豊平山houheizan焼山yakiyama662.5m)
コース 簾   舞 藤    野
時計回り 反時計回り

 ポイント
  登山口は簾舞と藤野の二か所になる。両コースとも良く整備された登山道が延びている。黄金山の様な急登もあるが、鎖場にはロープが張られている。簾舞コースでは途中から急登コースが分岐するが、以前の登山道で、今はロープが外され整備がされていない。
 山頂からの展望は最高だ。山頂から南西に下る道があり、辿ると展望の良い岩場がある。藤野三豊山の一つで、三山の最高峰になる。

 アクセス
 石山通り(国道230号線)の藤野3-9交差点から南下し、道なりに野々川沿いを辿り、藤野ペット霊園緑の杜を目指す。道は舗装が切れ、右側に緑の杜が見えて来る。その前に広い駐車場と登山口がある(豊見山、野々沢山の登山口と同じ)。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2020.8.13」へ 周辺地図
藤野(反時計回り)コース
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 8月13日<2020(R2)年 往復4.732km 登り1:12 下り46>
 駐車場には、目立たない矢印の形をした看板「豊見山」「豊平山」が木立に打ち付けられている。豊平山のルート図の看板がある。豊見山登山道の開通も朱書されていた。奥へと進んで行くと、今度は、豊見山を含めた看板がある。その下に、「熊嫌音板」と書かれた缶の蓋がぶら下がっていた。団扇の角で叩くと、結構な音がする。道端に、石狩川開発建設部の三級水準点が現れると砂防ダムが見えて来る。早々に「山頂」の道標が現れ、砂防ダムの中に下りて行く。野々沢川を渡渉すると、豊見山の分岐点になる。豊平山の看板の上に「豊見山’20.6月12日夏道開く」と書かれた看板が新設されていた。豊見山の登山口にも新たな看板が設置されていた。
 行く手を砂防ダムに塞がれるが、向かって左肩に登山道が付いている。倒木を集めた橋を渡ると、大きな岩が見えてくる。手作り感のある橋も渡って奥へと進んで行く。
熊嫌音板 砂防ダム 倒木の橋 手作りの橋
 丸木の上にベニヤ板を被せた橋もある。倒木注意の看板を過ぎると、コンクリートの護岸上の道になり砂防ダムが現れる。頂上と書かれて矢印型の道標も現れる。
板の橋 倒木注意 砂防ダム 頂上の↑
 作業道渡るの看板を眺めて、作業道に上がる。ここから作業道をやや斜め右に横切る(作業道沿いには標識がない)。作業道跡になると道標「頂上まで1.5km」、道標「頂上まで1.5km」が木立に括られている。
注意書き 作業道を横断 頂上まで1.5km 山頂まで1km
 道の真ん中に案内板が現れる。左は「東面コース右は「北尾根コース」と表示されている。今日は、やや短いが急傾斜の北尾根コースを選ぶ。道はジグを切って延びているが、折り返し地点に道標「山頂→」がある。木立が無ければ、大きな岩盤がむき出しになっていると思いながら採石跡を登って行く。落石注意の看板もある。北尾根のコルになると、豊栄山への踏み跡と分岐するが、通行禁止の看板が架かっている。
分岐案内図 山頂→ 落石注意 通行禁止
 北尾根を道標「藤野登山口→」「↑豊平山300m」「藤野登山口→」「山頂→」を眺めながら鎖場に張られたロープを頼りに登って行く。
藤野登山口→ ↑豊平山300m 藤野登山口→ 山頂→
 尾根には、タヌキの糞もある。山頂間近になると、簾舞からの登山道が合流して来る。簾舞コースは、ジモティのご夫婦によって復活したようだ。北尾根に合流する地点は、以前よりも距離で80m、標高で60m位下にトラバース気味に付けられたようだ。登って行く、左手が崖上地形なので、硬石山や藻岩山が木立越しに見えるようになる。採石跡は絶壁に見える。
タヌキの糞 簾舞分岐 硬石山が 採石跡
 東面コースの分岐になると、道標「あと110m」が現れ、次に看板「この坂登れば頂上です。」の看板がある。宮標石(8の字風:料局三角点)が現れると、間もなく山頂に躍り出る。山頂に有るはずの三角点は、ケルンの中に隠されているようだ。山頂から東西に刈り分け道があるが、東側を下ってみようと少し入ると、小便臭いので引き返す。東側を30m位下ると、岩稜の上まで行けるが止める。
あと110m この坂登れば 山頂直下の宮標石 山頂
 山頂からは、隣の藤野富士、イチャンコッペ山などの支笏の山々、少し尖った真簾峠651.6m峰、遠くに恵庭岳、空沼岳が望まれた。
                     ←大
藤野富士 イチャン  真簾峠651.6m 恵庭岳 空沼岳
 東側には、兜岩、パゴダの塔、札幌岳、盤ノ沢山、無意根山、余市岳、定山渓天狗岳、烏帽子岳と眺められる。
                     ←大
兜岩  パゴダの塔 札幌岳 盤ノ沢山             烏帽子岳
 分岐標識から東面の右回りコースを下る。木立の切れ目からは八剣山、その後ろに烏帽子岳が見える所もある。露出した岩肌を木立越しに眺めながら下って行くと、作業道跡に入り込まないように道標「下山」がある。
分岐標識 八剣山・烏帽子 下山→ ←下山
 作業道跡には「この先途中まで整備なしです。」の看板があるが、何処に通じているのか分からない。平らになると「ベニバナイチヤクソウ」の看板があり、分岐に到着する。分岐には「東面ルート」の看板もある。分岐を過ぎると、道標「下山/登山口まで960m」がでてくる。
注意書き ベニバナイチヤクソウ 東面ルート 登山口まで960m
 作業道を横断して、沢に下りて行くと、赤い看板「採石場道路通れません」が木立に打ち付けられていた。豊見山の分岐を過ぎて水準点を振り返る。案内板の裏には、簾舞コースの案内板があった。
注意書き ↑登山道 水準点 案内板
 
コース 簾   舞 藤    野
時計回り 反時計回り

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 山行記録
 2020(R2)年8月13日(木) 晴れ 往復4.732km 登り1:17 下り44
 8:54駐車場所→9:00豊見山分岐→9:03砂防ダム→9:04倒木の橋.→9:05手作りの橋→9:06板の橋→9:07看板:倒木注意→9:11砂防ダム→9:12標識:頂上→9:14標識:作業道を渡る→9:20頂上まで1.5km→9:30山頂まで1km→9:33分岐(北尾根コースへ)→9:37看板:山頂→9:37落石注意→9:42看板:藤野登山口(豊栄山コル近く)→9:47豊平山300m→9:50看板:藤野登山口→9:50看板:山頂→9:53簾舞分岐→10:03あと110m(旧簾舞登山道分岐)→10:05この坂登れば頂上です→10:11山頂10:14→10:18分岐・藤野登山口→10:30下山標識→10:31下山標識→10:32看板:この先途中まで整備なし→10:33看板:ベニバナイチヤクソウ→10:34分岐看板→10:41下山登山口まで約960m→10:43作業道を渡る→10.:45通行止め・登山道看板→10.:51砂防ダム→10:52豊見山分岐→10:58駐車場所