンソウ、カタクリ、イチゴの花が咲いていた。
 橋を5回位渡って、太めの林道を行くと、最終地点に立派な休憩舎がある。ここからピンネシリの白いドームを見上げることができる。
エゾノリュウキンカ(大×) ニリンソウ(大×) 林道のカタクリ(大×) イチゴ(大×)
 休憩舎を過ぎると、林道の幅が狭くなり、傾斜もきつくなる。展望の無い登山道に咲くエンレイソウやザゼンソウを見ながら登って行くと、尾根に出る。尾根道はT分岐になっていて、左に行くと待根山(マツネシリ)へ行ける。ここで、テーブルとベンチがあるので休憩する。
 ここから尾根道を行くが、道端に色の濃いカタクリやショウジョウバカマが咲いていた。
エンレイソウ(大×) ザゼンソウ(大×) 尾根のカタクリ(大×) ショウジョウバカマ(大×)
 尾根にははまだ残雪があるところもあり、シラネアオイも咲いていた。頂上からは南の三角山、振返ると青山ダム、待根山(マチネシリ)と白いドームが頂上にあるピンネシリが良く見える。
シラネアオイ(大×) 三角山 青山ダム ピンネと待根
 樺戸山から浦臼山にかけての尾根は、物干し竿のように連なっている。
           ←大
        浦臼山                   樺戸山
 ピンネシリと神居尻山の間には白い雪を頂いた増毛の山々が見える。
           ←大
神居尻山    増毛山地      ピンネシリ   待根山
 山頂標識で記念写真を撮し、山頂を後にする。下山時には、登りで見落としたツバメオモト、エゾイチゲ、エゾワサビなどを見ながら下って行く。
山頂(大×) ツバメオモト(大×) エゾイチゲ(大×) エゾワサビ(大×)
 7月14日<2010(H22) 往復10.573km 登り2:35 下り1:32>         
 林道ゲート脇にある登山届ポストに投函して出発する。直ぐに、一番川に設置されたU字溝を反対にしたステップを渡り、ピンネシリの分岐を右に辿って行く。道端には見様な蛾が止まっていた。形が変だと思ったら後羽と前羽が重なっていて、名前は「ツマキシロナミシャク」とsacwaさんに教えて頂きまいた。
登山ポスト 川を渡る ピンネ分岐 ツマキシロナミシャク(大×)
 朽木には橙色のキノコと思われる物が生えていた。今度は丸木橋1を渡ると、カタツムリが一生懸命移動中だった。また、直ぐに橋2を渡る。
キノコ? 橋1を渡る カタツムリ(大×) 橋2を渡る
 道端には、隈根尻山山頂まで後3.9kmの標識が立っている。また、丸木橋3、4、5と連続して現れる。
後3.9km 橋3を渡る 橋4を渡る 橋5を渡る
 隈根尻山山頂まで後2.9kmの標識を過ぎると、道端にベニバナイチヤクソウが咲いていた。林道の角度が変ると東屋が見え出す。東屋の前からピンネシリが見えるはずと思い、探すが霞んでいて見えなかった。東屋の前には隈根尻山山頂まで後2.0kmの標識が立っている。
後2.9km ベニバナイチヤクソウ(大×) 東屋が 後2.0km(大×)
 東屋を過ぎると、林道が登山道風になり、植林地の中を辿りだす。植林されたのは松なので、大きくなったら暗い森の中を辿ることになるのだろうと思いながら登って行く。展望の無い熊笹の登山道を登って行くと、名物の丸太の階段になる。階段のピッチが小さいので、登るのには苦労する。一息入れながら振返るとピンネシリと待根山が見えていた。引き続き、熊笹の中を登って行くが、そろそろ尾根かと思うが中々着かない。
後1.0km(大×) 丸太の階段に ピンネと待根 尾根はまだ
 立ち枯れの木が現れると、ようやくT字分岐に着く。疲れがどっと出て、ベンチにリュックサックを放り出し座ってしまう。T字分岐からは石狩平野が煙って見えていた。元気になって、尾根道を辿って行くと、道端にミズバショウが咲いていた。どうやら雪が消えて間もない所のようで、笹の子も散見される。暫し、季節外れの笹の子採りをする。
立ち枯れの木が T字分岐 石狩平野 ミズバショウ(大×)
 浦臼の分岐に来ると、天気が一変して雲って来て寒くなる。分岐から樺戸山へ下る登山道は藪が濃くなっているようだった。晴れていれば、樺戸山へも行こうかと思っていたが止め、山頂に向う。山頂に着いて、山頂標石の所で記念写真を撮す。
浦臼分岐 樺戸山への道 山頂が 山頂(大×)
 木の山頂標識はすっかり壊れてしまっていて、その代りに三角点のような山頂標石が立っていた。名盤は、流石に健在だった。山頂に着いても天気が良くならないのと寒いので、T字分岐まで下りて昼食にすることにした。
 再び、途中で笹の子を採りながらT字分岐に着く。ベンチに座って、おにぎりを食べ麦芽風味の炭酸飲料を飲んでいたら、親指にダニが這いずり回っていた。爪で切り刻んで、シャツを脱いでダニの点検をするが、発見した一匹だけだった。リュックサックを反対にしてほろっていると、男性が待根山の従走路から現れる。
 この男性の話しだと、従走路も笹刈りがなされていて快適だったようだ。男性と別れて、下山を開始するが、登りで見えていたピンネシリも霞んで来ていた。途中で、先程の男性に追い越される。
山頂標識 名盤 山頂を後に 霞んだピンネ
 

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2010(H22).7.14 曇り 往復10.573km 登り2:35 下り1:32
 8:52登山口→8:55分岐→9:14後3.9km→9:30後2.9km→9:49休憩舎(後2.0km)→10:23後1km→10:52T字分岐10:58→11:28樺戸分岐→11:33頂上11:3511:51T字分岐12:10→12:25後1km→12:43休憩舎(登山口まで後2.9km)→12:58(登山口まで後2km)→13:12(登山口まで後1km)→13:26分岐→13:26登山口
 2001(H13).5.27 晴れ 登り2:04 下り2:20
 8:56登山口→9:54休憩舎→10:22後1km→10:45T字分岐→11:00頂上11:42→12:35T字分岐→12:58休憩舎→14:02登山口