富良野西岳(1330.9m) 北の峰(1084m) |
コース別 | 観天望気の峰 (北の峰ゲレンデ) |
観天望気の峰 富良野西岳 (ロープウェー) |
富良野西岳 (ロープウェー) |
富良野西岳 (四線川〜ゲレンデ) |
ポイント 富良野スキー場で本格的に夏山の開発を行ったようで、5コースの紹介をしている。体力に合わせた楽しみ方ができるが、高山なのでそれなりの装備は必要だ。ロープウェー山頂駅横に木の香りのするレストラン:ダウンヒル(2015年現在夏季は営業していないようだ)があり「ホワイトカレー」が食べられるのは少しリッチな気分になり楽しい。 |
富良野ロープウェーコース |
アクセス(カーナビ入力;富良野スキー場0167-22-1111) 新富良野プリンスホテルを目指す。ホテルの駐車場に停め、ロープウェーの山麓駅まで歩く(駅前に駐車場があったのを忘れていた)。ロープウェーの夏営業は2019(R1)年6月15日(土)から10月14日(月)まで毎日運行となっている。往復大人2,000円(ウエブ割引100円をすっかり忘れていた)。体力の無い人には強い見方だ。 |
8月27日 <2019(R1)年 往復距離6.707km 登り2:14 下り1:48> |
山麓駅の駐車場に着くと、ロープウェーの奥に、北の峰が見えていた。駅舎の入口には案内板がある。駅舎に入り、パンフレットをゲットして、ゴンドラに乗り込む。ゴンドラには、われわれの他に2組のご夫婦が乗り込んでいた。一組は韓国人だが、ニュースで聞いている荒々しい韓国語ではなく、ラブラブのイントネーションだった。ロープウェーからは平野の向こうに十勝連峰が見えて来る。 山頂駅を出て、椅子に座り、スパッツを付ける。登山口に向かって記念写真を写す。平らな短絡路のあるのをすっかり忘れていて、急な登山口から取り付く。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
山麓駅 | 案内板 | ロープウェーから | 登山口 |
トリカブトやキツリフネの花を眺め、階段の鎖場を登りきると観天望気の分岐に上がる。分岐には掠れた道標「富良野西岳」「ロープウェー駅」「観天望気の峰」と「富良野ロープウェー乗り場→」の看板がある。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
トリカブト | キツリフネ | 観天望気分岐 |
尾根道にはオオカメノキの赤い実が付いて、秋を感じるが、湿度が高いのか涼しさを感じない。尾根からは十勝連峰や、僅かに、山頂部分も見えて来る。ダウンヒル第3ロマンスの山頂駅に到着すると、ロープウェーの山麓駅から上がってくる短絡路に到着する(ここには、道標が無い)。広場からは登山道が不鮮明になる。登山道の入口を探して、北の峰(1084m)の山頂横を通過する。山頂までは数十mなので、踏み跡が無いか探すが見当たらない。北の峰からコルへ下って、1124m峰の傍を通過し、再び、コルへ下って行く。最後の登りに差し掛かると、小沢が現れる。小沢を通過すると登りになる。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
オオカメノキの実 | 十勝連峰 | 山頂が | 小沢 |
登りにくい所も出て来るが、何とかクリアすると主稜線に上がる。山頂の手前にあるコブを乗り越すと岩山の山頂が現れる。山頂に上がり、振り返ると愛棒が登って来ていた。早速、記念写真を写しす。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
山頂手前 | 山頂 | 振り返る | 山頂 |
山頂の三角点で、おにぎりを食べ、麦芽風味の炭酸飲料を飲みながら、富良野盆地の奥に連なる十勝連峰を眺める。 |
![]() |
![]() ![]() ![]() |
十勝連峰 |
芦別岳方向も何とか見える。 |
![]() |
![]() ![]() ![]() |
芦別岳 松籟山 布部岳 |
山頂で憩っていると、ザックにトンボが止まった。最後に芦別岳を眺めて下山を開始する。山頂直下にはエゾオヤマノリンドウ、ユキバヒゴダイが咲いていた。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
トンボ | 芦別岳 | エゾオヤマリンドウ | ユキバヒゴダイ |
