札幌農学校第2農場(北海道大学農学部第二農場) |
ポイント ほのぼのとした空間なのに、先人が培った歴史と文化を感じさせてくれる。詳細は札幌農学校第2農場のHPを参照のこと。 |
半時計回り <'11.11.4> 周辺地図 |
北18条通の入口が開いていたので、入って見ると事務所が工事中だった。事務所まえの棚からパンフレットを頂いて、中を見ようと出発する。目の前には「北区歴史と文化の八十八選21北海道大学農学部第二農場」や「生態系トレイル6」の看板がある。どうやら、池を挟んで見えるローンはキバナノアマナが早春に咲くようだ。池の向こうには大きなハルニレ(アイヌ名:チキサニ)があり、その陰にモデルバーンが見えていた。 |
工事中の事務所 | 看板 | 生態系トレイル6 | 池 |
池に映える木立とモデルバーンの揺れる様子を見ながら、池に魚が泳いでいないかと覗いてみる。池とエルム(和名:ハルニレ)とモデルバーンだけでも絵になるが、紅葉と池の辺でベンチに座り憩っている人がいて、絵本のような雰囲気だった。池の辺には重要文化財「札幌農学校第2農場」のあらましと題した看板が立っていた。奥へと進んで行くと、紅葉の奥にアカレンガの精乳所が見えて来る。 |
池とバーン | 池とエルムとバーン | あらまし | 紅葉と精乳所 |
目の前に大きなエルムと牧牛舎が見えるので、引き付けられて半時計回りで辿って行く。それでも、赤レンガの精乳所や釜場が気になるので振り向きながら牧牛舎を目指す。 |
牧牛舎とエルム | 牧牛舎 | 精乳所 | 釜場 |
牧牛舎の奥に模範家畜房み見え出す。牧牛舎(牝牛舎)の前には解説板が張り付けてあった。裏にはサイロもあるようなので模範家畜房(モデルバーン)の間から回りこんでみる。 |
模範家畜房 | 牧牛舎 | 模範家畜房 | サイロ |
2階の通路端にあるドアを見上げると、欄間の上には牛頭の彫刻が飾られていた。良く見ると、木の目が、丁度、牛の目の所で円くなっている。正面に歩いて行くと模範家畜房の説明があった。簿名は産室追込所及耕馬舎と記載されている。奥へ進んで行くと今度は穀物庫と収穫室が見えて来る。 |
2階の通路端にあるドア | 牛頭の彫刻 | 模範家畜房の説明 | 穀物庫 |
穀物庫の束石には赤い鼠返しが付いている。説明を読んで、振り返ると、モデルバーンの北側にも牛頭の彫刻を見つける。 |
穀物庫 | 穀物庫の説明 | 北側の通路端 | 北側の牛頭の彫刻 |
穀物庫の二階部分に渡り廊下があり、脱ふ室・収穫室に続いていた。次に、独特の大きな扉が付いた秤量所が現れるが、一心不乱に絵を書いているご婦人がいて、一寸、気が引けたが、説明板に近づいてみる。 |
脱ふ室・収穫室 | 脱ふ室・収穫室の説明 | 秤量所 | 秤量所の説明 |
脱ふ室・収穫室を振り向くと、左側に動力室が見えていた。ローンの向こうに、再び、牧牛舎も見えて来る。次に、札幌南石造りの釜場が間近になる。 |
動力室が | 牧牛舎 | 釜場 | 釜場の説明 |
再び、気になっていた赤レンガ造りの精(製)乳所が近づいてくる。白いペンキが塗られた入口に近づくと説明板があった。精乳所を振り返りながら入口に向かう。 |
精乳所 | 精乳所の入口 | 精乳所の説明 | 精乳所を振り返る |
帰りがけ、種牛舎を良く見ていないことに気が付き、種牛舎に向かう。説明板を見て、裏側に回って見ると、牧牛舎の後ろに大きな朽木があり紅葉したツタとサイロに日が当たり綺麗に見えていた。この朽木の往時を想像すると、一気にクラーク博士の開拓時代まで戻ることだろう。 |
種牛舎 | 種牛舎の説明 | 壁と換気口 | 朽木とサイロ |
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二人の散歩路記録 2011.11.4 |