大雪高原沼(1460m) ![]() |
ポイント ヒグマ情報センターでレクチャを受けて、登山口となる扉から出る。紅葉が綺麗だが、団体などの山道に不慣れな人で溢れている。沼には沼番のようにカメラマニアが張り付いている。 |
大雪高原温泉左廻りコース |
アクセス 層雲峡から国道39号線を走り、大雪ダムへ右折する国道273号線を大雪湖畔沿いに南下する。銀泉台の入口を通り過ぎ、湖の南端(高原大橋手前)近くになると大雪高原温泉(看板有り)へ右折する砂利道がある。砂利道は最初石狩川沿いを進み、途中からヤンベタップ川沿いを進む。およそ10km位で大雪高原山荘前のヒグマ情報センターに着く。 紅葉シーズン(9月中旬〜9月末)の土・日・祝祭日は国道273との分岐点からシャトルバスが運行(一般車は通行禁止)。 国土地理院地図 山の地図帳「2007.10.1」へ 周辺地図 |
10月1日 <2007(H19)年 登り1:29 下り1:33 大学沼往復> |
ヒグマ情報センターには団体を中心とした長蛇の列が出来ていた。その列にようやく並び内部へ入り、団体さんを掻き分け登山届を書く。そこで、ヒグマの出没情報、マナー、ルートの説明を受ける。レクチャーが終ると、登山口となる扉へと人が動き出す。 建物の外に出て、団体さんが隊列を整えている間を掻い潜って、登山道を辿る。登山道は遊歩道化まではしておらず、木の根の上を歩くところもある。前方に「平ケ岳」と思われる頂きが白くなった山影が現れる。登山道にも20人単位の団体さんがのんびり歩いている。その度に、声をかけながら先に行かせてもらう。 |
ヒグマ情報センター | レクチャを受け | 木の根が | 平ケ岳が |
登山道は紅葉の中に伸びていて、紅葉も終りかけだが、まだまだ見応えがある。何か硫黄臭くなると紅葉の中から湯気が舞い上がっていた。どうやら、地図に温泉マークが記されているヤンベ温泉らしい。ヤンベ川には橋がフの字に架かっていて、登り切ると右廻りコースが分岐するが、右廻りコースが閉鎖中だった。振り返るとヤンベ温泉の湯気が青空になびいていた。 |
紅葉の中を | ヤンベ温泉 | ヤンベ川に架かる橋 | ヤンベ温泉 |
振り返るとヤンベ分岐からの右廻りの道が斜面を上がって行くのが見え、その奥に雪を頂いた高根ケ原が見えていた。暫し、観光客風のご一行さんを追い越しながら、登って行くと「土俵沼」の混雑する入口が現れる。近づいて、人の隙間から土俵沼と平ケ岳を写す。 |
ヤンベ分岐と高根ケ | 紅葉の中を | 土俵沼入口 | 土俵沼と平ケ岳 |
次に、バショウ沼に近づくと、入口で記念写真を写したりして混雑しているので、帰りに立ち寄ることにして、紅葉の木道を奥へ辿って行く。次の滝見沼も混雑しているので、あまり良いアングルとは言えないが沼と紅葉を写してみる。 |
バショウ沼 | 紅葉の木道を | 滝見沼 | 滝見沼と平ケ岳 |
次の「緑沼」も標識には近づけないくらい混雑していたので、緑沼と高根ケ原、緑沼と緑岳を写して立ち去る。緑沼沿いに木道が伸びていて、奥へ辿って行く。途中で、振り返ると、綺麗な水面に紅葉が綺麗に映えていた。 |
緑ノ沼と高根ケ原 | 緑ノ沼と緑岳 | 緑ノ沼を後に | 緑ノ沼を振り返る |
登って行くと、行く手に平ケ岳が紅葉した木々越しに見えたりする。ヤンベタップ川支流の右岸沿いの道を登って行くと、小さなボッケがあり湯気を上げていた。沢から上がると湯ノ沼が現れる。 |
平ケ岳 | 湯ノ沼入口の沢 | 湯ノ沼 | 湯ノ沼 |