下山途中、十勝岳の噴煙が見えて来る。北の峰の山頂への踏み跡を探しながら通過する。ダウンヒル第3ロマンスの山頂駅から、短絡路に下るか、迷ったが、道がどうなっているのか分からないので、元来た道を戻る。道端には、ミヤマオグルマが咲いていた。観天望気の分岐からは、観天望気の峰に登らずに下る。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
十勝岳の噴煙 | 北の峰 | 第3ロマンス | ミヤマオグルマ |
9月28日 <2003(H15)年 登り1:55 下り1:43> 北の山游詩:紅葉の浮遊 |
ロープウェーに7時30分に着くが、霧雨が雨に変わっていたので、即座に断念し、代わりの山探しに迷走するが適当な山が見当たらず、その内に天気が回復したので舞い戻った。 ロープウェーに着くと天気は上がっていた。一人1800円を払い、10時40分発のゴンドラに乗る。ゴンドラは流石に101人乗りだけあって立派で大きい。ゴンドラは従業員1人とわれわれ二人の乗客を乗せて出発する。途中の景色は紅葉真っ最中だ。紅葉の写真を写そうとするが、ゴンドラの窓に水滴が付いていて、思うようにならない。それでも、水滴の付いていないところを選んでシャッタを押してみた。 |
ロープウェーの山麓駅 | 山麓駅を | 山の紅葉 |
登っているときは富良野市街が見えていたが、山頂駅が近づくにつれ霧が濃くなり、最後は霧の中に入りゆっくりと止まる。出入り口近くの登山届に記入して、駅舎を出ると霧が濃く、隣のレストランも容易に確認できない。登山口も見えないが、上の方だろうと進んでみると、それらしきところがあり、2つの標識とその脇に熊鈴がぶら下がっていた。右は富良野西岳、左は観天望気の峰の標識だった。この標識の真中に真新しい登山道が伸びている。 |
富良野市街を | 山頂駅に着く | 熊鈴と登山口 | 紅葉 |
平らな尾根筋というから来てみたが、登山口から結構急なので、愛棒の膝に負担がかかるようだ。後で分かったことだが、ゲレンデからも行けたようだ。霧の中を登って行くと、鎖が固定された木段がでてきた。木段を上りきるとT字の分岐になり、その真中に道標が右は富良野西岳、左は観天望気の峰へを指していた。われわれは西岳を選び進むと、傾斜は前よりも緩くなりほっとする。気の性か明るくなり、天気が上がるのではとの期待を持たせた。依然として展望は無いが、付近の紅葉は見事でそれだけでも満足だった。 |
観天望気の分岐 | 尾根道 |
尾根道を辿って行くと霧の中から、突然、紅葉した山肌が見えて来る。リフトが見え出すと、登山道脇に潰れた小屋があり、折角の景観が台無しだ。この小屋跡から下りると、ゲレンデを登ってくる登山道と合流する。この分岐にはいくら探しても道標がないようだった。アップダウンを繰り返しながら、尾根道を辿る。尾根道も所々に紅葉のトンネルとなり、真っ赤や黄色の中を進む。 |
突然山肌が | ヨツバヒヨドリ | 小屋跡 | ゲレンデ分岐 |
時折、頂上も姿を見せてくれる。晴れていれば、頂上をずっと見ながら登って行けると思うと一寸悔しい。それでも、振り返ると東側が剃り落ちた北の峰が紅葉に包まれたり、雲に隠れたりしていた。 |
紅葉の登山道 | 北の峰を振り返る |
紅葉の中を辿って行くと、当たり前の話しながら、花の時期は過ぎてしまっていたが、愛棒が狂い咲きの小さなスミレを見つけた。 |
真っ赤な紅葉 | 狂い咲き | 紅葉の登山道 |
紅葉の尾根道を振り返ると登ってきた三角の形をした1124mのコブが良く見えていた。途中に狐鈴がぶら下っていた。 急に天気が悪くなり、雨が降り出したので、愛棒はカッパを着る。私は余り強く降っていなかったので、折りたたみの傘でしのいだ。すぐに雨が止み、また、紅葉が見え出した。1237mPを横に見ながら登って行く。 |
1124mPを振り返る | 登山道 | 狐鈴 | 1237mのコブ |
沢を2つ越えると、登りになり、岳鈴がぶら下っている。これから最後の登りになる。愛棒は来たことを仕切りに悔やむ。よっぽど膝が痛くなってきたらしい。 |
岳鈴 | 尾根へ | 山頂直下の紅葉 | 山頂を目指す |
最後の急登を登りきると尾根道になり、目前に岩山が顔を出す。愛棒はあんな岩は登れないので、ここにいると言う。よく見ると岩を登るのではなく、尾根を辿ると頂上に着くので、一緒に登った。 |
山頂が見え | 真紅の紅葉 | もう一息で山頂 | 山頂から振り返る |
