白雲山(1186m)天望山(1173.9m)
然別湖(H805m 3.43Ku)東雲湖(H810m 0.048Ku)

ナキウサギ

 ポイント
 登りやすく、景色も満点。白雲山は家族連れでも楽しめそう。天望山への縦走はちょっと体力がいる。東雲(しののめ)湖もナキウサギに会えるかもしれない。
然別湖畔(白雲山→天望山→東雲湖)コース

 アクセス
 然別湖を目指して、舗装道路を登ると、扇ケ原展望台、千畳崩、東ヌプカウシ登山口などが現われる。湖が近くなると右に道標があるので、そこを曲がり、橋を渡ると駐車場があり登山口となる。
  11月3日<2001(H13)年 一周4時間43分>   北の山游詩:然別湖の唇
 登山口には大きな看板と登山ポストがある。この場所は然別湖の水が然別川として流れ出る所になる。湖畔沿いを歩き出してすぐに「天望山・東雲湖↑/白雲山→」の道標の立つ分岐があり、右に曲がり白雲山を目指す。始めから急な斜面をジグを切って登って行くと、苔類の紅葉や霜柱が見られた。
駐車場と登山口 道標 苔類の紅葉 霜柱
 尾根に上がると冬木立の平坦な道になり、振り返ると東ヌプカウシヌプリが間近に見えてくる。然別湖やその背後のウペペサンケ山、南ペトウトル山を見ながら登って行く。
 コブから頂上を見上げると結構ゴツゴツとした感じがする。コルに下りると岩だらけの斜面に出る。この岩場を右から回り込みながら登って行くと、「至白雲山山頂↑7分/←至然別湖登山口/至白雲山登山口35分」の道標の立つ岩石山からの登山道が合流する。山頂直下になると、岩越しに然別湖と温泉街が見え出す。
コブから頂上を 頂上直下の岩場 道標 温泉街
 頂上は岩場なので遮るものがなく。360°見渡せる。遊覧船も頻繁に湖面を走っている。南ペトウトル山、ウペペサンケ山、遠望山、西クマネシリも見ることができた。湖にはポツンと小さな弁天島が浮かんでいる。
                     ←大
南ペトウトル山    ウペペサンケ 遠望山  弁天島 西クマ
 北東には、ナイタイ山、目の前に天望山、地平線上に阿寒の山々が望まれ、十勝平野が煙っていた。
                     ←大
ナイタイ山      天望山       阿寒の山々   十勝平野
 南側の、眼下には岩石山が見え、その後ろに十勝平野が雄大に広がっている。
                     ←大
岩石山           十勝平野
 南西には東ヌプカウシヌプリ、西ヌプカウシヌプリが間近に見えていた。
                     ←大
東ヌプカウシヌプリ   西ヌプカウシヌプリ 
 白雲山の山頂で記念写真を撮し、「至展望山→/至白雲山登山口→40分」の道標に従い、然別湖や岩石山を見ながら天望山へと足を運ぶ。天望山への縦走路は、山頂から何本かあるが、すぐに合流し1本になる。ここから下りると、岩の山肌を回るようにして、急斜面を下る。残念ながら然別湖は見えない。
白雲山頂上(大×) 道標 然別湖を 岩石山を
 まもなく、コルに出ると湖畔からの道との分岐になる。ここから笹薮を漕いで、登って行くが、歩きやすくなって真っ直ぐ行きたくなるところがある。ここはUターン気味に、右の石畳状の道へ登る。
 火口を思わせるような窪地の縁を登り、間もなくすると頂上になる。頂上は白雲山よりも然別湖方向の展望が良い。山頂標識はバラバラになっていたので、組み合わせる。山頂標識は天望山と唇山の2枚あり、共に記念写真を撮す。撮し終わったら、風で飛ばされないように、取り外して岩の間に置く。
キノコ 湖畔からの分岐 途中ここを右に 天望山の頂上(大×)
 白雲山では天気がよかったが、天望山に来ると雪模様になり、然別湖も霞んでいた。
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雪雲のかかった然別湖(右に弁天島が)
 一際、緑で元気なヒカゲノカズラは、グリンのシャワーのように見える。真っ白にカリフラワのような苔も綺麗だった。天望山からは、また、然別湖にお別れして笹薮を漕いで下る。途中の岩場は、苔が絨毯のように敷き詰められ綺麗だった。途中から東雲湖が小さく見えてくる。東雲湖に着くと、結構、東雲湖目当ての人に出会う。
ヒカゲノカズラ カリフラワの様な苔類 苔の絨毯 東雲湖
 ナキウサギの生息地の看板があり、耳を澄まして聞いていると、チーッと鳴いたような気がした。東雲湖からは平坦な散策路が湖畔に沿って続く。夏山ガイドに載っている東雲湖近くの船着場は壊れていた。湖畔沿いの散策路は苔の絨毯とシャクナゲのトンネルが綺麗だった。
ナキウサギの生息地 東雲湖 船着場跡 シャクナゲのトンネル
ウペペサンケ 温泉街を
 湖畔に下りるところも何か所かある。水は綺麗で、水面下に石まで透けて見えた。
 然別湖の奥にはウペペサンケ山が見えていた。晴れていれば。水面に映える山も綺麗なのだろう。対岸の温泉街は水面に映えていた。

 =温泉考=
 湖畔の温泉ホテルは入浴料1000円(シャインプー、化粧品付き)だった。風呂場のbPロッカに100円玉を入れて鍵をする。奇妙に100円硬貨が出ていたが、帰りには無かった?
 露天風呂に入り、今登ってきた山を見る。天望山(展望山?)はなるほど、上唇の形をしている。下唇も湖面に映っているようだ。
                     ←大
温泉街から左:天望山 右:白雲山

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 二人の山行記録(遊びの時間も含む)
 2001(H13)年11月3日(土) 晴れ後曇り時々雪 一周4:43
 8:35トウマベツ駐車場→9:18コブ下り→9:28コル岩場→9:35ヌプカ分岐→9:44白雲山頂上9:51→10:18湖畔分岐→10:46天望山頂上11:19→11:58東雲湖12:05→12:51両山登山口分岐→13:18駐車場