湯ノ沼から登山道は、ヤンベタップ川支流の左岸に変わり上がって行く。登山道からは高根ケ原と平ケ岳が見え隠れするようになる。頂きは初雪で真っ白になっていて、紅葉を引き立たせているようだ。 |
ヤンベタップ川沿い | 高根ケ原 | 平ケ岳と高根ケ原 |
「平ケ岳」をバックに紅葉が綺麗なところがあり、暫し見惚れる。紅葉した木立越しに白い紐のように真っ白な「高根ケ原」も伸びている。 |
平ケ岳と紅葉 |
奥まった所に「鴨ノ沼」が現れ、近づくが人が多すぎて沼の一部を写しただけで退散する。平ケ岳と紅葉の光景は暫く続き、来て良かったと思いながら登って行く。濁った丸い沼が現れるが標識は無い。 |
紅葉 | 鴨ノ沼 | 平ケ岳と紅葉 | 平ケ岳と紅葉の登り |
平ケ岳と紅葉の光景は暫く続き、来て良かったと思いながら登って行く。濁った丸い沼が現れるが標識は無い。 |
濁った丸い沼 |
濁った丸い沼からエゾ沼の丸太で土留めされた道を登って行くと、緑岳の南尾根と思われる尾根が紅葉越しにみえだす。エゾ沼に近づきだすと、予想に反して小さな沼らしくない沼が現れるが、これはエゾ沼の取り付きだ。一気に目の先が開け、エゾ沼が現れる。 |
エゾ沼へ | 緑岳の南尾根 | エゾ沼の取り付き | エゾ沼の始まり |
エゾ沼は別名「三角沼」と言われているが、長い沼に感じるが真ん中が心持奥まっていて、地図上は三角なんだと思う。沼沿いの道から、沼を覗くと以外に深く、落ちたらことだと思うが、狭い道にカメラマニアが陣取ってシャッターチャンスを窺っている。沼側に小石が並べられているのも転落防止のためなのだろう。 |
エゾ沼 |
エゾ沼の最も広いところを写して、奥へ進み、振り返ると「緑岳」が見えていた。一段上がって、また、緑岳の南尾根をバックにしたエゾ沼を振り返ると三角にも見えないこともないかなと思う。いよいよ、平ケ岳が間近に近づきだしてくる。 |
エゾ沼 | エゾ沼と緑岳 | 緑岳の南尾根とエゾ沼 | 平ケ岳 |
登り切ると、式部沼が現れ、頂きだけが真っ白な高根ケ原、その奥に真っ白な「白雲岳」が見えて来る。この沼も綺麗なので休んでいる人が多いので、通り過ぎ「式部沼」沿いの道を登って行く。沼沿いの道からは緑岳も大きく望むことができる。登り切ると最後の「大学沼」に到着する。大学沼は平ケ岳の真下で、崖の下と感じる。大学沼が余りに綺麗なので、立ち止って沼を見る。この時、後から到着したHYMLのなかよしさんが、偶然、われわれを写してくれていました。自然体で写ったツーショットは、全くなかったのでラッキーでした。なかよしさん、すれ違いであいさつもしないで失礼しました。 |
式部沼と白雲 | 式部沼沿いを | 式部沼と緑岳 | 大学沼:なかよしさん撮影 |
大学沼は大勢の人々でごった返し、沼の渕はカメラの砲列で埋まっていた。監視員も双眼鏡で平ケ岳の斜面を中心に熊が出没しないか監視していた。大学沼の奥には忠別岳が顔を出し、平ケ岳の荒々しい崖を見上げると、紅葉が見られる。「高根ケ原」は頂きだけが真っ白になっている。 |
大学沼 | 平ケ岳 | 平ケ岳 | 平ケ岳と高根ケ原 |
高原沼に行く道は通行禁止になっていた。沼全体を写すには沼が近すぎたので、あーファンダーに入らないと数回呟いたのを聞いたのか、監視員が通行禁止のロープを少し上まで持っていってくれてた。ありがたく、ロープの傍の岩に上がり、全景を写すことができた。 |
石狩岳 大学沼 忠別岳 |