頂上は三角点があるだけで、山頂標識はない。久しぶりなので、山頂の記念写真を写すが、セルフタイマのセットの仕方に手間取る。先客が女性2人いて挨拶を交わし、三角点の所に座り山頂での昼食を楽しむ。実は、今日の昼食は山頂のレストラン「ダウンヒル」(2015年には営業していないようだった)でホワイトカレーのはずだったので、おにぎりは無く、ノンアルコールビールとソーセージの質素なものだった。食事をしていると今まで晴れていたのに霧が広がってきた。晴れている間、頭の上で群れ飛んでいた小さな虫も何処かへ行ってしまった。もう回復はしないと思い、早々に引き上げる。 |
1237mのコブ | 山頂(大×) | 山頂の斜面 | 山頂を後に |
雨が降り出しそうなので、早く下りたいが、愛棒の膝の具合が悪いので、極力ゆっくり下る。雨が降っていたので、足場も悪く、滑り易く転ばないように気を使う。ゲレンデの分岐を過ぎると、一段と雨が強く振り出す。 |
綺麗な紅葉 | 紅葉のトンネル | ゲレンデ分岐 |
ゲレンデの分岐には目印のリフトがあった。ようやく、観天望気の峰の分岐が現れた。観天望気の峰には帰りに寄ろうと思っていたが、それどころではなかった。分岐から木段を下るときは慎重に下る。ゴンドラ山頂駅からは15時出発のアナウンスが聞こえてくるが、間に合わないので、ゆっくり下りる。 山頂駅に着き、昼食抜き状態だったので、レストランに入る。レストランの入り口で泥を落としてくれと言われたが、靴の洗い場もなく、玄関マットに擦り付ける。それでも汚かったので、スパッツを取り、玄関先に置くき、ようやくホワイトカレーにありつけた。雰囲気の良い山小屋風のレストランはわれわれと一組の親子連れだけだった。このレストランでワインを飲みたいと思った。 |
目印のリフト | 鎖場を下る | レストランへ直行 | ホワイトカレーを待つ |
帰りにパン屋があったので、登山靴を履き替え買いに行く。中は暖かく体が冷えていたのに改めて気が付く。帰りの車中でパンをほお張りながら帰る。 今日の回収ゴミはアルミ缶2個、チョコバーの袋1、飴の袋2だった。 |
=迷走= ロープウェーに7時30分に着くも、霧雨が雨に変わっていたので、即座に断念し、代わりの山探しに迷走する。 手始めにイルムケップ山の登山口を探しに赤平へ行く。赤平百戸東を右往左往すること5回、仕方が無く誰も居ない町で動いている人を見つけて、訪ねると東京から遊びにきていたらしく知らないという。子供はおじいちゃんに聞いたらと、呼びに行く。私もその後を追うと、脱穀していた。 古い夏山ガイドの写真を見てもらうと、懐かしそうに見て、右の家も棒杭ももうないとのこと。橋の手前から舗装道路を入って左側を行けば橋が2つあるからわかるとのことだった(今は分岐の反対側に「百戸簡易教育場跡」の棒杭がある)。 われわれも分岐まで行って来たのだが、標識が全く無いので、出直したところだった。 教えられた道を辿ると、なるほど橋が2つある。2つ目の大谷沢2号橋を越えてブレーキを踏む。蓬が道を塞いで、車が可愛そうなので、止めた。蓬の無いときに来ようと思う。 次にカムイリンクス(登れるか?)を目指し、芦別経由で行くことにした。芦別の手前で天気が上がったようなので、気が変わって、また、富良野西岳を目指す。 |
百戸簡易教育場跡 | 道標が無くなった(左へ) | 舗装が切れたら左へ | 大谷沢3号橋から |
二人の山行記録もくじへ 次富良野西岳四線川コースへ アソビホロケール山へ |
二人の山行記録(遊びの時間を含む) 2019(R1)年8月27日(火) 晴れ 往復距離6.707km 登り2:14 下り1:48 9:14山頂駅登山口→9:16登山口→9:30観天望気の峰分岐→9:55短絡路分岐(ダウンヒル第3ロマンス山頂駅)→10:02北の峰(1084m)横→10:10コル→10:25P1124m横→10:32コル→10:52小沢→11:28頂上12:01→12:35小沢→12:48コル→12:56P1124m横→13:05コル→13:14北の峰横→13:18短絡路分岐(ダウンヒル第3ロマンス山頂駅)→13:37観天望気の峰分岐→13:49登山口 2003(H15)年9月28日(日) 小雨、霧 登り1:55 下り1:43 10:57山頂駅登山口→11:09観天望気の峰分岐→11:30短絡路分岐(ダウンヒル第3ロマンス山頂駅)→12:12狐鈴→12:46岳鈴→12:48尾根→12:52頂上13:12→14:23短絡路分岐(ダウンヒル第3ロマンス山頂駅)→14:39観天望気の峰分岐→14:55登山口 |