穂高トンネル北931m峰

 ポイント
 駐車場所の確保と橋の歩行に注意が必要だ。山頂直下は木が少ないので、展望は良く、日高山脈が一望出来る。
ペンケシュマルプナイ林道ルート

 アクセス
 国道274号線(日勝樹海ロード)を夕張から日高へ向って走り、穂高トンネルを抜けると、穂高橋右手前に「建設副産物の一時保管場所:平成17年4月1日から平成18年3月31日」があり駐車させて頂く。
 国土地理院地図  GPSトラックは「2006.1.28」の地図帖へ
 1月28日<2006(H18)年>往復スキー5.524km 登り2:49 下り51
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 林道入口は除雪されているだろうと思っていたら、見事に通り過しカーナビと地図を見比べて入口を特定する。林道入口付近には駐車スペースがないので、穂高トンネルと穂高橋の間に駐車スペースを見付ける。準備を終えて、穂高橋と次の橋を渡り、林道の入口に辿り着く。入口には棒杭があり「ペンケシュマルプナイ林道」であることが判る。林道入口からは穂高トンネル真上の915m峰や目指す931m峰の尾根が見える。テレビのアンテナが付いた電柱が現れ誰が使っているのだろうと思いながら、振り返るとハッタオマナイ岳と思われる山が見えていた。GPSで調べようと、胸のホルダーに手を伸ばすが、無い、どうやら車のルーフに置き忘れてきたようだ。直ぐに、愛棒とザックを置いて引返す。林道入口まで下らないで、途中から穂高橋の欄干を目指し、道路の法面を下る。駐車場所に戻るとGPSはポツンと取り残されていた。
 全速力で戻って、ラッセルを開始するが息が上がって思うようにペースが上がらない。見かねて愛棒がラッセルを買って出る。林道は大きくジグザグに登って行くので、途中から尾根に取り付く。山は植林されていないので見通しが良く、北隣の三角点:三千尺909.5m)が見通せる。
林道入口 ハッタオマナイ岳? 林道を辿る 三角点:三千尺
 白樺林の尾根を辿り、林道を数回横切ると緩傾斜のゲレンデが現れる。左側にはハッタオマナイ岳が顔を出し、樹氷が青空の下綺麗に見える。山頂は直ぐそこに見えるが中々着かない。後を振り返り一息入れながら、日高の山々の中から日高国際スキー場の北日高岳を見つける。
白樺林 山頂を見上げる ハッタオマナイ岳 樹氷と青空
 山頂直下では雲の中から現れた日高山脈が待っていた。一番大きいのは幌尻岳その左に戸蔦別岳、チロロ岳は左、イドンナップ岳は右かと、雄大な景色に見入る。
チロロ岳     戸蔦別岳  幌尻岳      イドンナップ岳
 山頂の最高点らしきところに木があり記念写真を写す。山頂は地図通りに細く長いので、南側へ行くと景色の良い所があり、昼食の場所とする。昼食をしていると、一時的に風が強くなり、木に付着していた雪や樹氷が舞い吹雪き模様となる。山頂の北側には夕張岳と思われる真っ白な山が木の間から見えていた。
 帰りは、登って来たときと一転して雪質がパウダーから表面が濡れた雪に変わっていた。スキーの板が凍り雪が付着するので、思うように滑ることが出来なかった。
 帰りは、林道の入口には行かず、穂高橋の欄干を目指して下る。国道は融雪剤が散布され濡れていたので、飛沫がかからないように大型トレーラの去った後を狙い、橋の縁をスキーを持ってダッシュする。もう少しで、駐車場所に到着という時に、大型トレーラが轟音を立てながら通過する。
山頂 長い山頂 夕張岳 穂高橋を振り返る

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2006(H18)年1月28日(土)  晴れ 新雪30cmラッセル 往復スキー5.524km 登り2:49 下り51
 8:02駐車場所→8:17林道入口→8:36駐車場へ引返し8:5811:13頂上11:54→12:40穂高橋欄干→12:45駐車場所