式部沼に差しかかると沼の奥に石狩岳と思われる山影が遠望された。石狩岳を見ながら式部沼の辺りを歩いて行く。振り返ると式部沼の奥に真っ白な白雲岳と少し丸くまだ緑色が残る緑岳が見えていた。 |
式部沼と石狩岳 | 式部沼と石狩岳 | 式部沼へ | 式部沼と緑岳(↑大) |
式部沼の標識に辿り着くと、標識の所に誰も居なかったので、空いているうちに記念写真を写す。改めて、平ケ岳や高根ケ原、真っ白な白雲岳、緑岳、緑岳の南尾根を見渡す。「式部沼」も紅葉が映えて綺麗だ。 |
式部沼 | 平ケ岳と高根ケ原 | 式部沼と高根・緑岳 | 式部沼と緑岳南尾根 |
「エゾ沼」に下りると、水面に紅葉が綺麗に映っていた。沼の辺りを辿って行くと、カメラマンマニアがまだ陣取ってシャッターチャンスをうかがっていた。 更に下って行くと、濁った円い沼が現れるが、この沼は残念ながら濁っている。濁っていなければ、紅葉が映えて綺麗だったと思う。振り返ると、まだ「平ケ岳」が見えていた。 |
エゾ沼 | エゾ沼沿いの道 | 濁った円い沼 | 平ケ岳を振り返る |
改めて見る「鴨ノ沼」付近の紅葉は綺麗だった。「湯ノ沼」の標識の前も空いていたので、記念写真を写す。湯気を上げるボッケのある沢を下って行く。この沢はヤンベタップ川の支流のようで、水量が多くなって来る。 |
鴨ノ沼附近の紅葉 | 湯ノ沼 |
ボッケのある沢 | ヤンベタップ川 |
登っている時には気がつかなかったが、途中に水溜りのような沼が見えた。増水しているときには沼になるのだろうと思いながら木道を帰る。「緑ノ沼」へ下りてくると登りと違った角度で沼と紅葉が配置されているので、別の沼のように見える。登って来たときよりも水面が静かで、紅葉が良く映えて綺麗だった。 |
無名沼 | 木道を帰る | 緑ノ沼へ | 緑ノ沼 |
緑ノ沼の辺りの木道を辿っていると、水面に映える紅葉が綺麗だった。 |
緑ノ沼の辺りの木道を辿って |
緑ノ沼の標識のある休憩場所に下りて来ると、大勢の人が居たので通り過ぎる。振り向くと沼の背後に平ケ岳、高根ケ原、真っ白な白雲岳、緑岳が連なり、紅葉と共に水面に映えていた。 |
緑ノ沼と平ケ岳・高根ケ原・白雲岳・緑岳 |
滝見沼も風が少し穏やかになったのか、水面に紅葉が映えて綺麗だった。「バショウ沼」も空いていたので、中に入り水面に映えた紅葉を眺める。バショウ沼附近からも真っ白になった「白雲岳」が望まれる。 |
滝見沼 | 滝見沼の紅葉 | バショウ沼 | バショウ沼から白雲岳 |
土俵沼は水面が鏡状態で、紅葉が綺麗に映えていた。真っ白な「白雲岳」も望まれる。ヤンベ温泉の湯煙を見ながら、アップダウンのある道を帰る。駐車場では団体さんが道端に座り弁当を食べていた。何も食べていなかったので急に空腹を覚える。 |
土俵沼 | 白雲岳を望む | ヤンベ温泉の湯煙 | 駐車場へ |
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二人の山行記録 (遊びの時間含む) 2007(H19)年10月1日(月) 高原温泉コース 晴れ 9:01ドア→9:22橋(ヤンベタップ川)→9:23左廻りコース分岐→9:48土俵沼→9:50バショウ沼→9:52滝見沼→9:54緑ノ沼→10:07湯ノ沼→10:13鴨ノ沼→10:22エゾ沼→10:26式部沼→→10:30大学沼10:42→10:46式部沼→10:50エゾ沼→11:03湯ノ沼→11:15緑ノ沼→11:17滝見沼→11:19バショウ沼→11:22土俵沼→11:53左廻りコース分岐→12:15ドア |